理系の経営学 AD-HOCシステムから決別する 21世紀の経営のために

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社会システム・イノベーション
を目指して
第一回フォーラム
2008年11月18日
宮田 秀明
ビジネスモデル、商品モデルを創造することが
イノベーション
5つのイノベーションの種類
1.新原料材料
2.新製法
3.新製品
4.新ビジネス
5.新システム
material, element innovation
process innovation
product innovation
business innovation
systems innovation
・二次電池はプロダクト・イノベーション、ビジネス・イノベーション、
システム・イノベーションのすべてを興せる。
・プロダクト(電池、EV)・イノベーションだけでは成果は限定的。
・ビジネスとシステムのイノベーションは業界横断的な活動によって
興せる。
業界・業種横断によってイノベーションが起きる
・ビル ・・・・・・・・・・・・・・ 不動産、建築、電池、情報システム
・都市・地域 ・・・・・・・・・ Do
+交通、発電、通信
・地域の環境と交通 ・・ 地方公共団体とリース、レンタカー
業界横断的な企業活動がどこまで高まるかによってイノベーションの成否が
決まる。自動車工業会、電子情報…..協会などの産業別の組織内の活動の
成果には限界がある。
発想の転換が必要 2008年はターニングポイント
・内燃機関の価値はこれから減少していく
自動車工業の利益構造の見直し
・電力使用量は年々減少していく
電力会社は電力使用量を減らすことをビジネスにする
社会システム、ビジネスモデルの創造がテーマ
二次電池を活用した
• 1.環境・資源・エネルギーの全体最適都市設計
最初は小規模の先進国、最終目標は中国社会の
環境エネルギー問題の解決
• 2.輸送・交通・運輸・地域社会へのEVまたは電池導入設計
宅配便、地域分散発電など
• 3.昼夜電力需要の平滑化ビジネス
(オフィスビル、マンション、工場)
住居から都市、国まですべてはシステムで
新しい経営モデルを創造するのがテーマ
社会システム研究開発の進め方
データ
電
力
需
要
変
動
の
過
去
デ
ー
タ
ビ
ル
デ
ー
タ
現状
外
部
要
因
デ
ー
タ
(
気
温
等
)
再現
需
要
モデル
予
測
モ
デ
ル
再現・シ
ミュレー
ション
年
間
シ
ミ
ュ
レ
ー
シ
ョ
ン
新モデル
最適
化
CO2
コスト
エネルギー種
別構成
リ
ス
ク
評
価
ゴール
二次電池
新エネルギー
リスク
評
価
関
数
最小化
電池とシステムのよってエネルギー
使用額とCO2排出量を40%削減
• リチウムイオン電池や太陽電池・EVを取り入れた高効率エネルギー需給モデルの例を示す
製造
エネルギー
種別
ガス製造所
発電所
太陽電池
石油精製工場
電力48%
ガス31%
灯油20%
ガソリン?%
太陽熱他1%
リチウムイオン電池
住宅
37%
30%
24%
9%
家電・照明他
給湯
空調
厨房
冷房2%
暖房22%
EV
1世帯平均100%=41.2×108J/世帯 ≒100万kcal
資料:資源エネルギー庁エネルギー白書2008 【第212-2-3】世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移、【第212-2-4】家庭におけるエネルギー源の推移
科学と
IT利用
も鍵
需要変動に対するコストとリスク評価して最適化する
情報システムなどを各種のシステムに組み込み、
ハードウェアの価値をソフトウェアで高める
需要変動に対するコスト増加の確率分布
社会システム / ビジネスモデル
ITビジネスモデル
マイクロソフト
グーグル
EV
二 次 電 池
部品
コンピューター
材料
半導体
ネットワーク
材料