Transcript モジュール1のまとめ
数理統計学 第7回 西山 前回のポイント 1. これまでの変数は離散型 2. 連続型の変数が大半を占める 3. 連続型の分布のポイントは「面積で 確率を表す」 身長、体重、血圧、高さ、強さ、速さ、etc すべて連続型です 連続型の確率分布 確率密度 1 0.2から0.9まで どんぴしゃり、X=0.5 に入る確率は0.7 となる確率はゼロ! です。これを式で書 これをうまく説明して くと・・ 面積で確率を示す 期待値=値×確率の合計、に違いはなし Xの値を0から1までベターっと、値×確率を合計すると・・・ 1 x2 1 EX x 1dx 0 2 0 2 1 EX 2 1 x3 1 x 1dx 0 3 0 3 1 2 V X E X E X 2 SDX 1 0.29 12 2 2 1 1 1 3 2 12 第7回目の目標 正規分布のポイント 標準値の意味と使い方 数値表の使い方 1シグマ、2シグマ、3シグマの使い方 教科書: 第2章の頁76、82,83~86、 及び巻末の「数値表1」 正規分布も連続型! N(130、400) f(x) 正規分布の分布曲線を f(x)とします。平均値が 130であることを式で表 すと・・・ 血圧150以上の 面積が割合(= 人は全体の6分 確率)です。全 体は面積1です の1位だと示さ れています X 正規分布の利用法①―標準値 1. 標準値にする. 2. 数値表を使う. 標準値をZとか、S.S.といいますが・・・ Xの値- Xの平均値 X E X 標準値= = Xの標準偏差 SDX 血圧分布を例にとると N(130、400) 平均と同じなら 標準値が1を超え 標準軸から分布を (130-130)÷2 る人は全体の何% みると平均0、標準 0だから標準値は いるだろうか? 偏差1になります 0 血圧150の標準値 は (150-130)÷2 0だから1となる X 正規分布の利用法②―数値表 N(0,1) S.Sが1.0以上にな る確率じゃ! 教科書の258頁 を見なさい 練習問題【1】 前の授業は設問1 まで 1.日本人の身長は正規分布N(168,100)に従っているとされる. 確率P(158 ≦ X ≦ 178)を求めなさい.この範囲を1シグマ区間 といいます. 2.問題2と同じ正規分布でXの値が2シグマ区間に入る確率と3 シグマ区間に入る確率を求めなさい。2シグマ区間とは標準 値が-2から+2までの区間のこと。 練習問題【2】‐(1)の解答 標準値に直さないといけません 身長の分布は平均 168、分散 100、標準偏差 10.だから 158 の標準値は Z 158 168 1 10 178 の標準値は Z 178 168 1 10 よって P 158 X 178 P 1 Z 1 1 2 0 . 15866 0 . 68 3人に2人は普通圏内 (1シグマ区間)に入る ってことです