Transcript Document

「ものづくり」支援における
安全管理Ⅱ
教育支援センター技術支援課
関根啓由・吉元貴士・加茂清一
吉澤好良・牧嶋良美・千葉顕
機械系工作室利用状況


授業(精密・機械・動力機械)
春セメ: 3科目(週9時間)
秋セメ: 2科目(週6時間)
授業外利用状況
年間延べ2,500件(5,200時間)
卒業研究(精密・機械・動力)
チャレンジセンタ-(学生フォーミュラ)
ル・マンプロジェクト
2
工作室における
安全管理改善の取組
①PLAN(計画)
②DO(実行)
安全管理基準策定
基準により行動
学生の安全と満足度向上!
④ACTION(改善)
③CHECK(検討)
運営委員会で評価
来年度の課題を策定
学生の動向
安全性の確認
目的
「工作室」における『学生の安全確保』
安全管理の改善


1.怪我・事故の防止・低減への取組
2.大震災に備え避難訓練の実施
昨年度における改善取組
昨年度の取組成果
学生の怪我件数
6件から4件へ 40%の削減
備品破損件数
67件から27件へ 60%の削減
備品補修金額
約45万円から約15万円へ 70%の削減
危険作業の分析
服装規定の検討
現在の服装規定
改定後の服装規定
事故分析方法の検討

従来
起こってしまった事故,考えられる危険に対しての対応策を検討、対
策を実施 (受身の対策)

改善策
事故を未然に防止するために「ヒヤリ・ハット」とした事柄に対して、ヒ
ヤリハット報告書を作成
重篤な事故に対しては詳細な事故報告書を作成
(能動的な対策)
事故報告書
報告書
利用説明会の検討

従来
配布資料による口頭での説明

改善策
プロジェクターを使い画像(動画)による説明
実際に機械を操作し、危険作業をカメラで投影し、
危険作業の周知徹底
利便性の検討
ホームページ上で加工図面の相談を受付
加工手順の理解力向上
CAD利用率の向上
学生の製図能力の向上
ペーパーレス化
 工作室使用状況の広報
ホームページから工作室の利用状況(混雑情報)
の広報(→twitter活用の検討)

2.避難訓練を計画
先の東日本大震災を踏まえ、
工作機械が多くあり危険な工作室での
避難訓練を実施


避難順路の確認
避難手順の検討
避難訓練の実施
課題1 照度

地下の為、外光が入りにくい
1.蛍光テープにより危険部をアピール
2.危険部には緩衝材を張付け、衝突による怪我を防ぐ
3.照度が低い部屋の奥には懐中電灯を設置
課題2 保護具

ヘルメットの設置
避難時における頭部保護
危険作業時の安全対策にも
課題3 手順の徹底
定期的に避難訓練を行い、学生を誘導す
る職員のスキルアップを
 工作機械操作時の停電対策
→主電源遮断の徹底
 ケガ人発生時の対応
→工作室におけるマニュアル作成

結言
もの作りにおける事故・緊急時の災害から学生を守る
1.怪我・事故の防止・低減への取組
2.大震災に備え避難訓練の実施
1.学生の怪我を防止
2.外部評価の向上
3.経費削減