明日来る 経営学部3年 村上久治 企業と情報技術 ITの進歩は活発な製品および工程イノベー ションを促し、業務プロセスの迅速化・高度 化を支援し、企業組織のあり方を大きく変 節させていきます。 {経営学入門(下) 榊原 2002 p124} アスクルの概要   オフィス関連用品配達サービス 文房具店PLUSの子会社。PLUSが株式の40%を保有。 時価総額:1485億円  資本金:33億円 売上高1446億円  株価:7300円 自己資本比率41.1%  基本コンセプト:Innovate for Customer  → 情報技術に注目 アスクルの軌跡  1997年、文具店PLUSから分社独立。  1997年、インターネット受注を開始。   インターネット注文サービスの強化 2004年、株式を上場 アスクルの登場まで  文具マーケット:1.4兆円規模。法人が75%、うち 小規模事業所が95% 小規模事業所市場:9975億円  大きい事業所:出入り業者が注文を取りまとめ。 十分なサービスを受けている。 小さい事業所:オフィス用品を小売店で定価で購入。 十分なサービスを受けられていない。  アスクルはこの市場をターゲットとした! アスクルの戦略①  情報技術の活用① Web上で注文を開始。 流通システムの効率化。(日本IBM開発NetCommerce ) 最短20分で出荷可能。 情報の共有化。 (売り手と買い手のプラットフォームを目指す) 情報技術の活用② リピーターの確保。 リアルタイム・リコメンデーション・エンジン  アスクルの戦略②  月の1度のまとめ払い。 →スムーズな購入をねらう。  エージェント制の導入。 従来の流通:メーカー→卸業者→小売店→消費者 アスクルの流通:メーカー→エージェント→消費者 マーケティングの4Pからみてみる。  Product:19400点の品揃え。 アスクルブランド製品。  Price:アスクルブランドを低価格。  Promotion:明日、来る。  Place:ITとエージェント制で流通革命といわれる。 アスクルの成長14001000600200 売上高 経常益 純利益01 02 03 04 05 06 予 想 アスクルの成長2 全売上に対するネットの割合(%)45352515538.7 26.5 33.6 情報技術との付き合い方  情報技術に使われるのではなく、 情報技術を使う姿勢が大事ということがこの 成功例から言える。

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Transcript 明日来る 経営学部3年 村上久治 企業と情報技術 ITの進歩は活発な製品および工程イノベー ションを促し、業務プロセスの迅速化・高度 化を支援し、企業組織のあり方を大きく変 節させていきます。 {経営学入門(下) 榊原 2002 p124} アスクルの概要   オフィス関連用品配達サービス 文房具店PLUSの子会社。PLUSが株式の40%を保有。 時価総額:1485億円  資本金:33億円 売上高1446億円  株価:7300円 自己資本比率41.1%  基本コンセプト:Innovate for Customer  → 情報技術に注目 アスクルの軌跡  1997年、文具店PLUSから分社独立。  1997年、インターネット受注を開始。   インターネット注文サービスの強化 2004年、株式を上場 アスクルの登場まで  文具マーケット:1.4兆円規模。法人が75%、うち 小規模事業所が95% 小規模事業所市場:9975億円  大きい事業所:出入り業者が注文を取りまとめ。 十分なサービスを受けている。 小さい事業所:オフィス用品を小売店で定価で購入。 十分なサービスを受けられていない。  アスクルはこの市場をターゲットとした! アスクルの戦略①  情報技術の活用① Web上で注文を開始。 流通システムの効率化。(日本IBM開発NetCommerce ) 最短20分で出荷可能。 情報の共有化。 (売り手と買い手のプラットフォームを目指す) 情報技術の活用② リピーターの確保。 リアルタイム・リコメンデーション・エンジン  アスクルの戦略②  月の1度のまとめ払い。 →スムーズな購入をねらう。  エージェント制の導入。 従来の流通:メーカー→卸業者→小売店→消費者 アスクルの流通:メーカー→エージェント→消費者 マーケティングの4Pからみてみる。  Product:19400点の品揃え。 アスクルブランド製品。  Price:アスクルブランドを低価格。  Promotion:明日、来る。  Place:ITとエージェント制で流通革命といわれる。 アスクルの成長14001000600200 売上高 経常益 純利益01 02 03 04 05 06 予 想 アスクルの成長2 全売上に対するネットの割合(%)45352515538.7 26.5 33.6 情報技術との付き合い方  情報技術に使われるのではなく、 情報技術を使う姿勢が大事ということがこの 成功例から言える。

明日来る
経営学部3年 村上久治
企業と情報技術
ITの進歩は活発な製品および工程イノベー
ションを促し、業務プロセスの迅速化・高度
化を支援し、企業組織のあり方を大きく変
節させていきます。
{経営学入門(下) 榊原 2002 p124}
アスクルの概要


オフィス関連用品配達サービス
文房具店PLUSの子会社。PLUSが株式の40%を保有。
時価総額:1485億円
 資本金:33億円 売上高1446億円
 株価:7300円 自己資本比率41.1%
 基本コンセプト:Innovate for Customer

→ 情報技術に注目
アスクルの軌跡

1997年、文具店PLUSから分社独立。

1997年、インターネット受注を開始。


インターネット注文サービスの強化
2004年、株式を上場
アスクルの登場まで

文具マーケット:1.4兆円規模。法人が75%、うち
小規模事業所が95%
小規模事業所市場:9975億円

大きい事業所:出入り業者が注文を取りまとめ。
十分なサービスを受けている。
小さい事業所:オフィス用品を小売店で定価で購入。
十分なサービスを受けられていない。

アスクルはこの市場をターゲットとした!
アスクルの戦略①

情報技術の活用①
Web上で注文を開始。
流通システムの効率化。(日本IBM開発NetCommerce )
最短20分で出荷可能。
情報の共有化。
(売り手と買い手のプラットフォームを目指す)
情報技術の活用②
リピーターの確保。
リアルタイム・リコメンデーション・エンジン

アスクルの戦略②

月の1度のまとめ払い。
→スムーズな購入をねらう。

エージェント制の導入。
従来の流通:メーカー→卸業者→小売店→消費者
アスクルの流通:メーカー→エージェント→消費者
マーケティングの4Pからみてみる。

Product:19400点の品揃え。
アスクルブランド製品。

Price:アスクルブランドを低価格。

Promotion:明日、来る。

Place:ITとエージェント制で流通革命といわれる。
アスクルの成長
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全売上に対するネットの割合(%)
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情報技術との付き合い方

情報技術に使われるのではなく、
情報技術を使う姿勢が大事ということがこの
成功例から言える。