Transcript 富士通 飯塚氏
パソコンを誰にでも、より使いやすく ~アクセシビリティへの取り組み~ 飯塚 潤一 富士通株式会社 21世紀のキーワード 情報化 高齢化、障害者の増加 – 65歳以上:2049万人,人口の16.2%(‘98.9) – 障害者数: 441万人(‘91.11) 高齢・障害があるパソコンユーザ 高齢・障害者分野 情報処理分野 アクセシビリティとは 画像情報 (ディスプレイ) 目 音響情報 (スピーカー) 耳 文字・図の 入力 (キーボード ・マウス) 手・指 Access + Ability = Accessibility パソコンを(高齢者や障害者にも)使いやすくすること 視覚障害 視力低下を補完、代替 拡大表示 高齢者 読み上げ 点字 弱視 全盲 〔読み上げ文例〕 『おしゃべりメイト』は、 ワープロなどで作成された 漢字かな混じり文を、合成 音声を使用して読み上げる ソフトウェアです。 肢体不自由 手の不自由さを補助(キーボード代替) 軽度 順次入力、KBカバー ソフトKB+代替マウス 重度 特殊KB(モールス等) タブレット、小型KB 肢体不自由 手の不自由さを補助(マウス代替) 軽度 テンキーによる代替 ジョイスティック or トラックボール 複数スイッチ&コントローラ 重度 特殊マウス タブレット 聴覚障害・知的障害 音響情報を(視覚情報に)代替 → ブザーが鳴ったときに画面(の一部)を点滅 → 音声情報は字幕としても表示 知的レベルに合わせた操作性 → ボタン類を少なくし、わかりやすく 高齢者 視力低下(小さい/低コントラストの文字が見にく い) 聴力低下(高い音が聞き取りにくい) 手や指の機敏さ低下(ダブルクリック等が苦手) 記憶力低下、新しい用語に対する抵抗感 軽度で全般的な身体障害(但し、個人差が大きい) アクセシビリティ機能が高齢者にも有効 これからのパソコン パソコン等の情報機器は日常生活に必須の道具。 高齢者・障害のあるユーザの増加。 「誰にでも使いやすい機器・機能」(=アクセシビリ ティ 機能)が求められる。 • OS • アプリケーション • ペリフェラル それぞれに要素に さまざまな配慮が必要