学校組織マネジメント(ppt)

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学校組織マネジメント
~学校経営に参画するということ~
センターのロゴマーク
教科教育課の清水明指導主事が完成さ
せました。ITTCはIbaraki
Teacher Training Center の頭文字
を表します。茨城県の地図と文字IT
TC(CはITTを囲むように変形し
てあります)を組み合わせて,セン
ターから全県に情報発信をしていくこ
とを表現しています。
茨城県教育研修センター教職教育課
組織とは何か


社会的な存在である。
目的を持ち,目標によって駆動する。

人のコミュニケーションを通じた協働が前提
となる。

意図的に構成され,調整される活動システ
ムである。

外部の環境と結びついている。(オープンシ
ステム)
学校教育目標は,組織を方向付ける
ほど教職員に共有化されているか?
「たくましく心豊かな生徒の育成」(包括的目標)
=組織目標としては曖昧
・目標達成のための技術が一様には決まらない
・学級や教科に個別化され,個々の教師の解釈に委
ねられる
・多様な教育現実が生み出され,目標が達成されてい
るのか判断できない。
校務分掌は意図的な構成や調整が
なされているか?
一人二役,さらに担任→マトリックス組織
学校の全体経営が不在の状態
個々の教職員を分断,孤立化させてしまう
組織的ではなく個人が自立的に活動してしまう
慣行や申し合わせが全体の歩調を整えている
組織が変化しにくい
学校を取り巻く問題
教職員の高齢化と孤立化
不安とストレスの蔓延と「疲労する人々」
理解を深め納得するコミュニケーションの
希薄さ
疑いを生みにくい組織文化
モデルなき創造
自校の内外環境を的確に把握し,
自らの有り様を適応させる
教職員の孤立化
疲労感や多忙感
希薄なコミュニケーション
疑いを生みにくい
組織文化
モデルなき創造
コミュニケーション 学校組織文化の
スキルの充実
変革
学校が組織として機能するためには
コミュニケーション
スキルの充実
コミュニケーションの充実
協働的な関係の形成
それらを推進する手法や
スキルの獲得
学校組織文化の変革
明確な目的や目標の設定と
行動指針の確立
協働的な関係の形成
支援的な要素の発見と活用
それらを推進する手法やス
キルの獲得
状況の法則
人は本来,人の命令では動
かない。
人は命令の背後にある
状況の理解・納得で動く。
危機を回避し,問題を克服
危機感(なぜ)の共有 するための対策に向かう
ことができる
得体の知らない不安を
問題/問題状況(何を)抱えたまま各自が思い思い
の共有
に動き出すことを防げる
何を重点的になすべきか
対策(いかに)の共有 理解と納得をもって向かう
ことができる
環境適応
教育力
職能発達
資源開発
危機感(なぜ)
問題/問題状況(何を)
対策(いかに)
の共有
組織マネジメント
同僚性
組織運営
組織設計
学校組織マネジメントとは
学校の有している能力・資源を開発・活用し,
学校に関与する人たちのニーズに適応させながら,
学校教育目標を達成していく過程(活動)



学校全体の組織マネジメント
分掌,教科,学級等,チームのマネジメント
教職員としてのセルフマネジメント
学校組織マネジメントの目的・対象・方法・資源
目的
児童・生徒の成長・発達のため,学校内外の関与
者の期待とつながった学校教育目標の達成
対象
学校や学級に影響を与える要素・要因はすべて対
象となる
方法
P(計画)→D(実施)→C(評価)→A(更新)のサイク
ル
資源
人的資源,物的資源,資金的資源,情報的資源,
ネットワーク資源
組織経営面の
マネジメント
業務遂行面の
マネジメント
対人関係面の
マネジメント
自己成長面の
マネジメント
学校のベクトルを
合わせ
業務遂行面の
マネジメント
充実した教育活動を展開する
対人関係面の
マネジメント
自己成長面の
マネジメント
組織経営面の
マネジメント
日常の多忙を
克服し
充実した教育活動を展開する
対人関係面の
マネジメント
自己成長面の
マネジメント
組織経営面の
マネジメント
業務遂行面の
マネジメント
充実した教育活動を展開する
学校内外の人と
協働し
自己成長面の
マネジメント
組織経営面の
マネジメント
業務遂行面の
マネジメント
充実した教育活動を展開する
対人関係面の
マネジメント
自己の組織人
としての成長
をはかり
学校組織を組み立てる
多元性(それぞれの教職員の
立場)
プラス
分業
知識創造
多方向性(それぞれの教職員
の教育観)
マイナス
孤立化,多忙感
まとまらない
(組織,議論)
・迅速な意志決定
・過度の協調性,相互不干渉の展開
・多様なニーズに対応
・学習された無力感の深まり
・柔軟な組織構造との適合
・単年度主義の恒常化
・ミドルリーダーの職能発達
・葛藤の深刻化
協働性の発展
組織崩壊
学校組織マネジメントの発想に立つ
学校経営へ
①「学年」が組織としてのまとまりを備え,協
働のための目的や目標が学年教師に共有
されていること
②学年教師間のコミュニケーションが円滑に
展開され,協働的な活動のシステムが組み
上がっていること
③当該学年組織を取り巻く環境(他の学年や
保護者,地域)と相互作用していること
問題,問題解決の定義
問題とは,目標と現状の差
である。
 問題解決とは,問題と現状
の差を解消することであり,現
状を目標のレベルに引き上げ
ることである。

●あるべき姿
目標
●望ましい状態
●期待される結果
●守るべき基準
差
=
(ギャップ)
現状
問題
組織マネジメント
差の解消
問題解決
現状の引
き上げ
(目標への接近)
3種類の問題
① 発生型の問題(直面型の問題)
・ あらかじめ定められていた基準や規則からずれた
問題
・ 予定の目標や課題が達成されなかったという問題
② 探索型の問題(改善型の問題)
③ 設定型の問題(創造型の問題)
・ まったく新しい目標を設定するという開発型の問題
・ 将来のリスクを予防・回避しようとする問題
演習1「組織改善のための重点事項の明確化」
第1段階:問題の発見と共有化

職場のあるべき姿を明らかにすると同
時に,職場の状況を把握し,そのギャッ
プである「問題」を発見する。
第2段階:問題の明確化

原因の究明と障害を予測し,問題を明
確化する。また,解決の対象とすべき問
題(課題)や原因を選定する。
KJ法
第3段階:問題の解決策づくり

第2段階で選定した問題(課題)に対し
て解決のためのアイデア・ヒントを考え,
それらをもとに解決策を立案する。
ブレーンストーミング法
ブレーンライティング法
第4段階:解決策の計画・実施・評価

立案した解決策について,実施計画の
作成,実施,評価を行う。計画,実施,
評価を繰り返すことにより,「力強い職
場」を実現する
P
D
C
A
演習2「学校の内外環境の分析(SWOT分析)」
学校におけるSWOT分析
〔外部環境〕
(+)
〔内部環境〕
(+)
支援的に働く場合(場面)
強み
【O】
【S】
(-)
(-)
阻害的に働く場合(場面)
【T】
弱み
【W】
機会(Opportunity)
強み(Strength)
脅威(Threat)
弱み(Weakness)
※ +部分を掘り起こす
SWOT分析のプロセス
STEP1
 STEP2
 STEP3
 STEP4
 STEP5
 STEP6
 STEP7

機会の探索
機会に合致した強みの抽出
強みの積極的活用
弱みの強みへの転換
弱みの改善・強化
脅威に対する対応策の検討
成功要因の明確化
環境の把握と解釈
外部環境要因リスト(順不同)
保護者 同窓会 地域住民 地域の自治会
〔外部環境〕
(+)
〔内部環境〕
公民館
市町村 保育所 幼稚園
(+)中学校 高等学校 特別支援学校
小学校
支援的に働く場合(場面)
【O】
(-)
強み
専修学校 企業 ハローワーク 歴史・文化
自然・風土
【S】 地域の産業
(-)
阻害的に働く場合(場面)
【T】
スポーツ少年団 など
弱み
【W】
機会(Opportunity)
強み(Strength)
脅威(Threat)
弱み(Weakness)
※ +部分を掘り起こす
環境の把握と解釈
内部要因リスト(順不同)
〔外部環境〕
○内部環境要因リスト
(+)
〔内部環境〕
・人的資源,ネットワーク資源(ヒューマンウェア)
支援的に働く場合(場面)
児童・生徒,管理職(校長・教頭),中堅教員,
一般教員,評議員,PTA,児童会・生徒会など
(+)
強み
【S】
【O】
・物的資源・資金的資源(ハードウェア)
(-)
校舎,教室,グランド,プール,体育館,花壇,
廊下,ベランダ,教材教具,パソコン,学校予
阻害的に働く場合(場面)
算など
【T】
・情報的資源(ソフトウェア)
カリキュラム,時間割,行事,教育方法,会議
指定,研究指定,校務分掌,学校給食,校風・
機会(Opportunity)
伝統,など
脅威(Threat)
(-)
弱み
【W】
強み(Strength)
弱み(Weakness)
※ +部分を掘り起こす
自校の環境の分析と方策の検討
自校の目指す姿
自校における内外環境の要因配置
(支援的要因)
強み
(阻害的要因)
弱み
あなたの考えるこれからの重点課題は?
☆支援的要因と強みを活かす。
☆弱みを克服する。または,阻害的要因を解決する。
SWOT分析を活用した特色づくりと課題解決
学校の内部環境
顧客が価値を感じる特
色により,満足感は高ま
る
(+)
(+)
改革志
向
学校に支援的に
学校内部の強み
特色ある学校づくり
学校の外部環境
働く場合・場面
学校のビジョン
(-)
(-)
学校に阻害的に
学校の弱み
働く場合・場面
問 題 解 決 策
改善志向
CS:Customer Satisfaction
(顧客満足)
抱える問題点を解決することで,
顧客の不満はなくなる。しかし,
満足感の向上にはつながらない。
自校の特色づくりと問題解決の検討
【進め方】

STEP1
自校の外部環境の支援的要因と内部環境の強
みを生かして、自校ならではの特色ある活動や
取り組みを、ラベルに書き出してください。1枚
のラベルには、ひとつの事柄を書きます。
現在取り組んでいる活動に、今回のSWOT分
析により、みえてきた外部環境の支援的要因や
内部環境の強みを加えたものでも結構です。
自校の特色づくりと問題解決の検討
【進め方】

STEP2
次に、自校の外部環境の阻害的要因や内部環
境の弱みを克服する問題解決方策を考え、ラベ
ルに書き出してください。1枚のラベルには、ひ
とつの事柄を書きます。
問題解決方策を考える際、わが校の外部環境
の支援的要因と内部環境の強みを生かしたも
のも多くあると思われます。
自校の特色づくりと問題解決の検討
【進め方】

STEP3
「特色ある活動や取り組み」「問題解決方策」とも、
できない理由を考えないで、この場では、とりあ
えず、数を多く出すことに注力してください。
自校の特色づくりと問題解決の検討
【進め方】

STEP4
ラベルを書き終えたら、「学校活性化に向けた実
行策検討シート(1)」に貼り付けてください。効
果性が高いとは、自校のミッション実現に対する
貢献が大きいことを指しています。
自校の特色づくりと問題解決の検討
【進め方】

STEP5
その後、左上にあるラベルを中心に、学校に戻っ
てから、早速、手を打とうと思う方策を選び、その
次の「学校活性化に向けた実行策検討シート(2)」
で計画化してください。
The only safe ship
in the storm is
The only safe ship
in the storm is
the
Leadership
.
リーダーの6つの仕事
L LISTEN(人のいうことに謙虚に耳を傾ける)
E EXPLAIN(わかり易く分かるまで説明する)
A ASSIST(部下の仕事がうまくいくよう必要に
応じ手助けする)
D DISCUSS(前向きに話し合う)
E EVALUATE(仕事の結果を評価する)
R RESPOND(結果に対して責任をとる)
学校組織マネジメント
学校の有している能力・資源を開発・
活用し,学校に関係する人たちの
ニーズに適応させながら,学校教育
目標を達成していく過程(活動)