完成車としてブレーキキャリパーに加わる外力について力学的に

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Transcript 完成車としてブレーキキャリパーに加わる外力について力学的に

ゼミC Gr
05/DEC/08
リーダー;
サブリーダー;
課題:ホイールハブに応力が発生する理由は?
佐藤
永久保
木村
寺西
永井
八木
結論
ホイールボスに発生する応力は、PADと
DISKとの間で発生する「摩擦型びびり」と呼
ばれる自励振動に起因する。
その他の振動源について
ENG振動
→
ホイールボスに発生する応力がENG振動に起因
すると仮定した場合、ブレーキング時以外にも
発生しているはずであり、今回の波形には
ENG振動ではない。
路面反力
場合に、振動系以外の外力によって発生
する振動
DISK振動と同位相の液圧
変動が発生する理由は振動したDISKがPADを
押し戻す為と考えられる。
その場合、
自励振動
摩擦力
自励振動
接触面の摩擦係数と垂直荷重に比例して
発生する等加速度運動
1)
2)
3)
摩擦力は見かけの接触面積に無関係
摩擦力は垂直荷重に比例する
動摩擦力はすべり速度に無関係
←
すべり速度によって摩擦係数が変動する
場合に、振動系以外の外力によって発生
する振動
摩擦係数
すべり速度
発生メカニズム
1) PADとDISKが接触し、DISKに制動力が作用する。
2) 制動力が作用することでPADとDISKの間のすべり
速度が低下する。
また、構成部品の精度及びガタによって摩擦係数が
変動する。
→摩擦型の自励振動が発生し、DISKを振動させる。
3) DISKの振動がPADを押し戻し、キャリパー液圧に
同位相の振動が現れる。
4) キャリパー液圧の変動によりPADに作用する制動力
が抜け、車体慣性力が作用してホイールを回転させる。
5) 制動力およびホイールを回転させる慣性力により、
ホイールのDISKボスに液圧変動と同期した応力が
増幅して発生する。
発生メカニズム
1) PADとDISKが接触し、DISKに制動力が作用する。
2) 制動力が作用することでPADとDISKの間のすべり
速度が低下する。
また、構成部品の精度及びガタによって摩擦係数が
変動する。
→摩擦型の自励振動が発生し、DISKを振動させる。
発生メカニズム
3) DISKの振動がPADを押し戻し、キャリパー液圧に
同位相の振動が現れる。
発生メカニズム
4) キャリパー液圧の変動によりPADに作用する制動力
が抜け、車体慣性力が作用してホイールを回転させる。
発生メカニズム
5) 制動力およびホイールを回転させる慣性力により、
ホイールのDISKボスに液圧変動と同期した応力が
増幅して発生する。