講演会(納教授+岡本) - 鹿児島大学 共同獣医学部 ホームページ

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伝達性海綿状脳症( TSE:
Transmissible spongiform encephalopathy)
ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病( CJD: Creutzfeldt-Jakob disease)
1920年 クロイツフェルト博士、1921年 ヤコブ博士により報告された
初診時
6ヶ月後
剖検脳
スポンジ状の脳組織
物忘れ、視覚異常、運動失調などの初発症状に続いて、2ヶ月後に
錐体路症状など、3ヶ月後に寝たきりとなり脳萎縮が進行する。
1)孤発性CJD: 体細胞プリオン遺伝子の変異? プリオン蛋白の自然変化?
2)家族性CJD: 胚細胞プリオン遺伝子の変異
3)ゲルストマン・ストロイスラ-・シャインカ-病(GSS) : 胚細胞プリオン遺伝子の変異
4)致死性家族性不眠症: 胚細胞プリオン遺伝子の変異
5)ク-ル-病:
6)変異型CJD:
パプアニュ-ギニア、人食宗教儀式
牛型プリオンの感染
7)医原性CJD: 変異プリオンが感染した硬膜、角膜、ヒト成長ホルモンなど
羊のスクレイピー(scrapie)
スクレイピーは18世紀から知られる羊の神経疾患であった。欧州と
北米で発生しているが、最も多くヒツジを生産しているオーストラリア
とニュージーランドには見られない。 発病した動物が岩や樹木、塀な
どにこすりつける動作をする( scrape )ことから名付けられた。
1936年にJ.Cuilleが脳の乳剤を羊に接種
し、スクレイピーが伝達されることを確認。
1954年にB. Sigurdsonが遅発性ウイルス
を提唱。
1959年にW. Hadlowがスクレイピーとクー
ルー(Kuru)の海綿状態が似ていることを論
文発表。
クール―斑
1966年にガイジュセック(D. C. Gajdusek)がクールー病患者の脳を
チンパンジーへ接種した伝達実験に成功。
1982年 Stanley Prusiner が未知の感染因子・プリオン仮説を提唱.
1997年 プルシナー博士にノーベル生理学・医学賞。
1985年4月 最初の牛海綿状脳症(BSE)を発見(診断は86年11月)
牛海綿状脳症( BSE: Bovine Spongiform Encephalopathy)
2001年 9月10日 初めてBSE疑似患畜(乳用種経産牛)を確認。
8月6日 千葉県食肉処理場で処分した乳牛(雌・5歳)が 、起立不
能など、狂牛病によく似た症状を示し動物衛生研究所に検査依
頼したが、「全部廃棄処分」として化製場に送られた。
9月22日 英国獣医研究所(国際標準研究所)がBSEと確認。
当該牛が生産された北海道の農場および飼料工場を遡及調査
10月 全頭検査の開始(30ヶ月齢未満を含む)、特定危険部位(頭
部、脊髄、回腸遠位部)の除去・焼却を義務化、肉骨粉の製造
販売禁止
10月26日 鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト発足
11月21日 北海道のと畜場で第2症例(乳用、5才7ヶ月)
12月2日 埼玉県のと畜場で群馬県産第3症例(乳用、5才8ヶ月)
12月22日 市民公開講座「 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)」
主催:鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト(参加者 350名)
「牛肉はなぜ安全なのか」 鹿大付属病院長 納 光弘教授
2002年1月15日 「牛肉はなぜ安全なのか」(主催:曽於農業共同組
合、場所:曽於家畜市場、参加者 1300名)
鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト
「牛肉はなぜ安全なのか」
鹿大付属病院長 納 光弘教授
追悼
「BSE騒動」による犠牲者
2002年5月12日 釧路保健所食肉検査係の女性獣医師(29)が自殺。
「左前足マヒ」を確認して一般健康畜とは別の病畜としての検査に回し
たことで、一般の解体処理施設を汚染させずに済んだことは、立派な、
適切な処置であった。にもかかわらず、生体検査でBSEと診断しな
かったことで、自分を責めたとのことである。 (国内4頭目)
昨年9月以降の「BSE騒動」によって、すでに多くの命が絶たれて
いる。牛農家(長野県、北海道)、食肉・食品取扱業者(徳島、北海道、
埼玉、静岡)・・・・・。マスメディアが作り上げた 「100%安全と言えな
いものは、安全ではない」という虚構が生み出した悲劇である。
はやりやみ 牛舎に牛の をらずなり にほひ乾けり 地球の狭く
Transmission of BSE ( BSEの伝達)
DEFRA BSE information: Last updated: 30 Apr 2001
Infectivity in tissues(各組織の感染性)
The aim of the tissue assays was to identify which, if any, of the tissues
that might be consumed by humans contained detectable quantities of
infectivity. This would of course be of significance in determining the
pathogenesis of BSE too. A large number of tissues were inoculated into
mice, usually by a combination of intracerebral and intraperitoneal routes
各組織を検査する目的は、ヒトが食べた際に感染する量を含んでいる
か否かを確認するためである。このことは、 BSE の発病機序を解明
する上でも意義がある。
The initial assays identified infectivity only in brain, spinal cord and retina
of the clinically affected cattle. We are aware of no experiments which have
detected BSE infectivity in blood using the mouse bioassay. Transmission
studies based on intracerebral injection into mice of blood from clinical BSE
cases have shown no detectable infectivity.
最初の検査では、発症している牛の脳、脊髄および網膜のみに感染
性が確認された。マウス試験法を用いて血液の感染性を調べる実験
には気が回らなかった。その後、発症牛の血液をマウスの脳内に接
種する伝達試験を実施したが、感染性は認められなかった。
Tissues from clinically affected cattle with no detectable infectivity by parenteral
inoculation of mice
マウスの脳内接種によって感染性がなかった発症牛の組織
脳脊髄液、心臓、肺、気管、膵臓、脾臓、腎臓、扁桃腺、皮膚、脂肪
血液:バフィーコート(白血球と血小板)、凝固血、胎児血液、血清
遠位
消化管:食道、第一胃、第三胃、第四胃(食道溝、筋柱)、小腸(遠位、
子牛への投与試験で
近位)、直腸、結腸(遠位、近位)
感染性が確認された
リンパ節:腸管膜リンパ節、大腿、咽頭リンパ節
筋肉:半腱様筋(モモ肉の一部)、横隔膜、最長筋(ロース)、咬筋(頬
肉)
神経:馬尾(下半身の脊髄神経根繊維)、末梢神経(座骨神経、内臓
神経、頸骨神経)
生殖器 雄:精巣上体、前立腺、精液、貯精嚢、精巣
雌:乳、 卵巣、 胎盤分葉、 胎水(羊水、尿膜腔液)、乳腺、子宮小丘
小腸遠位部は、マウスの脳内接種でも感染しなかったが、子牛に食べさせたら発症
した。異種間では、少量で感染しない証明
!
筋肉、心臓、血
液、脂肪など
日本人が普段
食べる部位
特定危険部位
回腸末端部 ≪ 眼、脊髄、脳
納先生が紹介したアイゲン
博士とノバック博士によれば、
異常プリオンでは10万個
スクレイピーと同様に、BSEは、「いきち」があるタイプ
日本では牛において BSE 感染が広がらない理由
★ 過去において汚染飼料を食べた疑いのある、
老廃牛の全国一斉処分を急げ ★
英国における狂牛病発生頭数
85年 4月 初の発生
37,280
89年11月 6カ月齢
40000
86年11月 最初の診断
以上の特定牛臓器
35000 88年 7月 反すう動物
(SBO)の食用禁止
30000 由来肉骨粉の反すう
96年3月20日
動物への給与禁止
新型ヤコブ病
25000
潜伏期:約5年
(CJD)患者10名
20000
ここまで肉骨粉
とBSE感染牛と
給餌が続いた
潜伏期:約10年
15000
の関連声明。
10000
2469
1,443
5000 442
これ以降、新たな感染者が
大量発生することはない
0
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 0
英国における狂牛病発生頭数
日本で英国の状態が再現しない根拠
40000
35000
30000
25000
20000
15000
10000
5000
0
37,280
最新の検査方法の開発
に何故長期間を要したか
確定頭数:36,680
検査頭数:44,844
除く北アイルランド
1,443
442
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
0
牛の脳幹部位の病理組織学的検査
ELISA法
時間がかかるので検査数が限られることや大
部分の牛が発症する前に屠殺されていたので, ウエスタンブロット法
免疫組織化学検査
多くのBSE感染牛の存在が見逃されていた。
生体には正常プリオンが分布しているので、
プリオンに対する抗体産生が全くない
→ 通常の感染症に用いられる、
抗体検査による診断ができない
1997年 人工的に、プリオンに対する抗体の作成に成功
牛海綿状脳症の臨床症状
初期
中期
後期
精神状態・行動の異常、不安動作、痙攣、音に対する過敏反
応、持続的な鼻なめ、地面を蹴るなど
感覚(音、接触、光、熱)の過敏反応、運動失調(後肢を開く)
攻撃的な行動、後肢に触れると蹴る。歩行障害(揺れ、後肢
の引きずり、震え、転倒)、起立不能
通常の感染症に必発の発熱もなく、身体上の異常も見ら
れないので、神経症状がだけでは診断が難しい.
英国で、臨床的にBSEが疑われたものの、
実際にはBSEでなかった牛の症例
白質における巣状海綿状態、 脳幹部に限局した脳炎(リス
テリア症)、 非化膿性脳炎/髄膜炎、 腫瘍、 肉芽腫性脊
髄炎/脳炎/髄膜炎、 大脳皮質壊死症/水腫、 ミエロパ
シー(脊髄症)、 など 類似症状を呈する多数の疾患がある。
病理組織学的にも、病理専門家以外は類症鑑別できない
千葉県のBSE症例
出典: 動物衛生研究所
千葉県のBSE症例の
延髄組織所見
免疫組織化学染色陽
性:延髄における異常
プリオン蛋白質の沈着
(褐色に染色)
延髄かんぬき部
免疫組織化学染色法は、異常プリオ
ンに対する抗体が作成された90年代
に実用化された。 ELISA法、ウエス
タンブロット法、免疫組織化学染色法
により、迅速、確実、多検体処理が可
能となり、これらの検査術式は、国際
的に統一されている。
出典: 動物衛生研究所
英国における狂牛病発生頭数
日本で英国の状態が再現しない根拠
40000
35000
30000
25000
20000
15000
10000
5000
0
37,280 検査法の改良と検査体制の確立
受動的監視システム
臨床症状を呈し
た病変形成例
のみ摘発可能
確定頭数:36,680
検査頭数:44,844
能動的監視システム
アクティブ・サーベーランス
・無症状でも異常プリオン
があれば摘発可能
・多検体処理が可能
除く北アイルランド
1,443
442
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
0
牛の脳幹部位の病理組織学的検査
ELISA法
時間がかかるので検査数が限られることや大
部分の牛が発症する前に屠殺されていたので, ウエスタンブロット法
免疫組織化学検査
多くのBSE感染牛の存在が見逃されていた。
187億円
英国からEUへの生体牛の輸出
150億円
120億円
75億円
37億円
新
型
ヤ
コ
ブ
病
確
認
出
典
:
動
物
衛
生
研
究
所
牛の脳幹部位の病理組織学的検査
1988年7月: BSEが確認された群の英国牛のオランダへの輸出禁止(二国間条約)
1989年7月: 同牛の英国からEUへの輸出を禁止 (Decision 89/469/EEC)
1990年2月: BSEの疑いのある母牛から生まれた全ての牛、および6カ月以上の牛
について英国からEUへの輸出禁止 (Decision 90/59/EEC)
英国からの牛の輸出に関する総禁止令は、
EUにおいて1996年3月まで課されなかった.
250
欧州にBSEを広げた原因
200
1.肉骨粉のみならず、生体牛
もが、英国から欧州に輸出さ
れていた。
150
感染症の防圧には初期対
フランス
応が最重要
ポルトガル
スイス
欧州とは異なり、日本で
ドイツ
は初期段階で免疫学的
診断方法が可能であり、
迅速な対応がとられた。
2.検査方法が病理組織学的
方法しかなく、未発症の感染
牛が欧州に到着後発症した。
100
50
0
89 90 91 92
89 90 91 92
フランス
ドイツ
ポルトガル
スイス
0
0
0
0
0
0
1**
2
5
0
1**
8
93
93
94
94
0
1
1** 0
1** 3**
15
29
95
95
96
96
97
97
4
3
3** 0
12 14
64 68
12
0
29
45
6 18 31 161 202
2** 0
0
7 118
30 106 170 163 75
38
14 50 33
30
牛の脳幹部位の病理組織学的検査
98
98
99
0
99 00
1
01
**:輸入症例
英国の肉骨粉の輸出データ
国名
1988
1989
1990
フランス
ドイツ
日本
韓国
7,222
559
15,674
578
1,148
14
132
1
単位(トン)
出典 :英国税関 データ
1991 1992 1993 1994 1995 1996
20
94
5
5
62
43
220 1,010
5
31
103
156
0
64
802
23
0
20
455
0
1
英国は88年 7月に反芻動物由来肉骨粉の反すう動物への給与禁
止をしたが、製造を続け海外に輸出していた(モラル・ハザード)。
英国側当初の数量 現地精査後の数量
備考
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
132 トン
62 トン
43 トン
31 トン
64 トン
-
1 トン
132 トン
-
14 トン
20 トン
-
-
-
フェザーミール(羽毛粉)
日本への輸出記録なし
ほ乳類以外のもの、例えば家きん
のミールの可能性がかなり高い
日本への輸出記録なし
合計
333 トン
166 トン
日本への汚染飼料は、欧州から再輸
出されたものと考えられている。
日本への輸出記録なし
農場での監視体制
食肉センターでの監視体制
健康な牛
と畜検査員(獣医師)による
生体検査:症状のチェック
解体後検査:肉眼所見
精密検査:組織所見
BSE が疑われる牛
その他の病気の牛
ELISA法によるスクリーニング
家畜衛生保健所(獣医師)
殺処分・検査・消却
陽性
動物衛生研究所
帯広獣医畜産大学
国立感染症研究所
ウエスタンブロット法 + + ー
免疫組織化学検査 + ー +
牛海綿状脳症の検査
に係る専門家会議
確定診断
+ -
陰性
危険4部位が除去された
ことを確認・記録した上で
食用許可(検印)
ー 健康な牛の特定危険部位
ー を除いた牛肉のみが流通
研究用として許可された
部分以外は全て消却
飼料規制などのBSE対策が世界中で行われた
結果、世界でのBSE発生頭数はピーク時(1992年:
約3万7千頭)と比べ、20年後の2012年には21頭と
激減し、BSE感染リスクが大きく低下した。
月齢24ヶ月以上のウシ100万頭当たりの症例数
6636
英国
日本は
2001 1.44
2002 0.97
2003 1.96
2004 2.49
2005 3.58
2006 5.02
2007 1.54
2008 0.53
2009 0.53
1.344
英国におけるヤコブ病の発生状況
BSEによる変異型ヤコブ病(vCJD)は、英国で計177例、
フランスが23例。欧州以外の米国、カナダの発生例は、
英国の滞在歴がある。
28
月齢24ヶ月以上のウシ100万頭当たりの症例数
カナダ
2002 0.00
2003 0.17
2004 0.15
2005 0.15
2006 0.74
2007 0.48
2008 0.64
2009 0.17
2010 0.18
2011 0.18
2012 0.00
日本国内では、2001年からの8年間で36頭のBSE感染牛が確認されたが、
2010年以降は確認されていない。そして、2002年2月以降に出生した牛からは
BSEが発生していない。
2001年10月から始まった「全頭検査は」、2005年に「21ヶ月齢以上」、2013年4
月には「30ヶ月齢超」へと引き上げ、さらに、7月1日からは「48ヶ月齢超」となった。
特定危険部位(SRM)の対象範囲: 「頭部(舌・頬肉以外)、脊髄、扁桃、回腸
遠位部」 ➔ 2013年4月から、「30ヶ月齢超の頭部(舌・頬肉以外)、脊髄、脊柱と、
全月齢の扁桃、回腸遠位部」に変更。
EUにおけるBSE発生の実績
から、検査陽性牛のほとんど
(約98%)が48か月齢以上
BSE感染牛脳組織の1グラ
ム経口投与実験でのBSEプリ
オンの検出が投与後44か月
目(48か月齢相当)以降
BSEプリオン摂取量が少な
いほど潜伏期間が長期化
11年間発生がなければ、
終息したとみなせる。
BSE感染牛の推定摘発年齢分布(EU)
各国における特別危険部位(SRM)の除去対象
特定危険部位(SRM)の範囲の見直し
「頭部(舌・頬肉以外)、脊髄、扁桃、回腸遠位部」 ➔ 2013年4
月から、「30ヶ月齢超の頭部(舌・頬肉以外)、脊髄、脊柱と、全月齢
の扁桃、回腸遠位部」に変更。
OIE基準に合わせた。全頭検査は日本だけが行ってきたもので、
「安全性確保は、 SRMの除去によって達成される」としてきた欧米諸
国でヒトの健康障害は発生していない。
海外からの輸入牛肉及び加工品の規制
1996
2003
2005
ヒトの発生もほぼ終わっている
2013
非定型BSEは孤発性BSEか?
ウエスタン・ブロットのバンドのパターンが従来のBSEと異なること
から、非定型BSEと疑われた。2006年6月までに、日本で2例(23ヶ月
齢の8例目と169ヶ月齢の24例目)、イタリアで2例(11歳と15歳)をは
じめとして、フランス4例、ベルギー2例、米国3例、オランダ4例、ドイツ
3例、スウェーデン1例で報告されている。一部の例では、遺伝子の変
異や動物への伝達試験成功が報告された。
鹿の伝達性海綿状脳症
アメリカ、カナダで認められているシカ、エルク(オオジカ)、ミュー
ルジカの慢性消耗性疾患(CWD: Chronic Wasting Disease)も伝
達性海綿状脳症(TSE)の一種とされている。感染個体の死体が土壌
汚染し、草を食べる際に異常プリオンも接種されることで感染するとさ
れている。通常は 3~5 歳齢で発生し、多くは発症後数日以内に誤
嚥性肺炎により死亡する。
伝達性ミンク脳症
スクレイピープリオンが原因と推定されるミンクのプリオン病。7~
12ヶ月の潜伏期の後、異常行動、運動失調、嗜眠状態に至り死亡。
野生動物についてはほとんど判っていない。