第5回(5月16日)

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Transcript 第5回(5月16日)

統計学
第5回
西 山
第4回のまとめ
連続型の確率分布
一様分布
面積で確率を示す
連続型でも、
期待値=値×確率の合計
正規分布も連続型!
N(130、400)


150
1
2  20
e
1  x130
 

2  20 
2
dx
この積分計算は面倒すぎる!
血圧150以上の
面積が割合(=
人は全体の6分
確率)です。全
体は面積1です
の1位だと示さ
れています
X
教科書:83頁
正規分布の利用法①―標準値
1. 標準値にする.
2. 数値表を使う.
標準値をZとか、S.S.といいますが・・・
Xの値- Xの平均値 X  E X 
標準値=
=
Xの標準偏差
SDX 
標準値は統計分析の定番ツール
ある試験の得点分布をみると、平均値が300、標準偏
差が30だった。
A君は得点350だった
平均値を引いてから、標準偏差で割った値にしなさい。
標準値は1.7
別の試験では平均が500点、標準偏差が40点だった。
B君は得点555点だった
A君とB君はどちらが好成績だったか?
血圧分布を例にとると
N(130、400)
平均と同じなら
(130-130)÷20
だから標準値は0
血圧150の標準値
標準軸から分布を
標準値が1を超え
は
みると平均0、標準
る人は全体の何%
(150-130)÷2
偏差1になります
いるだろうか?
0だから1となる
X
正規分布の利用法②―数値表
N(0,1)
教科書の258頁
を見なさい
S.Sが1.0以上にな
る確率です!
【例題】1シグマ区間の正規法則
身長分布はN(168,100)の正規分布が当てはまってい
ます。
身長をXとして、確率P(158 ≦ X ≦ 178)を求めなさい。
この範囲を1シグマ区間といいます.
1シグマ区間を<平均集団>と呼んでいます。
【解答】標準値にしてから数値表へ

2
N 168,10

この部分が
数値表でわかる
正規分布は左右
対称です
0.15866
68%
0.15866
練習問題【1】
身長分布はN(168,100)の正規分布が当てはまって
います。
身長をXとして、Xの値が2シグマ区間に入る確率を
求めなさい。2シグマ区間とは標準値が-2から+2
までの区間のこと。
2シグマ区間は<95%範囲>です。
練習問題【2】
身長分布はN(168,100)の正規分布が当てはまって
います。
身長をXとして、Xの値が3シグマ区間に入る確率を
求めなさい。3シグマ区間とは標準値が-3から+3
までの区間のこと。
3シグマ区間で<最大値、最小値>を見込めます。