Transcript mc-15
まとめ
メディアコミュニケーション論Ⅲ
第15回
メディア
情報の媒体(入れ物) ⇔ コンテンツ
Herbert Marshall McLuhan
“メディアはメッセージである”
人間はメディアの影響を受ける
メディアの変遷
石版
紙(皮)-巻物から綴じた物へ
活版印刷-活字
電信-即時性
放送-ラジオ(音声)からテレビ(画像)
インターネット
人・世の中がどうのように変わったか
メディアとしてのインターネット
従来のメディアとの違い
双方向性
安価
地理的制約がない
個人でも“多”に伝達可能
McLuhanの名言は
インターネットは,人にどのような影響を与え
るのか?!
Web2.0(1)
Tim O'Reilly
What Is Web 2.0
http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/tim/ne
ws/2005/09/30/what-is-web-20.html
http://japan.cnet.com/column/web20/story/0,2
000055933,20090039,00.htm
Web2.0(2)
背景
ブロードバンドの普及
大量の情報
情報発信が容易
Web2.0(3)
1. プラットフォームとしてのウェブ
2. 集合知の利用
3. データは次世代の「インテル・インサイド」
4. ソフトウェア・リリースサイクルの終焉
5. 軽量なプログラミングモデル
6. 単一デバイスの枠を超えたソフトウェア
7. リッチなユーザー経験
しょせん,バズワード?!
Google
“検索”についての問題点
ページランク
SEO
結果の表示・非表示と順位
非公表
営利企業
検索は,情報爆発時代に対応できるか
Amazon
ロングテールというビジネスモデル
レコメンデーション
扱い商品の拡大
電子書籍
クラウドサービス提供
Wikipedia
集合知の活用
“誰でも編集可能”の問題
“誰でも”は,インターネットの諸問題の根本原因
?!
集合知
個々の知識を補い合う
次のような属性をもつ集団
多様性
独立性
分散性
集約性
正確な判断をしやすい
情報爆発時代の情報検索
キーワードを入力して,検索して,必要な情報を
得る
情報爆発時代は困難
適切な情報を得られない
ノイズが多すぎる
人に教えてもらう
レコメンデーション,口コミ,SNS
GoogleからFacebookへ
レコメンデーション(1)
強調フィルタリング
Aは商品Xを購入
商品Xを購入した多くの者は,商品Yも購入
Aに商品Yを勧める
レコメンデーション(2)
コンテンツベースフィルタリング
A が関心のある事項の属性が X
X = オブジェクト指向プログラミング
新商品の属性が Y
Java の新刊なら,Y = オブジェクト指向プ
ログラミング
X = Y の新商品を A に勧める
Java の新刊を A に勧める
ソーシャル…
口コミ
SNS
登録時に自分の情報(属性)を
それを活用した広告
行動ターゲッティング広告
インターネットでの足跡を活用
検索履歴・閲覧履歴
実世界での足跡
GPS・無線LAN
常にプライバシーの問題と背中合わせ
著作物の利用促進
フェアユース
個別例外規定と一般例外規定
日本でも導入か
フェアユース
メリット
著作物の新しい使い方(技術)に迅速に対応
著作物の一層の活用
デメリット
低予測可能性
フェアユースとして認められるかどうかは裁
判次第なので,事前に確実には分からない
クラウドコンピューティング(1)
データやソフトを手元のパソコンに保存
では,なくインターネットに保存
どこからでも処理可能・他人と共有
低コスト・負荷に柔軟に対応
クラウドコンピューティング(2)
技術的問題
セキュリティなどは,サービス提供者次第
政治的問題
データセンターのある場所(国)の法律が適用
その国の運用次第
経済的問題
サービス提供者が倒産したら,どうなる
追跡可能性
方法は
知らないうちに追跡されている?
情報爆発時代のリテラシー
プライバシーをどう考えるか
使われる側と使う側
試 験
試験範囲
レコメンデーション以降
座席指定
持ち込み不可