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ソフトウェア開発及びソフトウェア
プロジェクトマネジメント(V)
北京航空航天大学软件学院
马 平 博士 副教授
[email protected]
第5回 プロジェクトマネジメント概論
及び統合マネジメント
5.1
5.2
5.3
5.4
プロジェクト、プロジェクト・マネジメントとは
ITプロジェクトの特徴と必要スキル(skill)
日本のプロジェクト・マネジメント
PMBOK(Project Management Body of
Knowledge) の紹介
5.5 プロジェクトマネジメントの作業
第5回 プロジェクトマネジメント概論
及び統合マネジメント
5.6 統合マネジメントのプロセス
5.7 プロジェクト計画の策定と実行
5.8 統合変更管理
5.1
プロジェクト、プロジェクト・
マネジメントとは
一般的なプロジェクトの概念
国際的な基準によるプロジェクト
プロジェクトの特徴
プロジェクトの各フェーズ(phase)
プロジェクトの成功定義
プロジェクト失敗の原因
5.1 プロジェクトとは(Ⅰ)
1.一般的なプロジェクトの概念
「特定の業務を計画・執行するために、その仕事が完成
するまでの活動を行うために編成されるもので、完成す
るとプロジェクトは解散することになる」という動的なチー
ム活動のことを指している。
5.1 プロジェクトとは(Ⅱ)
2.国際的な基準によるプロジェクト
(1)PMI-PMBOKプロジェクトの定義

プロジェクトとは、独自の成果物または、サービスを創出
するための有期的活動である。独自性とは創出する成果
物やサービスがある部分で他と類似性(るいじせい)は
あっても基本的な点で唯一無二(ゆいいつむに)であるこ
と、有期性とは明確な開始点と終了点があること。
5.1 プロジェクトとは(Ⅲ)
2.国際的な基準によるプロジェクト
(2)SEI_CMMI ( Software Engineering Institute Capability

Mature Model Integration)によるプロジェクトの定義
CMMIのモデルにおいて、「プロジェクトとは」、相互に関連し
合う管理された一連の資源であって、一つ以上の成果物を顧
客または最終利用者に納入するものである。この一連の資
源には、明確な開始と終了があり、典型的には計画に従って
運用される。そのような計画は、頻繁に文書化され、そして納
入または実装される成果もの、使用される資源と資金、実施
される作業及び作業を実施するスケジュールが明記される。
一つのプロジェクトが、複数のプロジェクトから構成される場
合もある。
5.1 プロジェクトとは(Ⅳ)
3.プロジェクトの特徴

プロジェクトには目的がある

プロジェクトには始まりと終わりがある

プロジェクトには不確実さがある

プロジェクトには計画がある

プロジェクトには制約がある

プロジェクトにはプロジェクトマネジメントが必要である
5.1 プロジェクトとは(Ⅳ)
4.ソフトウェア開発プロジェクトのフェーズ
①
②
③
④
⑤
受注提案フェーズ
企画フェーズ
システム設計フェーズ
ソフトウェア開発フェーズ
システムテスト・導入フェーズ
5.1 プロジェクトとは(Ⅴ)
5.プロジェクトの成功定義
主なプロジェクトの成功の判断基準と定義
プロジェクトを見積りのスケジュール内で終了する
顧客から要求されている機能や品質を完全に満たしている
企業(プロジェクト)が利益をあげること
単に品質が優れているだけでなくプロジェクトが生み出すサービス、製品で顧客満足
が達成される
プロジェクト・メンバー、顧客などステーク・ホルダー(プロジェクトの利害関係者)に満
足感がある
5.1 プロジェクトとは(Ⅵ)
6.プロジェクト失敗の原因
①
②
③
④
顧客ニーズの把握が十分でない
仕様が不明確のまま提案・見積りを実施
営業・開発の役割分担が不明確
プロジェクト実施計画がないため、
プロジェクト遂行方針ないし枠組みが不明確
⑤ コミュニケーション不足(特に、営業と開発、メンバー間)
⑥ プロジェクト実行管理の不備(管理能力・経験不足)
⑦ 開発に必要な体制となっていない
5.1 プロジェクトマネジメントとは
プロジェクトマネジメントとは
プロジェクトとプロジェクトマネジメントとの関係
プロジェクトマネジメントの作業内容
5.1 プロジェクトマネジメントとは(Ⅰ)

PMBOKの定義
プロジェクトマネジメントとは「プロジェクトの事業主体や他の
ステークホルダー(当事者としてプロジェクトに関わっている
か、またはその利害がプロジェクトによって影響される、個人
や組織)の当該プロジェクトに対する要求事項を満足させる
ために、知識、スキル、ツールおよび技法をプロジェクト活動
に適用すること」である。
5.1 プロジェクトマネジメントとは(Ⅱ)

プロジェクトマネジメントの真髄
次のような相克する要求事項間の最適バランスを取ることにある。
① スコープ(開発範囲)、タイム、コスト、並びに品質
② 異なるニーズと期待を持つステークホルダー
③ 特定された要求事項
5.1 プロジェクトマネジメントとは(Ⅲ)

モダン(modern)・プロジェクト・マネジメント基本用語
用語名称
役
割
プロジェクト・マ
ネージャ(PM)
プロジェクトをマネジメントし、プロジェクトの最終責任を持った人。一般
的には、プロジェクトの予算¥開発計画、プロジェクト・メンバーの調達
など、承認の権限を持つ。大きな仕様変更や組織外の調整などの責任
を持つ。
プロジェクト・リー
ダー(PL)
プロジェクトを実際に推進する。プロジェクト計画の作成、進捗管理など
を実施する
ステーク・ホル
ダー
プロジェクトに関わる利害関係者。(顧客、PM、開発者)
エンジニアリン
グ・プロセス
目的の成果物(製品)を作るための手順を規定するものであり、成果物
を作成するために必要なプロセスを技術的に見地より作成したプロセス。
タスク
プロジェクトの一部として遂行される単位作業。
プロダクト
プロジェクトが開発する製品や導入するシステム
アクティビティ
プロジェクトの一部として遂行される単位作業。
プロジェクトとプロジェクトマネジメントとの関係

プロジェクト・マネジメントは、最小限の経営
資源でプロジェクトを行うためのマネジメント
なのである。
プロジェクトマネジメントの作業
プロジェクト・マネジメントのステップ
新しいプロジェクトの立案
プロジェクトの開発範囲とリスクの評価
プロジェクト計画の作成
プロジェクトの実行、監視及び管理
プロジェクトの終了
プロジェクトにおける2つのプロセス
(1) 製品に関するプロセス(開発マネジメントプロセス)
プロジェクトの成果物を特定し、生成することに主眼を置く。通常は開発
ライフサイクルと成果物によって定義される。ITプロジェクトとして強調す
べきプロセスと言える。
(2) プロジェクトマネジメントのプロセス
プロジェクトの業務を説明し、体系化することを主眼に置く。<人・物・
金・技術・情報・・・>
PMBOKの9つの知識エリアがこれに相当する。
この2つのプロセスはプロジェクト遂行期間を通じて重なり合
い、相互に影響を及ぼす。
5.2 ITプロジェクトの特徴と必要スキル
(1) 従来SI(システム開発)プロジェクト
(2) e ビジネス
(3) ERP(Enterprise Resource Planning)導入
プロジェクト
5.2 ITプロジェクトの特徴と必要スキル(Ⅰ)
(1) 従来SIプロジェクト
特徴は次のとおりである。
① 初期における正確な見積りが困難(曖昧さ)
② 複雑なシステム開発(計り知れない論理量、柔軟性、目に見えない)
③ 規模の巨大化に伴い、日程/費用管理が困難
これに対応するためプロジェクトマネージャとして、以下のことが必要となる。
①
②
③
④
円滑な顧客・ベンダー間協業の推進能力
開発規模の見極め能力
スケジューリング能力
品質・納期・対価の優先コントロールと利害関係者の調整能力
5.2 ITプロジェクトの特徴と必要スキル(Ⅱ)
(2) e ビジネス
特徴は次のとおりである。
① システム開発が短期間 (4ヶ月から5ヶ月)
② 提案と仕様まとめに顧客とのコミュニケーションが必須
③ 変更多発
これに対応するためプロジェクトマネージャとして、以下のことが必要となる。
① 納期をベースにすべてを管理してゆくとといった固有の管理ノウハ
ウ。
② ユーザ中心によるサービス要件の定義,ビジネスプロセス決定,開
発業務の洗い出しと見積りへの対応
5.2 ITプロジェクトの特徴と必要スキル(Ⅲ)
(3) ERP(Enterprise Resource Planning)導入
プロジェクト
特徴は次のとおりである。
① 業務プロセス設計,ERP適用計画のウエイト(weight)が高い(コンサル
(consult/経営)機能)
② 複数の構成・関係メンバーによる推進体制
③ 従来型システムとは設計思想が逆転(システム開発手順が大きく異なる)
これに対応するためプロジェクトマネージャとして、以下のことが必要となる。
① 上流工程での業務分析と計画策定の能力
② 複数メンバーのマネジメントのためのコミュニケーション能力
③ プロトタイプ(Prototype: 試作モデル)のシステム組立及び検証能力
5.3 日本のプロジェクト・マネジメント



日本の企業文化や商習慣に影響される
KKD(経験、勘(かん) 、度胸(どきょう) )
国際的な動向に影響される
5.4 PMBOK知識体系の紹介
PMBOKの9つの知識エリア
PMBOKの5つのプロセス群
PMBOK知識エリアとプロジェクトマネジメント・プロセ
ス
PMBOKプロセス群と知識エリアのマップ
5.4 PMBOK知識体系の紹介

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)は、
プロジェクトマネジメントの遂行に必要な基本的な知識
を汎用的な形で体系立てて整理したものである。

PMBOKでは、プロジェクトを遂行する際に、スコープ
(プロジェクトの目的と範囲)、時間、コスト、品質、人的
資源、コミュニケーション、 ...
5.4.1 PMBOK知識エリアの概要(Ⅰ)
(1) プロジェクト統合マネジメント
プロジェクトの多種多様な要素を整合が取れた形で実行するのに必
要なプロセス群
(2) プロジェクト・スコープ・マネジメント
プロジェクトが成功に完了するのに必要とする。すべての作業・物理
的要素を過不足なく包含するように管理していくのに必要なプロセス群
(3) プロジェクト・タイム・マネジメント
プロジェクトが所定の期日までに完成するように計画・管理するプロセス郡
(4) プロジェクト・コスト・マネジメント
プロジェクトが所定の予算内に完成するように計画・管理するプロセス郡
(5) プロジェクト・品質・マネジメント
プロジェクトが生成された基本的ニーズを確実に充足(じゅうそく)する
ためのプロセス群。
5.4.1 PMBOK知識エリアの概要(Ⅱ)
(6) プロジェクト・人的資源・マネジメント
プロジェクトに参加する人材(ヒューマンリソース)が最も有効に活用さ
れるような組織を作り、これを維持するプロセス群。
(7) プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
プロジェクトの諸情報をタイムリーな生成(せいせい)、収集、配布、保
管そして廃棄に必要なプロセス群。
(8) プロジェクト・リスク・マネジメント
プロジェクトに内在するリスクを特定し、定量化し、その対応策を策定
するプロセス群。
(9) プロジェクト・調達・マネジメント
プロジェクトの遂行主体の外部から製品または役務(えきむ)を調達す
るためのプロセス群。
5.4.2 PMBOKの5つのプロセス群(Ⅰ)
(1) 立ち上げのプロセス群
プロジェクト開始に当たっては、プロジェクトあるいはフェーズ着手の
必要性を認識して、プロジェクトをコミットする。
(2) 計画のプロセス群
ビジネス上の要求を完遂するために、作業可能な計画を立案(プロ
ジェクト計画書)し、それを維持する。
(3) 実行ののプロセス群
計画で定義した作業を、プロジェクト組織内に割り当て実行する
(4) コントロールののプロセス群
プロジェクトの目的(定量化された目標値)の達成を保証するために、
プロジェクト進捗を監視・測定し、必要に応じて改善策を実施する。
(5) 終結ののプロセス群
プロジェクトやフェーズの検収を完了し、プロジェクトを終結にたどり
着かせる。
5.4.2 PMBOKの5つのプロセス群(Ⅱ)

5つのプロセス群の連鎖は下図のようにプロジェクトの各フェーズに現れる。
5.4.3 PMBOK知識エリアとプロジェクトマネジメント・プロセス
5.4.4 PMBOKプロセス群と知識エリアのマップ
プロセス群
立ち上げ
計画
実行
コントロール
プロジェクト計画の策定
プロジェクト
計画の実行
統合変更管理
終結
知識エリア
統合マネジメント
スコープ・マネジメント
立ち上げ
スコープ計画
スコープ定義
スコープ検証
スコープ変更管理
タイム・マネジメント
アクティビティ定義
アクティビティ順序設定
アクティビティ所要期間見積り
スケジュール
スケジュール・コン
トロール
コスト・マネジメント
資源計画
コスト見積り
コストの予算化
コスト・コントロー
ル
品質マネジメント
品質計画
品質保証
人的資源マネジメント
組織計画
要員調達
チーム育成
コミュニケーション・マ
ネジメント
コミュニケーション計画
情報配布
リスク・マネジメント
リスク・マネジメント
リスク識別
定性的リスク分析
定量的リスク分析
リスク対応計画
調達マネジメント
調達計画
引合計画
品質管理
実績報告
完了手続き
リスクの監視・コン
トロール
引合
発注先選定
契約管理
契約完了
5.5 プロジェクトマネジメントの作業
プロジェクト・マネジメントのステップ
新しいプロジェクトの立案
プロジェクトの開発範囲とリスクの評価
プロジェクト計画の作成
プロジェクトの実行、監視及び管理
プロジェクトの終了
5.5.1 新しいプロジェクトの立案
システム開発構想及び企画の立案
プロジェクトのゴール、評価方法の明確化
リスクの洗い出し
企業戦略と整合性
プロジェクト企画のレビュー
5.5.1 プロジェクト立案の主な作業
プロジェクト立案の主な作業
新しいプロジェクトの立案
リスクの洗い出し
システム開発構想
及び
企画の立案
プロジェクトの
ゴール、評価の
明確化
プロジェクトの企画書
プロジェクト企画
のレビュー
企業戦略の整合
(初期)リスク管理表
承認されたプロジェクト企画書
5.5.2 プロジェクト計画の策定
プロジェクト計画の策定
プロジェクト組織の決定
要員配置の決定
システム開発範囲の明確化
成果物の計画とボリュームの見積り
外注先の検討と決定
開発環境などのツールの検討
プロジェクト計画書の作成
プロジェクト計画書のレビュー
5.5.2 プロジェクト計画策定の主な作業
プロジェクト計画の策定
プロジェクト
組織の決定
要員配置
の決定
システム開発
範囲の明確化
スケジュール
計画
成果物の計画
とボリューム
の見積り
予算の計画
外注先の
検討と決定
プロジェクト構成表
プロジェクトの
スケジュール
リスク管理表の
更新と優先度の
付与対策の検討
プロジェクト計画書
品質保証
計画
外注管理
計画書
構成管理
計画書
開発環境
などのツール
の検討
プロジェクト
計画書の作成
プロジェクト
計画書
のレビュー
承認されたプロジェクト計画書
更新された
リスク管理表
5.5.3 プロジェクトの監視及び管理
プロジェクトのステータス(status)の監視
作業進捗に応じた作業のスケジューリングと作業者の割
り当て
外注先の作業進捗監視と制御
プロジェクト計画書の更新
5.5.3 プロジェクトの実施、監視及び管理の主な作業
プロジェクトの
監視及び管理
プロジェクト
のステータス
の監視
作業進捗に応じ
た作業の再スケ
ジューリングと
担当者の割り当て
更新されたプロジェクト構成表
プロジェクトの
スケジュール
外注先の
作業進捗
監視と制御
リスク管理表の
更新と優先度の
付与対策の検討
プロジェクト
計画書の更新
更新されたプロジェクト計画書
品質保証
計画
外注管理
計画書
構成管理
計画書
更新された
リスク管理表
5.5.4 プロジェクトの終了
プロジェクト検収レビュー
プロジェクトの完了の評価
5.5.4 プロジェクト終了の主な作業
プロジェクトの終了
プロジェクト
検収レビュー
成果物の納入
最終成果物
プロジェクト
完了の評価
プロジェクト完了報告書
5.6 統合マネジメントのプロセス

統合マネジメントは次の図に示す3つのプロセスがある。
統合マネジメント
プロジェクト計画の策定
計画のプロセス
プロジェクト計画の実行
実行のプロセス
統合変更管理
コントロールのプロセス
5.7 プロジェクト計画の策定(Ⅰ)
プロジェクト計画の策定は、次のことを指す
① 他の知識エリアの計画からのアウトプット
② プロジェクト遂行とプロジェクト・コントロールの指針
③ 首尾一貫したプロジェクト計画書の作成
5.7 プロジェクト計画の策定(Ⅱ)

プロジェクト計画の策定
インプット
1. 他の計画からの
アウトプット
2. 過去の情報
3.組織の方針
4.制約条件
5.前提条件
ツールと技法
1. プロジェクト計画法
2. ステークホルダーの
スキルと知識
3.プロジェクト・マネジメント
情報システム(PMIS)
4.アーンド・バリュー・
マネジメント(EVM)
アウトプット
1.プロジェクト計画書
2. 詳細資料
5.7 プロジェクト計画の実施
プロジェクト計画の実施は、プロジェクト計画を実施すること。
インプット
1. プロジェクト計画書
2. 詳細資料
3.組織の方針
4.予防処置
5.是正(ぜせい)処置
ツールと技法
1.一般的なマネジメント・スキル
2.成果物に対する
スキルと知識
3.作業認可システム
4.状況レビュー会議
5.プロジェクト・マネジメント
情報システム(PMIS)
6.組織の手続き
アウトプット
1.作業結果
2. 変更要求
5.7.1 プロジェクト実施計画書作成プロセス

プロジェクト実施計画書作成プロセス
(3)
プロジェクト管理
プロセスの定義
(1)
プロジェクト計画
作成作業の準備
(2)
プロジェクト
の定義
(8)
リスク識別と
不測時対応計画
(5)
WBSと見積り
作成
(4)
役割と責任の
定義
(6)
スケジュールと
リソース計画
(10)
計画のレビュー
と承認
(7)
収支計画
(9)
プロジェクト計画
の完成
5.7.2 プロ実施計画書の記述内容

通常、プロジェクト実施計画書には以下の内容を記述する。
(1)プロジェクト概要
(2)プロジェクト定義
(3)プロジェクト体制
(4)作業項目及び見積り
(5)資源
(6)工程スケジュール
(7)レビュー及び承認
(8)リスクと対応策
5.8 統合変更管理
変更要求に対する効率的かつ効果的な統制を行うことである。アウトプットは、
「プロジェクト計画書更新版」「是正処置」「教訓」である。
インプット
1. プロジェクト計画書
2. 詳細資料
3.組織の方針
4.予防処置
5.是正(ぜせい)処置
ツールと技法
1.一般的なマネジメント・スキル
2.成果物に対する
スキルと知識
3.作業認可システム
4.状況レビュー会議
5.プロジェクト・マネジメント
情報システム(PMIS)
6.組織の手続き
アウトプット
1.作業結果
2. 変更要求
レビュー
ITプロジェクト・マネジメント概論

プロジェクトの特徴

プロジェクトの成功定義

プロジェクト・マネジメントとは

プロジェクトにおける2つのプロセス

日本のプロジェクト・マネジメント

PMBOKのプロセス群と知識エリア

プロジェクトマネジメントの作業

統合管理(PMBOKにより)
PMBOKプロセス群と知識エリアのマップ
プロセス群
立ち上げ
計画
実行
コントロール
プロジェクト計画の策定
プロジェクト
計画の実行
統合変更管理
終結
知識エリア
統合マネジメント
スコープ・マネジメント
立ち上げ
スコープ計画
スコープ定義
スコープ検証
スコープ変更管理
タイム・マネジメント
アクティビティ定義
アクティビティ順序設定
アクティビティ所要期間見積り
スケジュール
スケジュール・コン
トロール
コスト・マネジメント
資源計画
コスト見積り
コストの予算化
コスト・コントロー
ル
品質マネジメント
品質計画
品質保証
人的資源マネジメント
組織計画
要員調達
チーム育成
コミュニケーション・マ
ネジメント
コミュニケーション計画
情報配布
リスク・マネジメント
リスク・マネジメント
リスク識別
定性的リスク分析
定量的リスク分析
リスク対応計画
調達マネジメント
調達計画
引合計画
品質管理
実績報告
完了手続き
リスクの監視・コン
トロール
引合
発注先選定
契約管理
契約完了
計画のプロセスの相互関係