情報社会論 提示資料

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Transcript 情報社会論 提示資料

情報社会論
2013年度 情報文化学部共通科目
担当:小宮山智志
本日の資料
• 情報社会論(配布テキスト:21-23ページ)
プレジデント 2010年4月3日配信 「雑誌記事な
ぜ「100円マック」でも儲かるのか:マック式ファイ
ナンス論」
• 映像資料:2010年1月13日 クローズアップ現代
• 激安に異変? 消費者つかむ新戦略
• 行動科学で紹介
マックのハンバーガー
価格
210円
価格
100円
営業利益
12.9円
営業利益
34.7円
原材料費57.5円
グループワーク課題1:なぜ価格を下げて、営業利益が
上がったのか。資料をよみ、グループで確認。
グループワークの仕方:テキスト事前準備編16-17
グループワーク2
問題はないだろうか?
•
•
•
•
グループで考えてみよう!
ヒント:社会的ジレンマ(行動科学)
個人において、ある選択が効用大
しかし、皆がその選択をすると、皆がその
選択をしないよりも集団全体として、損。
• 例:情報社会論(配布テキスト:12ページ)
問題点(テキスト24ページに記入:この画面
ではなく、口頭を含めて説明全体を記入)
• 値下げすることで、販売個数が増えるから
固定費が下がり、利益増大。
• 皆が、マネし始めたら、、、、
• 他の外食産業も追随
• 販売個数が伸び悩む。
• 利益でない。
• すると、、、
問題点続き(テキスト24ページに記入:この
画面ではなく、口頭を含めて説明全体を記入)
•
•
•
•
•
•
価格競争
コスト削減競争
労働賃金カット:非正規社員→労働意欲低下
原材料費カット→安全性
お互い死活問題に。
価格競争→給料下がる→貧乏→値下げしないと
売れない→さらに価格競争→需要激減・雇用激減
• デフレスパイラル
社会的ジレンマを起こさない方法は?
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•
スーパーマーケット オオゼキ
1平方メートル当たりの売上 業界平均の「 」倍
正社員を70%(通常 正社員30%)
→仕入れ・価格・チームで決定。
コメンテーター:お客さんをみて「
」
を考えて実際に検証する作業
近藤さん、生き生きと働いている
グループワーク課題3:オオゼキの例からデフレスパ
イラルで雇用激減という社会的ジレンマを起こさない
方法を考えよう。
非正規社員化・マニュアル職場
VSアイディア創出職場
・非正規社員・マニュアル化
・つまらない。しかもデフレで給料カット
・意欲減退。さぼる。手を抜く。
・さらに利益減少
• アイディア(仮説)出せる方が楽しい。
• 楽しければさらにアイディア(仮説)を出す。
• アイディアを出せば、さらに儲かる。
働く人も、利用する人も、
社会全体も
•
•
•
•
•
•
幸せになれる“情報化社会”を考える
結局、利益が続く。
しかも、プライドが持てる。
プライド:監視がなくても不正しない。
子どもたちも“働きたい”
新潟モデルが世界を変える。
しかし
• そのためには、アイディアを考える能力
• アイディアを形にする能力が必要
集団で問題を解決する能力
この講義では
• グループワークを通して、基礎的な能力の
育成
この能力の使い方によっては
お互いがお互いを苦
しめ合う“情報社会”
お互いが楽しく働け、
さらに環境破壊を起
こさない“情報社会”
情報化社会の誕生
• 参考文献:見田宗介 1996 『現代社会の理
論~情報化・消費社会の現在と未来~』岩
波新書(465)
• 講義と並行してこの文献を読むことで「抽
象的な理論を具体的な事例にあてはめて
考える力」が効果的に身に付きます。
• 来週:仮説の立て方+情報化/消費化社会
の展開(第2回・第3回)
<成績評価方法>
•
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•
•
•
第1~15回のグループワーク・個人ワー
ク(35%)
最終レポート(65%)
オリジナリティを高く評価
×剽窃:他者のアイディアを自分のアイデ
ィアと偽る
○他者のアイディアを紹介し、それと異な
る自分の仮説を展開
<受講に当たっての留意事項>
• 1.体調不良、忌引き、就職活動、部活動などで欠
席した場合
• 第16回の授業での補講
• 2.授業中、私が説明しているときは、誰も話しては
いけません。
• 小声でもダメです。私が聞こえなくてもあなたの周
りの人が迷惑です。個人ワーク・グループワーク
のときは、どんどん周りの人と話してください。
補講までします:不正はやめてく
ださい。厳正に対処します。
*レポート用紙に他者の筆跡があってはいけませ
ん。レポートは自分で書いてください。
*他者の字を消して、自分の字で上からなぞっても
不正とします。
*違反した場合、定期試験同様に、学則に則って
処罰されます。
(過去のものも含む。常に処罰の対象になります。
発覚した場合、単位取得が取り消されます)
その他、厳正に対処する場合
•
•
•
•
•
•
2011年 行動科学
課題に答えていない(行っていない)。
課題を行っていない=行っているフリ
あまりに不誠実な例
一回でもあればD評価とします。
次ページ 事例
グループワーク1(1/3)
• グループでお互いのレポートを読む
• →説明不足のところを指摘し合おう。
• 自分が指摘したことを、グループワーク用紙に書こ
う。
例
• ○グループのメンバー:お互いのレポートについて
自分が指摘したところレポートしていた。
• しかしあるメンバー
• ×「○○君のレポートは誰が見ても理解できるもの
だった」「○○君のレポートはとてもわかりやすかっ
た」
• ⇒グループワークに参加していれば「誰が見ても理
解できる」ということはないことが明らか。
• 一回でも課題を行わずにレポートを書いた場合、
D評価にします(なんで大学に来ているのだろう?)。
グループワーク1
• 配布資料:日本経済新聞
• ツアーバス、安全策強化、国交省実態調査へ
価格競争、人件費しわ寄せ。
(2012/05/02 日本経済新聞 朝刊 3ページ)
• 関越バス事故「原因は居眠り」 運行会社社
長が謝罪
(2012/05/06 14:16 日経速報ニュース)
• 関越バス事故と、先週、本講義で扱った価格
競争の社会的ジレンマとの関係を考えよう。
【再】問題点(テキスト24ページに記入:この
画面ではなく、口頭を含めて説明全体を記入)
• 値下げすることで、販売個数が増えるから
固定費が下がり、利益増大。
• 皆が、マネし始めたら、、、、
• 他の外食産業も追随
• 販売個数が伸び悩む。
• 利益でない。
• すると、、、
問題点続き(テキスト24ページに記入:この
画面ではなく、口頭を含めて説明全体を記入)
•
•
•
•
•
•
価格競争
コスト削減競争
労働賃金カット:非正規社員→労働意欲低下
原材料費カット→安全性
お互い死活問題に。
価格競争→給料下がる→貧乏→値下げしないと
売れない→さらに価格競争→需要激減・雇用激減
• デフレスパイラル
ほんの一例
•
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•
•
•
事故が起きていないところも
かなり人件費を削減し
無理して営業
×適正価格
×安全・安心のために最低限必要な経費
復習:デフレスパイラル
• 「値下げ⇒固定費のコストカット⇒利益上昇」
• 一社だけならば、効果的
• 他者も真似れば、値下げをしても利益が上がらな
い(固定費そのまま、売上だけが下がる)。
• ⇒人々の購買力が落ち、さらにモノが売れない
• 不景気⇒値下げ⇒給料カット⇒不景気⇒….
社員の給料を上げた方が、利益があがる
ビジネスモデルがあれば…
各社給料上げる⇒人々お金持ち⇒モノを買う⇒好景
気⇒さらにモノが売れる⇒さらに給料アップ
ではどうやって、給料アップし 利益を出すか?
•
•
•
•
•
•
•
スーパーマーケット オオゼキ
正社員を70%(通常 正社員30%) 人件費高い
アルバイトだったら「将来不安。お金貯めよう。」
社員 クルマでも買おうか! 消費アップ
固定費通常よりアップ:どうやって利益?
→仕入れ・価格・チームで決定。
コメンテーター:お客さんをみて仮説を考えて実際
に検証する
• 近藤さん、生き生きと働いている
非正規社員化・マニュアル職場
VSアイディア創出職場
・非正規社員・マニュアル化
・つまらない。しかもデフレで給料カット
・意欲減退。さぼる。手を抜く。
・さらに利益減少
• アイディア(仮説)出せる方が楽しい。
• 楽しければさらにアイディア(仮説)を出す。
• アイディアを出せば、さらに儲かる。
新しい社会のモデル
•
•
•
•
•
•
私たちのいままでの情報化社会の常識
どのように出来上がってきたのか
それで何を得たのか
何を失ったのか
次の“情報化社会”の条件は?
考えて行こう。
1954
1955
日のポイント
1926
1927
1956
1928
1957
1929
1958
1930
1926~30年と1954
日のポイント
~58年の違いはな
んだろう?
どうしてだろう?
工場を作る。
資本主義のしくみ
原材料を買い、人を雇う。
商品を売る。
資本としてのお金
=お金を生むお金
利益
投資
雇用増える。
給料アップ
消費拡大
みんなお金持ち
ドンドン事業拡大
ドンドン設備投資
人をドンドン雇う
人手足りない!
ますます、みんな
お金持ち。
ドンドン内定
アルバイト代も
うなぎ上り
モノが売れるぞ!
工場を拡大!
お金
銀行からお金
借りる
お
金
製品
製品
製品 製品 製品
製品
製品
製品
いいなぁ。ウチも作ろう!
生産しすぎる! 売
れ残る…
借金返せない
倒産!!
不景気へ…
競争して投資
供給>需要
「事業拡張すれば儲かる」
どっかで、売れる量(需要)より
生産量(供給)が上回る
先を争って、生産」
失業増大
借金返せない
みんな貧乏
倒産
(不良債権)
売れない
くりかえし!
グループワーク2
• 急激なインフレによって引き起こされた大恐
慌(1929年前後)のしくみをグループで確認
しよう。
• レポートは個人で書く(グループの方からも
らったコメントは個人名をあげて書こう)。
• 課題2の欄も使って下さい。
グループワーク1
• 社会的ジレンマと好景気・不景気の波の関
係の説明を記録しよう(グループで確認)
(行動科学のPP(テキスト)を使いながら小宮
山が説明するものを記録し、チームで確認)
戦争と経済
• 1929年以降、どうやって、大恐慌後、どの
ように需要をつくった?
ガンダムシードデスティニー
第19話
ある政治家が、子供たちに戦争と経済の関
係を説明
課題3の欄に記入
第一次世界大戦と日本経済
対外債務・債権対照表(100万円)
債務 債権
1914年7月 1963
447
1918年12月 1638 1925
一債
転務
、(
債借
権金
)
(
貸国
すが
方
)
国
に
需 ヨ
ー
要 ロ
生ま ッ
パ
れる が
戦
場
近代日本経済史要覧
100ページ
2000
1800
1600
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
債務
1918年12月
1914年7月
債権
グループワーク2
• 戦争と経済の関係をまとめよう。
• グループで相談
• 個人でレポート(グループの方からもらった
コメントは個人名をあげて書こう)。
• 課題2・3の欄に記入。
社会的ジレンマを解決する方法
• 1929年を同じ失敗をしないために人類が
考えた2つのプラン
• ひとつはディスティープランに近い
• もう一つが1958年のV字回復と関連
先週:グループワーク1
• 急激なインフレによって引き起こされた大恐
慌(1929年前後)のしくみをグループで確認
しよう。
• レポートは個人で書く(グループの方からも
らったコメントは個人名をあげて書こう)。
• 課題2の欄も使って下さい。
需要に対して供給過剰
• なぜ供給過剰になったのかが大切
• 「投資する」か「しないか」は各自が判断
• 過剰投資が叫ばれているが、自分ひとりぐ
らい投資してもすぐに過剰投資になるわけ
ではなく、投資して儲けたい
• しかし皆が同じように考えて投資すると過
剰投資になる
• =社会的ジレンマ
ランダムグループ
うるさい学生
授業を方法をしらない
グループワークで教え
てあげてほしい
人間の集団の問題
•
•
•
•
•
だいたい社会的ジレンマ
しかし自分はランダム
教室の中から景気まで
グループでない方が
考えてみよう。
ラク(社会的ジレンマ)
うるさい学生、追い出す:ラク強制はしないのが
個人の利益 、
大切(本日の授業)
どこの大学も同じことをする:学ばない人
々が増える
• 経済力減少(この授業のテーマ)
• 学んだ学生も学ばない学生も不幸
社会的ジレンマの定義(3つの
ポイント)
•
•
•
•
•
グループワーク1
社会的ジレンマの定義を確認しよう。
グループで確認
テキストを見ても構いません。
正確に書きとろう。
社会的ジレンマを防ぐ方法
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•
•
•
•
A.ポイント1を変え、3の状態を防ぐ方法
B.ポイント2/3を変える
まずAの方法を考えてみよう。
投資競争⇒供給>需要⇒不況・大恐慌
場合によっては戦争…
Aの方法で、この連鎖を防ぐ方法を考えよ
う
• グループワーク2
別の国では
供給>需要
儲かるから人々争って
投資
過剰投資
社会主義の考
え!
(大)恐慌(いまの不況
よりもっとヒドイ)
計画して生産!
恐慌起きない
もう戦争繰り替えさない
ためにも社会主義
経済的困窮
軍事拡張して戦争すれば
需要が生まれる
(壊しては作るのくりかえし)
テキストに書き込もう
•
•
•
•
•
•
パワーポイントの画面
+説明で講義は成り立っています。
説明も記録して100%
さらに自分で情報を創りだす
=新しい発想を生み出す
大学生
社会的ジレンマを防ぐ方法
• B.ポイント2・3を変える
• 1954年のV字回復はBの方法
1954
1955
日のポイント
1926
1927
1956
1928
1957
1929
1958
1930
テキストの例から
•
•
•
•
•
フォード T型フォード
安くて、丈夫で長持ち
売れた!
しかし、普及したことで、売れなくなる。
すると、工場、困る! 不況へ…
GM
•
•
•
•
•
新しい画期的なクルマ
そうそう作れない。
しかしもう需要はいっぱい。
×戦争で壊す
デザインと広告とクレジット
モデルチェンジ
•
•
•
•
•
•
画期的な技術…はそうそう生まれない。
そこで、デザインを変える!
そして宣伝する(情報による需要の創出)
「今年の新型はカッコイイ」
翌年…「今年の新型はカッコイイ」
いままでのクルマを下取りに出してもらっ
て、新型を買ってもらう(クレジット!)
過剰投資(再:バブルの説明)
供給>需要
競争して投資
借金返せない
倒産
(不良債権)
情報化社会
モード:需要を創出
失業増大
みんな貧乏
売れない
社会主義との違い
情報化社会・社会主義
どちらも需給の関係
バランス
恐慌を起こさない。しかし
社会主義「計画経済」
自由が欲しい!
資本主義魅力的 社会主義抑圧
~生産をコントロール(制限)
情報化社会
~消費・欲望をコントロール
(解き放つ!)
エリートが
制限する
それぞれの(?)
欲望のおもむく
まま!
モード 24ページ
a:購買のリズム(スピード)
u:消費(必要)のリズム(スピード)
a=u
使い切ると買う
a>u
使えるうちに
次のを買う
安くて、長持ち。
一度買ったら、なかなか買っても
らえない。
どうしたら、まだ使えるものを
持っている人が買ってくれる?
グループワーク3
A>U (モード)の例を考えて見よう!
•
•
•
•
•
•
使い切る前に買っちゃう。
今の世の中、いっぱいあります。
探して見よう!
周りの方と相談してください。
グループワーク3にお書きください。
どうしたらまだ使えるものを持っている人に、また
買ってもらえるのか、考えてみよう。
注意
• 買いだめ:いずれ使う A=U
• お米を5KG買っても、10KG買っても使い切
るならA=U
グループワーク3
A>U (モード)の例を考えて見よう!
•
•
•
•
•
•
使い切る前に買っちゃう。
今の世の中、いっぱいあります。
探して見よう!
周りの方と相談してください。
グループワーク3にお書きください。
どうしたらまだ使えるものを持っている人に、また
買ってもらえるのか、考えてみよう。
A>Uモード 皆さんの例
• 化粧品
昨年の春もの残っていても…
• 目元・マニキュア
• くつ・スニーカー・鞄・家具・服・香水・サングラス
ファッション 流行変化
• ゲーム機・ゲームのソフト・カードゲーム
• ソーシャルゲーム
• 土産のマグカップ(思い出:ソフトを買っている!)
• 家電・PC・携帯電話・クルマ
• カサ!
ガンダムシードデスティニー
•
•
•
•
第47話
究極の計画経済
計画経済の失敗
計画通りに生産:サボる…一生懸命やって
も報われない
• 勤勉な人 労働者(働き蜂)
• 計画を立てられる人 リーダー(女王蜂)
グループワーク1
• デスティニープランの計画経済は
• 戦争をなくすことができるか?
小宮山の考え
•
•
•
•
•
たぶんデスティニープランはうまくいかない
私たちの行動
物理の法則+情報
情報 私たちの行動に影響する記号の集合
遺伝情報・法律・価値観・感情・慣習・常識・
好み…
情報学
•
•
•
•
生物以前 物理法則にのみの世界
生物誕生 +遺伝情報で動くもの=生物
記号を創れる動物の誕生(人間など)
遺伝情報~世代変わらないと、環境に適
応できない
• 自分たちで情報(法律・ルール・慣習・価値
観・感情など)を設定して行動できる
デスティニープラン
• 私たちの行動の原因における
• “遺伝の割合”
• 大きくない(同じ遺伝子をもった一卵性双
生児でもまったく人格)。
• 遺伝で運命を決めても、
• 計画はうまくいかない。
ちなみに他のSF
• 同じテーマを扱っています。
SFタイトル
解決方法
要因
2001年宇宙の旅
2010年宇宙の旅
機動戦士ガンダム
(最初の)
新世紀
エヴァンゲリオン
進化:
共感できる人類
神(木星人)
ニュータイプ(ニュー 環境
タイプ同士は共感)
人類を一人に融合 人類補完計画
興味ある方は社会的ジレンマを意識して
見てください(研究会可能)
先週のグループワーク3
A>U (モード)の例を考えて見よう!
•
•
•
•
•
•
使い切る前に買っちゃう。
今の世の中、いっぱいあります。
探して見よう!
周りの方と相談してください。
グループワーク3にお書きください。
どうしたらまだ使えるものを持っている人に、また
買ってもらえるのか、考えてみよう。
A>Uモード 皆さんの例
• 化粧品
昨年の春もの残っていても…
• 目元・マニキュア
• くつ・スニーカー・鞄・家具・服・香水・サングラス
ファッション 流行変化
• ゲーム機・ゲームのソフト・カードゲーム
• ソーシャルゲーム
• 土産のマグカップ(思い出:ソフトを買っている!)
• 家電・PC・携帯電話・クルマ
• カサ!
A>U ある程度の効果
•
•
•
•
•
1950年代 景気回復
しかし、やはり限界
モードの歴史を振り返り
私たちは、何を得て、何を失ったのか
次はどのような手を打てばいいのか考える
日本は?
(配布資料:伊藤正直他監修
『昭和の時代』小学館44・45ページ)
•
•
•
•
•
昭和25年 第一次産業就業者割合 48.5%
(ちなみに平成17年は 5.1%)
昭和25年当初の農家
ほとんど消費社会に参加していない!
日常的に買い物をするという感覚のない人
が半数!
• モードとは程遠い人が、国民の大半!
• どのように変化したのか。何を失ったのか?
グループワーク2 昭和26年
•
•
•
•
•
•
•
•
ある農村の四女
10歳
今日から家族の夕飯を作ることに
6人家族(お父さん・お母さん・姉妹4人)
さて夕飯代は?
買い置きした食材の購入費も入れます。
ガス代・電気代・水道代も算入
鍋や包丁などの減価償却費は入れない。
伊藤正直他監修 2005
『昭和の時代』小学館 から
平成12年の日本
人の摂取カロリー
1948キロカロリー
コメ約30%
小麦約12%
魚約7%
肉約10%
自給率は?(カロリー ベース)
国の自給率100%≠国民自給自足
昭和35年当時は?
• コメ・小麦からの摂取カロリーは何%
• 肉・魚は?
カロリーはいまより
とっていた!
2096キロカロリー
さて昭和35年は?
コメ約60%
魚約5%
小麦約8%
肉約1.6%
国の自給率100%≠国民自給自足
昭和35年当時は?
• コメ・小麦からの摂取カロリーは何%
• 肉・魚は?
• 課題3:グループワーク
• →当時の生活を想像してみよう。
• 都市と、農村、漁村で違うだろう。
• いろいろな人々の生活の合計です!
• ヒント;トトロ これから見ます!
アメリカからの援助:給食のパン
当時の生活は
•
•
•
•
•
•
•
農村・漁村は、
トトロを見てみよう!
畑のシーン
あるものを食べていた!
ないもの買って食べる→めったにしない。
肉:一部の人
魚:一部の人以外は、手に入ったときに食
べる。または特別な時に買う。
買うのは、塩ぐらい!
昭和26年
•
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•
•
•
•
•
コメ:自家製
野菜:自家製
ある農村の四女
肉:買わない
魚:買わない
10歳
一食、6人で80グラ
ムとしてもいまの物価で10
円しない。
水道:井戸
ガス:マキ
今日から家族の夕飯を作ることに
マキ:里山から
6人家族(お父さん・お母さん・姉妹4人)
電気:炊飯器はカマド
さて夕飯代は?
買い置きした食材の購入費も入れます。
ガス代・電気代・水道代も算入
鍋や包丁などの減価償却費は入れない。
新潟:明田(大学の近く)
昭和30年の風景
一家に一台
(一匹!)牛か馬
運搬
農作業
肥料も馬・牛で
=自家制!
めったに買い物しない
•
•
•
•
•
お正月に服や靴を買うなど
お金を使うのは、特別なこと
×毎日、お金を使って生活する
基本的に自給自足
あるものを使って生活する。
トトロ:戦後 昭和30年代
•
•
•
•
農業中心から、第二次、第三次産業へ
どうやって?
自給自足から、買うという時代へ
私たちがトトロ、想像が難しいように、自給自
足の人々が、「買う時代」想像難しい。
• 農業:食べていける。必要なもの揃っている
• →関心すら持ってもらえない!
• どうして急激に変化したのか…
わずか数十年
• 「使い切るって何?」
• 私もモードの申し子!
• どうやって日本人は短期間に意識を変えて
いったのか!
• 政府の政策…
• どんな政策とったと思う?
• 農家を消費者にするには?
• 来週!
農業をモードへ
いままで自然から直接得ていたもの
→購買するように
市場を通して買う
情報化社会の
労働力
不足
システム拡大
需要の増大
(モード)
小さな
農村
離農して都市へ
需要拡大
大量生産
大量消費
経済加速 高度経済成長!!
公共投資(皆の税金を投入):
重化学工業へ:給料いいぞ
システムの外部 環境
破
棄
資
源
どうなったのか…
トトロ:戦後 昭和30年代
•
•
•
•
農業中心から、第二次、第三次産業へ
どうやって?
自給自足から、買うという時代へ
私たちがトトロ、想像が難しいように、自給自
足の人々が、「買う時代」想像難しい。
• 農業:食べていける。必要なもの揃っている
• →関心すら持ってもらえない!
• どうして急激に変化したのか…
わずか数十年
• 「使い切るって何?」
• 私もモードの申し子!
• どうやって日本人は短期間に意識を変えて
いったのか!
• 政府の政策…
• どんな政策とったと思う?
• 農家を消費者にするには?
人口の半分の農家に【購買】
してもらう1~【需要】拡大
•
•
•
•
•
•
まずは農地解放
電話本家だけ
→地主と小作人
全員で土地を分けて、
電話買える人を増やす
需要拡大
人口の半分の農家に【購買】
してもらう2~【需要】拡大
自給自足
• 家畜(運搬)
→
• 家畜(農作業)
→
• 人手(農作業)
→
• 家畜(肥料)
→
• 家畜のえさ(山・残り物)→
購買してもらう
• トラック
• 耕運機
• 田植え機・稲刈り機
• 化学肥料
• アメリカの飼料
• すでに足りている
• 変わる必要性感じていない
• 農村から○○をなくす
• 工業製品・化学製品を生産
• ○○がいる。
グループワーク2 ○○って?
農業をモードへ
いままで自然から直接得ていたもの
→購買するように
市場を通して買う
情報化社会の
労働力
不足
システム拡大
需要の増大
(モード)
小さな
農村
離農して都市へ
需要拡大
大量生産
大量消費
経済加速 高度経済成長!!
公共投資(皆の税金を投入):
重化学工業へ:給料いいぞ
システムの外部 環境
破
棄
資
源
どうなったのか…
課題3 ロールプレイング
•
•
•
•
•
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ここは熊本、水俣地域。1953年。
登場人物:工場長・工場長・社員・魚屋・主婦
最近、ネコ「狂い死」多発!
漁師さん:まっすぐ泳げない魚
自分の工場が原因らしい。
しかし、工場に莫大な投資…
みなさんならどうする?
工場長・社員・魚屋・主婦:ロールプレイング
生産続ける? 魚買う、売る? 工場(長)
働きかける?
皆さんの回答
• いろいろ 工場長 生産続ける 続けない
• 社員 やめる 改良する 告発する 市民と共
に工場停止の運動はじめるなど
• 魚屋 売る 仕事を変える(クリーニング屋?)
• 主婦 買う 別のものを買う(今ほど流通は発
達していない)。
グループワーク1
• 自分や家族のためにのみ食糧を生産して
いるとしたら(自給自足:トトロの村の状況)
• 自分の生産物
• 猫が死ぬのみて
• 家族に食べさせるか?
• 行動の選択と、理由をグループで相談し
• 相談の結果をレポート(レポートは個人)
• *そろそろランダム挑戦してみては?
水俣病
• NHKスペシャル 戦後50年 その時日本
は 第4回 チッソ・水俣 工場技術者たち
の告白(11分~
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例 技術部 塩出忠次氏 S25 実験
⇒改善提案
水俣病発生 上司(中村克己氏)に提言
活かされず 耳を貸してくれない。それ以
上声を挙げなかった。
それでいいのか?
バタバタと人が死んでいる。
塩出さんは原因が分かっている。
知っていて行動しない~より罪深い。
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一部の省庁から排水をとめて、調査
経済企画庁 汲田卓蔵氏
止められなかった。
技術部 石原俊一氏(S35水俣工場)
社会全体 排水が原因だと思っていた。
工場の人々も排水が原因だと考えていた
⇒だったら、排水止めてからメカニズム解
明しよう。
西田工場長だけではない
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社員も市民も(S34工場を止めるなと陳情)
官公庁も
何かが変わって行っていた。
社会の変化
人々はどのようにトトロから離れて行った
のか
• もう一度、ある農家の話
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
なぜ自家消費分は無農薬
• 出荷するもの
• なぜ自分たちは食べないのか?
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
課題2:なぜ虫食い野菜売れな
いのか
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虫が食ったトウモロコシ
虫が食った箇所のみ、家庭で切り取れば
90%以上は食べられる
なぜ虫食い野菜は売れないのか
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
需要重視
虫食い:売れない=仕方がない 工場長や技術
者と同じ!
トトロのころならば…
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
需要重視
昭和35年の世界なら 基本的に自分・家族・目の前の人々が食
べる
→自分たちが必要な食べ物しか、作らない!
トトロのおばあちゃん
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自給自足
自分の食べるもの
家族の食べるもの を生産
食べてくれる人の笑顔
作ってくれる人の苦労 目の当り
それだけでなく、卵産んでくれるニワトリ
一緒に働くウマ
お互いに共感
×社会的ジレンマ
再掲載:ちなみに他のSF
• 同じテーマを扱っています。
SFタイトル
解決方法
要因
2001年宇宙の旅
2010年宇宙の旅
機動戦士ガンダム
(最初の)
新世紀
エヴァンゲリオン
進化:
共感できる人類
神(木星人)
ニュータイプ(ニュー 環境
タイプ同士は共感)
人類を一人に融合 人類補完計画
興味ある方は社会的ジレンマを意識して
見てください(研究会可能)
トトロのおばあちゃんは
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環境によって、作られた
=ガンダム型解決法
トトロのおばあちゃんは
ア○ロ・レイ以上のニュータイプか!!
グループワーク2 忘れ物を届
けに来ました。
• モードによって私たちが忘れたものはなん
だろうか?
• グループで話し合って、個人でレポート
• 必ず他の方の意見も紹介して、自分の意
見を展開(一人の場合は、自分でいろいろ
な角度から検討)
忘れ物=「必要」からの自由
• トトロのころ:“必要(生きていくのに必要)”な
ものを作っていた。
• モード:新しい「必要」(≠“必要”)=需要!!
• トトロ:電話なくても生きれた(村で一台!)
• 昭和50年代:電話が一家に一台ないと生活
困難(小学校連絡網・書類でも電話番号欄)
• いま公衆電話すらなくなり、一人一台ケイタイ
時代
• “必要”とは異なる自分たちで作り上げ、
(モードのために)引き上げられ続ける「必要」
忘れ物:必要が挙げられた例
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必要から必要に代わって、
必要が作られていく!
=需要が作られる=モード
皆さんの身の回りで例を考えてみよう。
モードの中でも、特に
「周りが持つことによって自分も持つ必要」
が生まれる例を考えてみよう。
必要の例1:ケイタイ
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子供ができたとします。小学校に入学しました。
ケイタイゲーム機を欲しがっています。
買ってあげる? 買ってあげない?
理由を考えてください。
グループワーク3
私たちこそが
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次から次へと「必要」なものを買いそろえる
いつまでたっても買い揃わない
そろえなきゃ。=今は完全じゃない。
⇒つねに自己否定
自己否定=そろっていない他者も否定
他人の悲鳴が聞こえない
自分の悲鳴すら聞こえない
私たちが、次の加害者になってしまうかも
お互いが、お互いに殺しあう…
来週
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国内にとどまらない
国内の農村がモード化したら
発展途上国へ
発展途上国のモード化が
ブーメランのように私たちの生活に跳ね返
ってくる
• 来週:ナタテココの話
• 国際問題の次は解決策
先週のグループワーク2:忘れ物
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皆さんの回答 興味深い
おもいやり 近所付き合い
=一つのものを共有する心
自給自足 共有していた 助け合って成り立って
いた
モード 一人一人に買わせる: 需要拡大
自己責任(?)・義務感
土曜日:国際理解ワークショップ
異なる人々:問題解決 助け合う(≠一人で解決)
例:宇宙兄弟(図書館 教員の薦める本)
グループワーク1
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トトロのころの生活が体験できる
グリーンツーリズム
5日間の農家暮らし
ビジネスになるかいなか?
+理由
レポートのルールに従って書こう。
必要の世界(モード)
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必要の世界(トトロ)
にあこがれて
共同生活のグループが全国に
しかし、今は
社会主義との違い
情報化社会・社会主義
どちらも需給の関係
バランス
恐慌を起こさない。しかし
社会主義「計画経済」
自由が欲しい!
資本主義魅力的 社会主義抑圧
~生産をコントロール(制限)
情報化社会
~消費・欲望をコントロール
(解き放つ!)
エリートが
制限する
それぞれの(?)
欲望のおもむく
まま!
欲望を解き放つモード
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魅力的
小宮山も、トトロの世界より
コンビニがある世界
おそらく、元には戻れない
モードの需要創出力を失わず
需要のために必要が上がり続けて、苦しい
世の中でもなく
• それがこの講義で考えること
• モードよりも魅力的な世界を
今日のポイント(もう少しモード
国際化編)
• 貨幣への疎外
=貨幣がないと生きてい行けない状態へ
• 貨幣からの疎外
=貨幣が得にくい状態
• 貧困=貨幣からの疎外だと考えがち
• まずは、貨幣がなくては生きていけないよ
うに貨幣への疎外が始まる。
• トトロ(貨幣がなくても生きていける)
• ⇒水俣の話(貨幣がないと生きていけない
状態)
農業をモードへ
いままで自然から直接得ていたもの
→購買するように
市場を通して買う
情報化社会の
労働力
不足
システム拡大
需要の増大
(モード)
小さな
農村
離農して都市へ
需要拡大
大量生産
大量消費
経済加速 高度経済成長!!
公共投資(皆の税金を投入):
重化学工業へ:給料いいぞ
システムの外部 環境
破
棄
資
源
どうなったのか…
国内⇒国外
•
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•
•
•
国内にとどまらない
国内の農村がモード化したら
発展途上国へ
発展途上国のモード化が
ブーメランのように私たちの生活に跳ね返
ってくる
• ナタテココの話
ナタデココ
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1993年
デニーズのメニューで
日本中、大ブーム!
原料はココナッツ
さて、原産国(東南アジア)では何が起こる?
グループワーク2
• 出典:「日本のブームが起こしたナタデココの
悲劇」 世界週報 (2004.10.5)
• 貨幣への疎外 自給自足→お金で買う生活へ
この資料の例を用いて、「貨幣への疎外」概念
を説明してください。
私たちのモードと発展途上国
日本国内
• 生産能力アップ
• 供給>需要
• モード
• 昭和30年代
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
デフレスパイラル
けど必要あがる。
海外(発展途上国)
• 製品を買ってもらう。
• 原材料を(安く!)提供して
もらう。
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
より無理な低賃金
価格競争
マックの例
国内:人で余る
低賃金
けど「必要」水準
アップ
原材料費カット
より「ともかく安いもの」
売る方も買う方もどん
間接化
どん 間接化
「必要」水準は上がり続け
つねに新しいものが必要
新しいものを買わなけれ
ばならない貧困
海外で原材料+加工
発展途上
国の貧困
先進国の貧困
グループワーク3
• 出典:「日本のブームが起こしたナタデココの
悲劇」 世界週報 (2004.10.5)
• 貨幣からの疎外 お金が必要なくらしのなかで
• お金がないこと(≠トトロの世界は金はないが、
金がいらないので、貨幣からの疎外ではない)
この資料の例を用いて、「貨幣からの疎外」を
説明してください。
先週のグループワーク2
• 出典:「日本のブームが起こしたナタデココ
の悲劇」 世界週報 (2004.10.5)
• 貨幣への疎外 自給自足→お金で買う生
活へ
この資料の例を用いて、「貨幣への疎外」
概念を説明してください。
今日のポイント(もう少しモード
国際化編)
• 貨幣への疎外
=貨幣がないと生きてい行けない状態
自給自足から変化していくことを
例を用いて説明~画面だけ写しても間違い!! 口頭での説明と
セットで(高校生レベルの優秀さ)
• 貨幣からの疎外
=貨幣が得にくい状態
• 貧困=貨幣からの疎外だと考えがち
• まずは、貨幣がなくては生きていけないように貨幣への疎外が始
まる。
• トトロ(貨幣がなくても生きていける)
• ⇒水俣の話(貨幣がないと生きていけない状態)
再:私たちのモードと発展途上国
日本国内
• 生産能力アップ
• 供給>需要
• モード
• 昭和30年代
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
デフレスパイラル
けど必要あがる。
海外(発展途上国)
• 製品を買ってもらう。
• 原材料を(安く!)提供して
もらう。
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
より無理な低賃金
貨幣への疎外:日本でも起きてい
た
トトロのころの貨幣への疎外
• 自給自足
• 人手が都市へ
• 馬・牛→トラック・化学肥料
へ
• みんなで田植え・稲刈り
→機械へ
お金がないと生産できない
生産量上がる
物価も上がる
生活費もあがり、さらにお金が
必要に
フィリピンの農村の貨幣への
疎外
• 自給自足
• ナタデココだけ大量生産す
れば、大都市マニラ並みの
お金が入る
• そのためには設備投資(お
金が必要)
• 物価上昇(ハロハロの例)
• 大量生産に興味なかった
人もはじめないと、自給自
足でもわずかに必要な貨幣
で買うものが手に入らない
。
グループワーク1
• 出典:「日本のブームが起こしたナタデココ
の悲劇」 世界週報 (2004.10.5)
• 貨幣への疎外 自給自足→お金で買う生
活へ
この資料の例を用いて、「貨幣への疎外」
概念を説明してください。
いきなり質問です!
• 次のことは“平等”OR“不平等”
• 大学の成績、勉強した人もしない人も、全
員「A」評価
• 女性の教授が少ない大学が、女性に限定
して教授の公募出すこと
• すべての国が関税を撤廃すること
同じこと≠平等
• おそらくいろいろな意見
• 重要なことは「同じ」ことが「平等」とは限らない
。
• 特定の人を優遇することが「平等」ということも
さまざまな不
ありうる。
平等
不平等
の視点
不平等
不平等
同じ事象でも
“不平等”だったり
“平等”だったり
“不平等”のいろいろ
結果の
不平等
機会の
不平等
お金
食べもの
クスリ
命
ビデオ、見ながら
• さまざまな不平等(貨幣からの疎外と
、貨幣からの疎外を生み出す機会の
不平等)
• グループワーク2
プラネテス概略
• 2003・4年NHKBS2土曜日朝8:06より放映
• 近未来の宇宙が舞台 いろいろな国の人=国際舞台
• 地球、ステーション、月面の間には旅客機や貨物機が
行き交う。
• 音速の10倍以上の速度で移動可能
• この時代、大きな問題となっているのは、宇宙開発に
ともなって発生するゴミ(デブリ)
• 主人公ハチマキ(星野八郎太)は、宇宙産業の大手・
テクノーラ社で、デブリの回収を担当
132
概略2
•
クレア・ロンド 管制課 中米の小国
“エルタニカ(発展途上国)” 出身
出身にコンプレックスを持っている。
テマラ・ポワチエ
エルタニカの科学者。新開発した宇宙服をテク
ノーラ社に売り込みに来る。
133
グループワーク3
• それぞれの方
• 気になる“不平等”をグループで相談。
• 客観的状況+“公正さ”=“不平等”
• “公正さ”の思いが大切
• そして他者の“公正さ”と自分の“公正さ”の違い
に気がつこう。
話を聴くというコミュニケーション能力
• 課題と違うこと
• 条件を理解した上で、アイディアを出す。
• 例 小宮山が背中から、メッタ刺しにされて殺さ
れていた。
• アイディア 自殺
• 条件に合っていないアイディア
• ×情報の一部だけ聴きとって感想文
• 小学生が作文(日本語の文章や漢字を覚えるた
め)の練習の段階では有効なトレーニング
講義や学生とのコミュニケーション
• 講義、聞き逃しても、学生から聞けばリカバリー
できる課題
• グループのメンバーの話の誤解も見受けられる
。
• 練習方法
• テレビのニュースを録画
• ニュースを聴きながら書きとる
• ニュースを見直し、事実と異なるところをチェック
• 小宮山も練習しました。
レポートで必要
• 講義で使用した概念の理解
• レポートで必要です。
• クラスの他の方に聞いて教えてもらっておき
ましょう。
• 具体例で説明できることが求められます。
• ×わけわからんが写す 何の役に立たない
• 現実への応用が必要
さまざまな不平等
• 審査すれば国際規準をクリアし、さらに現
場での使い勝手が良い製品にもかかわら
ず、生産国名だけで、審査すらしてもらえ
ない。
• 先進国が(高度な=儲かる)産業を独占し
ていて途上国が参入する余地がない。
• 機会均等の名のもと、不適切な審査が名
目的に行われる不平等
• 教育を受ける機会の不平等
• 食の不平等
不平等つづき
• 国際規格とおっても→紛争に介入:結局チ
ャンスもらえない。
• 登場人物の人種の偏り→すでに機会の不
平等
• 経済的に豊かでない~政治や主義主張の
対立~内戦~経済的に困窮
• 内紛→武器→先進国の需要
• 開発環境の不平等
不平等続き
• デブリチーム 変わり者….が集められる。
• 上司が部下に面倒な仕事を押し付ける。
• 能力ではなく、職業上の地位で仕事の決
定権がきまる
識字率の差(ユニセフ『世界子
供白書2006』)
• 先進国(39カ国)
• 開発途上国(147カ国) 識字率 77%
• 後発開発国(50カ国) 54%
•
•
•
•
アジア (10か国) アフガニスタン ・イエメン ・カンボジア ・ネパール ・バングラ
デシュ ・東ティモール ・ブータン ・ミャンマー ・ラオス・モルディブ
アフリカ (34か国) アンゴラ ・ウガンダ ・エチオピア ・エリトリア ・ガンビア ・
ギニア ・ギニアビサウ ・コモロ ・コンゴ民主共和国 ・サントメ・プリンシペ ・ザ
ンビア ・シエラレオネ ・ジブチ ・スーダン ・赤道ギニア ・セネガル ・ソマリア ・
タンザニア ・チャド ・中央アフリカ ・トーゴ ・ニジェール ・ブルキナファソ ・ブル
ンジ ・ベナン ・マダガスカル ・マラウイ ・マリ ・モーリタニア ・モザンビーク ・リ
ベリア ・ルワンダ ・レソト - カーボベルデ
オセアニア (5か国) キリバス ・サモア ・ソロモン諸島 ・ツバル ・バヌアツ
中央アメリカ (1か国) ハイチ
生産技術の差
•
•
•
•
•
工場の設備(ハード)
科学技術(ソフト)
識字率・教育
スーパーコンピュータ
NHKスペシャル 「コンピューター革命
最強×最速の頭脳誕生」2012年6月3日
(日)午後9時00分~9時49分総合
グループワーク1・2・3
• グループワーク1・2
• ビデオの内容をグループワーク1・2の欄
にまとめよう。
• グループワーク3
• これから『必要』とされる能力は何か、グル
ープで相談し、レポートにまとめましょう(必
ず、他の方の意見を参照した場合、お名前
をあげる:グループワークの約束確認)
先週のグループワークから毎回
導入
• いつも先週の話から
• グループワークのレポートを読んでのフィ
ードバック
• “あなた”のための情報
• 課題と違うことを書いているグループのた
めに、例をあげてお話:まったく聞いていな
い!! 勘弁してくれ。2重・3重にあなた
のために時間を割いている。
つづき
•
•
•
•
•
×画面しか見ていない。
口頭でお話:人間がこれから伸ばしてく能力
時々起きて画面だけみて:誤解 意味なし
論理を理解して(課題2)、新しい発想(課題3)
課題を聞いていなければ、トレーニングにならな
い。
必要とされる能力
• 多くの方から
• コンピュータをチェックする能力
• メンテナンスする能力
必要だけど
再:私たちのモードと発展途上国
日本国内
• 生産能力アップ
• 供給>需要
• モード
• 昭和30年代
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
デフレスパイラル
けど必要あがる。
海外(発展途上国)
• 製品を買ってもらう。
• 原材料を(安く!)提供して
もらう。
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
より無理な低賃金
人工知能創って、メンテして、チ
ェックするだけだと
• 20××年
• 上司「君の仕事は、今度すべて人工知能
に任せることになった。新しい仕事を探し
てくれ」
• 「….」
• すでに起きている話 例:フォード
誰にでもできる仕事
•
•
•
•
•
あなたでなくてもできる
アルバイトでもできる
アルバイトで十分
低賃金…
デフレに
つくる仕事・暴走をとめる(高い
レベルのチェック)
•
•
•
•
•
つくるために
さまざまな講義・演習
そしてチェック
コンピュータの計算がある程度わかる
速度はかなわないけど、何やっているのか
わかる
• そのための数学!(ビックデータ:線形台
数 計算~最適値を探す 微分積分)
人工知能を創る仕事
•
•
•
•
多くの人材が必要。
京、アメリカにも、そして中国に抜かれた!
京の3倍の計算速度
ハード面、そしてソフト面の開発
• 一部の開発者と多くの単純労働者の世界
• 需要が減る(デフレスパイラル)
• 薄利多売:資源とエネルギーの浪費、環境
破壊か
何をコンピュータにやらせるか!
•
•
•
•
•
•
発想する・企画する・創造する
そして、決断する
どこをコンピュータに
どこを人間に
社会を構想する
しかもビックデータでは集まらない情報を収集し
て
• =売り上げや検索行動、ネットでつぶやかない
こと=本人もまだ気が付いていない要望
消費者は何がほしいかわからな
い
• 消費者 不満はある
• しかしプロではない 何が解決策はわから
ない
• 気が付いていない不満や要望を引きだし
• 感情を理解し
• まったく新しい需要
• そして儲ける(×デフレ)
• そして資源に比例せずに
薄利多売
•
•
•
•
•
たくさん売って
たくさん儲ける
大量生産・大量消費・大量破棄
モノの量ではなく、情報の「質」で儲ける
同じ資源の量でも、情報を生かしたアイデ
ィアで喜んでもらって、お金出してもらう。
• ×資源をたくさん使って儲ける
• ○アイディアをたくさんつかってもうける。
手塚夫妻
• 2006年 放送 トップランナー
• 課題1:手塚夫妻のアイディアを記録しよう(聴
く力)。
• 課題2:手塚夫妻のアイディアの出し方(方法)
を記録しよう(聴く力+応用力:自分にも使える
方法論に抽象化)。
• 課題3 手塚夫妻の話をヒントに、アイディアを
たくさんだして儲ける社会を構想しよう(想像力
)。
次回から
•
•
•
•
•
「新潟」にある資源をつかって
アイディアをもちいて
もっともっと儲ける
新潟からデフレ経済脱却!
世界の先駆けに
いままでの復習
• デフレスパイラル:需要を作り出すことはと
ても重要(ポイント1)
復習:デフレスパイラル
• 「値下げ⇒固定費のコストカット⇒利益上昇」
• 一社だけならば、効果的
• 他者も真似れば、値下げをしても利益が上がらな
い(固定費そのまま、売上だけが下がる)。
• ⇒人々の購買力が落ち、さらにモノが売れない
• 不景気⇒値下げ⇒給料カット⇒不景気⇒….
社員の給料を上げた方が、利益があがる
ビジネスモデルがあれば…
各社給料上げる⇒人々お金持ち⇒モノを買う⇒好景
気⇒さらにモノが売れる⇒さらに給料アップ
いままでの復習
• デフレスパイラル:需要を作り出すことはと
ても重要(ポイント1)
• 需給のバランスをとる二つの社会
• 社会主義と情報化社会
• それぞれどのように需要と供給のバランス
をとるのか
• グループワーク1
社会主義の失敗
• となりの芝生は青い
• エリートによる供給の制限
• モードによって、需要を喚起する情報化社
会の方が魅力的
• 新しいものが次々と
• ポイント2
• ×理想のために我慢する社会
• ○魅力で変革
いままでの復習
• デフレスパイラル:需要を作り出すことはと
ても重要(ポイント1)
• 需給のバランスをとる二つの社会
• 社会主義と情報化社会
• それぞれどのように需要と供給のバランス
をとるのか
• グループワーク1
社会主義との違い
情報化社会・社会主義
どちらも需給の関係
バランス
恐慌を起こさない。しかし
社会主義「計画経済」
自由が欲しい!
資本主義魅力的 社会主義抑圧
~生産をコントロール(制限)
情報化社会
~消費・欲望をコントロール
(解き放つ!)
エリートが
制限する
それぞれの(?)
欲望のおもむく
まま!
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
需要重視
虫食い:売れない=仕方がない 工場長や技術
者と同じ!
トトロのころならば…
例 農薬
35年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
需要重視
昭和35年の世界なら 基本的に自分・家族・目の前の人々が食
べる
→自分たちが必要な食べ物しか、作らない!
モードの情報化社会の欠点
• モード(消費のスピードよりも購買のスピー
ドが速い)
• 大量生産・大量消費・大量破棄
• 資源・環境問題
• トトロ:忘れ物を届けに来ました
• 身近な人の必要
• →モードのための必要
• ポイント3
農業をモードへ
いままで自然から直接得ていたもの
→購買するように
市場を通して買う
情報化社会の
労働力
不足
システム拡大
需要の増大
(モード)
小さな
農村
離農して都市へ
需要拡大
大量生産
大量消費
経済加速 高度経済成長!!
公共投資(皆の税金を投入):
重化学工業へ:給料いいぞ
システムの外部 環境
破
棄
資
源
どうなったのか…
再:私たちのモードと発展途上国
日本国内
• 生産能力アップ
• 供給>需要
• モード
• 昭和30年代
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
デフレスパイラル
けど必要あがる。
海外(発展途上国)
• 製品を買ってもらう。
• 原材料を(安く!)提供して
もらう。
• 貨幣への疎外
• 貨幣からの疎外
• =必要から必要
より無理な低賃金
グループワーク2
• モードによる情報化社会とデフレスパイラ
ルの関係を、発展途上国までふくめて論じ
てください。
屋根の家の“情報化社会”
• デザイン勝負
• 施主さんたち「手塚さんとお話しているなかで、
自分たちの欲しい家が見えてくる」
• あの家族専用?!
• オリジナリティ高いからこそ、万人受けではな
いけど、「他にも欲しい家族」がいた場合、とっ
ても価値がある!
• まったく新しい需要の創造!
6年たっても施主大喜び
•
•
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•
いまだに付き合い。
設計者
工夫する⇒施主に喜んでもらえる
⇒工夫することが楽しい
⇒さらに施主にも工夫する
⇒さらに喜んでもらえる
⇒次々と新しい需要
ポイント
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個人にあったオリジナルな設計(デザイン)
情報で利益 需要を作り出す
家一軒分資源=多くの利益
資源は無駄にしないで、需要は多い!
設計者:自発的に工夫
施主:嬉しい
誰も理想のために我慢していない!
「情報化社会」から“情報化社会”へ
• 「情報化社会」=モードで需要を掘り起こすため
に大量生産・大量消費・大量破棄
• 先進国のデフレスパイラルの貧困
• 発展途上国の貨幣への疎外と貨幣からの疎外
• “情報化社会”=モードで需要掘り起こすけど、
同じ資源で、多くの利益(たくさん売らなくても需
要掘り起こせる)。
• 社会主義や一部の取り組みのように理想のため
に我慢しない。モードの魅力そのままに
次の世代まで住める家
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価格が高くても
長持ち
次の世代まで住める
ライフステージで家族の規模変動
売買・借家(ロンドンのように)
×先進国の必要水準が下がる
南の資材を安く買いたたかなくてもいい
×発展途上国の貨幣からの疎外
きっと手塚夫妻の家高い
• 高くても売れる。十二分に施主、喜ぶ!
• とっても大切
• 安売り薄利多売=デフレを起こす=資源買い
たたき勝負
• 手塚夫妻=“情報”:施主も具体的には気が付
いていない、その家族の幸せをファシリテート
• 気づきを促す技法=茶飲み話=リラックスの
中で、相手の気持ちを引き出す。
• “情報”の部分:お金を出しても惜しくない。
長くもつ家
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次世代 必要水準をさげる
必要ではなく必要で需要をつくる
多様な住宅
次世代 マッチング(情報)でビジネス
×立て替えて儲ける 資源の無駄・ゴミ
○必要な人に必要なものをとどける
デフレスパイラルを起こさない
• 発展途上国の貨幣からの疎外を起こさな
い対策
• 国産・または適切な価格で購入
• プラネテス
• 自由競争 とっても不公平
• ある程度、機会均等になるまで
• ある程度、発展途上国支援
借景
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資源使わずに
空間を広く感じさせる
窓の外の景色
というデザインを活用
アイディアの出し方
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ファシリテーション
気づきを促す。
顧客も自分が何を欲しているかわからない
個人住宅 顧客が望むもの 引き出す
公共建築の場合
ジョハリの窓
ジョハリの窓
自分が知っている自分 自分が知らない自分
他人が
知って
いる自
分
他人が
知らな
い自分
開かれた窓
盲点の窓
秘密の窓
未知の窓
アイディアの出し方
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公共建築の場合 ファシリテーション
ジョハリの窓
関係者同士気づきあいを促す
世田谷区・墨田区 公園の事例
佐潟 観光プロジェクト
ペンシルバニア大学=建築でどんな社会をつくり
たいのか
• 多くの仕事の中で手塚さんたち自身がファシリテー
ト 自分が成長 さらに良い建築
すみだガバナンス養成講座
行政が企画
講師
各地の自治会の方
会議・ファシリテーション のプロフェッショナル
のプロから協働の方法を学べる
様々な世代・地域の方と実践的に学ぶ
何より楽しい
自腹を切っても、多くの方が参加
養成講座(1年次)
出典 墨田区2012a
場が大切!
従来の○○市の市民の会議
• 意見が出ない議題設定
• 各自が意見を言う
• 善処します…
• 終了
すみだ 養成講座
• 意見が出やすいように議題
をかみくだいて提案
• わいわいとお互いに意見を
出し合う
• 計画が組み立てられるよう
な仕組み
• 結論が出て、“実行”
自分たちが考えた企画が実現
するなんて・・・夢みたいです
ワークショップ風景
撮影:小宮
山
ワークショップ風景
撮影:小宮
山
出典:墨田区
養成講座からの4つの企画
2012b
すみだ パクパト
撮影:山崎ハコネ(敬和学
園大学)
すみだパクパト
ふれあい
防犯
食育
撮影:山崎ハコネ(敬和学
園大学)
実現へ
撮影:山崎ハコネ(敬和学
園大学)
限られた
予算で
まとめ
人材確保
後継者育成
若者に関心を
持ってもらう
養成講座:卒業後 各団体で活躍
+結節点
行政:場の提供
使用画像出典
(調査員撮影画像を除く)
• 墨田区 2012a 受講案内 (すみだガバナンス
養成講座) (最終閲覧日 2013年2月7日
http://www.city.sumida.lg.jp/kakuka/kumin
katsudousuisinbu/kuminkatsudou/info/gl_yo
usei.files/jukou.pdf)
• 墨田区 2012b すみだガバナンスリーダー養
成講座活動報告シンポジウム 広報配布物
アイディアの出し方
• ファシリテーション
• 公共建築の場合 ジョハリの窓
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関係者同士気づきあいを促す
世田谷区・墨田区 公園の事例
佐潟 観光プロジェクト
ペンシルバニア大学=建築でどんな社会をつくり
たいのか
• 多くの仕事の中で手塚さんたち自身がファシリテー
ト 自分が成長 さらに良い建築
原点に返る
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とっても斬新な設計 個人向け
しかし共通点
普遍性と特殊性
一人ひとりの顧客を向く
それぞれの家族向け
しかし人としての共通点(家の中で行うこと)
×共通点:自分たちが気持ち良くない
それぞれの家族向け~他者の視点
新しいけど、伝統・必要失わない。
仕事の比較
いままでの「情報化社会」
• 自分の仕事が社会に貢献
しているのか実感がない
• 「ありがとう」という言葉を聞
かない
• コミュニティない
• 水俣病・農薬の話
• →見えない(不可視化)
• 法律の抜け穴
新しい“情報化社会”
• 手塚夫妻
• 顧客の話を聞いて
• 顧客も気が付いていない
• 顧客の人生を創る
• 新しい情報(設計)を創造
• 感謝の言葉を6年たっても
• コミュニティ
• →仕事の中で喜び得られ
る。
• →嬉しいから法律の抜け穴
考えない
コミュニティの違い
いままでの「情報化社会」
• コミュニティの中は、優遇
• コミュニティの外は差別
• 例:プラネテス(先進国)
• 伝統的なコミュニティ
新潟
伝統的なコミュニティ+
新しい“情報化社会”
• コミュニティを広げて行く
• 手塚夫妻
• 仕事をすると、どんどんコミュ
ニティが広がる(さらに良い仕
事。法律で縛られるのでなく、
同じコミュニティのひとのため
に)
• 奥田道大先生
• 都市=他者を受け入れる力
結び付けて新しい広がるコミュニティを創造
グループワーク3
• モードの情報化社会と
• 新しい情報化社会の違いをまとめよう。
来週
• 新潟の生かされていない資源をリストアッ
プ(一週間よく観察して探してくる)
• それらの資源を生かして
• 本日の“新しい情報化社会のポイント”に
あった需要を生み出す儲かりビジネスを考
える。
• これができて大学生(国際水準の)
例:手塚夫妻
解放感・借景
コミュニティ
昔とは異なる方法で実現
新しい情報化社会
現代:プライバシーも
血縁・地縁→新しいコミュニティ
需要を喚起
ファシリテーション
魅力的な情報を売る
供給をコントロール
社会主義
今までの情報化社会
魅力的なモノを売る
コミュニティの違い
いままでの「情報化社会」
• コミュニティの中は、優遇
• コミュニティの外は差別
• 例:プラネテス(先進国)
• 伝統的なコミュニティ
新潟
伝統的なコミュニティ+
新しい“情報化社会”
• コミュニティを広げて行く
• 手塚夫妻
• 仕事をすると、どんどんコミュ
ニティが広がる(さらに良い仕
事。法律で縛られるのでなく、
同じコミュニティのひとのため
に)
• 奥田道大先生
• 都市=他者を受け入れる力
結び付けて新しい広がるコミュニティを創造
グループワーク1
• モードの情報化社会と
• 新しい情報化社会の違いをまとめよう。
• 需要の創造の仕方、コミュニティのあり方
共に論じよう。
• この教室内に、答えは満ちています。
• コミュニケーションをとろう。
魅力的な新しい情報化社会の
新潟モデル
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いままでの「情報化社会」モデル
儲かるから普及した
私たちの新しい情報化モデル=新潟モデル
儲かって、さらに働いて嬉しい
さらに工夫・さらに儲かる(≠理想のためにガマン)
世界がマネしてくれる。
どんどんマネしてもらう。
草の根(市民レベルの交流)で広げて行く
新潟の実際の事例
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西区赤塚のトウモロコシ農家
規格外で出荷できない畑
このままだと、せいぜい肥料
この資源に新しい情報を付加して、需要を
創りだせないか?
• しかも魅力的に!
• グループワーク2
実際の事例続き
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トウモロコシ狩りを企画!
顧客がトウモロコシを収穫するビジネス
おばあちゃんの畑でのメイちゃんのように
家族で!楽しい
小宮山はひとりで (;;)
農家:収穫の手間はない。
顧客:喜びは数倍に!!(新しい需要)
モノは、ただの規格外の野菜
+安心・安全・自然という雰囲気=情報
集団で問題を解決する力
• 施主の好みをファシリテート
• =コミュニティ形成能力
• 新潟:都市も、農村(びっくりするほどコミュ
ニティ残っている=新しい需要に結びつく)
• 農家の方の気持・消費者の気持ちをつなぐ
=コミュニティ形成能力
• 集団での問題解決能力があり、情報技術に
詳しく、経営にも明るい=私たち
• 私たちの、私たちによる、私たちのための
新潟モデル=世界を変える!
新潟国際情報大学
• 建学の理念
• 「日本文化と異文化との違いを理解し、国
や地域を越えて情報文化に貢献できる人
材を育成します。」
「情報社会を先導し、国・地域・人間の文化
を尊重しつつ、国や地域を越えて人類の
福祉向上に貢献します。」
これからの仕事人・地域人・家
庭人として
• 新潟国際情報大学の卒業生
• 私たちの、私たちによる、私たちのための
新しい情報化社会
• =情報文化を創造
• 具体的なプランをレポート
• 卒論も、就職後のやりたい仕事、地域で行
いたいこと
• 最終レポートが第一歩
レポート課題
・ 新しい“情報化社会”を創るために、私たちが出来
るアイディア論じてください。
・アイディアが、人に伝わるようにレポートする
・アイディアが“情報化社会”にどのように貢献する
のか、講義で用いた用語(モード・コミュニティ・大量
生産・大量消費・大量破棄・デフレスパイラル・貨幣
への疎外・貨幣からの疎外)を必ず用いて議論する。
×用語の説明集
○用語を適切に使用して新しい情報化社会を議論
注意事項
引用文献の提示の仕方・参考文献表の作成の仕方は「社会学評
論スタイルガイド」(日本社会学会ホームページにリンクされてい
ます)に従ってください(WEB閲覧可)。
引用箇所が不明確なものは、採点対象外とします。
分量は自由(必要事項が明確に書かれていること)
図や表を入れるのは、よいことですが、図や表は文章で説明する
必要があります。説明のない図や表、箇条書きが含まれているも
のは、採点対象外とします。
受領印がないものはレポートではありません(E評価)
欠席が1/3に達していればレポート提出資格はありません(F評価)
レポート内に感想等、課題以外の記述不可
評価基準
評価を受けるための必要条件:課題についてレポートが書
かれており、また注意事項が守られていること
A.論理的な破綻・矛盾もなく、かつ結論に至る考えに
オリジナリティが認められるもの
B.多少の論理的な破綻・矛盾があっても、結論に至る考えに
オリジナリティが認められるもの
C. ある程度の論理的破綻・矛盾があっても、結論に至る考え
にこの半年間のトレーニングの成果が見て取れるもの
D.A~Cの要件に当てはまらないもの
講義を理解=情報を消費する(できて当たり前)
講義から新しいアイディア(情報)を生み出す=情報を生産
(評価対象)
提出方法
提出日時は、事務室の掲示に従う(7月29日月曜日)。
提出方法:
1)あらかじめ事務室で“レポート提出票”を受け取り、必要事項
を記入しレポートの表紙にする
2)13時30分に指定の教室(事務の掲示を参照)に小宮山が
いるので、直接手渡す。
3)“レポート受領書”を受けとる(要保管!)。
就活や部活動、病気などで欠席し
グループワークが足りない人は、13時10分に集合!
グループワークを行います。
グループワーク3 先週の宿題
• 新潟の生かされていない資源をリストアッ
プ(一週間よく観察して探してくる)
• それらの資源を生かして
• 本日の“新しい情報化社会のポイント”に
あった需要を生み出す儲かりビジネスを考
える。
来週:最終回
• みなさんのグループワーク3紹介
• さらに最終レポートの参考にしてください。
• 他の人の意見を参考にする場合、必ず引用
もとをしめす。
• 引用=情報を生かす:素晴らしい。
• 引用しないでコピペ=泥棒
• 新しい情報化社会を阻害する行為
レポート提出場所
• 教室が、ここと違うので注意
提出方法
提出日時は、事務室の掲示に従う(7月29日月曜日)。
提出方法:
1)あらかじめ事務室で“レポート提出票”を受け取り、必要事項
を記入しレポートの表紙にする
2)13時30分に指定の教室(事務の掲示を参照)に小宮山が
いるので、直接手渡す。
3)“レポート受領書”を受けとる(要保管!)。
就活や部活動、病気などで欠席し
グループワークが足りない人は、13時10分に集合!
グループワークを行います。
あなたならこれらの企業に融資
する?
• TBSテレビ「日曜劇場『半沢直樹』」2013年
7月7日(日) 9時~
• 第一回放送
• 二つの企業
• マキノ
• 西大阪スチール
• 二つの企業を観察しよう。
• グループワーク2
二つの企業
マキノ
• 手作り 試作品
• 熟練の加工技術
• 資金繰りに困っている
• 来訪者に挨拶
西大阪スチール
• 大手
• 顧客の電話がかかってきて
いても、社員はおしゃべりし
ていて出ない。
• 入口の案内係もスマホいじ
っている。ぞんざい。
• 社長は、いままでまったく相
手にしなかった銀行に急に
融資話
アイディア生み出す企業
• 今後、需要を作り出せる企業
• 同じチタン マキノ 加工すれば F1で使
用される超高品質のバルブに
• 軽くて患者に負担をかけない医療器具
• 顧客も自覚していない需要を生み出せる
か:例 手塚夫妻
需要を生み出す
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供給能力 > 需要
→戦争にまで
例 ガンダムシードデスティニー
需要の奪い合い
大量生産して、値段を下げる
デフレスパイラル(例 マクドナルド)
連鎖倒産
するとどうなるか
もう一度 半沢直樹
• 半沢直樹の実家
• 何が起こったのか、記録しよう
• グループワーク2
連鎖倒産
• バブル崩壊(土地ころがししていた○○の
つけ)
• 取引先が倒産
• 小さな樹脂のねじ 軽くて、類を見ないほ
ど丈夫:同じ資源もこの工場で生産されれ
ば、高品質なネジに
• 連鎖倒産
銀行
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資金がなく
アイディア(情報)がある
→お金を貸せば儲かる….
けどアイディアを見極める目が必要
見極めるより、土地ころがしの方がラク
まっとうにアイディアをカタチにする人の足
を引っ張る
• 挙句の果てが、我が国、国債 1000兆円
• 利子を払うために借金 それも間に合わな
い~返すのは、誰???
結局
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戦後の日本経済
稼いできたつもりが
借金 1000兆円
さんざん公害起こして
豊かになった、、、、借金でね
お金はまったくたまらなかった….
私たちに残されたのは
借金と、、、○○
○○ 情報
• 失敗という経験を見せてもらった
• これは貴重な情報
• ×アイディアなし 大量に生産して、大量に
消費する(大量に資源使って、破棄)
• 顧客:まだ気が付いていない需要を創造
顧客に理由を聞く
• やってもいいけど、信じない方がいい。
• 行動の理由、本人だってわからない
• 新潟県内 ゲレンデ
グループワーク3
• なぜ減少?
顧客に理由を聞く
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やってもいいけど、信じない方がいい。
行動の理由、本人だってわからない
新潟県内 ゲレンデ
顧客減少
顧客だってわからない
すぐ出てくるのは、金
学生 金がなくても 夜行列車でスキー?
デフレスパイラス
新潟にとっては大打撃
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財布もって関東からお客さん来てくれた
出稼ぎに行かなくていい
新潟で暮らせた、、、のに
なぜ来てくれない?
スキー→スノボーへ
初心者にとって難しい 痛い
そこで工夫
いくつかの方向性
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初心者でも楽しめる。
カッコイイ
=上級者がカッコ良い
上級者になりたい
繰り返し通いたい:しかも楽しい
方向性
• スノボーの適切な教室 楽しめるところま
で短期で上達(できれば1泊2日で:リピー
トしてもらう)
• 親の世代を取り込む 子供に教えるように
• 痛さの軽減 カッコよさの増大
• ウェアの開発
• スキー→スノボ→○○○ 違うスポーツへ
さまざまな顧客に
• 調査する
• 顧客に直接、答えを求めても問題解決しな
い
• 仮説→インプリケーション→仮説→インプ
リケーション(行動科学)
• 社会理論と調査法 実際に聞き取り調査
の練習 顧客の知らない需要を作り出す
新潟
• 利用されていない資源多い
• 高速道路・新幹線(アドバンテージ相対的
に減少してきたけど)
• 関東からも近い
• しかも港も、空港も
• 海外の顧客も期待
• そして新潟国際情報大学がある
• ×情報を覚える大学
• ○情報を創りだす大学
第一歩
• 皆さんのレポート
• とっても期待しています。