デフォルト商品に 投資信託を組み込むべきか。 《肯定派》

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Transcript デフォルト商品に 投資信託を組み込むべきか。 《肯定派》

デフォルト商品に
投資信託を組み込むべきか。
《肯定派》
椎野
都筑
鶴見
野口
前提条件
企業は社会的な道義上、何らかの対策を講じる必要がある。
現状
想定利回りとの乖離
低金利状態
当初の
給付予想額を
下回る
可能性が
高い!!
企業が想定利回りを提示し
て拠出を決めたことから、
社会的な道義上、何
らかの対応策を講じ
る必要がある!
デフォルト商品の中に
「リスク商品を組み込む」とい
う選択肢があっても良い。
企業は社会的な道義上、何らかの対策を講じる必要がある。
主張1 加入者の運用実態と
想定利回りの乖離
主張2 長期投資・分散投資によりデフォル
ト商品に投資信託を組み入れてもリスク軽
減を図ることが出来る。
主張1 加入者の運用実態と
想定利回りの乖離
想定利回りの分布
(参考)なし
0
0.0超~1.0以下
1.0超~1.5以下
1.5超~2.0以下
2.0超~2.5以下
2.5超~3.0以下
3.0~5.0以下
.5.0~超
185
6
31
44
155
174
47
25
5
0
50
想定利回りの
平均2.34%
100
150
200
主張1 加入者の運用実態と
想定利回りの乖離
DC全体の
資産配分と期待収益率
資産配分 期待収益率 運用コスト
運用が保守的な
2.34%
2.40%
預貯金
42.10%
0.82%
2.30%
元本確保型商品を選択した場合、
保険
19.40%
0.82%
2.20%
2.10%
投資信託等 この想定利回りより低い運用益し
38.50%
2.10%
国内株式
17.00%
6.00%
0.71%
か得られない。
2.00%
海外株式
7.10%
7.00%
0.68%
国内債券
8.40%
1.50%
0.38%
1.90%
→給付額が減ることになる。
海外債券
国内不動産
5.90%
0.20%
2.50%
3.80%
0.54%
0.76%
加入者の期待収益率 平均想定利回り
現在の確定拠出年金の資産形成における
期待収益率と想定利回りを比較すると低いことが分かる。
主張2 長期投資・分散投資によりデフォルト商品に投資
信託を組み入れてもリスク軽減を図ることが出来る。
分散投資と定期預金を10年間行った
場合のリターン比較
・どの年から投資を始めたとして
も10年間保有すればリターンが
出ている。
・分散投資のリターンは定期預
金を上回っている。
・今回の金融危機下であっても、
定期預金を上回る運用結果を残
している。
企業年金は長期投資の為、投資信託を組み込んだとしても
リスクを軽減することができる。
主張2 長期投資・分散投資によりデフォルト商品に投資
信託を組み入れてもリスク軽減を図ることが出来る。
DC専用ファンドトータルリターン
商品名
ダイワ 投信倶楽部日本債券インデックス
三井住友・日本株式年金ファンド
りそな/SS 外国株式インデックス・オープン
大和住銀 DC外国株式ファンド
東京海上セレクション・外国債券
PRU グッドライフ2010 ゴールデン・ゲート
DIAM ライフサイクル・ファンド2
すみしん DCマイセレクション50
三菱UFJ ライフ・バランスファンド(積極型)
シュローダー DCアクティブ日本株式
MHAM 日本バリュー株オープン
損保ジャパン 日本株オープン
トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
2.00%
1.20%
-19.40%
-3.60%
-13.30%
-12.70%
-3.10%
0.00%
-7.30%
-6.60%
-11.00%
-19.40%
-14.70%
-16.80%
設定年
-0.60%
1.90%
1.10%
1.20%
-0.30%
0.30%
-0.90%
-6.60%
-1.50%
-3.40%
長期保有をすることで損失を軽減することができる。
2000年
2000年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
2001年
主張2 長期投資・分散投資によりデフォルト商品に投資
信託を組み入れてもリスク軽減を図ることが出来る。
DC専用ファンドのMSレーティング
MSレーティング5☆ MSレーティング4☆ MSレーティング3☆ MSレーティング2☆ MSレーティング1☆ レーティングなし 合計
DC用投資信託の本数
投資信託の本数
投資信託全体に占める割合
20
94
120
49
17
49
349
136
14.7%
282
33.3%
458
26.2%
333
14.7%
166
10.2%
976
5.0%
2351
-
DC専用ファンドの約7割弱は3つ☆以上の投資信託であり、相対的にリターンが高
いと言える。
またDC専用ファンド(3つ☆~5つ☆)が3つ☆~5つ☆投資
信託全体の中に占める割合は7割を超えている。
投資信託の中でもDC専用ファンドの場合、低リスクの商品が多い
為、
デフォルト商品に投資信託を組み込んでもリスク軽減ができる。
企業は社会的な道義上、何らかの対策を講じる必要がある。
主張1 加入者の運用実態と
想定利回りの乖離
主張2 長期投資・分散投資によりデフォル
ト商品に投資信託を組み入れてもリスク軽
減を図ることが出来る。
デフォルト商品に投資信託を
組み込むべきである!!と主張する。
ご清聴
ありがとうご
ざいました。