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何とかなりまへんか? “光熱費“
~二酸化炭素排出=コスト~
エコアクション21地域事務局大阪
普及委員長 宇田 吉明
(エネルギー管理士/省エネ普及指導員)
1
目次
低炭素社会は必然の方向
待機電力をカットする
冷暖房効率を高める
照明を効率的に使う
回転機器の効率上げる
空気圧縮機を効率的に使う
自動車の燃料代を削減する
環境性能の良い製品の選び方
その他の省エネ
契約電力料金を下げる
2
チームマイナス6%のHPより
一度 ご覧下さい
http://www.team-6.jp/futsugou/index.html
3
経済社会を取り巻く5つの問題
③加速する地球温暖化
②枯渇するエネルギー資源
最大で6.4℃上昇
資源採掘可能年数
石油
50年
天然ガス 60年
ウラン
70年
石炭
200年
二酸化炭素の増加
森林の減少
異常気象
陸地の乾燥化
海面の上昇
生物種の減少
⑤食糧不足
④深刻化する
干ばつと水不足
エネルギーの
需要増大
原油価格上昇
①増加する世界人口と経済
中国、インドで1/3以上
穀物、食肉の
需要増大
2000 年60億人
2050年 90億人
穀倉地帯の水不足や干ばつ・洪水が頻発
4
地球温暖化問題相関図
二酸化炭素の増大
地球温暖化
化石資源の枯渇
海水温度の上昇
海水面の上昇
二酸化炭素吸収量の減少
メタンハイドレードの噴出
耕作面積の減少
× 植物資源
への転換
永久凍土の融解
太陽熱吸収の増大
メタンガスの噴出
氷河の減少
降雪の減少
陸地の乾燥
適正耕作地の減少
水不足
異常気象の増大
エタノール
バイオジーゼル燃料(BDF)
ハリケーン、サイクロン、台風
洪水、長雨、水不足、日照り
高温障害、低温障害
害虫の異常発生、生態系の変化
森林の減少
二酸化炭素吸収源の減少
経済成長
食糧の不足
灌漑用水の減少
雪解水の減少
原油は今世紀中に枯渇
灌漑用地下水の枯渇
自然循環の速度を超える汲上げ
消
費
の
増
大
生活の向上による資源・
エネルギー消費の増大
食肉の需要増大に伴う
家畜用飼料需要の増大
資
源
・
エ
ネ
ル
ギ
ー
消
費
の
増
大
人口の増大
5
毎年8千万人増加
英国スターン報告の概要
○英国政府がニコラス・スターン元世界銀行上級副総裁
に作成を依頼した気候変動問題の経済影響に関する報
告書。2006年10月に公表された。
○対策を講じなかった場合のリスクと費用の総額は現在
及び将来のGDPの5%強に達し、より広範囲のリスクや
影響を考慮に入れれば、損失額は少なくともGDPの20%
に達する可能性がある。
○温室効果ガスの排出量を削減するなどの対策を講じた
場合の費用は世界の年間GDPの1%程度で済む可能性
がある。
6
異常気象の発生量
被害が増大
米国ではリスク対策として、地球温暖化防止対策の動き
7
日本の温暖化による被害の推測
洪水で8兆円
8
ベネツィアの高潮による冠水対策
今後500億円を投資して
防波堤を設置する計画
9
大阪も高潮と豪雨が重なれば
大阪は水没の都に
朝日新聞記事より
10
海に沈む大阪
海面が1m上昇時の
海水面図
11
二酸化炭素のバランス
バランスさせるには
57%削減が必要
(化石燃料)
人為排出量
年264億トン
京都議定書で先進国は5%
削減(1990年比)
(危険なレベル)
?年+2.0℃
現在+0.74℃
基準15℃
(産業革命前)
500ppm
380ppm
280ppm
大気蓄積量 27,500億トン
今後:2050年までに半減
今後
10年で0.2℃上昇
自然吸収量(生物、海洋)
年114億トン
出典:IPCC4時評価報告 をベースに作成
12
プラス2℃
•海水の二酸化炭素吸収能力の低下
•永久凍土の溶解によるメタンガスの噴出
•深海のメタンハイドレードの噴出
•北極の氷床の溶解による海洋循環の低下
・
・
・
13
ポスト京都議定書 日本の中期目標
億トンCO2
14
13
1359
1371
1340
2005年度比
△15%
1261
1990年度比
12
1155
△8%
11
10
1990
2005
(Base Year) (Base Year)
2006
2007
2020
14
各国の二酸化炭素排出量
15
法の整備
地球温暖化対策推進大綱
~温暖化対策・資源対策関連~
地球温暖化対策推進法
<低炭素型社会>
省エネルギー法
気候変動枠
組み条約
京都議定書
環境基本法
新エネルギー法
フロン回収・破壊法
RPS法(電力会社の新エネ利用)
環境教育推進法
環境配慮促進法(削減等の公表)
環境配慮契約法
<循環型社会>
循環型社会形
成推進基本法
廃棄物処理法
グリーン購入法
各種リサイクル法
16
CO2削減義務化条例が成立
東京都環境確保条例改正案
大規模事業所に二酸化炭素の排出削減を義務
排出量取引制度も取り入れ、国に先駆けた全国初の
「キャップ・アンド・トレード」方式が導入される
義務化は2010年度からで、対象は年間のエネル
ギー使用量が原油換算で1500キロリットル以上の工
場やオフィスなど。
05~07年度の各事業所の平均排出量から、20年度
までに15~20%削減することを目安に、専門家の検
討会で具体的な削減率を決める
17
環境配慮契約法
~平成19年施行で環境経営企業が有利に~
官庁のCO2排出量(※)
を13年度比8%削減す
る目標※平成22~24年
度の平均排出量
効率的に予算を活用する
必要性
耐震偽装など安かろう悪
ろうの製品やサービスの
横行
安いが、環境性
能が悪い製品な
どを購入すると
長い目では政府
の出費(国民の
税金)が無駄に
なるおそれ
競争を促しつつ、環境
性能の優れた製品、
庁舎、サービスなどを
積極的に活用できる
ようにするルールが
必要
政需
府要
は側
最の
大イ
のニ
消シ
費ア
者テ
ィ
ブ
で
改
革
環境に前向きに取り組む企業の
製品やサービスが有利となる
よりCO2原単位の低い
電力の購入
自動車等の使用に伴う
CO2(燃料費)の削減
民間の知恵を活かした
環境配慮型設備への改
修と電気代、燃料費の
節約(ESCO事業)
電気代などの安い庁舎
等の新築
環境と両立する新し
い経済づくりに役立
つ
環境配慮契約法は、競争を促す中で、政府が支払う環境対策費用を総体
18
として軽減することに結びつくような契約の締結手法を定めるもの。
持続可能(サスティナブル)な社会に向けて
~環境経営が求められている背景~
(
課
題
)
化石資源は底が
見えてきた
生物、子孫への
影響の深刻化
異常気象激化、
食料不足
資源の枯渇
有害物資汚染
地球温暖化
(
目
<循環型社会> <安心安全社会> <脱温暖化社会>
的
)
•3R社会の構築
•温室効果ガスの削減
(
•代替物質の開発転換
目
•地下資源から生物 •回収、無害化
•吸収源の確保(森林、
標
資源へ
海洋他)
)
(
活
•省エネ、新エネ、森
•省資源、3Rの推進 •代替物質開発
林保全
動
•代替資源開発(生
•回収、無害化システ
計
•代替物質開発(フロ
物資源)
ム開発
ン他)
画
) ※事業者も省エネ、省資源、有害物質非使用に取り組むことが重要な責務
19
21世紀環境立国戦略
~持続可能な社会に向けた統合的な取組~
気候変動とエネルギー・資源
温室効果ガス排出量
の大幅削減
低炭素社会
持続可能な社会
地球生態系と共生して、
持続的に成長・発展する
経済社会の実現
3Rを通じた資源循環
循環型社会
生態系と環境負荷
気候変動と生態系
自然共生社会
自然の恵みの享受と継承
持続可能な社会に向けて、各社会の実現を目指す取組を統合的に展開し、
自然との共生を図りながら、人間社会における炭素も含めた物質循環を自
然、そして地球の大きな循環に沿う形で健全なものとし、持続的に成長・発
20
展する社会の実現を図る
「21世紀環境立国戦略」が閣議決定
~今後1、2 年で重点的に着手すべき八つの戦略~
2007年6月1日に閣議決定された「21世紀環境立国戦略」
の中で、今後1、2年で重点的に着手すべき八つの戦略」
戦略1
戦略2
戦略3
戦略4
戦略5
戦略6
戦略7
戦略8
気候変動問題の克服に向けた国際的リーダーシップ
生物多様性の保全による自然の恵みの享受と継承
3R を通じた持続可能な資源循環
公害克服の経験と智慧を活かした国際協力
環境・エネルギー技術を中核とした経済成長
自然の恵みを活かした活力溢れる地域づくり
環境を感じ、考え、行動する人づくり
環境立国を支える仕組みづくり
21
「21世紀環境立国戦略」
~戦略7 環境を感じ、考え、行動する人づくり
~
② 国民による取組の展開
(国民運動の全国的な展開と世界への発信)
省エネ製品への買い換え、エコドライブ、レジ袋に代わるマイ
バッグ利用など「もったいない」精神を広める3R の取組、環境
に配慮した住まいづくり、里地里山体験など日本独自の
取組の全国展開によりライフスタイルの変革を促し、その成
果を世界に発信する。
例えば「エコポイント」の取組などのように、企業等の協
力を得つつ、省エネ、ゴミゼロ・3R、緑づくり等の国民一
人ひとりの行動に応える取組の普及を目指す
22
「21世紀環境立国戦略」
~戦略8 環境立国を支える仕組みづくり
~
(事業者の適切な環境管理の推進)
公害防止管理ガイドライン等を踏まえた事業者の実効性ある
環境管理を促進する。
また、エコアクション21 を活用し、業種特性に対応し
つつ中小企業における環境管理を促進する。
エコアクション21が国の政策手段に!
23
ISOと他の環境経営システムの比較
ISO
認証登録件数
下記webサイト
より調査の最
近のデータ
JAB
IGES
エコステージ
KES
審査登録料
30~99名の
製造業の場合
審査の方法
特徴
20,738
80~120万円
EA21
エコステージ
3,512
30万円
ステージ1:610
ステーシ2: 58
ステーシ3: 4
ステーシ4: 0
KES
ステップ1:1,409
ステップ2:891
ステージ1がEA21
に相当
ステージ2が
ISO14001に相当
ステップ2がEA21
に相当
他地域登録を含
む)
54万円
25万円
コンサル不可
助言あり
審査人を指名できる
国際標準
システム重視
国の公的制度
パフォーマンス重視
段階式評価
審査人が審査した
環境活動レポートを
公開
助言あり
京都市から地方
へ
24
要求事項の比較 EA21vsISO14001
P計画
D計画の実
施
C取組状況
の確認と評
価
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
エコアクション21
環境方針の作成
環境負荷と環境への取組状況の把握
及び評価
環境関連法規等の取りまとめ
環境目標及び環境活動計画の策定
実施体制の構築
教育・訓練の実施
環境コミュニケーション
実施及び運用
環境上の緊急事態への準備及び対応
取組状況の確認及び問題の是正
(内部監査は100人以上・複数サ
イト事業者への推奨事項)
11 環境関連文書及び記録の作成・整理
(マニュアルは100人以上・複数
サイト事業者への推奨事項)
A全体の評
価と見直し
12 代表者による全体の評価と見直し
環境活動レポート
4.2
4.3.1
4.3.2
4.3.3
4.4.1
4.4.2
4.4.3
4,4,6
4.4.7
4.5.1
4.5.2
4.5.3
4.5.5
4.4.4
4.4.5
4.5.4
4.6
ISO14001
環境方針
環境側面
法的及びその他の要求事項
目的、目標及び実施計画
資源、役割、責任及び権限
力量、教育訓練及び自覚
コミュニケーション
運用管理
緊急事態への準備及び対応
監視及び測定
順守評価
不適合並びに是正処置及び
予防処置
内部監査
文書類
文書管理
記録の管理
マネジメントレビュー
-
25
EA21の構成
環境経営システム
環境影響評価システム
環境活動レポート
体制
手続き
統合型
環境経営システム
取組状況の
把握・評価
情報開示
環境会計
ISO14001
環境パフォーマンス評価
環境報告書
EA21は色部分を統合した簡易マネジメントシステム
26
エコアクション21の生い立ち
1996年 環境省(当時環境庁)が登録制度として策定
(ISO14001と同時期)
2004年 ガイドライン改訂
認証登録制度に移行
2005年 認証制度の実質的なスタート
2009年 ガイドライン改訂(予定)
27
EA21制度の実施主体
ガイドライン策定
認証登録機関
環境省
財団法人地球環境戦略研究機関
持続性センター(IGES-CfS)
EA21中央事務局
http://www.ea21.jp/
審査受付
認証の判定
審査実施
EA21地域事務局
現在: 35都道府県、47団体
EA21審査人(768人)3月1日現在
28
EA21普及の背景
自治体が二酸化炭素
削減対策に組込み
京都議定書の約
束期間スタート
洞爺湖サミット
の開催
金融面での
メリット
21世紀環境立国戦
略が閣議決定
(EA21が織込れる)
大手企業もグリーン
調達基準に採用
省エネ法改正で二酸
化炭素排出量削減計
画・報告が強化
Cool Earth 50
がサミットで採決
国内二酸化炭素排出量
取引の動き
(環境省、東京都)
29
EA21認証登録件数の推移
毎月70~90件のペースで推移
30
EA21認証登録件数の業種別割合
大手のグリーン調達基
準(ガイドライン)
入札加点制度
優良性評価制度
31
EA21認証登録件数の規模別割合
30人以下で62%→中小企業に取り組み易いEMS
※EMS=環境マネジメント(経営)システム
32
自治体別EA21認証登録件数
438
312
240
入札条件等が導入された自治体は件数が多い
環境配慮契約法(平成19年施行)の動向に注目
33
審査・登録費用(環境負荷の大きい事業所)
製造業・建設業・修理工場等
従業員数
10人以下
11人以上
30人以下
登録時
審査料
登録料
中間審査
(登録・更新)
(2年毎更新)
第1回
第2回以降
更新
10万円 10万円 7.5万円 10万円
31人以上 100人以下 20万円 15万円 7.5万円 15万円
5万円
10万円
101人以上 300人以下
301人以上 500人以下 25万円 20万円
501人以上 1000人以下
以上
以上
12.5
20万円
万円
以上
以上
1001人以上
15万円
20万円
30万円
(旅費・宿泊費・税別)
※ 従業員数には、正規職員だけでなく、パート・アルバイト等も含まれる
34
光熱費削減(省エネ)の着眼点
別の方
法は?
もっと消費
電力の少な
い機器は?
無駄なとこ
ろは?
数を減らせ
ないか?
工程を短縮で
きないか?
止められないか?
不良品を減ら
せないか?
二酸化炭素排出
量の少ないエネル
ギーは?
漏れはないか?
熱ロスは?
回転は適
切か?
35
発電所
事業活動
二
酸
化
炭
素
エネルギー
製品
物をつくる
物質
物を売る
サービスを提供する
水
サービス
廃
棄
物
排
水
化
学
物
質
36
環境負荷を知る
今、業務で活動していることと、環境を関連づける
(環境からの視点を持つ)
例1)
だれもいない部屋の蛍光灯は消している。
なぜ?
電気代が無駄である。(もったいない)
電球の寿命が縮まる。 (もったいない)
地球温暖化
資源枯渇
(廃棄物)
有害物質
環境からの視
点
電気を使うと発電所でCO2が発生している。
電球の交換回数が増えると廃棄物が増える。
環境負荷
蛍光灯の廃棄物から水銀という有害物質が発生する。
37
省エネのポイント その1
削減方法
ムダの排除
使用区分
消費側
照明
供給側
機能維持
消費側
供給側
設備改善
啓発活動
消費側
供給側
空調
アイドリング
有効な供給
漏洩防止
点検修理
性能維持
平準化
省エネ機器
の導入
広報・提案
取組み内容
不要な蛍光灯・水銀灯の玉抜き
不要時の消灯
設定温度(冷房28℃、暖房20度)
空転撲滅、待機時電力の低減
力率改善、休暇時の供給停止
ピークカットによる契約電力の変更
エアー洩れ個所の修理
チョコ停撲滅
給水圧力の最適化
固定エネルギーの変動化
省エネ設備の導入
省エネ対応機器の導入
高効率モーター、トランスの導入
省エネ課題提案の実施
38
省エネのポイント その2
省エネの手法
内
容
廃止(撤去)する
工程短縮、設備統合
停める
集中生産、連続→間欠、
休日・夜間の停止 (ウィークリータイマーの採用)
保全を行う
潤滑不足による摩擦抵抗,
汚れによる抵抗を除去
設定値を下げる
空圧機吐出圧力、ポンプ・ファン流量、コンベア速度
ロスを防ぐ
エア洩れ(始業時・終業時に音で点検)
水洩れ(休日に全部止めてメーターを確認)
熱の放熱
回収する
排熱回収、ドレン
効率を上げる
高効率設備の導入 (高効率トランス等)
39
待機電力をカット
~ 90年代の待機電力~
5Wh×24h×30日×12月=43kWh=1,080円 年間
5Wh×10台/箇所×1000万箇所=50万kWh
出典:(財)省エネルギーセンター
火力発電所1基分
40
待機電力の年代別比較
待機電力の比較
エアコン
暖房便座
1990年代
2000年代
ビデオデッキ
ミニコンポ
ガス給湯機
0
2
(財)省エネルギーセンター資料より
4
6
8
10
Wh
省エネ法のトップランナー制度等で飛躍的に改善されている
41
待機電力を調べよう
~ワットアワーメーターによる測定~
1日
1ヶ月
ホワイトボード
8円 240円
空気清浄機
6円 180円
テプラ
3円
90円
ノートパソコン(非使用時)
3円
90円
飲料自動販売機
360円 10,800
ミネラル水サーバー
30円 900円
給湯機
20円 600円
レーザープリンタ
3円
90円
デスクトップパソコン(使用時)
5円/1時間
プロジェクタ(使用時)
5円/1時間
1年
2,880円
2,160円
1,080円
1,080円
129,600円
10,800円
72,000円
1,080円
待
機
電
力
ネットで5千円程度
一般家庭では電力の7%といわれています
購入時期や機種によって異なります
最近の機器は待機電力が小さくなっています
42
待機電力をカットしよう
~スイッチ付きコンセントの取り付け~
加湿器←
→シュレッダー
→テプラ
→
→
(6円/日)
→
→
←電気ポット 電子レンジ→
→
→
↓
エアコン
パ モ パ プ 携 パ
ソ デ ソ リ 帯 ソ
コ ム コ ン 充 コ
ン
ン タ
ン
電
A
B
C
器
+
モ
ニ
タ
43
空調効率を高める
空調負荷を調べてみよう
~20名のK社の例~
この差が空調機の電力
(冷暖房同負荷型)
8月1月の空調機電力料金試算
2,000kWh×25円/kWh=5万円
44
空調負荷を調べよう
~40名の樹脂加工のK社の例~
この差が空調機の電力
(冷房負荷型)
8月の空調機電力料金試算
15,000kWh×20円/kWh=30万円
45
冷暖房の省エネは建物がポイント
日射熱の大部分は窓から侵入 → 窓の遮熱対策が重要
《夏の冷房時に外から熱が入ってくる割合》
《冬の暖房時に外に熱が逃げる割合》
「かしこいリフォームガイド」(財)省エネルギーセンター資料より
新省エネ基準レベルの家全体での計算例
窓からの熱ロスを1/2にすれば、エアコンの電気代が約25%節減
(事務所の例)
5万円×25%≒11,250円/月
46
(樹脂工場の例) 30万円×25%≒75,000円/月
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
100
窓の冷暖房ロス対策
57
~二重ガラスの効果~
複層ガラスでロスが約1/2
42
25
単層ガラス
複層ガラス
高断熱複層ガラス
真空ガラスでロスが 1/4
真空ガラス
外側にコールドスプレーを吹きつけた実験
25.4℃
二重真空ガラス
10.8℃
単層ガラス
47
手作りで窓ガラスを二重にしよう
透明板のマグネッ
トによる取付
エアマットによる断熱方法
マグネット
シート
アクリル板
結露の防止にもなる
取付け方
①雑巾か霧吹きでガラスを濡らす
②プチプチを貼って手で押さえる
48
日よけは外側に
太陽
太陽
100%
100%
18%
外側にブラインド
51%
内側にブラインド
約1/3に
49
日射を防ごう
~緑のカーテン・植栽・すだれの採用~
ニガウリが手ごろ
•夏は茂って日射を防ぎ涼しい
•収穫が楽しみ
•冬は葉が落ちて日射が入り暖かい
内側のブラインドは熱
が室内に放出される
ため効果が少ない
50
さつまいもによる屋上緑化
特別な防水施工なしで
屋上緑化を実現
大型の植木鉢で栽培
水遣りは雨水を利用を
サーモグラフ
赤 高い
青 低い
NTT都市開発
の資料より
51
屋上散水による遮熱対策
~雨水の有効利用~
散水
雨水槽
トイレ用
P
手作りの雨水タンク
(材料費約2000円)
洗車
水遣り
使っていない浄化槽の活用も
52
屋上塗装による遮熱施工
太陽熱高反射塗料
赤外線領域の吸収の少
ない塗料の選択使用で
屋根の熱吸収量を低減
一般塗料
遮熱塗装による効果
53
ヒートポンプは偉大な発明
~使用したエネルギーの数倍のエネルギーを作る~
凝縮潜熱
を利用
暖房時
圧縮機
冷房時
圧縮機
P
P
膨張弁
膨張弁
COP =
暖房能力(室内側)
電力(圧縮機+ファンモーターなど)
蒸発潜熱
を利用
COP =
冷房能力(室内側)
電力(圧縮機+ファンモーターなど)
エアコンは性能表示を見て選ぼう
COP(エネルギー消費効率)
COPは、消費電力1kW当たりの冷房・暖房能力(kW)を表したもの
である。この値が大きいほど、エネルギー消費効率が良く、省エ
ネ性の高い機器といえる。
( COP : Coefficient of Performance 成績係数 )
APF(通年エネルギー消費効率)
APFは、COPと同様に消費電力1kW当たりの冷房・暖房能力
(kW)を表したものの、定格時だけではなく、エアコンが使用される
建物や用途等の負荷条件、冷房/暖房期間における外気温度の
発生時間、さらにインバータ機の能力変化にともなうエアコンの
効率を考慮している。これにより、使用実態にあったエネルギー
消費効率の評価を行うことができる。
( APF : Annual Performance Factor )
55
効率のよい暖房へ
~ヒートポンプの効果~
電気カーペット
発熱量(単価)
電気
860Kcal/kWh
(23円/kWh)
ガスストーブ
1万kcal
当たりコスト
効率のよいエアコン
灯油を1とした場合のコスト比較
電気ヒーター
267円
2.7
ヒートポンプ
エアコン(COP値6)
0.5
ガス
11,000kcal/ 1m3
(120円/m3)
109円
1.1
1.1
灯油
8,210kcal/ 1L
(82円/L)
100円
1
1
効率の向上で、エアコンの方が灯油より二酸化炭素が少ない
ガスヒートポンプ式空調機もある
56
蒸発潜熱を利用しよう
~打ち水の原理を利用した冷風機~
原理
(外気温ー数度)
圧縮機がないためCOP値
はエアコンの4~5倍
(電気代は1/4~1/5)
57
効率のよい給湯機を選ぶ
CO2冷媒ヒートポンプ給湯器
潜熱回収給湯器
ガスエンジン給湯器
(エコキュート)
(エコジョーズ)
(エコウィル)
エアコンに使われているヒートポン
プの原理を活用し、投入エネルギー
の約3倍以上の熱で加熱をすること
で、従来の燃焼式給湯器より約30%
の省エネルギーを達成
従来、利用されていなかった
排ガスの有する潜熱を回収す
ることにより、従来の燃焼式給
湯器より約15%の省エネル
ギーを達成
ガスエンジンの排熱と動力に
より、熱主電従の供給を行い、
建物全体で約10%の省エネル
ギーを達成
58
効率のよい給湯機を選ぶ
~ヒートポンプでお湯を沸かす~
発熱量
1万kcal
ガスを1とした場合の
コスト比較
単価 当たりコスト
860Kcal/kWh
電気
(23円/kwh)
ガス
11,000kcal/m3
120円/m3
267円
電気
ヒーター
2.4
ヒートポンプ
1
1
109円
COP値4
0.6
同左
深夜電力
0.2
1
二酸化炭素排出量は約30%減
エコキュート(給湯機)
59
太陽熱を利用する
~太陽熱利用の給湯設備~
200L 定価21万円
280L 定価44万円
60
効率のよい燃料へ転換する
~熱量あたりの二酸化炭素排出係数~
エネルギー
液化天然ガス(LNG)
都市ガス
液化石油ガス(LPG)
ガソリン
軽油
灯油
重油
二酸化炭素排出係数
(kg-CO2/MJ)
0.0494
0.0513
0.0598
0.0671
0.0687
0.0679
0.0693
灯油→都市ガス
24%削減
重油→都市ガス
26%削減
ガソリン車→ジーゼル車 約20%削減(エンジン特性による)
61
事業所の省エネポイント 空調編(1)
項
目
内
容
窓からの直射防止
直射が当たらないようにブラインドやカーテンを取り付ける
遮断フィルムを張り付ける
二重ガラスの採用
窓や扉には二重ガラスを採用する(真空ガラスが効果大)
建物・設備の断熱施
工
熱ロスを防止するため天井、壁、床下など断熱施工を行う
屋根の塗装には熱線遮断塗料を採用する、設備からの熱ロス防止
屋根の輻射熱軽減
余剰冷却水の散水により蒸発潜熱で表面温度を下げる
換気の熱ロス防止
熱交換型換気扇を採用する
ゾーニングによる適
正な空調
ゾーン毎の管理温度を決め、きめ細かな温度設定を行う
間仕切により管理温度を一段緩くする
レイアウトの見直しに 全体空調から局所空調にするため空調が必要な設備、原料などを
よる空調の効率化
集中化する
空調容積の縮小
天井を下げる
間仕切で空調対象空間を小さくする
62
事業所の省エネポイント 空調編(2)
項
目
内
容
適正温度に管理
冷やし過ぎ、暖房し過ぎを防止するために管理温度および管理
担当者を決める
(オフィスは国の奨励温度:冷房=28℃以上 暖房=20℃以下)
体感温度を下げる工夫
扇風機との併用で冷房温度を上げる(風速1mで約1℃体感温
度が下がる)
外気の導入
中間期など外気で空調できる場合は外気の導入を行う
場合によってフィルター装置を使う
水の潜熱利用型空調
水の潜熱を利用した冷風装置を採用する
タイマーによる自動停止 夜間、休日等の消し忘れを防止するためにウィークリータイマー
の組込
を組み込む
デマンドコントロールに
よるピークカット
短時間のコンプレッサー停止により稼働時間を短縮
(ファンは運転)
空調設備のメンテナン
ス実施
(水冷式は)凝縮器のスケールを定期的に掃除する
除塵フィルターを定期的に掃除する
63
照明を効率的に使う
~白熱灯を蛍光灯にしよう~
円
4
ヶ
月
で
回
収
3年で12,700円
の差
17φの電球
用もある
ヶ月
100W相
当の照明
白熱灯
電球型
蛍光灯
ランプ代
電気代
(円)
(円/時間)
寿命
(時間)
白熱灯
電球型蛍光灯
消費電力
100W
22w
1日 1ヶ月
0.8
20
20
500
0.2
4
4
110
1年
240
6,000
53
1,320
単位
kWh
円
kWh
円
160
0.25
1,000
1,500
0.05
6,000 100W1個で年間4500円節約
64
蛍光灯からLED照明へ
LEDの消費電力
蛍光灯の1/4
電球の1/16
65
照明の省エネ
~高さを低くしよう~
照度は距離の二乗に半比例
4m→3mで照度が2倍に
1/2にして4倍に
机
66
照明の省エネ
~不要箇所の消灯しよう~
25円/KW 40W2灯器具 8時間/日 25日/月 1年間
25×(0.036×2)×25×12=4,320円
ダミー管+反射板
4500+1000円/本
キャノピースイッチで個別消灯
キャノピースイッチ
300円/個
67
照明の省エネ
~センサー付きの蛍光灯にしよう~
(例)
玄関灯
内
容
60W白熱灯のタイプで、1日10時間点灯した場合と、セン
サーで実質点灯時間を2時間に抑えた場合
年間の節約は約4,300円(62kg-CO2削減)
省エネルギーセンターパンフレットより
68
事業所の省エネポイント 照明編(1)
方
法
効果ポイント
白熱灯を蛍光灯に
白熱灯を蛍光灯に変更する(約70%省エネ)
高効率型蛍光灯の採用
従来型の蛍光灯をHf型に変更する(20%省エネ)
LED型照明器具の採用
蛍光灯をLED照明に変更する(75%の省エネ)
水銀灯をメタルハライド型に
(セラミック)メタルハライド型に変更で約50%の省エネ
照明器具の位置の変更
照度は距離の二乗に反比例するので位置を下げる
照明器具の清掃
球、反射器具などの汚れを清掃する( 1年-2年も清掃
しないと明るさが20%から40% ダウン)
天窓や高窓など自然採光を行う(この場合熱線カットや
断熱の配慮を行う)
自然採光の取り入れ
太陽光直射
100,000lx
うす曇り
30,000~70,000lx
日 陰
10,000~20,000lx
適正照度に変更
明る過ぎるところはワット数を落とすか間引く
部屋を明るい色に変更
天井や壁を明るい色に変更する
(反射率:白ペンキ=70% コンクリート=30%)
照明器具に反射傘取付
30%から40%器具数削減、30%照度アップ
69
事業所の省エネポイント 照明編(2)
方
法
リフォームのポイント
デイライトスイッチの取付
明るくなると消灯する自動点灯スイッチを取り付け、消し
忘れを防止する
自動検知式照明器具の採用
人センサー、明るさセンサー付き照明器具を使う
自動照度調整付照明器具の採
用
自然採光で明るい場合は自動的に照度を落とす回路付
照明器具を使う
キャノピースイッチの取付
蛍光灯を個々に消灯できるように個別スイッチを取付
タイマーによる自動消灯
消し忘れ防止のためにタイマーなどを組み込む
レイアウトの見直による局所照
度の採用
全体照明から局所照明にするためテーブルや机など配
置を変更する(残業時、休日出勤時)
ゾーニングによる無駄な点灯防
止
必要な場所だけを点灯できるように区画を分けたスイッ
チ回路にする
スイッチに区画を表示し無駄な照明をつけない
残業、休出時は1箇所で仕事をする
ソーラー照明の採用
屋外などバッテリーを内蔵した太陽熱発電式照明器具
70
を使う
回転機器の効率を上げる
~モーター使用設備の省エネ~
モーターのエネルギー消費量
∝ 回転速度×トルク×時間
回転速度を下げる
一般流体機械のエネルギー消費量
∝ 流量×圧力×時間
流量を下げる
圧力を下げる
71
ポンプの省エネ事例
INV
コントローラー
PC
ポンプ
現場へ
モーター
<事例>
水槽
投資額:1台あたり50万円
節減額:1台当たり80万円
改善
内容
各用水の送水管に圧力センサーを、ポンプ用モーターに
インバーター取り付け
運転
状況
最小圧力に設定して運転
72
空圧機の台数制御
4台アンロード運転
ウィークリー
タイマーで
切り忘れを
防止
1台インバーター+台数制御
台数制御盤
アンロード運転=無負荷運転
73
空気圧縮機(空圧機)を効率的に使う
~系統毎に元バルブ取り付け~
電動弁
•プラントの元電源をOFFにすると
エアドライヤ、元バルブが閉止
•漏れがあっても元から遮断
エアドライヤ
74
事業所の省エネポイント 空気圧縮機編(1)
項
目
内
容
エア漏れの撲滅
始業前か後の生産設備が停止している静かな時にエア洩れ
の音がしないかチェックする
(7kg/cm2 1φの洩れで約3,000円/月)
送気圧力の適切化
必要以上の圧力設定にしない
機械と掃除用エアの分離
エアノズルの選定
用途に見合ったノズルに取り替える
配管系等を見直す
継ぎ足しで無駄な経路を短縮する
ループ式にして圧力を均一化する
配管径の適正化
配管抵抗は径に半比例する
別の送気の採用
リングブロア等の高圧送風機に切り替える
部品等の掃除用にジェットタオルを活用する
台数制御の採用
圧力センサの信号で必要な台数だけを運転する
台数制御内臓の空気圧縮機を採用する
インバーター式の採用
アンロード(無負荷)運転による無駄な電力をなくす
吸気温度を下げる
外気などできるだけ低い温度で空気を吸い込む
75
事業所の省エネポイント 空気圧縮機編(2)
項
目
電動駆動に変更する
内
容
トルクアクチェーター弁を電動弁に変更する
エアシリンダ駆動をリニアモーター駆動に変更する
エアバイブレーターを電磁バイブレーターに変更する
別の真空装置を採用
圧縮空気を利用したコンバムをリングブロアを使った吸引に
切り替える
エアタンクを設置する
圧力の変動をなくすサービスタンクを設置する
76
エアブローの改善
東京エレクトロン製
機械加工後のエアブロー(エア
による吹き飛ばし)で、コンプ
レッサーではなく、ジェットタオ
ルを活用する
工作機械の中で行えば、油の
床への飛散も防げる
77
省エネ性能のよい製品を選ぶ
http://www.eccj.or.jp/catalog/
最近は、家電販売店にも置いてあります
78
トップランナーを選ぼう
待機電力ゼロの洗濯機
79
カタログの見方
エアコン 12.5kWhクラス
順位は毎年
入れ替わっ
ている
どっちが得か?
省エネ達成率
年間電気代
本体価格
100%の製品
26,250円
127%の製品
19,670円
83,000円
107,000円
年間95kg-CO2削減
80
LCAで省エネ効果を考えよう
~エアコンへの買い替え効果~
(LCA:ライフ サイクル アセスメント)
1991年製品を
20年間使用し
た場合
6年間使用に
よる排出量
14年間使用による排出量
最新型へ
製造
リサイクル時
1991年製品を14
年間使用し、05
年に新製品に換
え、6年間使用
した場合
6年間使用に
製造 よる排出量
約15%
削減
14年間使用による排出量
CO2削減の実現
0
2
4
CO2排出量
6
8
10
(トン-CO2)
12
14
燃費性能ラベルを見て選ぶ
燃費の性能
排出ガスの性能
緑のラベ
ルを重視
選ぶだけ
で燃費を
20%向上
できる
82
省エネマーク演習(自動車)
Aさんは車の買い替えを検討しています。
現在乗っている車はX印のマークがついています。
買い替えを予定している車は、同一車種で、Y印、Z印があります。
どちらがどれだけお得でしょう?(車の購入代金の差は無視してください)
現在の平均燃費:10km/ℓ 年間走行距離:1万km ガソリン:100円/ℓ
とした場合、年間のガソリン代はそれぞれどのくらいか?
マーク
燃費
ガソリン代
お得金額
X
10km/ℓ
100,000円
-円
Y
11km/ℓ
90,909円
9,091円
Z
12km/ℓ
83,333円
16,667円
83
自動車の燃料削減
~自動車の二酸化炭素削減策~
<エコドライブ・エコ整備>
アイドリングストップ、定速運転の心がけ
エンジン洗浄、空気圧の適正化、低粘度オイル
<カーボンニュートラルの活用>
E3ガソリン(エタノール3%配合ガソリン)使用→△3%
BDF(バイオジーゼル燃料)使用→△100%
<駆動部の効率のよいものに>
電気自動車の採用→△30~△50%
ガソリン車からジーゼル車へ→△20%
エコドライブ
インジケーター
<環境性能のよいものを採用>
平成22年度基準を達成のトップランナー車種を採用
84
その他の省エネ
断熱による熱ロスを防ぐ
供給電力を下げる
自家発電による二酸化炭素削減
電力量の見える化
従業員の家庭での取り組み
環境経営システムで進める省エネルギー
85
断熱による省エネ事例
~配管の保温による熱ロス対策~
<条件>
配管径
80A
配管長
100m
配管表面温度
45℃ (温水)
室温
25℃ (空調)
総合熱還流率
10Kcal/㎡h℃
保温効果
ロス1/10に減少
<年間節減額>
①+②=25万円・・・・・・・③
<放熱ロス節減>
低減熱量Q=π×0.893φ×100m×10Kcal/㎡h℃×20℃×0.9=5.050Kcal/h
LPG節約量=5.050Kcal/h/(0.9×10,900Kcal/Kg)×8,760h/年≒4,500Kg/年
LPG節約額=4,500Kg/年×39.8円/Kg≒18万円/年・・・・①
<空調負荷節減>
空調負荷電力=5.050Kcal/h/(860×3.5)×(24h×30日×4ヶ月)≒4,700KW/年
電力節減額=≒4,700KW/年×15円/KW≒7万円/年・・・・・・・・②
<投資回収計算>
キャッシュフロー(税引後利益+減価償却費)を回収原資として計算
投資額
50万円・・・・④
減価償却費
10万円・・・・⑤
④
50
回収期間 = -------------------------=-----------------------------=1.4年
(③+⑤)
(25+10)
86
消費電力の見える化をしよう
モニタリングシステム
デマンドコントロール装置
省エネナビ
87
太陽光発電
~投資採算計算~
1kWh当たり
設置費
発電量(1,000kWh/年)
契約電力削減
投資利回り
投資回収
費用
収入/年
62万円
1.1万円
2.0万円
3.1万円/62万円 = 5%
62万円/3.1万円 = 20年
88
太陽光発電
~補助金導入後の投資採算計算~
1kWh当たり
設置費
発電量(1,000kWh/年)
契約電力削減
2.0万円
投資利回り
投資回収
費用
収入/年
45万円
1.1万円
3.1万円/45万円 ≒ 7%
45万円/3.1万円 = 14.5年
1kWh当り 国 7万円 大阪市 10万円の補助金
89
契約電力を見直そう
最大需要電力に基づき当月の契約電力を決定するお客様のご使用実績
当月分
16
89 kw
1
136 kw
9
* 163 kw
4 110
15 12
119
8
156
3 124
11
115
7
135
2 140
10
136
6
108
当※
月印
のの
ご最
契大
約需
電用
力電
で力
すが
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最大電力量
1月
2月
3月
4月
5月
電力料金請求書
の右上に書かれて
いる内容
デマンドコントロール装置
90
契約電力の決定の仕組み
当月を含めて過去1年間の最大需用電力がその月の契約電力
業務用(事務所、病院、商店、飲食店、倉庫等)
1kwh当たりの契約電力料金 1,690円 → 年間約2万円
高圧電力用(工場など6000Vで受電)
1kwh当たりの契約電力料金 1,323円 → 年間約1.5万円
※ピーク時に10kwh削減で年間約15~20万円の得
91
契約電力の基本料金
契約種別
業務用電力
業務用電力
業務用季節別時間帯別電力
業務用季節別時間帯別電力
業務用ウィークエンド電力
高圧電力
高圧季節別時間帯別電力
力率改善割引額(円)
契約電力の決定方法
500kW
未満
「実量料金制度」によって決定
(過去1年間の最大需用電力で決定)
500kW
以上
使用する負荷設備および受電設備の
内容,同一業種の負荷率,1年間を通
じての最大需要電力等を基準として,
関電との協議によって決定
A,A Ⅱ
「実量料金制度」によって決定
(過去1年間の最大需用電力で決定)
B,BⅡ
使用する負荷設備および受電設備設
備の内容,同一業種の負荷率,操業
度,1年間を通じての最大需要電力等
を基準として,関電との協議によって
決定
基本料金(円)×(1.85 - 力率 )
92
固定負荷の変動化を図ろう
<ポイント>
固定負荷の最小化
エ
ネ
ル
ギ
ー
負
荷
変動負荷の効率化
変動負荷
固定負荷
操業度
93
従業員にも勧めよう! 環境家計簿
•取り組んだ結果が1ヵ月後に分かる
•エコマインドが芽生え、家計もお得に
•エコライフ(もったいない)が普通になる
•会社でも自然に節約する
チャレンジシート
前年の
数値と
比較
94
DoYuEcoに参加しよう!
10月~12月
95
まとめ
~エコアクション21で二酸化炭素削減~
•何を目標にし、何をすればよいかが明確で分かりやすい
•グリーン調達に対応可能(行政・大手企業が認め始めている)
•審査を通じて経験豊富な専門家に現場改善の助言が得られる
•省資源、省エネ、歩留向上等コストダウンになる(費用対効果)
•緊急事態への準備・対応が含まれており、リスク対策が進む
•従業員の意識が変わる
•地球温暖化対策など企業(団体)の社会的責任を果たせる
EA21スクールで環境経営へ!
96