認識論について

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認識理論の研究

認識cognition( Erkenntnis)とは

     広辞苑(哲)知識とほぼ同じ意味。知識が主とし て知りえた成果を指すのに対して、認識は知る 作用及び成果の両方を指す The mental process of knowing, including aspects such as awareness, perception, reasoning, and judgment.

That which comes to be known, as through perception, reasoning, or intuition; knowledge .

from Latin cogniti, cognitin-, from cognitus, past participle of cognscere, co-, intensive pref.

; see co- + gnscere, to know ; see Source : The American Heritage

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to learn Dictionary of the English Language, Fourth Edition.

:

cognitive science

    The study of the nature of various mental tasks and the processes that enable them to be performed.

Source : The American Heritage

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Dictionary of the English Language, Fourth Edition The field of science concerned with cognition; includes parts of cognitive psychology and linguistics and computer science and neuroscience and philosophy of mind Source : WordNet

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1.6,

©

1997 Princeton University

認識理論の発達

          認識理論(コグニティブサイエンスはメンタルプロセス) この概念はベイトソンとマツラナが別途発展 マツラナの理論は、サンチアゴ理論(マツラナはチリ人) サンチアゴ理論の原型はサイバネティックス サイバネティックスは認識理論のもっとも粗いモデル コンピュータモデルと呼ばれるが、人間の知はコンピュータと同じ情報処理である、と された たとえば、人間は動くもの、色を眼球の奥にある細胞でとらえ、それは情報信号として 脳細胞に伝えられる、と考えられてきた(情報処理は、逐次処理。また、局所的) 30年間このモデルが定着。しかし、動物実験では、このモデルが認められるのは、生 物が、麻酔をかけられた特殊な環境下でのみ(粗い近似モデル) 通常の状態(おきているとき)の動物は、全体の刺激に反応。決して、段階別の認識で はない より高度なモデルが必要

ベイトソンとマツラナ

       両者とも基礎にサイバネティックス ベイトソンは人類学、精神学。マインドと生命、生きている世界を詳しく見た (知ることと知るプロセスと関連させて見た) また、かれはメンタルプロセスの定義(しかし、生きるシステムについては定 義してない) 彼のメンタルプロセスの定義は、構造要素とパターンの両方を扱う(統一論 への道)。また、かれはシステムは外からのものではなく、認識がもたらすあ らたな世界とした(存在論を否定) 一方はマツラナは神経サイエンスがもと 生きているものの組織の研究。彼は、生き物、知ることの二つを研究の対象 とした マツラナは、認識には独立した世界を含まない(ベイトソンのものとまったく 違う)

組織と生産

 組織とはあらゆる生き物に共通  生き物は製造プロセスであり、その製造プ ロセスは、ネットワーク上で、他の製造プロ セスに関係している。そしてこれで、全ての ネットワークは連続してそれ自体でものを 作っている  明らかにこれが自然での製造プロセス

本研究で取り上げる内容

      これまでコグニティブサイエンスは日本でも紹介されているが、ここで の研究は、より踏み込んだもの(実学としてのコグニティブサイエンス の紹介) 事実、アメリカでは重点プロジェクトにはIT、バイオ、ナノテクと並び、 コグニティブサイエンス 実学とは、先のコンテ絵で示したとおり、IT、バイオ、ナノテクを進め る上で、あるいは一般の研究においてもその研究効率、迅速性、知 識生産性を挙げる上で不可欠 ここでは、研究は二つの面で研究が行われる 一つは、二〇世紀に生じた認識上の違いが組織にどのような変化を もたらしたかを研究する 後者は、研究開発を進める上での最適の体制・環境作りを模索する

コグニティブサイエンスも

ナノテク IT バイオ コグニティブサイエンス