Transcript 译文1
日汉翻译教程第7章 第三节 缩扩句与后推法 例1:たとえば、生物の方で有名な「ウォー レス」線というのがある。…もちろん、この 「線」は人間の目で見ることはできない。でも 国境のラインほど観念的なものではなく、人間 以外の生物たちは、その「線」の実在を全身で 感知しているのだ。・・・・・・ 島の間を行き来している人間には、そこにそ んな大事なラインが存在して、それをめぐって 壮大にして繊細な生き物たちの歴史が繰り広げ られてきたことなど、少しもわからない。 A 人間には…ことなど(が)…わからない B 人間には…生き物たちの歴史が繰り広げ られてきたことなど…わからない。 C 人間にはそこにそんな大事なラインが存 在して…生き物たちの歴史が繰り広げられ てきたことなど…わからない。 D 島の間を行き来している人間にはそこに そんな大事なラインが存在して、それをめ ぐって壮大にして繊細な生き物たちの歴史 が繰り広げられてきたことなど少しもわか らない。 译文:比如说,生物学上有一条闻名遐 迩的线叫“华莱士线”。(中略)当然, 人的肉眼是看不见那条线的。不过,它不 像国境线那样纯属一个概念,人类以外的 生物都能切身感受到这条线的客观存 在。・・・・・・ 来往与两个岛屿之间的人类,对于那里 有那么一条重要的线,并且,围绕着那条 线,曾经有过雄壮而细微的历史则不得而 知。 例2:鳥(バード)自身、自分のなかにいまも 残る隠微ながら根強いアルコール指向を警戒し ていた。ウイスキーの地獄の四週間以来、かれ はなぜ、自分が七百時間も酔いつづけたのかく りかえし考えてきたが、確かたる理由にたどり つけたことはなかった。自分がなぜウイスキー の深淵にもぐりこんだのかわからない以上、再 び、不意にそこへ立ち戻ってしまう危険は、つ ねにのこされているわけだ。鳥(バード)が、あ の四週間の真の意味を理解していない①あいだ は、新しい惨めな四週間から身をまもる②防御 手段もまた、かれの③ものになっていない。 译文1:鸟自己也很警惕隐约残存在内 心并且颇为根深蒂固的酒精诱惑。自从那 整整四周的威士忌地狱以后,他回头追问 过,为什么自己会连续沉醉700个小时?但 最终也没有探究出确实可信的理由。正因 为自己没有弄明白当时身陷威士忌深渊的 原因,所以,不意间重返旧地的危险便时 时存在。鸟在未能理解那周围真实意义的 时候,从凄惨的周围里获得的防御性护身 手段,就不能真正成为自己的本领。 译文2:鸟自己也很警惕至今仍残存 在内心的那份对酒精隐约而又顽固的向往。 自从那整整四周的威士忌地狱以后,他反 复思考为什么自己会连续沉醉700个小时。 但最终也没有找出实实在在的理由。正因 为自己没有弄明白当时身陷威士忌深渊的 原因,那无意间重蹈覆辙的危险便时时存 在。只要鸟还没有理解那4个星期的真正含 义,就不能说他已拥有防止自身重陷新一 轮悲惨4周的防御手段。 例3:突然に鳥(バード)は孤立無援だった。 かれは夢の残り糟を嘗めにニジェールの高原へ 後戻りしたいと感じた、たとえその夢が恐怖の 棘のびっしり植わった悪しきウニのような夢に しても。①それから鳥は退行現象におちいろう とする自分自身に抵抗すると、鉄の心をもった 他人がしゃべっているようにも客観的な声で、 「母親は無事でしょうか?」といった、②か れはそのような声がそのような台詞をいう光景 に千回も立ちあったことがあるような気がした。 「無事です。③至急、きてください」 底线②的缩扩句 A かれは………………気がした。 B かれは………………光景に千 回も立ちあったことがあるような 気がした。 Cかれはそのような声がそのよう な台詞をいう光景に千回も立ち あったことがあるような気がした。 译文1:鸟突然孤立无援。他感到自己 想要退回尼日尔高原,品尝刚才梦境的余 味,尽管那梦就像栽在恐怖的荆棘里浑身 棘皮的海胆一样。随后,鸟努力抵抗着自 己总是沉湎于往事的行为,用意志坚定的 语气,像谈论别人的事情一样问:“孩子 的妈妈没事吧?”他感到,这样的声音, 可能曾千百次和这种背台词式的情景相遇。 “孩子妈妈还好。事情紧急,务请快 来!” 译文2:鸟突然感到孤立无援。他觉得 自己想退回到尼日尔的高原上去舔一舔已 残存无几的旧梦,即便那梦就像可恶的海 胆,浑身长满了令人恐怖的刺。并且,鸟 为了阻止自己退回到往昔之中,说话口气 平静得就像一个铁石心肠的人一样。 “孩子的妈妈没有事吧?” 不过,连他自己也觉得用这种声音念 这类道白的场面他似乎已经历过千百次了。 “孩子妈妈还好。请赶紧过来!” 例4:だからといって、わたしたちがなにも みな芸術家になったほうがいいというのではあ りません。けれども、ある場合にはわたしたち も芸術家の目を持ってものを見ることがあって もよいと思うのです。あってもよいというより、 同じ目を持ちながら、見れば何でもよく見える 目を持ちながら、必要なものと不必要なものと をあっさり見分けて、見てもしかたないもの、 見たところで一文にもならないものは見ずにす ますことがあたかも賢明であるように思いこん でしまうことは、実は非常におろかなことなの ではないかと思います。 译文1:但是,我并不是说成为艺术家 就好了。有时候我们也可以用艺术家的眼 睛去观察事物。但是,如果深信比起用艺 术家的眼光观察事物,不如用与大家一样 的眼光、用能看清楚任何事情的眼光去分 清有必要和没必要的东西,以及用不着去 看没有用的东西、一文不值的东西来得聪 明,那么我认为这是非常愚蠢的。 A 「(わたしは)+思いこんでしまうことは+お ろかなことなのではないかと思います」————全句 主干。 B 見ずにすますことがあたかも賢明であるように 思いこんでしまうことは、実は非常におろかなこ となのではないかと思います————到「ように」为 止的部分为「思いこんでしまう」的具体内容。 C 見てもしかたないもの、見たところで一文にも ならないものは見ずにすますことがあたかも賢明 であるように思いこんでしまうことは、実は非常 におろかなことなのではないかと思います————划 线部分为「見ず」的宾语。 D 必要なものと不必要なものとをあっさり見分けて、見て もしかたないもの、見たところで一文にもならないものは 見ずにすますことがあたかも賢明であるように思いこんで しまうことは、実は非常におろかなことなのではないかと 思います————划线部分为动宾结构,「見分けて」和后面的 「見ずにすます」是递进关系。 E 同じ目を持ちながら、見れば何でもよく見える目を持ち ながら、必要なものと不必要なものとをあっさり見分けて、 見てもしかたないもの、見たところで一文にもならないも のは見ずにすますことがあたかも賢明であるように思いこ んでしまうことは、実は非常におろかなことなのではない かと思います——表示转折关系的从句,注意两个「ながら」 地位平等,只是进一步加强了逆接的语气。 F あってもよいというより、同じ目を 持ちながら、見れば何でもよく見える 目を持ちながら、必要なものと不必要 なものとをあっさり見分けて、見ても しかたないもの、見たところで一文に もならないものは見ずにすますことが あたかも賢明であるように思いこんで しまうことは、実は非常におろかなこ となのではないかと思います————全句 的状语。 译文2:当然这并不是说大家都要成为 艺术家才好。但是,有时我们也不妨用艺 术家的眼光去看待事物。更准确地说,人 拥有相同的眼睛,拥有可以看清楚万物的 眼睛,但是如果要一刀切地分出需要看的 和不需要看的,觉得不去理会那些看了无 用、一文不值的东西才聪明的话,实在是 愚蠢至极。 二、后推法与原文句法把握 例1:初枝のさけるような、恐ろしい 叫び声が、次の部屋からひびいてきた。土 間の方へ下りていた静二には、妻が恐ろし さにびっくりして、天井へ届くほど飛びあ がったように思われた。 A 思われた——谓语,需要考虑它的形态,即去思考它是被 动态还是自发态或敬语。 B 妻が恐ろしさにびっくりして、天井へ届くほど飛びあ がったように——需要判断这一部分是「思われた」的具体 内容(逻辑宾语)还是思考方式(状语) C 上一部分内容的主干分析——从句主语为「妻」,谓语有 两个,一个是「びっくりして」,另一个是「飛びあがっ た」。由此可以判断「妻」不是「思われた」的主语。 D 土間の方へ下りていた静二には——语法上「静二には」 与文末的「思われた」相呼应,并是全句的主语。由此可以 判断「妻が恐ろしさにびっくりして、天井へ届くほど飛び あがったように」部分是「思われた」的具体内容。 E 再往前推,第一句的谓语是「ひびいてきた」,「次の部 屋から」为状语,主语是「叫び声」,但是,它有两个定语, 即「恐ろしい」和「(初枝の)さけるような」。 F 另,由第二句的「土間」推到第一句的「次の部屋」,可 以判断出静二和初枝不在同一个房间。 译文1:隔壁房里响起了初枝撕裂的惨叫声。 已经来到房门口的静二看到妻子吓得猛地跳了起 来,她跳得是那么得高,险些碰到了天花板。 译文2:从隔壁房里传来了妻子初枝撕裂般的 惨叫声。已经来到房门口的静二仿佛看到她吓得 猛地跳了起来,跳得那么高,险些碰到天花板。 译文3:来到房门口的静二听到从隔壁传来初 枝的惨叫。那叫声,在他听来撕心裂肺,简直如 同妻子被吓得一蹿而起,撞上天花板一样。 例2:人にはそれぞれの性格があるは ずだ。孔乙己は、秀才の試験に失敗した あと、しだいに追いつめられていくこと に表されているように、世の中をスラス ラとうまく通り抜けていける人間ではな い。人をだましてでも金もうけしたり、 出世したりできるような人間ではない。 译文1:人,应该有各种各样的性格。 孔乙己不是那种考秀才失败之后走投无路 而能够适应社会潮流的人,也不是靠骗人 赚钱和出人头地的人。 译文2:人各有性格。孔乙己秀才考试 落第后走投无路,这足以说明他无法轻轻 松松游走于社会之上。他既不是靠骗人能 够发家致富之徒,也不是靠骗人可以博取 功名之人。 例3:①それまで奇妙なことに思われようが、 私は金閣と空襲とを結び付けて考えてみたこと がなかった。サイバンが陥いてこのかた、本土 空襲は免れないものとされ、京都市の一部にも 強制疎開が急がれていたが、それでも金閣とい うこの半ば永遠の存在と、空襲の災禍とは、私 の中でそれぞれ無縁のものでしかなかった。② 金剛不壊の金閣と、あの科学的な火とは、お互 いにその異質なことをよく知っていて、会えば するりと身をかわすような気がしていた。…… しかし、やがて金閣は、空襲の火に焼き亡ぼさ れるかもしれぬ。このまま行けば、金閣が灰に なることは確実なのだ。 译文1:过去我常常产生一种奇妙的想 法,却从不曾把金阁和空袭联系起来。塞 班岛沦陷以后,本土遭受空袭在所难免。 京都市部分地区迅速强制疏散,尽管如此, 金阁这个半永恒的存在和空袭的灾难,在 我心中只能是彼此无缘的东西。我深知金 刚不坏的金阁,与那科学上的火相互间是 截然不同性质的东西,它们一相遇,仿佛 就会迅速相互躲闪似的……可是,过不多 久,金阁也许会毁于空袭的战火。照这样 下去,金阁化为灰烬是确实无疑的。 译文2:迄今为止,人们可能觉得不可 思议吧,我竟然从来没有想过金阁和空袭 有什么关系。塞班岛失守以后,本土遭受 空袭在所难免。京都市部分地区迅速强制 疏散,尽管如此,金阁这个半永恒的建筑 和空袭的灾难,在我心中只能是彼此无缘 的东西。我一直觉得拥有金刚不坏之身的 金阁,与那科学上的火彼此知道它们是截 然不同性质的东西,只要一相遇,就会立 刻擦肩而过……可是,过不了多久,金阁 也许就会毁于空袭的战火。照这样下去, 金阁化为灰烬是确实无疑的。 例4:①俺は不幸のおかげで人間の心理を洞 察することに長けていたから、簡単に、彼女の 愛の動機を同情にもとめて、それでつむじを曲 げたりしたわけではない。同情だけで女が俺を 愛したりする筈もないことは、百も承知だった からだ。俺の推量したところでは、彼女の愛の 原因は並外れた自尊心だった。②十分美しく、 女としての値打ちを十分知っていたから、彼女 は自信のある求愛者を受け入れるわけにゆかな かった。自分の自尊心と求愛者のうぬぼれとを 秤にかけるわけにゆかなかった。いわゆる良縁 ほど彼女に嫌悪を与えた。ついには、愛におけ るあらゆる均衡を清潔に退けて(この点で彼女 は誠実だった)、俺に目をつけるようになった。 译文1:多亏我的不幸,使我擅长于洞 察人的心理,她并不是出于怪癖才这样做, 我不能简单地在同情中寻找她的爱的动机。 因为我深深地懂得她不会只是出于同情才 爱我的。根据我的猜测,她爱的原因是出 于她那非凡的自尊心。她很懂得无比的艳 美对于女人的价值,所以她无法接受很有 自信的求爱者。她不能把自己的自尊与求 爱者的自负放在同一天平上。没有什么比 所谓良缘使她感到更厌恶的了。她终于洁 癖地拒绝爱情上的所有平衡(在这一点上, 她是诚实的)而相中了我。 译文2:正因为不幸,我才善于观察人 的心理,所以我并没有简单地把她爱的动 机归结于同情而故意使性子找别扭。我一 百个明白,女人不可能仅仅因为同情而爱 上我。据我推测,她爱我的原因是出自她 那不同寻常的自尊心。她很美,又十分懂 得女人的价值,所以才不可接受自以为是 的追求者。她不可能把自尊和追求者的自 负放到同一台天平上。越是门当户对的良 缘越使她感到厌恶。最后,她全然不顾爱 情上一切均衡(在这一点上,她是诚实的) 而把目光转向了我。