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地業工事 建築生産学資料

問題1 <問題>地業及び基礎工事に関する次の記述のうち,最も 不適当なものはどれか. 1.

2.

割栗地業厚さ 150mm 以上の場合に,総重量 500kg のソ イルコンパクターで, 2 ~ 3 回の往復転圧をした. 既製コンクリ-ト杭の埋込み杭工法には,ジェット工法, プレボーリング工法,中掘り工法工法などがある. 3.

場所打ちコンクリ-ト杭で底部の断面を拡大する場合, 杭の側面勾配が鉛直面となす角は 30 度以下としなけ ればならない. 4.

5.

場所打ちコンクリ-ト杭の水中スライム除去の一般的 方法として,サクションによる吸上げ方式と、エアリフト 方式などがある. 軟弱な砂質地盤は地震時に液状化しやすいので,地 盤改良地業としてサンドドレーン工法を採用した.

答:5 • • • • ソイルコンパクター=振動締固め機 ジェット工法:杭先端の地盤を圧力水の噴 射によって崩しながら,杭を圧入または打 撃しながら埋め込んでいく方法 サンドドレーン工法:軟弱粘土質地盤の地 盤改良方法 砂質地盤の締固め・・・バイブロフローテー ション工法

問題2 <問題>杭地業に関する次の記述のうち,不適当なものは どれか. 1.

2.

3.

4.

5.

一群となる既製杭の打込みは,なるべく群の中心から 外側へ向かって打ち進める. 埋込み杭のうちでセメントミルク工法の場合,アース オーガ-で掘削する孔の径は,杭径より 50mm 程度小 さくする. 場所打ちコンクリ-ト杭の施工にあたっては,孔底に沈 積しているスライムを確実に除去する. 既製コンクリ-ト杭の頭部破壊を防止するためには, 杭打ち機のラムの重量および落下高さのほか,クッ ション材の厚さについても注意する. 遠心力鉄筋コンクリ-ト杭を建てこむための吊り点位 置は,杭にひびわれを生じない点とする.

答:2

オーガ-で掘削して孔をあけ,その孔に既製杭 を建てこみ,セメントミルクを注入する工法.した がって,掘削する孔の径は,杭径と同じかそれ以 上でなければならない.

問題3 <問題>杭地業に関する次の記述のうち,最も不適当なも のはどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

トレミー管を用いて場所打ちコンクリ-ト杭のコンクリ- トを打設する場合,トレミー管の先端,常にコンクリ-ト の中に 2m 前後うずまっているように保持する. 場所打ちコンクリ-ト杭に使用するコンクリ-トの調合 強度を定める場合は原則として,気温による補正は行 わない. 掘削完了後オーガ-スクリュウを引き上げる場合は, オーガー引き上げ時の抵抗を少なくするため,逆回転 させながら徐々に引き上げる. 場所打ちコンクリ-ト杭地業で,オールケーシング工法 (ベノト工法)による場合は,他の工法と比べてボイリン グが発生しやすい. 場所打ちコンクリ-ト杭の中心間隔は,杭頭部の径の 2 倍以上,かつ,杭頭部の径に 1m 加えた値以上とする.

答:3 • 逆回転させながら引き上げるとオーガーに 付着している土砂が孔底に落ちることにな る.

問題4 <問題>埋込み杭に用いるセメントミルク工法に関する次 の記述のうち,最も不適当なものはどれか. 1.

施工に先立って地盤調査を十分に行い,支持層の変 化を確認しておくことが重要である. 2.

3.

4.

5.

試験掘削による支持層の確認は,アースオーガーの駆 動用モーターに流れる電流の変化と土質柱状図を比 べながら行う. 根固め液は,掘削孔の先端位置から注入する. 杭先端は,セメントミルク中に埋め込まれるので,打込 みまたは圧入の必要はない. アースオーガーヘッドは,杭径より 100mm 程度大きいも のを使用する.

答:4 • 杭先端はセメントミルク中に埋め込まれる が,確実に固定されるように打込みまたは 圧乳する必要がある.

問題5 <問題>地業工事に関する次の記述のうち,最も不適当 なものはどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

場所打ちコンクリ-ト杭で底部の断面を拡大する場合, 杭の側面勾配の鉛直面となす角は, 30 度以下とする. 地盤改良工法として,軟弱な粘土地盤にはサンドド レーン工法が,ゆるい砂質地盤にはバイブロフロー テーション工法が,一般に用いられている. 被圧水がある場合の場所打ちコンクリ-ト杭の工事で は,オールケーシング工法を用いれば,ボイリング対 策は不要である. 場所打ちコンクリ-ト杭のコンクリ-トの許容圧縮応力 度は,水中で打設する場合と水がない場合では異な る. リバースサーキュレーション工法では,一般に,水を使 用して孔壁の保護と掘削土の排出を行う.

答:3

オールケーシング工法は,他の工法と比べボイ リングが発生しやすい.

問題6 <問題>杭地業に関する次の記述のうち,最も不適当なものは どれか. 1.

2.

日本工業規格で規定されている遠心力高強度プレストレス コンクリ-ト杭には A 種, B 種, C 種の 3 種類があるが,大きな 曲げを受ける杭は, A 種が最も適している. 場所打ちコンクリ-ト杭地業において,水中コンクリ-トとな る場合は,水中でない場合に比べ,単位セメント量を多くす る. 3.

4.

5.

アースドリル工法は,粘土層では能率的に掘削できるが, 大きい転石を含む砂れき層では,掘削が極めて困難となる. リバースサーキュレーション工法は,太径の杭や杭長の長 い場合に適しているが,掘削土の分離のための装置が必要 である. オールケーシング工法において,コンクリ-ト打設時のケー シングの引き抜きは,その下端コンクリ-ト内に 2m 程度入っ た状態を保持しながら行う.

答:1

• A

種ではなく,

C

種が最も適している.

問題7 <問題>地業工事に 関する 次の記述のうち,最も 適当なものはどれか.

1.

2.

3.

4.

5.

群杭の打込みは,なるべく群の外側から内側 へ向かって打ち進める. プレボーリング工法における掘削にあたっては, 孔壁の崩壊を防ぐため,極力オーガーの引き 上げ速度を速くしたほうがよい. 杭長が

60m

以上の場所打ちコンクリ-ト杭には, アースドリル工法が適している. 軟弱な砂質地盤の改良方法としては、サンドド レーン工法が適している. 上層に不透水層がある砂れき層で,地下水の ない場合は,酸素欠乏の危険が多い.

答:5 3.アースドリル工法は,一般に,直径 ため,杭長が

60m 1.2

1.3m

以上の場合不適である. の 長大の杭を造成できるが,アースドリルを用いる

問題8 <問題>杭地業に関する次の記述のうち,最も不適当なも のはどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

既製コンクリ-ト杭の埋込み工法は,プレボーリング工 法・中掘り工法・回転圧入工法などがある. 既製コンクリ-ト杭の施工精度の一般的な目安が,鉛 直精度が 1/100 ,杭頭の水平方向のずれが 100mm であ る. 場所打ちコンクリ-ト杭の中心間隔は,杭先端を拡大し ない場合,杭頭部の径の 2 倍以上,かつ,杭頭部に 1m を 加えた値以上とする. 場所打ちコンクリ-ト杭に使用するコンクリ-トの調合で は,原則として,気温による強度の補正を行わない. オールケーシング工法において,孔内に水がない場合, コンクリ-トの打込みにはトレミー管を使用しない.

答: 5

水が孔内になくても,コンクリ-トの分離,鉄筋か ごの変形や損傷防止のためにトレミー管を使用 する.

問題9 <問題>地業および基礎工事に関する次の記述のうち,最 も不適当なものはどれか. 1.

2.

3.

軟弱な粘性土地盤改良工法として,バイブロフロー テーション工法が一般的である. 埋込み杭は,打込み杭に比べて一般に支持力が低い. 場所打ちコンクリ-ト杭において,オールケーシング工 法は,アースドリル工法に比べて,一般にスライムが少 ない. 4.

5.

場所打ちコンクリ-ト杭において,コンクリ-トを水中で 打設する場合、水が少ない場合に比べて,単位セメン ト量を多くする. 場所打ちコンクリ-ト杭の鉄筋のかぶり厚さは, 6cm 以 上とする.

答:1

粘性土地盤改良法はサンドドレーン工法

問題

10

<問題>杭地業に関する次の記述のうち,最も不適当なも のはどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

オールケーシング工法において,コンクリ-ト打込み時 のケーシングの引き抜きを,ケーシング下端がコンクリ -ト内に 2m 程度入った状態を保持しながら行った. 杭の掘削によるベントナイト泥水及び重機などの廃潤滑 油は,地業廃棄物として処理した. 場所打ちコンクリ-ト地業工事において,鉄筋かご長さ と孔の深さに差があったので,最上段のかごの長さを調 整した. 既製コンクリ-ト杭埋込み工法において,その掘削の深 さが支持層に達しているか否かの確認を係員の立会の もとに行った. 継ぎ杭における下杭の打ち残しは,溶接作業に都合の よい高さとした.

答:3 • 通常,最上段のかごでなく,最下段のかごで長さを調整 する.これは,主に杭上部の曲げモーメントから鉄筋量 や継ぎ手位置を設計しているので,なるべく上部の配筋 が変わらないようにするためである。.

問題

11

<問題>地業に関する次の記述のうち,最も不適当なもの はどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

既製コンクリ-ト杭の施工精度について,鉛直精度を 1/100 以内,杭頭の水平方向のずれを 100mm 以内とした プレボーリング工法における掘削にあたって,孔壁の崩 壊を防ぐため,オーガ-の引き上げ速度をできるだけ速 くした. 深礎工法では,作業員が孔底に降りて作業をするので, 酸素欠乏や有毒ガスの発生の問題に対して十分に注意 した. 鋼杭の現場継手をアーク溶接により施工するに当たり, 余盛を 3mm 以下とし,極端な余盛を行わないように注意 した. 地盤ドリル工法における掘削に当たって,孔壁保護のた めの安定液としてベントナイト溶液を用いた.

答:2

問題

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<問題>杭地業に関する次の記述のうち,最も不適当なものはど れか. 1.

既製杭をセメントミルク工法により施工する際,杭周辺部の充 填材には,先端の根固め材ほどの強度を必要としないため, 根固め材とは別に,セメントを減らしベントナイトを加えた杭周 辺固定材を用いた. 2.

3.

4.

5.

既製杭を中掘り工法により施工する際,地盤を必要以上に緩 めないように注意し,支持層に近づいてからは,オーガ-の 先行掘りを少なくして,地盤の乱れを防止した. 場所打ちコンクリ-ト杭に使用するコンクリ-トを水中で打ち 込む場合,単位セメント量を 280kg/m 3 とした. 場所打ちコンクリ-ト杭に使用するコンクリ-トの調合につい ては,気温による強度の補正は行わなかった. 場所打ちコンクリ-ト杭の鉄筋かごんの帯筋の継ぎ手は,片 面 10d 以上の溶接とした.

答:3 コンクリ-トの単位セメント量 ・水中(清水または泥水中)に打ち込む場合

300kg/m

3 以上 ・空気中に打ち込む場合(上屋の躯体(柱,梁,壁、床 等))

270kg/m

3 以上

問題

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<問題>地業工事に関する次の記述のうち,最も不適当な ものはどれか. 1.

2.

3.

4.

5.

泥水中に打ち込む場所打ちコンクリ-ト杭のコンクリ-ト の調合において,単位セメント量を 350kg/m 3 とした. 外形 500mm の既製コンクリ-ト杭の施工精度について, 鉛直精度を 1/100 以内,杭頭の水平方向のずれを 100mm 以内とした. 液状化の危険のある地盤の改良工法として,置換工法 を採用した. 場所打ちコンクリ-ト杭の鉄筋のかぶり厚さを 10cm とし た. 風速 12 m / sであったので,風によってアークが飛ばない ような防護装置を講じて,継手部の溶接作業を行った.

答:3 液状化の危険のあるのは,砂の締りがゆるい砂質 地盤である.したがって砂質地盤の改良工法として は,置換工法でなく,バイブロフローテーション工法 などを採用する.置換工法は,基礎底面下の地盤が 悪い時などに良質な土砂と入れ替える工法をいう.