1.3 ソフトシステムアプローチ

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1.3c ソフトシステムズアプローチ 4402002 浅野 淳一

ソフトシステムズアプローチ  悪定義問題に対しての取り組み方の総称 ソフトシステムズ方法論

ソフトシステムズ方法論  人間の認知に強く支配される問題を対象  悪定義問題の特徴に対応しうるもの

ソフトシステムズ方法論プロセス 問題状況の把握 実施 実際案の作成 問題状況の表現 概念モデルと 現実との比較 現実世界 抽象世界 根底定義 概念モデルの作成

問題状況の把握  問題の性格が人間の認知に大きく依存  多面的に問題状況を把握する必要がある

問題状況の表現  問題状況の認識  プロセス  短い時間スケールで変化する要素 構造 長い時間スケールでゆっくり変化する要素  両者の共存関係を図や文章で表現 大観図

根底定義  テーマに関連する観念的なシステムを想定  根底定義に従って、観念システムの認識を 行うこと  人間活動システムという認識を明示

人間活動システムの根底定義 入力X 所有者O 行為者A 活動T 被影響者C システム 環境E 出力Y 世界観W

システム要素  根底定義での入出力間の変換プロセス中 の諸活動のこと  要素は動詞で表現する

概念モデルの作成  要素間の相互関係が概念モデル  概念モデルは観念システムの機能の モデル

概念モデルと現実との比較  理論と現実の比較  観念システムに関する抽象的な思考から導き 出された概念モデル  現実の問題状況を認知した大観図 この差の比較  問題状況の改善に対する実際案のたたき 台の役割

実際案の作成  実行可能かつ関係者の合意を得られるもの

実施  新たな問題状況への移行  ソフトシステムズ方法論が繰り返し適用さ れる  再現無く続く学習のプロセス

ソフトシステムズ方法論の特徴  現実世界での問題状況と切り離し、システ ム思考という抽象世界の中で概念モデル を生成  必要に応じて、概念モデルの理論的に発 展、妥当性の検討が可能