ゲーミング「飛行機ゲーム」説明

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Transcript ゲーミング「飛行機ゲーム」説明

ゲーミング 「飛行機ゲーム」

2011/10/7 一橋大学 根本敏則

飛行機の生産

・ 飛行機は、さまざまな部品から構成されている (翼、胴体、エンジンなど) ・飛行機の部品は、さまざまな場所で生産される (A国:翼、B国:胴体①、C国:胴体②、D 国:胴体③、E国:エンジン) ・部品が生産される場所とは異なる場所で、飛行 機は組立てられる(F国:飛行機)

エンジン ( E 国) 翼( A 国) 胴体①( B 国) エンジン ( E 国) 翼( A 国) 胴体②( C 国) 組立て ( F 国) 胴体③( D 国)

上手に飛行機を生産しよう。

スケジュール

   20分:事前説明 20分:チームごとに作戦会議 15分:ゲーミング実施   5分:結果集計 30分:ディスカッション&解説 (合計90分) 7

飛行機ゲームとは

 飛行機ゲームの内容: 6人程度のプレーヤーでチームを構成し、いくつ かの作業を分担しつつ、飛行機完成品等の製品 を生産する  プレーヤーの目的: 利潤の最大化 8

ゲーム時間と生産する製品

 ゲーム時間: 900秒(=15分)  製品: 3種類  飛行機完成品(以下「完成品」)  飛行機の翼のみ(同「翼」)  飛行機の胴体のみ(同「胴体」) (それぞれの売価については後述) 9

作業分担

       リーダー(人数に応じて設定) 用紙切断係(作業 A) 折り曲げ係(作業 B) 胴体記入係(作業 C) 翼記入係(作業 D) ホッチキス留め係(作業 E) 輸送係(作業 F)(人数に応じて設定) 10

各作業の役割(1/2)

 リーダー : 各係に対するアドバイス、注意喚起を行う(作 業や輸送は手伝わない)。  用紙切断係: (作業 A) 輸送係が運んでくる用紙(A4)をはさみで3分 割に切断する。  折り曲げ係: (作業 B) 輸送係が運んでくる部品を、1枚ごとに、縦に 2つ折り(「胴体」の場合)または横に4つ折 り(「翼」の場合)に折る。  胴体記入係: (作業 C) 輸送係が運んでくる「胴体」に、「一橋大学 MBAロジスティクス」と楷書で記入する(左 右両面)。 11

各作業の役割(2/2)

 翼記入係 (作業 D) : 輸送係が運んでくる「翼」に「一橋大学」 と楷書で記入する。  ホッチキス留め係: (作業 E) 輸送係が運んでくる「胴体」と「翼」を所 定の位置(2カ所:見本参照)でホッチ キス留めする。  輸送係 (作業 F) : 鉄鋼会社、各作業工程、販売商社間に おける、用紙、部品、製品の輸送を 行う。 12

作業工程

鉄 鋼 会 社 紙 作業A 10秒/枚 作業B 翼 6秒/片 胴体 2秒/片 作業C 20秒/片 作業D 6秒/片 数字は標準作業時間 作業E 7秒/組 販 売 商 社 胴 体 完 成 品 翼 13

生産性向上方策のルール

 下記の生産性向上方策が実施可能(費用負担有) 1)配置移動 各作業配置の移動によって効率性の向上を図る 2)追加配置 特定の作業に追加的に人員を配置することによって効率性の向 上を図る(注意:その人員がそれまでに担当していた作業は行 えなくなる) 3)工程改善 現行の安全基準、品質基準によって定められている各作業工程 の内容について、発想を柔軟に考えることで上記以外の小さな 改善を行い、効率性の向上を図る(注意:各作業につき1回ま で) 注) それぞれ事前(ゲーミング前、中)の申請が必要である 14

作業から得られる収入

1)「完成品」: 22,000円 2)「翼」 : 6,000円 3)「胴体」 : 11,000円 (注意)  終了時点で販売商社に納入できていない製品は販売で きない   「翼」、「胴体」の各販売数≦「完成品」の販売数 終了時に販売商社による品質チェックを実施する(低品 質だと飛行機事故につながるため) →作業は丁寧に 15

作業に要する支出

 必ず支出する項目 1)操業費用 :200,000円/ゲーム 2)鉄鋼(紙)購入費用: 3,000円/枚  状況に応じて支出する項目 3)配置移動費用 4)追加配置費用 :200,000円/台 :500,000円/台 5)工程改善費用 6)安全基準違反 : 50,000円/件 :200,000円/件  安全基準違反(規定作業役割の逸脱、無申請の生産性 向上方策の実施)は反則金200,000円を要する →安全基準等、ルールには忠実に 16