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くらしのフェスタ 2004
食の安全・安心について考えよう!
主催: 福岡県、(財)福岡県消費者協会
食の安全性向上のための社会システム
◆◆◆ 農場から食卓までの協力体制
◆◆◆
鹿児島大学 岡本嘉六
● 食生活における不安をなくし、安全性についての自信を
取り戻すためには、農場から食卓までの関係者すべての努
力が必要とされている。
● 衛生対策の強化には、モノも労働も必要です。その経費
を公正に負担する社会システムを皆で考え、作り上げよう。
● 安全性についての正しい知識と理解を広げることが、何
よりも大切である。
自己紹介を兼ねて
鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト
プロジェクトメンバーの社会活動報告書
市民公開講座の開催
冊子配布
鹿児島大学 新興感染症対策研究プロジェクト
設立趣旨
BSEより感染性が強く、病原性も強い数多くの「動物由来感染症」
があり、それらの国内侵入に備える地方の監視体制はきわめて不
十分な状態である。新型肺炎や高病原性鳥インフルエンザの国内
侵入を踏まえて、鹿児島大学のプロジェクトを新たな陣容とした。
パート1
● 精密検査は、牛肉の安全性を確保
するための方法ではなく、牛における流
行を調べる手段である。
● 牛肉の安全性は、特定危険部位の
除去によって達成される。
● 「全頭検査」は、税金の無駄使いで
ある。
農薬
輸入食品
添加物
汚染物質
組換え食品
健康食品
微生物
飼料
プリオン
器具・容器包装
カビ毒・自然毒
ウイルス
放射線照射
新開発食品
動物用医薬品
肥料
異物混入
その他
0
既に半数以上のヒトは、BSE
パニックを卒業し、米国でBSE
が発生した時点では未検査の
「在庫牛」を食べるために行列
ができた。
にもかかわらず、「全頭検査
問題」によって再び「不安」を増
幅する輩が息を吹き返した。
10
20
30
40
50
60
70
食品の安全性の観点からより不安を感じているもの
内閣府食品安全委員会: 平成15年 食品安全モニター・アンケート調査
「食の安全性に関する意識調査」結果
80
%
Q:昨年末の米国BSEによる米国産牛輸入規制後、牛丼屋に行く頻度はどうなりま
したか?
リンク
調査名: 昼食についてのアンケート
調査期間: 2004年2月9日~12日
調査対象: 25~59歳以下の社会人男性
回答数 :
558人
日本で発生した時には、在庫牛を処分したが・・・
米国のように肉骨粉輸入を法律で禁止しなかった落ち度を責めた
が・・・
Q:牛丼に対する気持ちはどれが一番近いですか?
◇ 国産牛等の安全が保障されているなら、値段が高くなってもかまわない
値段にコダワル男性=47.8%
悲しき者、汝の名はオノコ。
カマビスシキ「安心」など、どこ吹く風。
安くて栄養のある昼飯は何処。
社説にみる全頭検査問題
Yahoo! 「日本のBSE対策」より
日米BSE協議 国民不安ぬぐう枠組みに 熊本日日新聞 (10月24日)
BSE対策 米国にも「安心」求めよ 沖縄タイムス (10月21日)
それから
BSE検査見直し 「二枚舌」では戸惑う 中国新聞 (10月20日)
BSE対策/落差埋め消費者に安心感を 山陰中央新報 (10月19日)
BSE対策 問われる小泉政権の信頼性 熊本日日新聞 (10月18日)
全頭検査補助金/摩擦の火種にならないか 神戸新聞 (10月18日)
答申後
全頭検査見直し/補助金支給は筋が通らぬ 神戸新聞 (10月14日)
BSE対策 無用な混乱は避けるべきだ 熊本日日新聞 (10月10日)
BSE検査見直し/時間をかけ丁寧な説明を 山陰中央新報 (9月17日)
BSE確認 正確な情報で混乱回避を 熊本日日新聞 (9月15日)
答申前
全頭検査見直し/あくまで科学的結論を基本に 山陰中央新報 (7月25日)
最近のニュース
「全頭検査の継続望む」68% 県内消費者アンケート 熊本日日新聞 (11月19日)
BSE対策、年内答申微妙 食品安全委で異論続出 (共同通信10月26日)
全頭検査見直し/あくまで科学的結論を基本に
答申前
山陰中央新報 (2004年7月25日)
全頭検査の見直しについてはいま、内閣府の食品安全委員会が
専門的な立場から検討を進めている。あくまでこの作業を見守り、結
論を待つべきである。その分、時間がかかってもやむを得ない。食の
安全・安心はあくまで科学的根拠に基づいて判断すべきものであり、
政治の道具に利用されるのは許されない。
政府は日本で初めてBSE感染牛が見つかった直後の2001年10月
に全頭検査に踏み切った。国産牛肉への不安が広がって消費が急
減、消費者の不安を解消し、牛肉消費を回復させるための、いわば
緊急避難措置だった。全頭検査が消費者の信頼回復に役立った。
しかし全頭検査を実施しているのは日本だけである。BSEの発生
が多い欧州連合(EU)は30カ月以上を検査対象としている。
BSE対策で最も大切なのは危険部位を完全に取り除くこ
とだ。除去が確実に行われれば牛肉の安全は保たれる。
答申後
全頭検査補助金/摩擦の火種にならないか
神戸新聞 (2004年10月18日)
消費者対策といいながら、実は、解禁される米国などの輸入肉に「非関税障壁」を
設けることではないのか。
厚生労働省と農水省が牛海綿状脳症(BSE)対策の見直し案を食品安全委員会に
諮問した。
当初は一部補助が伝えられていたが、全額となると、ほとんどの自治体が希望す
るとみられ、事実上、国産肉の全頭検査は継続される。 これは自己矛盾ではないか。
食品安全委から「生後二十カ月以下の感染牛を現在の検査法で発見するのは困
難」という答申を受けて、これから検査対象の緩和を行おうというのに、一方で、それ
を事実上、否定するようなことをする。
補助金は新たに二重基準を作ることになる。それがまた消費者不安を助長する。
見直し案はBSEの発生した米国などの二十カ月以下の牛肉を検査なしで輸入再開
する道を開く。その結果、検査した牛肉とそうでないものと、二種類が国内で同時に
出回るからだ。
そうした二重基準の問題は、新たな貿易摩擦の火種になる恐れがある。米国産の
牛肉は、二十カ月以下が八割と主力となっている。しかも、日本の業者の差別化戦
略が国の補助金によっているとしたら、世界貿易機関(WTO)へ提訴するといった事
態にもなりかねない。
委員会がこれにどういう判断を下すか、注目されるところだが、消費者本位で、一
から議論をやり直した方がいい。
それから
「安心」
BSE対策 米国にも「安心」求めよ
沖縄タイムス (2004年10月21日)
県は引き続き全頭検査を実施する。牛肉への安心、安全を求める「消費者の理
解」を得るためだ。多くの自治体が全頭検査を続ける意向という。
国内対策は緩和されるが全頭体制は維持される、という一見ちぐはぐな方針は、
「安心」を求める消費者心理を自治体が敏感に感じとったためだろう。
裏を返せば、検査緩和に国民の理解が、まだ十分得られていないということでは
ないか。
諮問された見直し案は、生後二十カ月以下の牛を検査から除外するほか、脳な
ど特定危険部位が適切に除去されているかどうかの定期調査や飼料の規制強化
など四項目。
食品安全委が九月に打ち出した「生後二十カ月以下の感染は発見困難で、検査
対象から外しても人への感染リスクは増えない」との見解に沿ったものである。
科学的裏づけに基づいた見直しであっても、国民が不安を抱くよう
では食品安全行政として万全とは言えない。消費者にデータを提示
し、平易な言葉で説明し、地道に意見集約を図る作業が必要だ。
政府案は、国内と国外で二つの基準が存在する「ダブルスタンダード」にもつな
がる。 米国から輸入が再開されれば、二十カ月以下の米国産牛肉は検査なしで
店頭に並ぶことになり、検査済みの国産牛肉と市場で混在する。混乱するのは消
費者だ。
「安全・安心」がセットで使われるが、科学的には何を意味するか?
“Food Safety” とセットされた表現が英語であるか?
安全
科学に基づかない大衆心理は、
古代へのノスタルジアか?
それとも、
21世紀のファシズムか?
安心信頼性
品質・安全性保証
健康障害の発生確率
「消費者の機嫌取り」は、科学に反する!
「ナチュラル=安心」は、フグ、キノコによる死亡事故を生んでいる!
「食品の品質と安全性システム(FAO、1998)」の付属文書2。
Understanding
the association between a reduction in hazards
「危害を減らすこととリスクを減らすことの関係を理解することは、適切
that may be associated with a food and the reduction in the risk of
な食品の安全性制御を発展させる上でとくに重要である。
不幸なこと
adverse health effects to consumers is of particular importance
in
に、食品について『ゼロ・リスク』のような事態はありえない(その他の
development of appropriate food safety controls. Unfortunately,
何についても言えることだが)。」
there is no such thing as "zero risk" for food (or for anything else).
2002年3月2日に鹿児島市で開催された下記市民講座の1時間講演を
約20分に短縮したものです。クリックするとPower Pointがスタートします。
納
光弘先生講演
市民講座 「国産牛肉消費拡大セミナー」(参加者 320名)
講演者
納 光弘先生 「ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳
症)について:牛肉はなぜ安全なのか」
岡本嘉六 「食品の安全性とは:微量では感染しない」
主催: 鹿児島県食肉事業協同組合連合会・南日本新聞社
後援: 鹿児島県、鹿児島県教育委員会、農林水産省生産局畜
産部、農畜産業振興事業団、全国食肉事業協同組合連合会
鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクトのページ
「全頭検査の正しい知識」 Massie池田のホームページへ
鹿児島の食の安全と安心
特に牛海綿状脳症と鳥イ
ンフルエンザについて
7月10日(土)
会場からの新聞記事につい
ての質問について、納 光弘
教授は私と同意見だった
頭数
英国のBSEと新型ヤコブ病の推移
40,000
BSE
37,280頭
人数
35,000
30,000
25,000
特定部位の
食用禁止
8年
28人
vCJD
25
20,000
12年
18人
15,000
10,000
5,000
0
30
20
15
初
発
85
年
10
10年
612頭
5
0
年
英
国
BSE
HP
30
30
24
21
24(2)
24
20
29
30(2)
24
29
37(7)
34
39(2)
40
48
48
50
49
33
31
27
24(4)
26
26(3)
26
30(3)
31(2)
32
30
38(3)
36
41
42
49
51
52
53
2番目に高齢
(年.月)
最高齢
(年.月)
5.03
10
11.01(2)
15.04
14
17.05
16.02
18.1
16.07
15.05
17.02
15.01
15.05
13.1
19.09
16.09
22.07(2)
20.06
16.03
5.07
10
11.01(2)
15.04
14
17.05
16.02
18.1
16.07
15.05
17.02
15.01
15.05
13.1
19.09
16.09
22.07(2)
20.06
16.03
21
世
紀
に
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牛
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、
BSE
1986
1987
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1990
1991
1992
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生 (
動 1993
の 物 1994
若 衛 1995
齢 生 1996
牛 研
究 1997
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高
1999
齢 よ 2000
牛 り 2001
) 2002
2004年 2003
10月1日 2004
に
お
け
る
最若齢 2番目に若齢
(月)
(月)
と
診
断
さ
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て
い
る
。
30
ヶ
月
の
基
準
を
下
回
る
が
、
そ
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で
も
安
全
性
は
確
保
さ
れ
て
き
た
。
超
高
齢
牛
が
、
現
在
ま
で
搾
乳
さ
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、
牛
乳
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し
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売
さ
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き
た
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ガ
ム
教
授
納
光
弘
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発
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者
ギ
ャ
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博
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ウ
イ
ル
ス
発
見
者
Tue Dec 18 2001
From: "W.W.Hall"
To: " Mitsuhiro Osame "
Dear Mitsu, I have been following the BSE
problem in Japan with some interest and
concern.
2001年12月18日
親愛なるミツへ
私は日本の狂牛病の問題に関しては興味
と関心をもって見守ってきました。
As you know I have been Chairman of The Department
of Health "Expert Committee on CJD" for the past 5 years
and I still have this position. Our role is to advise the
Minister of Health and our Government on all aspects of CJD
and BSE and to prepare policies to ensure public safety.
ご存知のように私は過去5年間健康局の
「CJD専門化委員会」の委員長を務めて
きましたし、今もその職務についています。
我々の任務は厚生省と政府にCJDとBSE
に関しあらゆる視点から助言し、国民の安全
を守るための方策をうちたてることです。
Irish beef is quite safe now. This is because of
restrictions on the type of feeds that animals are allowed.
BSE is now only found in older animals, and these probably
were infected before these restrictions were put in place.
In addition the killing of animals is very strict to ensure that
no "high risk" materials eg CNS tissues can enter the food
chain. Finally older animals are being kept out of the food
chain.
アイルランドの牛肉は現在極めて安全です。
これは与えて良い餌に規制があるからです。
ーー中略ーー
最後に、年取った牛は食用に供されることは
ありません。
People are confident now although
as is being seen in Japan we also had times
when people lost confidence.
Best wishes, Billy.
現在の日本の現状と同じように
アイルランドの国民も安全に自信
が持てなかった時期もありました
が、今、国民は安全に自信を持っ
ています。
ビリーより
Transmission of BSE ( BSEの伝達)
DEFRA BSE information: Last updated: 30 Apr 2001
Infectivity in tissues(各組織の感染性)
The aim of the tissue assays was to identify which, if any, of the tissues that might be
consumed by humans contained detectable quantities of infectivity. This would of
course be of significance in determining the pathogenesis of BSE too. A large number
of tissues were inoculated into mice, usually by a combination of intracerebral and
intraperitoneal routes
ヒトが食べた際に感染する量を含んでいる
各組織を検査する目的は、ヒトが食べた際に感染する量を含んでいる
か否かを確認するためである。
か否かを確認するためである。このことは、 BSE の発病機序を解明す
る上でも意義がある。
The initial assays identified infectivity only in brain, spinal cord and retina of the
clinically affected cattle. We are aware of no experiments which have detected BSE
infectivity in blood using the mouse bioassay. Transmission studies based on
intracerebral injection into mice of blood from clinical BSE cases have shown no
detectable infectivity.
発症している牛の脳、脊髄および網膜のみに感染
最初の検査では、発症している牛の脳、脊髄および網膜のみに感染
性が確認された。
性が確認された。マウス試験法を用いて血液の感染性を調べる実験
には気が回らなかった。その後、発症牛の血液をマウスの脳内に接種
する伝達試験を実施したが、感染性は認められなかった。
Tissues from clinically affected cattle with no detectable infectivity by
parenteral inoculation of mice
(マウスの脳内接種によって感染性がなかった発症牛の組織)
脳脊髄液、心臓、肺、気管、膵臓、脾臓、腎臓、扁桃腺、皮膚、脂肪
血液:バフィーコート(白血球と血小板)、凝固血、胎児血液、血清
消化管:食道、第一胃、第三胃、第四胃(食道溝、筋柱)、小腸(遠位、近位
遠位
子牛への投与試験で
)、直腸、結腸(遠位、近位)
感染性が確認された
リンパ節:腸管膜リンパ節、大腿、咽頭リンパ節
筋肉:半腱様筋(モモ肉の一部)、横隔膜、最長筋(ロース)、咬筋(頬肉)
筋肉
神経:馬尾(下半身の脊髄神経根繊維)、末梢神経(座骨神経、内臓神経、頸骨
神経)
生殖器 雄:精巣上体、前立腺、精液、貯精嚢、精巣
雌:乳、
乳 卵巣、 胎盤分葉、 胎水(羊水、尿膜腔液)、乳腺、子宮小丘
乳腺
小腸遠位部は、マウスの脳内接種でも感染しなかったが、子牛に食べ
させたら発症した。 異種間では、少量では感染しない証明 !
筋肉、心臓、
血液、脂肪
など日本人
が普段食べ
る部位
感染発症菌数
(閾値;いきち)
BSE(狂牛病)は、
特定危険部位
回腸末端部 << 眼、脊髄、脳
納先生が紹介したアイゲン博
士とノバック博士によれば、異
常プリオンでは10万個
「いきち」があるタイプ
英国における狂牛病発生頭数
日本で英国の状態が再現しない根拠
40000
35000
30000
25000
20000
15000
10000
5000
0
37,280 検査法の改良と検査体制の確立
受動的監視システム
臨床症状を呈し
た病変形成例
のみ摘発可能
能動的監視システム
アクティブ・サーベーランス
・無症状でも異常プリオン
があれば摘発可能
・多検体処理が可能
1,443
442
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
0
牛の脳幹部位の病理組織学的検査
時間がかかるので検査数が限られることや大
ELISA法
部分の牛が発症する前に屠殺されていたので, ウエスタンブロット法
多くのBSE感染牛の存在が見逃されていた。
免疫組織化学検査
安全は、国民生活総体を見渡したものでなくてはならない
健康への危害因子は、放射線などの物理的因子、発癌物質などの
化学的因子、ウイルスや細菌などの生物学的因子、等々無数にある。
国民の生命と健康を守るために衛生対策費をどのように使うかが重
大問題であり、一部の危害因子のみを取り上げて税金の使途を歪め
ることがあっては、国民衛生の全体像が描けない。
BSEが日本国民に及ぼす健康障害の影響はどの程度なのか?
検査費用のみで、毎年、数十億円を費やすことが、他の危害因子に
対する予防衛生に必要な対策費を制約することにならないか?
現在、税金が使われているので「タダ」という意識が強いが、税金も
我々の懐から出ていることに変わりはない。こうした税負担は、これか
らの高齢化社会を考えると、若者に申し訳ないのではなかろうか。
「食品の品質と安全性システム(FAO、1998)」の付属文書2。
Understanding
the association between a reduction in hazards
「危害を減らすこととリスクを減らすことの関係を理解することは、適切
that may be associated with a food and the reduction in the risk of
な食品の安全性制御を発展させる上でとくに重要である。
不幸なこと
adverse health effects to consumers is of particular importance
in
に、食品について『ゼロ・リスク』のような事態はありえない(その他の
development of appropriate food safety controls. Unfortunately,
何についても言えることだが)。」
there is no such thing as "zero risk" for food (or for anything else).
厚生労働省予算案の主要事項 単位: 億円
食品の安全性等の確保
食肉
(%)
輸入食品
食品添加物
農薬等
2001
2002
2003
2004
125
ー
149
52
34.9
6.6
ー
ー
130
40
30.8
10
10
7.3
160
33
20.6
19
12
6
6.4
ー
ー
2002: 食肉の安全確保のための牛海綿状脳症(BSE)対策の強化
・BSEに感染した牛の肉が食用として流通することがないよう、前年度に引き続き、特別措
置として検査キットの整備に対する補助を行うとともに、検査機器の整備や検査技術の研
修を実施し、各自治体において迅速かつ適正に全頭検査を行うための体制強化を図る。
・特定危険部位の適正処理を推進するため、と畜場に脊髄除去設備や焼却設備等を
整備する。
・BSEに関する正しい情報の普及啓発を推進するとともに、食肉検査の高度システム
化モデル事業など、地域の特性に応じ、食肉安全性確保推進事業を実施する。
・検疫所における輸入牛肉のモニタリング検査体制の強化を図る。
2003: 食肉に関するBSE対策の推進
と畜検査におけるBSE全頭検査の実施について、引き続き、特別措置として検査キット
の整備に対する補助を行うとともに、検査技術の研修等を実施する。