スマートキャンパス班 - リスク工学専攻

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Transcript スマートキャンパス班 - リスク工学専攻

2011年度都市計画実習 最終発表
イラッとしない交通講座
~たてる そめる はる~
スマートキャンパス班
代表 : 田野井 雄吾
副代表 : 海渡 由紀子
資料DB・統計 : 飯村 友理
印刷 : 小菅 伊織
プレゼンテーション・WEB : 柏倉 圭介
書記 : 鈴木 絵里香
渉外 : 田中 名見子
指導教員 : 鈴木 勉先生
TA : 長谷川 大輔
1
発表内容
① 背景
~筑波大の現状~
② 目的
~スマートキャンパスの実現~
③ フロー
~調査の流れ~
④ 調査
~交通実態の把握~
文献・ウェブ調査 ヒアリング調査
アンケート調査 カウンター調査
⑤ 分析・考察 ~アンケート・カウンター調査の分析~
⑥ 提案
~改善策の提案~
⑦ 今後の展望~中長期的提案と実現可能性~
2
背景と目的
筑波大の現状
私たちが目指すもの
調査フロー
3
(仮)なぜスマート“キャンパス”を扱うのか
• 筑波大学は筑波研究学園都市の中心的施設
• あらゆる機能が集約されたキャンパスは筑波
研究学園都市の縮図
まずはエコでスマートなキャンパスを実現させ、
将来的にはつくば地域全体での展開を目指す
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
4
筑波大学の現状(写真要検討)
時代の変化や学生の行動に満足に
対応できていない部分が見られる
混雑する学食(3学)
混雑するペデ(1学前)
キャンパスの改善の余地がうかがえる
背景 目的 調査 考察 理想像の提案 実験 今後の方針
5
筑波大の現状
活用されていないスペース
学食の混雑
紙での出席管理
施設 消費電力の削減
エネルギー
資源
建物の老朽化
学生のエコ意識
自転車の盗難
ペデの混雑
バスの遅延
乱雑な駐輪場
交通
自動車通いによる環境負荷
6
私たちが目指すもの(仮)
学内交通の現状と問題点の把握
改善策および中長期的プランの提案
スマートモビリティの実現
スマートキャンパス実現に貢献
7
調査フロー
フローを載せます。
8
ヒアリング調査
による
現状把握
 学生生活課ヒアリング…駐輪場全般について
 施設部ヒアリング………ペデの混雑について
 支援室ヒアリング………放置自転車について
 総務部ヒアリング………放置自転車について
9
Ⅰ.学生生活課ヒアリング
2011年5月11日(水)
対応者:土子様、塚本様
• 『駐輪場を増やしてほしい』『混雑をどうにかしてほしい』
という意見がクラス連絡会で毎年挙がる
• 学群棟から少し離れた駐輪場は空いている
• 学群棟前に駐輪場の増設はできない
• 駐輪マナー向上のための呼びかけも効果薄い
• 違法駐輪するのは授業に遅れそうな学生が多い
• ピーク時の駐輪場のキャパシティオーバー
建物付近の駐輪場が混雑し、
離れた駐輪場が空いている状況
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
10
筑波大学生が被害にあった窃盗事件(H22)
自転車盗難のうち約半数は
鍵のかけ忘れによるもの!
1
自転車盗
25 15
オートバイ盗
28
車上狙い
30
非侵入盗
53
239
侵入盗
自動車盗
その他
(学生生活課のヒアリングより)
11
Ⅱ.施設部ヒアリング
2011年5月2日(月)
対応者:前島様、吉原様
 ペデの混雑解消のための方策
• ループの走行環境の整備
• ループとペデの間に駐輪場を整備
自転車がループを使うことで
ペデの混雑を解消したい
自転車専用道が
整備されたループ
アースロックの駐輪場
※撮影日時:5月9日(月)8時30分頃
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
12
Ⅲ.支援室ヒアリング
2011年5月24日(火)
対応者:赤羽様
<放置自転車撤去について>
撤去までのするまでに時間・手間がかかる
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
13
Ⅳ.総務部ヒアリング
2011年6月1日(水)
対応者:黒岩様
<放置自転車について>
• 年度末・始めは忙しいため、 学園祭やセンター試
験に向けて年一回、8月末~10月にかけて実施
• 撤去台数は毎年約1200台前後
• 3年前から全て無料で業者に引き取ってもらって
いる
8月まで放置自転車がそのままになっている現状
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
14
Ⅳ.交通安全会ヒアリング
2011年5月31日(火)
対応者:黒沼様
<駐車場に関して>
• 利用可能台数・・・約8000台
• 4月時点での利用台数・・・5237台
• 利用台数は大幅に減少・・・TX開通、維持費負担増のため
• 登録できるのは大学から家まで2km以上離れている人
• 2kmは公務員規定で通勤手当が出るのが2kmだから
• 月額利用料 ゲート有:900円 無:400円
利用者減少による不要な駐車場の存在
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
15
ヒアリングまとめ
建物付近の駐輪場が混雑し離れた駐輪場が空いている
自転車がループを使うことでペデの混雑を解消したい
放置自転車を撤去までのするまでに時間・手間がかかる
8月まで放置自転車がそのままになっている現状
自転車盗難件数のうち、半数は鍵のかけ忘れによるもの
駐輪マナー向上の為の呼びかけも効果が見られない
自転車に関する様々な問題を抱えている
16
自転車利用者の
実態把握と
問題点の抽出
学生アンケート調査
17
文献調査から
18
アンケート調査を始めるに当たって
ヒアリングより、自転車には様々な問題が絡
んでいることがわかった
キャンパス内交通の利用実態を把握し、
筑波大生が感じている問題点を整理するため
にアンケート調査を行うことにした
19
アンケート調査の概要
日時:5/30(月)~6/10(金)
2限後
調査方法:面前記入法(学類生)
配布回収法(院生)
総研B・
3A204
3F棟の
3A416
院生
5C216
多くの学類・学年が
受講している講義を選択
(有効回答数=336)
1H201
2H101
アンケート調査質問内容
• 主な通学手段とかかる時間
• 所有している交通具について
• 普段の移動時の利用経路と交通手段
• 現在の駐輪場所
• 駐輪場所を選択する際に重視すること
• 自転車の盗難、メンテナンスについて
• 当日の前後の講義教室、利用経路と交通手段
• 自動車通学する際にかかる費用について
21
アンケート結果
アンケートでわかったことをつらつら
あとで吟味
22
アンケート結果まとめ(移動)
大学内の通学ルートを教えてください
1年
3年
2年
ペデ
ループ
その他
4年
1%
5%
6%
18%
18%
32%
36%
58%
63%
81%
n=159
9%
73%
n=80
n=19
n=11
学年が上がるにつれてループを選択する割合が増える傾向
23
アンケート結果まとめ(駐輪場)
前もって棟毎に自転車を停める
場所を決めていますか?
混雑時の対処方法
3%
17%
11%
いつも決めている
構わずはみ出ても駐
輪する
12%
33%
別の空いている駐輪
場を探す
ある程度決めている
72%
まったく決めていない
N=302
駐輪場を決めている
学生が8割以上!
52%
駐輪場でない空きス
ペースに停める
その他
N=297
学生の1/3は枠の外には
み出してでも停める! 24
アンケート結果まとめ(防犯)
鍵をかけ忘れる頻度
鍵はいくつかけていますか?
1%1%
3%
ほぼ毎日
9%
1つ
週に2~3回
28%
2つ
71%
月に1度程度
50%
3つ
38%
その他
N=300
それぞれ関係しているのか?
自転車の盗難にあった回数
7%
忘れたことが
ない
N=303
1%
19%
0回
1回
2回
3回以上
72%
N=306
25
アンケート結果まとめ(防犯)②
盗難
0個
1個
鍵の数
2個
3個
合計
0回
1回
2回
3回
合計
0
1
0
0
1
0.0
100.0
0.0
0.0
100.0
181
23
6
3
213
85.0
10.8
2.8
1.4
100.0
74
5
2
0
81
91.4
6.2
2.5
0.0
100.0
3
0
0
0
3
100.0
0.0
0.0
0.0
100.0
258
29
8
3
298
86.6
9.7
2.7
1.0
100.0
上段:回答人数(n)
下段:回答率(%)
26
アンケート結果まとめ(防犯)③
盗難
ほぼ毎日
週2~3回
かけ忘れ
月に1回
忘れない
合計
0回
1回
2回
3回
合計
7
1
0
0
8
87.5
12.5
0.0
0.0
100.0
23
2
1
1
27
85.2
7.4
3.7
3.7
100.0
96
13
4
2
115
83.5
11.3
3.5
1.7
100.0
135
13
3
0
151
89.4
8.6
2.0
0.0
100.0
261
29
8
3
301
86.7
9.6
2.7
1.0
100.0
上段:回答人数(n)
下段:回答率(%)
27
アンケート調査についての分析・考察
・移動
・駐輪場
・盗難
28
駐輪場利用状況の
(定量的)把握と
問題の抽出
カウンター調査
29
カウンター調査の概要
いつ
場所
どうやって(施設部の地図をもとに)
30
カウンター調査結果1
地図のせよう
一部例えば考察
補足
31
カウンター調査結果2
基本的な話(天気、その日ごとの全体的な台数)
折れ線グラフなどを用いて表現
かな?
ほかのとこは補足
32
カウンター調査まとめ
33
カウンター考察
34
調査全体のまとめ
問題点をまとめる
改善の方向性を示す
また、SC班としてのスタンスを明らかにする
35
改善に向けた
提案
たてる ~縦置き駐輪場~
そめる ~カラーリング~
はる
~自転車登録制~
今後に向けた提案
36
提案①たてる~縦置き型駐輪場~
縦置き型駐輪場 Steady Rack
Steadyrack(30s).wmvを同じファイルに
いれて再生しましょう
http://www.youtube.com/watch?v=5L5hY8RzI7Q
37
提案①たてる~STEADY RACKとは~
省スペース→建物近くに駐輪場を作れる、狭い通路を広げる
ロードバイクも停められる
ループ側の駐輪場の質的向上
ロードバイク等『よい』『軽い』自転車しか停められないことにする
→購入促進?
盗難防止
38
提案①たてる~他の駐輪方法との比較~
Free Standing
Steadyrack
poor use of space
空間の利用効率が悪い
bike
can fall easily
自転車が簡単に倒れや
すい
bikes
can be
自転車が傷つく可能性
damaged
がある
wall space required
•minimal
最小限の壁面を使うだけ
bike
stable and protected when in
• 自転車はラックによって保護され
rack
る
bike
stable and protected when in
• 自転車を取り出すときに傷がつく
rack,
minimal risk of others
リスクを最小限にすることができる
damaging your bike when
their own
•retrieving
モダンで知的なデザイン
modern professional design
景観的によくない
asthetically poor
SteadyRack Advantages より抜粋
39
提案①たてる~他の駐輪方法との比較~
Floor
FloorStanding
System
Steadyrack
lot of valuable floor
minimal
wall space required, can
• 最小限の壁面を使うだけ
多くの貴重なスペースを
space required
bikes allowing more bikes
必要とする
•overlap
重ねることが可能
to
stored in a given area
• be
所与のスペースでより多くの自転
車を駐輪できる
not suitable for all tyre suits
almost all tyre sizes
widths
すべてのタイヤ幅に対 • ほとんどのタイヤのサイズに対応
応できない
bikes can be damaged no damage to bike only tyre
自転車が傷つく可能性
がある
rack, stable bike can't fall
•contacts
タイヤがラックに接触しているだ
out,
has to be pulled out, low
けなので、自転車は傷つかない
risk to other bikes
•damage
引き抜かないかぎり、自転車が落
ちることはない
• 他の自転車が傷つくリスク小さい
SteadyRack Advantages より抜粋
40
提案①たてる~効果のまとめ~
①省スペース
②ロードバイク駐輪可能
3A棟 撮影日時:6月9日14時ごろ
http://www.steadyrack.com/gallery.asp
③優れたデザイン性
2A棟 撮影日時:5月27日9時半ごろ
http://www.steadyrack.com/gallery.asp
41
提案①~たてる~
目的地に近い場所に停める
道から見えるところに停める
遠いところに増設するのは無意味
近場に駐輪場の増設を
ク駐輪可能)
ループ整備
ループから見えるところに新設を
しかし近くにつくるスペースはない
縦置き型駐輪場の導入(①省スペース)
42
提案①~たてる~
筑波大学での導入を検討する
配置計画(3学)
面積削減効果
3学において設置可能と考えられる場所
43
提案そめる
先進事例?あれば
地図上でやる
効果
44
提案③
はる
提案③はる ~東工大での自転車登録制~
<概要>
• 教務Webシステムで登録し、窓口でシールを受け取る
• 登録は一人一台までが原則
<導入の目的>
放置自転車、学外者の不法駐輪の除去→駐輪場の無駄の削減
<放置自転車除去について>
業者が違反自転車を1台1台確認、回収
Cf. 筑波大学の現状
2ヶ月そのまま
1ヵ所に集積
2週間保管
持ち主が現れない自転車に関しては処分
46
提案③はる ~東工大と筑波大の比較~
学生数
東工大*
筑波大**
8000人
14700人
筑波大の方が、学生の自転車利用度
2000台
5100台+α
学内自転車数
(台/人)が高く、規模も大きい。
駐輪可能台数
2500台
6000台+新しいとこ
*大岡山キャンパス
**医学群・春日キャンパスを除く
登録システム、撤去体系を筑波大の
規模に合わせて考える必要がある
47
提案③はる ~筑波大学での導入~
●登録方法
①TWINS画面
②支援室
③登録シール
①TWINS内の登録フォームに記入
②各支援室で申請書の発行、提出、支払い、シールの受け取り
書籍部??
③自転車に各自シールの添付
→TWINSによる電子化
・膨大な自転車利用者データの一括管理(簡略化)が可能?
・紙資源の節約
48
提案③はる ~筑波大学での導入~
東工大
筑波大
登録料
無料
~円
更新
毎年
毎年
登録期間
随時
随時
撤去回数
2回(5月・12月)
管理場所
学内(1ヶ所)
管理期間
3ヶ月
1回(5月・エリア毎)
エリア毎
2ヶ月
~円×5000人=~円
東工大の管理場所
49
提案③はる ~筑波大学での導入~
登録義務
登録料の回収
駐輪場・ループの整備費
シール代・手続き費用
自転車利用の
抑制
自転車の利用環境向上に対して一部受益者負担
(登録料を諸経費に充てる)
50
提案③はる ~筑波大学での導入~
現在の撤去の流れ
放置自転車と思われるものにラベル貼り
登録制導入後
2ヶ月そのまま
エリアごとに集積
2週間保管
持ち主が現れない自転車に関しては処分
撤去にかける時間、手間が省ける
51
提案③はる ~まとめ~
管理者側と利用者側のメリットを述べる。
次のスライドと一緒に?
管理者側 エクセルで!!!
利用者側
放置自転車、不法駐輪の除去にかかる手間の削減
個人の特定が可能
→学内のみならず学外での自転車利用マナー向上
52
提案3つを踏まえて
これってスマートだよねって思わせたい!!!!!
53
短期(残り)・中期・長期の提案
・ループ整備
サブ軸駐輪場新設
中期:IC駐輪場
車通学制限強化
?
長期:LRT
54
提案の説明
前のスライドの詳しい説明・展望
55
文献調査
適材適所
56
参考文献①
• 渡辺千賀恵(1999) 『自転車とまちづくり』
• 地域科学研究会 『自転車の計画とデザイン』
• 石田久雄、古倉宗治、小林成基(2005) 『自転車 市民権宣言』
• 古倉宗治(2006)
『自転車利用促進のためのソフト政策 欧米先進諸国に学ぶ環境・健康の
街づくり』
• 都市型コミュニティサイクル研究会(2010)
『コミュニティサイクル-公共交通を補完する新システム-』
• 横島庄治(2001)
『サイクルパワー~自転車がもたらす快適な都市と生活~』
• 財団法人自転車道路協会(1990)
『都市内における2輪車(自転車)交通
-フランス建設省-』
57
参考文献②
自転車ラック関連
• Steady Rack
(http://www.steadyrack.com/default.asp)
• 横浜特殊船舶株式会社
(http://www.yokotoku.co.jp/PRODUCT/ytk_prdcys.html#CycleStation3)
• 株式会社ニチプレ(http://www.nichipure.co.jp/rack/r_top.html)
• 株式会社ダイケン(http://www.daiken.ne.jp/products/index5.html)
• 株式会社オービックジャパン(http://obicjapan.com/)
• 株式会社高見沢サイバネティックス
(http://www.tacy.co.jp/products/tokki/cycle/type_cr.html)
• 星通商株式会社(http://hoshi-yokohama.com/bicycle.html)
• ワイエム工業株式会社
(http://www.ym-k.co.jp/products/product07.html)
58
参考文献③
• 東京工業大学総合安全管理センター
(http://www.gsmc.titech.ac.jp/koutu/koutu.html)
• 千葉市
(http://www.city.chiba.jp/mihama/chiikishinko/ihotyurintaisaku.html)
• スマートモビリティ高知
(http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h17giken/program/kadai/pdf/ippan/
kib2-06.pdf)
• キャナルシティ劇場
(http://www.canalcitygekijo.com/access/parking/index.html)
• 福岡市天神地区におけるエリアマネジメント
(http://www.urc.or.jp/summit/download/practical/pdf/7th/6presentation
4.pdf)
• NEXT STOP DESIGN(http://www.nextstopdesign.com/inspiration)
59
参考文献④
パナソニックによる「スマートタウン構想」関連記事
• http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110526_448578.html
• http://news.searchina.ne.jp/disp.cgiy=2011&d=0526&f=national_0526_227.s
html
• http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000028-rps-bus_all
• http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/295103.html
• http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20101214/105515/
• http://www.nikkei.com/tech/ecology/article/g=96958A9C93819499E0EBE
2E3988DE0EBE3E3E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E2E4E2E7E0E2E3E2E
3E7EAEA
• http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110526000095
• http://www.itsforum.gr.jp/Public/J7Database/P09/000629.pdf
60
謝辞
こちらの方々から多大な協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 前島 謙 様、吉原 様 (筑波大学施設部環境課)
 土子 昇 様 (筑波大学学生生活課)
 塚本 聖 様 (筑波大学学生生活課学生支援チーム)
 赤羽 英夫 様 (筑波大学システム情報工学等支援室)
 黒岩 直行 様 (筑波大学総務部総務課リスク管理係)
 黒沼 功 様 (筑波大学交通安全会)
 延喜 洋 様、稲葉 千代子 様 (東京工業大学学務部教務課)
 近藤 美則 様 (独立行政法人国立環境研究所
社会環境システム研究領域
交通・都市環境研究室)
61
ご清聴ありがとうございました
62
以下中間発表資料
63
スマートキャンパスの先進事例(九州大学)
•クラウド・コンピューティングの導入
•水素エネルギーの実用化
•ICカード・システムの構築
•CO₂削減プロジェクト
九州大学 伊都キャンパス
http://blogs.yahoo.co.jp/canon_beginner/61114567.html
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
64
先進事例(東京大学)
「グリーン東大工学部プロジェクト」
(2008年6月9日発足)
スマートグリッドを用いたCO₂削減プロジェクト
• 端末に各研究室の
電力消費量を可視化
(見える化)
電力消費量を示す端末
http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20100222/782
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
4
筑波大での取り組み
電力消費量の見える化
筑波キャンパスの電気料金表示例
• 前日のキャンパスの電気料金を電子看板に表示
• 前日からの電気料金増減がわかる
(http://www.tech.tsukuba.ac.jp/2010/report/n16_report2010.pdf)
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
66
目的
筑波大学ならではの
スマートキャンパスの理想像を示す
スマートキャンパスの実現
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
67
調査フロー
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
68
筑波大学における
取り組みと
スマートキャンパス
理想像
キャンパスリニューアル計画
スマートキャンパス理想像の提案
69
キャンパスリニューアル計画(2002~2014年)
マスタープラン(2011年5月改定)の概要
• 交通環境の整備とキャンパスの骨格形成
→『交通』
• 既存施設の再編とリニューアル
→『施設』
• 環境に優しくサスティナブルなキャンパス
→『エネルギー・資源』
主に『交通』『施設』『エネルギー・資源』の3つの観点
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
70
3つの観点
施設
エネルギー
資源
交通
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
71
①交通
乱雑な駐輪場
自転車登録制
自転車の盗難
IC駐輪場
ペデの混雑
バスの遅延
ループの歩道整備
バス待ちの様子
バスロケーションシステム
バスロケーションシステム
http://keihankingdom.blog.shinobi.jp/Entry/176/
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
72
②施設
学食の混雑
電子マネーの導入
入室管理
IC学生証
省エネルギー
自然光の活用
断熱フィルム
二重サッシ
屋上・壁面緑化
電子マネーでの学食利用
http://www.shohoku.ac.jp/campuslife/campusrestaurant.html
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
73
③エネルギー・資源利用
紙での出席管理
IC学生証での出席管理
配布書類・事務書類
電子化
利用者のエコ意識
見える化
莫大な消費電力
太陽光発電
バイオマス発電
コジェネレーション
スマートグリッド
ICによる出席管理
http://www.oit.ac.jp/japanese/oit/plan.html
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
74
まとめ
先進事例を取り入れ、スマートキャンパスの実現を目指す
観点
筑波大の現状
先進事例
①交通
乱雑な駐輪場
自転車登録制
②施設
学食の混雑
電子マネーの導入
③エネルギー
資源
紙での出席管理
IC学生証による
出席管理
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
75
筑波大学における
自転車に関する問題
問題の詳細の把握
解決に向けた実験
76
調査・実験フロー
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
77
現在までの調査結果
 問題の詳細の把握のためのヒアリング調査
Ⅰ.施設部の自転車問題に関する所見
→管理者視点の問題、意見の把握が可能
Ⅱ.学生生活課の自転車問題に関する所見
→利用者視点の問題、意見の把握が可能
 移動時間・経路選択、駐輪に関するプレ調査
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
78
ヒアリング調査まとめ
施設部
学生生活課
・ループの走行環境・
付近の駐輪環境整備
の効果が出ていない
・駐輪場利用に偏り
がある
・駐輪マナーが悪い
ループ利用の促進
駐輪場の利用環境の改善
実験によって問題解決を図っていく
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
79
実験の目的
ループ利用の促進
プレ調査
• ループ利用の効果測定
• 時間距離MAPの作成
駐輪場の利用環境の改善
プレ調査
• 学群棟から離れた駐輪場の
利用状況調査
• 駐輪場MAPの作成
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
80
仮説の設定
筑波大学キャンパス内での移動を考える
その際、
仮説1 近い距離なら歩いたほうが早い?
仮説2 混雑している時間帯ならループ
を通ったら早い?
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
81
プレ調査の概要
日時:5月9日(月) 1限前、1-2限間
天候:晴れ
平砂共用棟
3A204
外国語センター
キャンパス内移動の主な
出発地点・目的地点となる
4地点を採用
1学書籍部
仮説1 近い距離なら歩いたほうが早い?
徒歩のほうが
39秒速い!
3A204⇒ 1学書籍部
5月9日(月)1-2限間
10時スタート
※サンプル数は共に1
1学書籍部
3A204
約320m*
*距離はキョリ測(http://www.mapion.co.jp/route/)を使用
83
仮説2 混雑している時間帯ならループ
を通ったら早い?
約1600m*
約800m*
平砂共用棟
3A204
約1520m*
外国語センター
約700m*
 ループの場合
ループに近い、空いている駐輪場を使用
 ペデの場合
混雑しているペデ側の駐輪場を使用
*距離はキョリ測(http://www.mapion.co.jp/route/)を使用
84
仮説2 混雑している時間帯ならループ
を通ったら早い?
6分28秒
外国語センター
3A204
6分26秒
3A204⇒ 外国語センター
5月9日(月)1-2限間 10時スタート
*距離はキョリ測(http://www.mapion.co.jp/route/)を使用
85
仮説2 混雑している時間帯ならループ
を通ったら早い?
平砂共用棟
8分20秒
8分40秒
3A204
平砂共用棟前⇒ 3A204
5月9日(月)1限前 8時25分スタート
*距離はキョリ測(http://www.mapion.co.jp/route/)を使用
86
プレ調査の考察①
 歩行者
• 短い距離であれば自転車より速い
• 徒歩なら駐輪する煩わしさがない
どこまでなら徒歩を選択すべきか
=徒歩を選択するインセンティブがある?
 ループ
• ペデが混雑している場合、ループの方が早い
ペデとループどちらを選択すべきか
• ループは道幅が広く走りやすい
• ループ側の駐輪場は空きがある
移動手段・経路選択の最適化
=ループへ流れるインセンティブがある?
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
87
プレ調査の考察②
 駐輪場
• 学群棟から少し離れると空きがある
• 認知されていない駐輪場がある
=こうした駐輪場なら早く到着できる?
どこに停めるべきか
中央図書館下
総合研究棟B前
『停める場所』の最適化
芸専下
※撮影日時:5月6日(金)14時半頃
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
88
今後の方針
 移動手段・経路選択の最適化
• 時間距離MAPの作成
• 啓発活動
• アンケート
 『停める場所』の最適化
• 駐輪場MAPの作成
• 啓発活動
• アンケート
背景 目的 調査 問題の抽出 改善案の提案 実験 分析・考察 今後の方針
89
参考文献①
 九州大学
(http://www06.ibm.com/ibm/jp/provision/no64/pdf/64_inter
view1.pdf)
 筑波大学の施設・環境計画
(http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~sisetubu/tuv/00.html
)
 筑波大学キャンパスリニューアル計画
(http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~shisetsu/05cr.html)
 つくばスチューデンツ 2010安全特集・冬号
WBB FORUM「東大のスマートグリッドを実現するグリーン東
大の実証実験を聞く!」
(http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20100222/782)
90
参考文献②
 大阪教育大学
(http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp:8080/~sisetubu/de
nki2_H19- H22.pdf)
 シクロシティ富山
(http://www.cyclocity.jp/node_100)
 昭和女子大学
(http://swu.ac.jp/campus_life/c_service/iccard/)
 筑波大学環境報告書
(http://www.tsukuba.ac.jp/public/environment.html)
91
ご清聴、ありがとうございまし
た。
92
補足資料
• 先進事例
• キャンパスリニューアル計画
• ヒアリング詳細
• プレ調査まとめ
• フィールド調査
• ループ側の駐輪場の写真
93
先進事例(九州大学)
1.クラウド・コンピューティングの導入
• 社会情報インフラとしての新しい情報システムの在り方を探る
2.水素エネルギーの研究
• 水素を圧縮して貯めるための研究
→水素エネルギーが実用化された際に社会インフラ整備に役立つ
• 燃料電池技術の開発
3.ICカード・システムの構築
• オリジナルのICカードを開発し、身分証、入退室管理、図書館利用、
宿舎のカードキー、電子マネーなどに活用
4.CO₂削減プロジェクト
• CO2の排出状況の見える化→13~15%のCO2削減可能性
• 太陽光・風力を利用した発電装置の開発・導入
94
先進事例(大阪教育大学)
• 国立大学でトップレベルの規模と発電電力の
太陽光発電システム
• 年間発電電力量は約21.5万kWh
(筑波大2A棟の年間電力をまかなえる)
(http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp:8080/~sisetubu/denki2_H19-H22.pdf)
• 森林面積換算で年間約19
万㎡の二酸化炭素削減
(筑波大2学・3学に相当)
(http://worldmaps.web.infoseek.co.jp/distance_calculation.htmで計測)
(http://osaka-kyoiku.ac.jp/university/kikaku/topics/2010_04_06/201004_01.html)
(環境報告書2010http://osaka-kyoiku.ac.jp/_file/kikaku/houteikokai/h22kankyo.pdf)
95
先進事例(シクロシティとやま)
会員制の自転車共同利用システム
• 24時間利用可能
• 15カ所のステーションと150台の自転車
• ICを利用した貸し出し
• ステーションは駅や公共施設
の近くに設置
• 使用後はどのステーションに
返却してもよい
http://greenz.jp/2010/02/24/cyclocity_toyam/
96
先進事例(昭和女子大学)
ICカード学生証
• 出席確認
• 施設への入退館
• 証明書発行機における本人認証
• 電子マネー機能(学生食堂、売店、自販機)
97
キャンパスリニューアル計画
『交通』
<歩行者自転車専用通路の整備>
ループの内側に幅員4m程度の歩行者と自転車が区分できる色分けをし
た専用通路と、それに付随して建物周辺に駐車場の整備
(1学のバス停付近整備済み、2学・大学会館付近整備予定)
<歩行者空間の整備>
ペデとループを結ぶ幅員4m程度の副空間軸(サブペデ)の整備
→歩行者ネットワークの形成
サブペデは歩行者自転車専用道路からのアクセス路
(1学・大学会館・体芸棟の方は未整備)
<ペデの整備>
路面の改修、街灯の設置、横断歩道の安全対策
ペデ沿いのパブリックな空間(学生控え室・食堂・カフェテリア等)の充実
<自動車交通環境の整備、公共交通機関の活用>
etc
キャンパスリニューアル計画
『施設』
建物のエコ改修(断熱材、屋上緑化等)
グリーンエネルギー実験実証の施設の整備
利用実態調査に基づく未利用・低利用スペースの洗い出
しと施設利用の見直し・再分配
有効利用を促すスペースチャージの構築
海外拠点と連携を図る共同施設を集約及び機能強化
etc
キャンパスリニューアル計画
『エネルギー・資源』
自然エネルギーの積極的な活用(バイオマス、間伐材を利用し
た木質ペレット、地下水、太陽光等の利用促進)
集中型から分散型冷暖房システムへの転換
熱源設備を中央式高温水ボイラによる大規模な熱供給範囲か
ら分離し、ブロック別集中方式(学群別)と個別式にする
高効率照明器具や人感センサーの採用、昼光連動制御
→照度アップと省エネルギー
電気、ガス、水等の運転監視
→中央・一元化の更なる省力化
天然ガスを熱源とする冷暖房システムの採用
etc
道路・歩道構成図
筑波大学キャンパスマスタープラン(改訂版)より
http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp:8080/~sisetubu/2011CR/renewal2011_2.pdf
101
学生生活課ヒアリング
2011年5月11日(水)午前9時~ 駐輪環境に関する現状と取り組みを
伺った
ピーク時の自転車に対して駐輪場が足りていない
学群棟から遠いところに駐輪場を作っても利用されない
朝、声かけをするがマナーが悪いのは遅れてくる学生
盗難件数は駅周辺が一番多く三分の一を占める、次にアルス、宿舎の順
自転車事故は学内のどこでも起きている(対策されているところも)
盗難被害の半分は鍵をかけている自転車
駐輪場ではないところに止めている自転車が盗まれやすい
宿舎地区では去年の3月から青色ライトと防犯カメラを設置→効果ありか
フレセミで注意喚起→全学類
盗難予防→名前を書く、ステッカーを貼る、二重ロック、ペイント?
もともと学群棟の前には駐輪させたくない
タイヤロックの駐輪場は学祭時にじゃまになる
学生数の増加が原因か、20年前は駐車場が足りなかった
102
フィールド調査
<大学会館付近ループ>
・陸橋の歩道の幅が狭い
・陸橋がガタガタしている
<三学付近駐輪場>
・駐輪スペース外に自転車が乱雑している
・ループ側の駐輪場への道がわかりにくい
・点字ブロック上に自転車が止まっている
<一学付近ペデストリアン>
・人とぶつかりそうになった
・ペデストリアンにはみだすところに駐輪していた
・自転車の出し入れ時に走行中の自転車とぶつかりそうになった
・広がって歩いている人が自転車の邪魔になった
<その他>
・ループと車道が交差するところが危ない
・自転車専用道がわかりにくい
103
<体芸棟付近ペデストリアン>
•ペデ沿いに駐輪場があるのが邪魔
<体芸棟付近ループ>
•原付がループに出てくる
<天久保池付近ペデストリアン>
•前をゆっくり並走されてスピードダウン
•対向自転車が並列運転していて、走るスペース無い
<天久保池付近ループ>
•歩道拡張工事中で、幅が狭くなる
<外国語センター付近ループ>
•バス待ちの人が広まって並んでいる
<大学会館付近ペデストリアン>
•下り坂による加速、上り坂きつい
•横断したい歩行者が渡れない、危険
104
筑波大学生が被害にあった窃盗事件(H22)
自転車盗難のうち約半数は
鍵のかけ忘れによるもの!
1
25 15
自転車盗
28
オートバイ盗
車上狙い
30
53
239
非侵入盗
侵入盗
自動車盗
その他
(学生生活課のヒアリングより)
105
筑波大学の紙の購入量
文書類の電子化の取り組み
H20-H21では鈍化傾向
筑波大学環境報告書より作成
106
ループ側の駐輪場
外国語センター前
総合研究棟B前
※撮影日時:5月6日(金)14時半頃
107
プレ調査のまとめ(補足)
• 自転車を出す・駐輪するのに時間がかかる
• 大学会館付近のループの橋の路面環境が悪い
• ペデ上の交通ルールが守られていない
• 自転車が無造作に駐輪されている
• 知らない場所に駐輪場がある
108