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消費者行動に密着!!
~購買意思決定がさらなる購買を促進させる効果~
拓殖大学田嶋ゼミA班
上野加菜子 神原健人 齊藤暢範
鈴木愛美 丹治雄太
1
発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の貢献点
2
社会背景
12カ月連続の減少!
経済産業省(9月15日発表)
消費者は無駄遣いをしなくなった…
3
財布の紐が固い消費者に…
ローソンも
「おにぎり100円セール」
低価格戦略“ついで買い”期待
おにぎりを買いにきたついでに
飲み物やお菓子など他の商品も
購入してもらう効果も狙っている。
(FujiSankei Businessi2009/7/24)
企業は消費者の財布の紐を緩めたい!
4
ついで買いとは?
“ついで買い”とは「目的地に出かけるついでに
買い物をすること・ある物を買うついでに他の
ものも買うこと」
ついで買いは財布の
これも買っちゃおう
紐が緩むことが多いの
ではないだろうか!?
これ買おう!
5
ついつい買ってしまうことありませんか?
これに決めた!
何か買うものを決めると…
購買意思決定
この商品も
買おうかなぁ
他の商品にも目が留まり…
購買意欲の高まり
よしっ!
買っちゃおう!!
余計なものまで
次の購買
買ってしまった…
6
問題意識
なぜ、ある商品の購買意思決定を
することによりさらに別の商品の
購買意欲が促されるのだろうか
※サービスは除く
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の貢献点
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本研究における購買意思決定
これに決めた!
購買意思決定が
店舗内での
鍵となる研究は
購買意思決定
あるのだろうか?
※計画購買も含む
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先行研究レビュー
関連購買
購入された他の商品との関連性から
店舗内でのその必要性が認識され
商品同士に関連性があり
商品を購入する。
永野(1997)
認知的要素によって
今日はカレー
にんじん
お肉も
にしよう! 次の購買が行われる
買わなきゃ
買わなきゃ
認知
認知
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本研究との相違点
消費は感情を伴う行為である。
上原(2008)
商品の関連性に関係なく
このお菓子
よしっ!
雑誌買おう!
気になるなぁ
買っちゃおう!!
感情的要因によって
次の購買が促される
感情の変化
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研究目的
ある商品の
購買意思決定が別の
商品の購買に与える
影響を感情的側面から
明らかにする
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の貢献点
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買い物中に起きる感情
モノを得る
“満足感”
お金を支払わな
ければならない
“痛み”
モノを得る“満足”を感じること
買物という行動には、欲しい品が手に入ったという
により、ポジティブ感情を受ける
“満足感”と、代金を払わなければならないという
のではないだろうか?
心理的な“痛み”の二つの面がある。
小嶋(1986)
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ポジティブ感情とは
1.低レベルの日常頻繁に観察される一般感情
2.簡単な刺激操作で容易に喚起される感情
3.種々の社会的行動に影響を及ぼす感情
購買意思決定
によっても
起こる?
土田(1996)
日常生活や社会的行動で
容易に喚起される
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買い物中に起きる感情
モノを得る
“満足感”
お金を支払わな
ければならない
“痛み”
買物という行動には、欲しい品が手に入ったとい
購買意思決定をした時点で
う“満足感”と、代金を払わなければならないと
頭の中では会計が
いう心理的な“痛み”の二つの面がある。
始まっているのではないだろうか?
小嶋(1986)
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プロスペクト理論
プロスペクト理論
問題に決定フレームを
あてはめて意思決定するモデル
POINT
同じ利益、損失を比較すると、
得をした喜びよりも、損をした
悔しさのほうが大きい
Tversky & Kahneman (1991)
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POINT
500円を得る
500円を失う
人は同じ金額の利益、損失を受けたときでは
損失を大きく受け止める傾向がある
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感情と情報処理
ポジティブな感情が意思決定において
情報処理負荷の低い方略を採択させやすい。
竹村(1994)
ポジティブな感情が意思決定のための時間を短くさせ、
選択において単純な情報探索方略を採用する。
Forgas(1991)
ポジティブ感情により、
意思決定のための情報処理負荷や
情報探索方略が簡略化されやすい
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プロスペクト理論とポジティブ感情
ポジティブな感情
情報処理の簡略化
割安感
損失に対する価値の低減
購買する購買する
購買しない
割安感
購買しない
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情報処理負荷
の低い方略
頭の中で
財布を開く
時間を短くさせ、選択
において単純な情報
探索方略を採用
購買意欲が促進された状態
購買意思決定
ポジティブ感情+割安感
次の購買
プロスペクト理論
ポジティブ感情
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の限界点と反省点
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仮説
ポジティブな感情を
生起させる
購買意思決定が
次の購買を促す
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の限界点と反省点
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アンケート調査概要
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調査対象:10代~50代
調査期間:12月中旬
調査方法:レシートを用いた面接方式
質問項目:配布資料
サンプル数:90人
有効回答数:80人
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レシート調査の利点
アンケート調査による分析と共に、購買シーン毎の行動の詳細を被験
者から引き出すためにレシートを用いた聞き取り調査を行った。
そういえば!
エピソード記憶
日時の情報だけは操作できないが、特定の
日時に生起した出来事を、その日時とは異
なる時点で想起すること。Tulvig(1983)
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Thomas & Diener(1990)
Brief, Momentary Mood
Checklist (BMMC)を引用
質問概要
質問 入店前の気分をお答えください。あてはまる縦線部に○をつけてください。
全く感じていない あまり感じていない やや感じている 非常に感じている
嬉しい
心地よい
幸福である
楽しい
面白い
質問 その商品の価格は、いつもと比べてどのように感じましたか?○をつけてください。
割安 ・ やや割安 ・ 妥当 ・ やや割高 ・ 割高
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調査結果
棄却された
ポジティブ感情は割安感に
影響を与えていない
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食品に絞った場合
立証された
有意性が認められた
マイナスになればなるほど
ポジティブ感情を感じた人が
割安になっていることを表す
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結果
棄却された
理由
全商品
→
娯楽、趣味、などの商品が入ることにより
意思決定前からポジティブ感情が高い場合が
あり、結果として意思決定後との差が大きく
見られない場合があった。
支持された
理由
食品
→
頻繁に行われている買物なので
入店前のポジティブ感情が低いのでは?
結果、意思決定後のポジティブ感情が上がる
という結果が見られ易かった
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の限界点と反省点
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店舗内実験
場所:都内コンビニエンスストア
期間:2009/10/2 ~ 2009/10/7
実験目的
購買意思決定後にその購買を肯定することに
より、更なる購買が促進されるかを検証する
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店舗内実験
ペットボトルを手に取っ
た直後に、買い物を肯定
する意味のPOPを提示
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実験結果
POPを取り付けたことによる、買い物の個
数には大きな違いが見られなかった
グ ルー プ 統 計量
品数
実験期間
実験前
実験後
N
100
65
平均値
2.83
2.68
標準偏差
2.243
1.863
平均値の
標準誤差
.224
.231
独 立サンプ ルの 検 定
等分散性のための
Levene の検定
品数
等分散を 仮定する 。
等分散を 仮定しない。
F値
2.408
有意確率
.123
2 つの母平均の差の検定
t値
.457
.475
自由度
163
153.377
有意確率
(両側)
.648
.635
平均値の差
.153
.153
差の標準誤差
.335
.322
差の 95% 信頼区間
下限
上限
-.508
.814
-.483
.789
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発表の流れ
1.問題意識
2.研究目的
3.仮説の導出
4.仮説
5.検証
6.実験
7.本研究の限界点と反省点
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本研究の限界点と反省点
反省点
実験期間が短かった為、天候の影響を受け、
サンプル数に偏りがあった
限界点
個々人の財布の中身、経済状況、また認知的
要因による購買意思決定への影響を研究範囲
としていない
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参考文献
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Tversky, A. & Kahneman, D.(1991)
『Advances in prospect theory : Cumulative representation of
uncertainty. Journal of Risk and Uncertainty』
Mehrabian.A., & Russell,J.A. (1974)
『An approach to environmental psychology』
Tulving, E.(1983) 『Elements of episodic memory.』
Fiske, S. T. & Taylor, S. E.(1991) 『Social cognition. 2nd edition.』
Sedikides, C., 『Changes in the valence of the self as a function of mood. In
M. S. Clark (Ed.), Emotion and social behavior.』
Beedie, C. J., Terry, P. C., & Lane, A. M. (2005) 『Distinctions between
emotion and mood. Cognition and emotion』
Forgas, Joseph P.(1991) 『”Affctive Influence on Partners Choice: Role of
mood in social Decisions.” Journal of Personality and Social Psychology』
漁田武雄 漁田俊子(1998) 『文脈依存記憶における心理的環境:複合的文脈
操作のもたらすもの』
杉本徹雄編著(1997) 『消費者理解のための心理学』 福村出版
竹村和久 3章 消費者の問題認識と購買意思決定
永野光郎 13章 消費者行動における状況要因
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参考文献
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上原聡(2008) 『感情マーケティングの理論と戦略』 専修大学出版局
小嶋外弘(1986) 『価格の心理』 ダイヤモンド社
馬場房子(1989) 『消費者心理学 第2版』 白桃書房
馬場房子(1970) 『消費行動の心理学 第8巻』 白桃書房
竹村和久(1994) 『消費者行動研究』
感情と消費者行動-ポジティブな感情の効果に関する展望
梅澤伸嘉(2006) 『消費者心理のわかる本』 同文館出版
土田昭司 竹村和久(1996) 『感情と行動・認知・生理』 誠信書房
北村英哉(2003) 『認知と感情』 ナカニシヤ出版
田中洋著(2008) 『消費者行動論体系』 中央経済社
池上知子・遠藤由美(1998) 『グラフィック社会心理学』 サイエンス社
原奈津子(2002) 『感情・気分と説得』 北大路書房
日経TRENDY 2008年6月号 151~153ページ
フジサンケイビジネスアイ 2009/7/24
消費者心理学とマーケティング -消費者心理学・消費者行動論の研究より-
(http://ameblo.jp/consumer-psychology/)
経済産業省
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ご清聴ありがとうございました
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