Transcript PPT資料：第３章 - 宇部工業高等専門学校

経営管理工学
宇部工業高等専門学校
経営情報学科 伊藤孝夫
第３章 費用の分類とCVP分析
復習
• 利益＝収入ーコスト
利益の決定：意思決定（短期的）
経営戦略（長期的）
どのくらいの数量を販売すればよい
（？）
いくらの価格にすれば最も販売でき
る（？）
CVP分析
Cost－Volume－Profit Analysis
• 利益＝収入ーコスト
＝価格＊販売数量ー単位コスト＊販売数量
 コスト（費用）の問題
１）固定費（fixed cost）
２）変動費（variable cost）
 １）固定費（fixed
cost）：生産量の増減にか
かわらず発生額が総額において一定して
いる費用
（生産能力や販売能力の準備にかかわるも
のが多いため，しばしばキャパシティ・コス
ト（capacity cost）ともよばれる）
 ２）変動費（variable
cost）：生産量の増減に
応じて比例的に増減する費用
 １）固定費（fixed
cost）：
マネジド・キャパシティ・コスト（managed
capacity cost）：広告費，研究開発費，交際
費など
コミッテッド・キャパシティ・コスト
（committed capacity cost）：減価償却費，
固定資産税，火災保険料など
 ２）変動費（variable
cost）：
主要原材料費，出来高払直接工貸金，荷
造費，運搬費等
• 値段は数量によって決定される。
• 数量がある一定水準に達しない
と損失が生じ、逆に，この水準を
超えると利益が生じる。
• その数量を決定する方法：損益
分岐点分析（Break-even point
Analysis）
損益分岐点分析
損益分岐点とは，
利益も損失も生じない生産量（販売
量），つまり
収益と費用が等しくなる生産量（販売
量）
いわゆる採算点
• ある単一製品を1期間に単価pで
• ｘ単位販売したとすれば、
• 総収益TR（total revenue）
TR  px
• 製品単位当りの変動費をｖ（variable
cost）
• 1期間の固定費をｆ（fixed cost）とす
れば，
• 総費用TC（total cost）
TC  f  vx
• 純利益ｙ（yield）
y  TR  TC  ( p  v) x  f
TR
金額
損益分岐点
TC
損益分岐金額ｓＢＥ
損益分岐数量ｘＢＥ
数量
• 損益分岐点では純利益はゼロ
• ｙ＝0をｘについて解けばよい
• 損益分岐の数量ｘBE
xBE
f

pv
ｐ－ｖ：単位限界利益
• 販売量の代わりに売上高をもって
販売数量の尺度とする損益分岐
点売上高SBE
s BE  pxBE 
V/P：変動費率
1－（ｖ／ｐ）：限界利益率
f
v
1
p
事例分析
• 単一製品を販売する某社の損益計算書（要
約）が次のとおりであったとしよう。
• 売上高 800万円
（販売量4000個；販売価格2000
円）
• 変動費 600万円
• 固定費 170万円
• 問：損益分岐点販売量と損益分岐点売上
高を計算せよ。
• 製品単位当りの変動費と製品単
位当りの限界利益
変動費総額
単位当たりの変動費 
数量
60010000

 1,500(円/個)
4000
単位当たりの限界利益  単価ー変動費
 2000－1500 500(円)
• 損益分岐点販売量ｘBEと損益分
岐点売上高ｓBE
xBE
s BE
f
17010000


 3,400(個)
p  v 2000 1500
170 10000 170 10000



 680(万円)
v
1500
0.25
1
1
p
2000
f
ありがとうございました！