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平成20年度小・中学校教育課程研究協議会
特 別 活 動 (小)
福島県教育委員会
改訂の趣旨
特別活動指導上の課題
資質や能力が育成されていない
小1プロブレム,中ギャップ
集団のために働く意欲が低い
諸問題を話し合って解決する力の不足
規範意識の低下
自信がない
人間関係を築けない
社会性の育成が不十分
など
改訂の要点
◎目標や内容の見直し
社会に参画する態度や自治的能力
よりよい人間関係を築く能力
道徳的実践の指導の充実
○体験活動,生活を改善する話合い活動,
多様な異年齢の集団活動 の充実
全体目標

望ましい集団活動を通して,心身の調
和のとれた発達と個性の伸長を図り,
集団の一員としてよりよい生活や人間
関係を築こうとする自主的,実践的な態
度を育てるとともに,自己の生き方につ
いての考えを深め,自己を生かす能力
を養う。
各内容の目標
学級活動
学級活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団の一員として学級
や学校におけるよりよい生活づくりに参画し,諸問題を解決しようとする
自主的,実践的な態度や健全な生活態度を育てる。
児童会活動
児童会活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよ
りよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主
的,実践的な態度を育てる。
クラブ活動
クラブ活動を通して,望ましい人間関係を形成し,個性の伸長を図り,集
団の一員として協力してよりよいクラブづくりに参画しようとする自主的,
実践的な態度を育てる活動を行うこと。
学校行事
学校行事を通して,望ましい人間関係を形成し,集団への所属感や連
帯感を深め,公共の精神を養い,協力してよりよい学校生活を築こうと
する自主的,実践的な態度を育てる。
内容 学級活動
第1学年
学級を単位として,仲良く助け合い学級生活を楽
及び
しくするとともに,日常の生活や学習に進んで取り
第2学年 組もうとする態度の育成に資する活動を行うこと。
第3学年
学級を単位として,協力し合って楽しい学級生活
及び
をつくるとともに,日常の生活や学習に意欲的に取
第4学年 り組もうとする態度の育成に資する活動を行うこと。
第5学年
学級を単位として,信頼し支え合って楽しく豊か
及び
な学級や学校の生活をつくるとともに,日常の生活
第6学年 や学習に自主的に取り組もうとする態度の向上に資
する活動を行うこと。
内容 学級活動

共通事項
(1)学級や学校の生活づくり
ア 学級や学校における生活上の諸問題の解決
イ 学級内の組織づくりや仕事の分担処理 ウ 学校における多様な集団の生活の向上
(2)日常の生活や学習への適応及び健康安全
ア 希望や目標をもって生きる態度の形成 イ 基本的な生活習慣の形成
ウ 望ましい人間関係の形成
エ 清掃などの当番等の役割と働くことの意義の理解
オ 学校図書館の利用
カ 心身ともに健康で安全な生活態度の形成
キ 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成
内容 児童会活動

異年齢の子どもたちの自治的能力の育成
を重視
内容
・児童会の計画や運営
・異年齢集団による交流
・学校行事への協力
内容 クラブ活動

児童の自発的・自治的活動を重視
内容
・クラブの計画や運営
・クラブを楽しむ活動
・クラブの成果の発表
内容 学校行事

よりよい人間関係を築き,公共の精神を
養い,社会性の育成を図ることを重視
内容(変更点など)
・自然の中での集団宿泊体験,
多様な人々との交流体験を重視
・学芸的行事→文化的行事
指導計画の作成

指導計画の作成
・各校で作成する指導計画の明確化
・道徳的実践の指導の充実

内容の取扱い
・集団として意見をまとめるなどの話合い活動の充実
・発達の段階に応じた内容の重点化及び
学級活動と道徳教育や学級経営等との関連
・「異年齢集団による交流」の充実と言語活動の充実
おわりに

平成20年度から先行実施