イラストの印象に関する研究

Download Report

Transcript イラストの印象に関する研究

08-1-019-0061
キャリア・マネジメント学科
秋房美帆

1.目的
「印象に残るものって何?」

2.概要
躍動感

ストーリー性 パース(遠近法)
3.方法
・イラスト投稿サイトPixivにてアンケート
・TwitterでURLを【拡散希望】でリツイート
・友人知人にアンケート


4.意義
マーケティングの4Pのプロモーションに
該当する研究である。
5.予想
Pixivでの結果を参考に…
*備考*
参考までに、これまでの経過報告
最高閲覧数→3854
最高点→85人評価 843点
ブックマーク→28ユーザー
お気に入り→55人
*最高閲覧数…イラストをクリックして閲覧した人数
*最高点
…イラストについた点数。一人持ち点10点。
*ブックマーク…一枚のイラストを自分のお気に入りにしてくれた
ユーザーの数
*お気に入り…私自身をお気に入りにしてくれた人の数。
私がイラストをアップすると、
自動的にお気に入にしてくれた
ユーザーにイラストが表示される。
“楽しそうに二匹のウサギが餅を搗いている。一匹は地面に足
をつき片足を上げて杵を大きく振りかぶっている。もう一
匹は飛びあがり臼を激しく叩きつけるように餅を杵で搗い
ている”
こうするとどうでしょう???
では、印象に残るイラストって何なんだろう?
仮説
1.パース(遠近法)を使ったもの
2.躍動感のあるもの
3.ストーリー性
色彩の効果をプラス!!!
これらの構図の仮説に
・
・
の配色を行いどれが一番印象に残るか実験する
*ここでいう印象とは、パッと見たときに目につくものと定義す
る。
男
女
合計
a
7
6
13
b
2
2
c
d
11
10
21
e
2
1
3
f
1
1
2
g
3
3
6
h
1
i
2
1
3
合計
29
22
51
1
①
男
女
合計
2
2
4
②
③
④
⑤
1
⑥
2
1
4
6
6
6
⑦
⑧
⑨
2
2
4
合計
7
14
21
実験(1)のオリジナルキャラクターを使った実験では、多くの人に直接的に動向を観察し
ながらアンケートをとれたので、アンケート用紙には記入されてないような色々な意
見をダイレクトに聞くことができた。
結果としては、躍動感の暖色が1位、次にパースの暖色、その次がストーリーの暖
色となっている。そして、無彩色は多くの人から視界に入ってこないという意見がう
かがえた。
このアンケートの反省点としては、カードをバラバラにした際の位置によって、
印象の与えかたに少しずれが生じてしまったことだ。
あと、中には色彩に関して面白い意見を言ってくれた人もいて、“季節によっても
色の選び方が変わってくるのでは?”というものだった。
冬は暖色を好み、夏は寒色を好むと言った具合だ。機会があればその因果関係も
検証してみたい。
実験(2)の既存のキャラクターを使った実験では思った以上にpixivでの票が集まらずに
データが少々乏しいものとなってしまったが、データをまとめると、躍動の暖色と
パースの暖色が同立1位で、続いて、躍動の寒色とパースの寒色がまたしても同立で2
位となっている。ここでも無彩色は人気がなく、“目にとまる”と言った意味では無彩
色が不人気であることがうかがえる。
このアンケートの反省点としては、実験期間が短かったことと、ツイッターで掲
載もしリツイートも何名かにしてもらい、閲覧数は130オーバーであったにも関わら
ず、アンケートに協力してくれたのはほんの数十名ほどであった。
これは実験のアンケートが記述式であったことで抵抗を感じた人がおおかったた
めではないだろうか。あと、人気のある市場であるため、イラストの更新頻度が非常
に高いことが逆に裏目に出て、すぐにイラストが古くなり流れてしまったことも原因
と考えられる。
上記を踏まえて考察を行うと…
ということが言えることが分かった。
すなわち、人の印象に残る(思わず目を止めてしまう)イラ
ストとは、
ということが言えることがわかった。
確かに、その対象物や表現したいクリエイターの心理
などが要因として入って来るのであれば話は別になって来
るわけであるが、ここでいう、ただいたずらに人の目を引
くことを目的としただけのことであれば、暖色を使い構図
は動きのあるものにすれば少なからず人の目に入ってしま
うのではないかと推測する。
なお、上記の結果の具体的活用例としては、ネット等の
広告バナー、道端の看板、などの瞬時に目を奪わなくては
ならないものに適用すれば宣伝効果が上がる可能性が考え
られる。
ドライブなどの時に
見かける、道端の広告や、
ビルなどの看板に使用する
ことにより、瞬時に人の目を引き
そこに書いてある情報に目を通す
きっかけを作ることが可能になる。
Web等でよく見かけるバナー広告
に使用すれば何気なく、Webをみ
ている消費者の注意を引け、情報
に目を通すきっかけを作りだすことができる。