久万高原地区

Download Report

Transcript 久万高原地区

愛媛の郷土料理【久万高原地区】

 とうきびご飯  キジのぶっかけ汁  たかきびの団子汁  イタドリの煮物    ウドの酢みそあえ 梅豆腐 花粉こんにゃくの 酢みそあえ  フキの煮物  ゼンマイの煮物   二色なます 五穀餅  ゼンマイの油炒め 「愛媛のふるさとごはん(愛媛県農村漁村生活研究協議会)」より 協力:久万高原地区生活研究協議会 終了

とうきびご飯

材料(4人分)

・花粉(とうきびの引き割り) ・米 ・塩 3合 7合 少々

作り方

1 花粉はきれいに洗っておく。 2 米を洗い、①と一緒に少し多めの水加減で炊 き上げる。 ※ とうきびご飯は冷えると硬くなるので、出来 るだけ温かいときに食べる。 ここでのとうきびとは、地とうきびのこと。

キジのぶっかけ汁

材料(4人分)

・米 ・キジ肉とガラ ・はくさい、たまねぎ、しめじ にんにく 塩、だしの素 1升 1羽分 京ネギ、春菊、生しいたけ にんじん、大根、ごぼう 砂糖 好みの量 【A】酒、みりん、薄口しょうゆ 各1/2カップ 1カップ 1かけ 少々

作り方

1 キジ肉はこま切り、ごぼうはささがき、にんじんは 短冊切りにする。大根はいちょう切りにして軽くゆで る。 2 3 4 キジのガラに熱湯をかけて、血抜きする。 10Lの水に、ガラと野菜くずを入れて3~4時間(材 料が1/5くらいになるまで)煮つめ、ふきんでこし てスープを作る。 スープ1Lと【A】を鍋に入れ、沸かしながら肉、野 5 菜を入れる。 炊き上げたご飯に汁をかける。 ※ 上浮穴の秋から冬にかけて、山ではキジの鳴き声が 聞こえる。入手できない場合は、鶏肉でも代用できる。

たかきびの団子汁

材料(4人分)

・たかきび粉 ・熱湯 ・ごぼう ・干ししいたけ ・カブ ・里芋 ・にんじん ・ネギ ・油揚げ ・だし汁 ・みそ 150g 120cc 60g 小4枚 100g 180g 40g 1本 3/4枚 5カップ 80g

作り方

1 里芋は皮をむき、塩少々をふってぬめりを取り、1 cmの半月切りにする。 2 干ししいたけは、水で戻して軸を取り、カブ、にん 3 じんはそれぞれいちょう切りにする。 ごぼうはささがきにして、水でアク抜きし、油揚げ 4 は、熱湯をくぐらせ、短冊切りにする。 鍋にだし汁と①、②、③を入れ、時々アクを取り除 きながら柔らかくなるまで煮る。 5 たかきび粉をボールに入れ、熱湯で手早く混ぜ、一 口大の団子を作る。 6 材料が柔らかくなったら、⑤とみそを入れ、汁椀に 注ぐときにネギを散らす。

イタドリの煮物

材料

・イタドリ (塩漬け後、水気を切り、冷凍保存する) 【A】砂糖 しょうゆ だし汁 大さじ3 40cc 大さじ1 油 ・油揚げ 大さじ1 1/2枚

作り方

1 冷凍イタドリは、水にさらして塩抜きをする。 2 せん切りにした油揚げ、①、【A】を鍋に入 れ、水を入れないで、5分くらい煮る。 ※ 火にかけたとき、蓋をせず強火でさっと炊き 上げます。 牛肉やちくわなどと炒めてもおいしい。

フキの煮物

材料(4人分)

・フキ ・サラダ油 ・だし汁 ・砂糖 ・薄口しょうゆ ・濃い口しょうゆ ・みりん 1kg 小さじ2 400cc 40g 90cc 10cc 大さじ2

作り方

1 フキは、米ぬかを入れたお湯でゆで、皮を取 2 る。長さ5cmくらいに切る。 鍋に油を熱し、フキをよく炒める。調味料を 加え、3~5分煮る。味を見て火を止め、その まま味を含ませる。 ※ フキをゆでる時、米ぬかを入れると白くてき れいに出来上がる。

ぜんまいの煮物

材料(4人分)

・ゼンマイ(戻したもの) ・干ししいたけ ・だし汁 ・しょうゆ ・みりん 300g 3枚 1カップ 大さじ2 大さじ1

作り方

1 戻したゼンマイは2~3cmくらいに切る。干 2 ししいたけは水に戻してせん切りにする。 調味料をわかし、材料を加えて煮含める。 ※ 鬼北地区にも同様の料理がある。材料を煮る 前に油で炒めるかどうかが異なる。 ゼンマイなどの山菜や手づくりこんにゃくの 煮物は、行事食として作りつづけられています。 凍り豆腐(高野豆腐)やこんにゃくを加える とさらにおいしい。

ぜんまいの油炒め

材料(4人分)

・戻したゼンマイ ・油揚げ ・しょうゆ ・砂糖 ・油 ・だし汁 400g 2枚 大さじ4 大さじ2と1/2 大さじ1 少々

作り方

1 戻したゼンマイは3cmくらいに切る。 2 ゼンマイを油でさっと炒め、油揚げを入れて さらに炒める。 3 砂糖としょうゆで味付けし、だし汁を加えて 煮る。

うどの酢みそあえ

材料(4人分)

・ウド ・みそ ・砂糖 ・ごま ・酢 ・酒 500g 100g 大さじ3 大さじ3 大さじ2 大さじ1

作り方

1 3 4 ※ ウドは皮をむき、水につけて30分程度アク抜 2 きをする。 乱切りにして、たっぷりの水に塩小さじ1を 入れてゆで、水気を切る。 ごまをいって、調味料を全部混ぜ合わせる。 ①と②を混ぜ合わせる。 ウドの採取時期は4~6月頃の新芽と若い葉 がよい。 ウドは風味を損なわないように、水に漬けす ぎないこと。

梅豆腐

材料

・もめん豆腐 ・梅漬け(梅干、梅干のしそ、梅酢)適量

作り方

1 豆腐は固いものを選び、好みの大きさに切っ 2 て水気をしっかり取る。 無水鍋かホットプレートで、油を敷かずに表 と裏をまんべんなく焼く。 3 塩分が高めの梅漬けの中に、②を漬け込む (荒漬け)。 4 3日ほどしたら取り出し、新しい梅漬けでま た漬け込み、涼しいところで1週間ほど漬けて 出来上がり。 ※ 夏場は必ず冷蔵庫で保存する。

花粉 こんにゃく の酢みそあえ

材料(4人分)

・こんにゃく芋 ・洗ソーダ ・花粉(とうきびの引き割り) 【A】みそ 酢 砂糖 だし汁 3.75kg 200g 適量 500g 150g 200g 180cc

作り方

1 こんにゃく芋を良く洗ってゆでる。 2 柔らかくなったら、皮を取ってミキサーにか け、のり状にして少し休ませる。 3 ②をぬるま湯でのばす。すっと線が引けるよ うになるくらいまで花粉を入れて、次に洗ソー ダを加えて形を作る。 4 ③をたっぷりのお湯で1時間以上煮る。よく アク抜きをして切る。 5 【A】の材料を混ぜ合わせて、酢みそを作り 食べるときにかける。

二色なます

材料(4人分)

・大根 ・にんじん 【A】酢 砂糖 塩 200g 50g 50cc 40g 少々

作り方

1 大根とにんじんはせん切りにし、塩をなじま 3 せて水気をだしておく。 【A】を合わせて、①の水気を切った大根と にんじんに混ぜ合わせる。 ※ わかめや柿など、季節に合わせて様々な材料 を加えてもよい。

五穀餅

材料(4人分)

・もち米 ・精白たかきび ・餅取り粉 7合 3合 少々

作り方

1 もち米とたかきびは2~3日水につけておく。 2 ①をザルにあげ、水気を切る。蒸し器に入れ、 蒸しムラのないようによく蒸し、餅につくあげ る。 3 つきあがった餅は、餅取り粉をまぶし、丸め る。 ※ たかきびの他、アワ、コキビ、モチトウキビ などがあり、五穀餅として喜ばれています。