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日本ファジィ学会 第17回評価問題研究会
「バリアフリーへの実践的な試みと評価」
情報へのアクセシビリティを
向上させるためのデザインと評価
日本電気㈱
北風 晴司
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
1.高齢者・障害者の情報アクセス
高齢者・障害者
の増加
見る・聴く・触る
困難/不可能
情報化社会の
急速な進展
GAP
PC・モバイル
ATM・公衆端末
バリアフリーシステムの必要性
1.高齢者・障害者の情報アクセス
「手の動きが困難な人は、
パソコンを使えるの?」
1.高齢者・障害者の情報アクセス
「目の不自由な人は、
ATMを使えるの?」
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
2.バリアフリー製品開発のポイント( 1 )
身体機能の代行 → メディアの変換技術
視覚に障害のある方……
視覚情報(字・絵)→触覚情報(点字パソコン)
聴覚情報(音声合成装置)
聴覚に障害のある方……
聴覚情報(音声) →視覚情報(文字テロップ)
操作に障害のある方……
操作情報(K/B・マウス)→音声情報(音声認識)
簡易操作(スイッチ……)
2.バリアフリー製品開発のポイント(2)
「個人向け機器」と「公共向けシステム」
「個人向け機器」……利用者の障害に合わせた機器
→視覚障害者対応:点字パソコン、拡大読書機、
立体コピー
肢体不自由者対応:簡易キーボード、スイッチ
式マウス、音声入力装置
「公共向けシステム」……不特定の利用者の障害
に対応するシステム
→バリアフリー公衆端末?
→個人適応型システムへのアプローチ
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
3.個人利用のバリアフリー機器
個人の障害の内容・度合いに合わせた機器
3.個人利用のバリアフリー機器
視覚障害者対応機器の一例
3.個人利用のバリアフリー機器
肢体不自由者の利用状況
3.個人利用のバリアフリー機器
肢体不自由者対応機器の一例
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
4.公共利用のバリアフリーシステム
代表的な公共システム……「公衆端末」
銀行・郵便局・金融機関のATM、
図書館・資料館の書籍検索機、
切符・チケットの販売機、
公共施設の利用予約受付機
病院・診療所の再来受付機
役所・行政センターの証明書発行機
などなど
不特定の利用者に対応したシステムとは?
4.公共利用のバリアフリーシステム
「公衆端末」って……
視覚障害者:
・タッチパネルが
使えない!
・画面の表示が
わからない!
車椅子利用者:
・車椅子が入れる
スペースがない!
肢体不自由者:
・キーが小さくて
押せない!
・手が震えて
2度押しする!
聴覚障害者:
・発声情報が
聞こえない!
4.公共利用のバリアフリーシステム
バリアフリー公衆端末「Tamabee」
4.公共利用のバリアフリーシステム
「Tamabee」の入出力インタフェース(1)
スキャン入力:
ボタンを順次スキャン(音声あり/なし)
→ 画面にタッチして決定
4.公共利用のバリアフリーシステム
「Tamabee」の入出力インタフェース(2)
プルダウン入力:
プルダウンメニューを表示、音声で内容を
確認 → 画面からリリースで決定
4.公共利用のバリアフリーシステム
「Tamabee」の入出力インタフェース(3)
テロップ表示:
音声情報を文字でテロップ的に順次表示
し物情報は、地域の祭り・イベントを
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
5.個人適応システムの必要性
高齢者・障害者
→ 障害内容・度合いが個々に異なる
例えば……
視力(0~)、聴力(0~)、
震えの度合い、緊張の度合い…
利用者の障害特性に対応したシステムが必要
「障害内容の把握」と「適応インタフェース」
5.個人適応システムの必要性
例:ICカードを用いた利用者対応システム
(1)直接操作による利用
文字→……
ポイント数→……
障害データ
ICカード
(2)個別端末による利用
障害データ
データ
更新
遠隔通信
文字→……
ポイント数→……
操作・
情報獲得
ICカード
操作・
公衆情報端末
情報獲得
個別端末(肢体不自由者用)
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
6.福祉工学における評価手法
福祉分野の評価は……
「何が足りないのか?」の評価ではなく、
「何ができるか?」の評価を行う。
・アクティビティの増進度を評価
・チェックリストの利用
6.福祉工学における評価手法
「統計評価」でなく「チェックリスト評価」
「何ができるのか?」のチェックリスト化
↓
評価の精度UP:チェックリストの詳細化
↓
項目数の増加:処理の煩雑化
↓
コンピュータ化、必要な項目のみのチェック
6.福祉工学における評価手法
メーカーにおける「評価」って?
「学術的評価」と「メーカー的評価」
↓
「使い易い・高度なことができる」
対
「売れる・利益を得ることができる」
↓
両立できるのか?
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
発表の流れ:
1.高齢者・障害者の情報アクセス
2.バリアフリー製品開発のポイント
3.個人利用のバリアフリー機器
4.公共利用のバリアフリーシステム
5.個人適応システムの必要性
6.福祉工学における評価手法
7.バリアフリー化の課題
7.バリアフリー化の課題
・「福祉」のイメージがもたらす
商品化へのギャップ
「福祉」のイメージと「ビジネス」のイメージ
・世間では「ユニバーサルデザイン」とか
「共用品」とか言うけれど...
技術や制度はどれだけの対象を救えるのか?