コンピュータシステムにおけるデータ表現(1)

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地理情報システム論
第3回
コンピュータシステムおける
データ表現(1)


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コンピュータによる地図表現


ラスタ形式






地図全体を同形・同大
の区画に分割
区画ごとの属性・対象
の数(割合)・量(標高
など)を記号や数値で
データ化

ベクタ形式






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地理情報システム論

対象を図形的要素
(点・線・面)ごとに分

座標系を定めて点の
順序番号(ID)と位置
を数値化
線や面は点列・線分
列の集合としてデータ

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ラスタ形式とベクタ形式の特性


ラスタ形式









大きさが粗いと再現性
が悪い
縮小・拡大・回転など
幾何学的演算に弱い
データ形式が単純
要素ごとの位置関係
が明確でレイヤ間での
比較が単純

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ベクタ形式






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データ化の作業に手
間がかかる
要素ごとの位置関係
を知るための幾何学
的演算が不可欠
縮小・拡大・回転によ
る劣化がない

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ラスタ形式の実際


データの視覚化と演算







Excelによるデータ表現の例 GIS_sample2
→マルチバンド(レイヤ)な
データの処理
Excelによる視覚化
Excel VBA(プログラミング)による演算

データ化の手順




GIS_sample1
→ラスタデータの原理とVBA
による自動処理

GIS_ex02
→紙面ベースの地図のデータ化の手順

地図からの読み取り手順とデータ化
読み取りサイズの違いによる比較

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コンピュータのデータ管理


データは数値化して管理


文字





コード化された数値の列
パソコンではASCIIと漢字用のShift-JISを使用

数値





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メモリ(主記憶装置)やハードディスクに2進数で格納
格納単位(通常はバイト=8ビット)にアドレスを付けて連続
的(1次元的)に記憶
データの消去(無効化)などによる不連続な領域も発生する
ので管理ブロックが存在

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プログラムによるデータ表現


変数





配列変数




一般に固定幅(4バイト=32ビットなど)で管理
整数・実数・文字などの属性(型)
データ列(数列や行列など)の表現に向く

構造型(レコード型)


属性(型)の異なる複数の要素からなる集合として表


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プログラムの機能



データ表現
演算





条件分岐




四則演算 +-*/
関数定義による複雑な演算
比較演算による処理の分岐

反復


同一処理の反復

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