話合い活動の充実を目指して(ppt)
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Transcript 話合い活動の充実を目指して(ppt)
話合い活動の充実を目指して
センターのロゴマーク
教科教育課の清水明指導主事が完成さ
せました。ITTCはIbaraki
Teacher Training Center の頭文字
を表します。茨城県の地図と文字IT
TC(CはITTを囲むように変形し
てあります)を組み合わせて,セン
ターから全県に情報発信をしていくこ
とを表現しています。
茨城県教育研修センター教職教育課
○
新学習指導要領に沿った
特別活動の指導
目標が変わりました(小学校)
〔現行〕
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた
発達と個性の伸長を図るとともに,集団の一員とし
ての自覚を深め,協力してよりよい生活を築こうとす
る自主的,実践的な態度を育てる。
〔改訂〕
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた
発達と個性の伸長を図り,集団の一員としてよりよ
い生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な
態度を育てるとともに,自己の生き方についての考
えを深め,自己を生かす能力を養う。
各活動・学校行事の目標が示されました
《学級活動》
学級活動を通して,望ましい人間関係を形成し,
集団の一員として学級や学校におけるよりよい生
活づくりに参画し,諸問題を解決しようとする自主
的,実践的な態度や健全な生活態度を育てる。
《児童会活動》
児童会活動を通して,望ましい人間関係を形成
し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参
画し,協力して解決しようとする自主的,実践的な
態度を育てる。
各活動・学校行事の目標が示されました
《クラブ活動》
クラブ活動を通して,望ましい人間関係を形成し,
個性の伸長を図り,集団の一員として協力してより
よいクラブづくりに参画しようとする自主的,実践的
な態度を育てる。
《学校行事》
学校行事を通して,望ましい人間関係を形成し,
集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養
い,協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的,
実践的な態度を育てる。
学級活動の内容が低・中・高学年に分けて示されました
《第1学年及び第2学年》
学級を単位として,仲良く助け合い学級生活を楽しくするととも
に,日常の生活や学習に進んで取り組もうとする態度の育成に
資する活動を行うこと。
《第3学年及び第4学年》
学級を単位として,協力し合って楽しい学級生活をつくるととも
に日常の生活や学習に意欲的に取り組もうとする態度の育成に
資する活動を行うこと。
《第5学年及び第6学年》
学級を単位として,信頼し支え合って楽しく豊かな学級や学校
の生活をつくるとともに,日常の生活や学習に自主的に取り組も
うとする態度の向上に資する活動を行うこと。
学級活動の内容の共通事項
(1)学級や学校の生活づくり
←学級や学校の生活の充実と向上に関すること
ア 学級や学校における生活上の諸問題の解決
イ 学級内の組織づくりや仕事の分担処理
ウ 学校における多様な集団の生活の向上
(2)日常生活や学習への適応及び健康安全
←日常生活や学習への適応及び健康や安全関すること
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
希望や目標を持って生きる態度の育成
基本的な生活習慣の形成
望ましい人間関係の形成
清掃などの当番活動等の役割と働くことの意義の理解
学校図書館の利用
心身ともに健康で安全な生活態度の育成
食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成
全学年ですべての項目を実施する
目標が変わりました(中学校)
〔現行〕
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた
発達と個性の伸長を図るとともに,集団や社会の一
員としてよりよい生活を築こうとする自主的,実践的
な態度を育てるとともに,人間としての生き方につい
ての自覚を深め,自己を生かす能力を養う。
〔改訂〕
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた
発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員として
よりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実
践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方
についての自覚を深め,自己を生かす能力を養う。
各活動・学校行事の目標が示されました
《学級活動》
学級活動を通して,望ましい人間関係を形
成し,集団の一員として学級や学校における
よりよい生活づくりに参画し,諸問題を解決し
ようとする自主的,実践的な態度や健全な生
活態度を育てる。
よりよい人間関係を築く力,当面する課題に
主体的にかかわる態度の育成の重視
各活動・学校行事の目標が示されました
《生徒会活動》
学校行事を通して,望ましい人間関係を形
成し,社会や集団の一員としてよりよい学校
生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決し
ようとする自主的,実践的な態度を育てる。
よりよい人間関係を築く力,社会に参画
する態度や自治的能力の育成を重視
各活動・学校行事の目標が示されました
《学校行事》
学校行事を通して,望ましい人間関係を形
成し,集団への所属感や連帯感を深め,公共
の精神を養い,協力してよりよい学校生活を
築こうとする自主的,実践的な態度を育てる。
よりよい人間関係を築く力,公共の精神を養う
こと,社会性の育成を図ることを重視
取り扱う内容が明確に示されました
学級活動
(1)学級や学校の生活づくり
←学級や学校の生活の充実と向上に関すること
ア
イ
ウ
学級や学校における生活上の諸問題の解決
学級内の組織づくりや仕事の分担処理
学校における多様な集団の生活の向上
取り扱う内容が明確に示されました
学級活動
(2)適応と成長及び健康安全
←個人及び社会の一員としての在り方,健康や安全に関すること
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
思春期の不安や悩みとその解決
自己及び他者の個性の理解と尊重
社会の一員としての自覚と責任
男女相互の理解と協力
望ましい人間関係の確立
ボランティア活動の意義の理解と参加
心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の
形成
ク 性的な発達の適応
ケ 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい
食習慣の形成
取り扱う内容が明確に示されました
学級活動
(3)学業と進路
←学業生活の充実,将来の生き方と進路の適切な選択に関すること
ア
イ
ウ
エ
オ
学ぶことと働くことの意義と理解
自主的な学習態度の形成と学校図書館の利用
進路適性の吟味と進路情報の活用
望ましい勤労観・職業観の形成
主体的な進路の選択と将来設計
大切なのは
「何が変わったか」ではなく
「なぜ変わったのか」
を十分に理解すること。
「特別活動の充実は,学校生活の満足度や楽しさと
深くかかわっているが,他方,それらが子どもたち
の資質や能力の育成につながっていない」
例:いじめや不登校の増加,学校生活における子どもたち
育てたい資質や能力が十分に育つような
の閉塞感の高まり・・・
組織的,計画的な指導の充実
特別活動の現状と課題,改善の方向性(検討素案)
・ H18.9.21 中央教育審議会教育課程部会第3期
第33回配付資料(豊かな心をはぐくむ教育の在り方に
関する専門部会における審議について)
キーワードを抜粋して図示
・ 文部科学省初等中等教育局 杉田 洋 教科調査官
(10年経験者研修講座(小)提示資料)
・ H19.10.24中央教育審議会初等中等教育分科会
(第55回)・教育課程部会(第4期第13回)合同会議配
付資料
これからの特別活動のイメージ
律自
の尊
育・
成自
育形 人
成成 間
力関
の係
の自 社
育治 会
成的 参
能画
力や
言葉の重視と体験の充実・意識的指導と自覚的活動・習得→活用→探求
望ましい集団活動 生きる力、働く力に
発達段階に即して内
容を系統的に
生活を改善する話 し 結び付ける取組
異年齢交流活動
社会体験活動
合い活動
小一プロブレム、中一ギャップへの対応、キャリア教育、法教育
道徳的実践の充実の場としての位置付け
楽しく、豊かな学校生活づくり
○
実践課題と取組について
移行期の取組(小学校)
○指導計画の作成についての改善
①「全体計画や各活動・学校行事の年間指導計画
の作成」が明確に示された
→「各教科,道徳,総合的な学習の時間との関連を
図る」
②自ら現在及び将来の生き方を考えることできる
ようにすること
→「集団活動を通して,自己を見つめ,自己のよさや
可能性などを発見し,目標や希望をもって自らの将来
について自己の生き方や現在の生活の在り方などに
ついて考えることができるように工夫すること」
③道徳的実践の指導の充実
→「道徳教育の目標に基づき,道徳のなどとの関連を
図りながら~」
移行期の取組(中学校)
○指導計画の作成についての改善
①「全体計画や各活動・学校行事の年間指導計画
の作成」が明確に示された
→「各教科,道徳,総合的な学習の時間との関連を
図る」
②ガイダンス機能の充実
→「特に中学校入学当初においては,個々の生徒が
学校生活に適応するとともに,希望と目標を持って生
活できるよう工夫すること」
③道徳的実践の指導の充実
→「道徳教育の目標に基づき,道徳のなどとの関連を
図りながら~」
移行期の取組(小・中学校)
○内容の取扱いについての改善
①よりよい生活を築くための諸活動の充実
→「よりよい生活を築くために集団としての意見をま
とめる話合い活動や自分たちで決まりを守る活動,
人間関係を形成する力を養う活動~」
②学級活動の内容の重点化と内容間の関連や統合
③体験活動の充実と言語活動の充実
→「体験活動を通して気付いたことなどを振り返り,ま
とめたり,発表し合ったりするなどの活動を充実するよ
う工夫すること」
○学級活動の指導計画(小学校)
学級活動の共通事項
特
別
活
動
の
全
体
計
画
(1)学級や学校の生活づくり
ア 学級や学校における生
活上の諸問題の解決
イ 学級内の組織づくりや仕
事の分担処理
ウ学校における多様な集
団生活の向上
(2)日常の生活や学習への
適応及び健康安全
ア 希望や目標を持って生きる
態度の育成
イ 基本的な生活習慣の育成
ウ望ましい人間関係の形成
エ清掃などの当番活動等の役
割と働くことの意義の理解
オ学校図書館の利用
カ心身ともに健康で安全な生
活態度の形成
キ学校給食と望ましい食習慣
の形成
学級活動の内容
学級を単位として仲良く
助け合い学級生活を楽し
くするとともに,日常の生
活や学習に進んで取り組
もうとする態度の育成に
資する活動を行うこと。
学級を単位として協力し
合って楽しい学級生活を
つくるとともに,日常の生
活や学習に意欲的に取
り組もうとする態度の育
成に資する活動を行うこ
と。
学級を単位として信頼し
支え合って楽しく豊かな
学級や学校の生活をつく
るとともに,日常の生活や
学習に自主的に取り組も
うとする態度の向上に資
する活動を行うこと。
学
校
と
し
て
の
学
級
活
動
の
年
間
指
導
計
画
学
級
集
団
育
成
上
の
課
題
学
級
ご
と
の
学
級
活
動
の
年
間
指
導
計
画
学
級
ご
と
の
学
級
活
動
の
一
単
位
時
間
の
指
導
計
画
○年間指導計画例
○ 話合い活動の充実
・ 話合い活動は,学級活動の「(1)学級や
学校の生活づくり」や,児童会活動の「児童
会の計画や運営」,クラブ活動の「クラブの
計画や運営」において中心的な活動である。
学級経営が基盤
発達段階に即した指導の目安
(小 解説P51~)
《学級活動内容(1)(2)(3)の展開の基本パターン》
問題の収集
事
前
の
活
動
本
時
事
後
問題の整理・選定
活動内容(1)
活動内容(2)(3)
議題の決定
題材の提示
活動計画案作成
学級活動指導案作成
学級活動(話合い) 学級活動(話合い)
集団の目標決定
個人の目標決定
集団で実践
個人の実践
評
価
《話合い活動で大切なこと》学級経営が基盤
• 理由を明確にして,自分の言葉で思いや考えを話
す。
• 誰の話でも,相手の立場になって真剣に聞くことが
できる。
• 互いの意見や考えの相違点を理解できるようにする。
• 互いの気持ちを察し合い,その良さを理解し合える
ようにする。
• 異なる意見について,説得したり,互いの良さを生
かしたり,折り合いをつけたりして集団としての意見
をまとめることができるようにする。
• 自分で賛成していないことに決まっても,集団決定
したことについて気持ちよく従い,協力できるように
するとともに,互いの気持ちを推し量った言動がで
きるようにする。
《話合い活動を充実させるために》
1
計画委員会を組織する
・輪番制→「なすことによって学ぶ」
・活動の手引き等の作成
2
議題を選ぶ
・意欲的に取り組める議題→児童の声を聞く
・事前の実態調査→課題意識を高める
・提案理由の練り上げ→必要感
・話し合いの柱→焦点
3
「本気,本音」の話合い
・聞くことを大切に→指導の必要性
・日頃の学級経営→何でも,安心して言える
・話合いの形態の工夫→ブレインストーミングなど
4
事後の指導
《計画委員会の進め方について》
①問題の収集と整理
②議題の選定
③他の議題の処理
④議題の決定
⑤提案理由
⑥話し合う内容(話合いの柱)
⑦役割分担
《話合い活動を充実させるために》
○教師がしてはいけないこと
・決定を方向づけてしまう助言
・安易な多数決にすること
○教師がすべきこと
・聞く態度やマナーの指導
・話合いが混乱したときの指導
・話合いを深める助言
○学級活動における学年別重点到達目標
ある中学校の例から
発達段階に即した指導の目安