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(株)モスフードサービ
スの
問題点と解決策
【アルト】
プレゼンの流れ
1.はじめに
2.現状分析
3.問題提示
4.解決策
はじめに
はじめに

MOSの意味
はじめに

モスの企業目標
「食を通じて人
を幸せにするこ
と」
私たちは、「おいしさ、安全、健康」にこだ
わり、
<現状分析> 売上構成
連結事業のセグメント別売上比率
売上構成(%)
1.0
5.7
モスバーガー事業
その他飲食事業
その他の事業
93.3
売上の93.3%がモスバーガー事業である!
その、基幹事業であるモスバーガー事業について問題点を探
る。
現状分析
<現状分析>

モスバーガーはハンバーガーシェア率では2
シェア率
位
3
5
15
12
マクドナルド
モスバーガー
ロッテリア
65
ファーストキッ
チン
その他
<現状分析> 業績推移

2008年から2011年までは業績は順調にUPしていたが、
2012年では大幅に下がってしまっている。
業績推移
3000
2500
2000
百万円

1500
経常利益
当期利益
1000
500
0
-500
2008.3 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3
<現状分析>
・売上高=客数×客単価
売上高と客数と客単価(前年比)
%120
115
110
105
100
95
90
85
80
客数の減少が売上高の減少に
大きく関係している 売上高
客数
客単価
8月から9月にかけて客単価は上昇しているが、客数は減少している
<現状分析> アンケート結果
どちらもマクドナルドに続いて2位!
→顧客期待度と満足度が高い
<現状分析> アンケート結果
利用したい気持ちはある
が、利用頻度が低
い!
実際に利用したランキングになると、4位、5位と下がってし
まう。
<現状分析> JCSIの発表


2011年度JCSI(日本版顧客満足度指
数)の発表
飲食業界の顧客満足指数が2位
飲食
1位
3位
2位
あきんどスシロー
モスバーガー
サイゼリア
丸亀製麺
79.0
76.4
74.7
顧客満足度が高い
<現状分析> 顧客満足度と認知
度

medibaのアンケート調査結果(2009)
マクドナルド
クォーターパウン
ダー
モスバーガー
とびきりハンバーグサ
ンド
ロッテリア
絶品チーズバーガー
認知度
86.5%
39.5%
63.1%
食べたいか
53.7%
77.0%
70.2%
リピート意
向
53.0%
77.2%
52.9%
顧客満足度は高いが、情報の認知度が低い!
<問題提示> 現在のPR状況

現在モスバーガーはCMが少なく、
モバイル公式サイトの「モスバーガーモバイ
ル」を
利用し、新製品の情報やクーポンを配信して
「モスバーガーモバイル」
いる
登録会員数 約300万人
(2012年時点)
マクドナルド「トクするケータイ」
登録会員数 約2070万人
(2011年時点)
登録会員数が少ない→既存の顧客にしか情報が届かない
<問題提示>
好感度が高いのに利用率が低い
現状のPR方法では顧客に情報を
認知させることができていない
<問題提示>
売上減少の原因をたどる。
PR不足
利用頻度の低さ
客数減
改善が必要
売上減
<解決策>
既存の顧客の利用頻度を増やす
「モスバーガーモバイル」の会員数を増や
す
解決策
<解決策>
「モスバーガーモバイル」を活用し
た
来店ポイント制クーポン
<解決策>
「モスバーガーモバイル」を利用した来店ポイント制クーポン
・・・来店したら1ポイント
10ポイントで・・・5%OFF
20ポイントで・・・10%OFF
来店数に応じて割引率UP
また、期間限定で来店ポイント3倍のキャンペーンなどを行い、
顧客の目標ポイント達成へのモチベーションを高め維持させる
<解決策>
来店ポイントをため
て、
お得に利用したい!
よりお得にモスバーガーを
利用するために、
来店ポイントを貯めようと
利用頻度が高くなる
<解決策>
今までの取り組み
・店舗でのポスターやチラシでの宣伝
・HPでの宣伝
新規会員大幅増
・店頭で会員に登録すると、ポテトSを無料でプレゼン
一度登録したら、新製品情報やキャンペーン情報
タイムリーで知らせることができる
・モスバーガーモバイル自体のCMを流す
<解決策>
売上高の増加
客数の増加
まとめ
問題点
 新製品やキャンペーンのイベント情報が消費者
に
伝わっていないため消費者がお店に足を運ばな
い
 そのため客数が減少し、売上高も減少してしま
解決策
う
「モスバーガーモバイル」を利用して、
新しく来店ポイント制クーポンを導入
新規会員をGETするためのサービス実施
<参考文献>




http://www.mos.co.jp/company/ir/
http://www.macromill.com/r_data/20040210fastfo
od/index.html
http://www.servicejs.jp/cms/news_attach/20120314_jcsi_news.pdf
http://www.mediba.jp/news/files/news090513.pdf
マクドナルドとの比較
ファーストフード業界で圧倒的なシェアを
誇っているマクドナルドとモスバーガーを
比較し、モスバーガーの問題を探る
<マクドナルドとの比較>
各項目ごとの比較





つまり、モスバーガーの売りは何と言ってもそのメニューの
質の高さ、食べていて幸せを感じる美味しさである。
素晴らしい商品の魅力を伝えきれていない
アピール度
これまでの分析の結果、モスバーガーは素材にこだわってお
り、その品質は自他共に認めるものであるにも関わらず、認
知度が他のファーストフード店に比べて圧倒的に低い。しか
し、CMの撤廃はやむを得ない手段であり、経費とそれに見合
う顧客数の増加との関係を考慮すると妥当な選択であったと
言える。
そこで、今モスバーガーに求められているのは、CMに代わる
新たな自社アピールのスタイルである。購買意欲・リピート
意欲が高いということは、認知度を上げることが客数、売上
の増加につながると考えられるからである。


モスバーガーは利用したい気持ちはあるが利
用頻度は低く、さらに顧客に情報を得てもら
うためのアピール力が欠けている
、既存のモスバーガーの強みを存分に活かし
た状態でアピール力を向上させ、かつそれに
よって集客数の増加を図るための手段
<マクドナルドとの比較>
ポーターの3つの基本戦略の違い


マクドナルドは、店舗数を多く持ち、メ
ニューの種類を減らすことで、コストを下
げ、低価格を売りにしている
コストリーダーシップ戦略
モスバーガーは、メニューが豊富で時間をか
けて、味を追求している
差別化戦略



消費者が評価する「ブランド・ジャパン2007」で
は、外食部門で1位のブランド力としての評価も得て
いる
安さと早さを重視したライバル会社とは一線を画した
高級路線を特色としているため、商品は注文を受けて
から調理しているほか、素材も厳選している。中でも
野菜の品質には強くこだわっており、全て国産の低農
薬品で、生産者及び生産地も完全に把握できる仕組み
となっている。
一方、環境保護に対する取り組みにも積極的で、以前
から店内では使い捨てでない容器やグラスを使用して
いるが、近年ではテイクアウト用のポリ袋を全面廃止
したほか、アイスカップにポリ乳酸のプラスチックを
導入したなど、特に「脱石油素材」への取り組みは業

圧倒的なシェアを誇る低価格なマクドナルド
とは
正反対に、高品質高価格(ファーストフード
として)を追求して差別化をはかる
差別化戦略をとっている
マクドナルドとの比較

<参考リンク>
ストアブランド戦略サーベイ
マクドナルドとの比較





モスフードサービスの強み(競争優位性)
マクドナルドとの差別化を明確化
モスフードサービスの強みは、上記のとおり高品質・高価格
路線です。これは業界内で圧倒的なシェアを誇るマクドナル
ドとの差別化を明確に図っています。
マクドナルドとの違いは、商品の高品質・高価格化以外に、
立地戦略、ターゲット層、店舗ディスプレイ、健康志向の訴
求、食材へのこだわりなど多数挙げられます。
モスバーガーのうまい点は強者マクドナルドと意図的に差別
化を図っている点です。差別化戦略は業界2位以下の弱者が
とるべき戦略で、弱者が強者になる戦略です。特に、ファー
ストフード業界のように強者(マクドナルド)が圧倒的な
シェアを誇っている場合、差別化戦略は効果的です。
マクドナルドとの比較
モスバーガーでは味が69.0%を占めている

モスフードサービスは、全国のモスバーガー
10+ 件約260店舗で宅配サービスを実施して
おり、3年後をめどに500店まで増やす。
桜田厚社長は「高齢化の進行で宅配サービス
の需要が高まる」とみて拡大を決めた

単位:百万円
単位:百万円



売上高(億円)
2012年 10月 26日
営業利益(億円)

5位

飲食業 ファストフード

マクドナルド

2029店(1965)

開業資金 —

ロイヤリティ —

強み 立地に応じた店舗イメージの構築を加速。 ドリンクだけでな

く近年はフードメニューの開発に注力。PRを積極化し、

若年層以外の来店者を獲得

直営1269店(1337)

法 全国社 名 日本マクドナルド

所在地 東京都新宿区

FC募集開始 1976年

代

飲食業 ハンバーガーショップ

モスバーガー

1322店(1316)

開業資金 3200万円

ロイヤリティ 売上の1%

強み 商品品質の高さで差別化 日本国内の約2700ヵ所の農

家と協力体制を敷く。トマトやレタスなどの具材は、スタッフ自

らが産地を直接回り採用している

直営52店(51)

個 法 全国社 名 モスフードサービス

所在地 東京都品川区

FC募集開始 1972
表 原田泳幸10位
2012年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
全店売上高
既存店売上高
客数
3.5
1.1
8.6 -0.8 -8.4
1.5 -1.4
0.1 -1.1
1.3 -1.2
6.0 -3.6 -11.0 -1.4 -4.1 -2.5 -3.6
6.3
6.7 -6.4
3.4
客単価 -4.8 -4.5 -0.7
2.2
4.2
1.6
6.6
1.3
3.0 -12.9 -5.4 -5.6 -8.5 -4.9
10
5
0
-5
-10
-15
客数
客単価
全店売上高
政策提言










問題点
モスバーガーが食べたくても、
お店が遠くて来てくれない
マクドナルドなどに比べてCMが少ないモスバーガーは、新商品の
情報などが消費者に伝わりづらい
携帯サイト「モスバーガーモバイル」の利用
すでに開設されているが、会員数の減少
既にスマートフォンにも対応している
来店ポイントクーポンを利用して集客力を強める
モスバーガーモバイルの存在を知ってもらう
CMで新商品の宣伝をすると同時に携帯サイトの存在もアピール
一度登録してもらえれば、CMを増やして新商品を知ってもらう必
要性も弱くなり、結果として宣伝費も安く済むし、お客さんがモス
に足を運んでくれるようになる
現状分析
売上高/営業収益の推移
50000
49000
 48000
47000
46000
45000
44000
43000
42000
41000
40000
売上高/営業収益

・medibaのWebサイト http://www.mediba.jp/
<問題提示>



直営店よりもフランチャイズ店が圧倒的に多
く、
経営改革を実行するのに時間がかかってしま
う
改革によってコストがかかることに
フランチャイズのオーナーは否定的
改革を行ってもらえるようなシステムを作る
<問題提示>



「高い」、「遅い」はモスバーガーの強みで
もある!
よって、「遠い」を改善することが必要
路地裏商法からの脱却




携帯電話やスマートフォンを利用して
情報発信、クーポン配信
「モスバーガーモバイル」
遠いから来てくれない、ではなく、遠くても
行こうと思わせることが大事
そのためにも、モスバーガーの新しい商品や
イベントの情報を多くの人に知ってもらう必
要がある
→携帯会員数を増やそう









モスは、満足度は高いが認知度が低い!
マックの強み
・安い ・利便性 ・手軽さ
・年齢層、利用用途が幅広い→ターゲットが非常に大きい
・CM、ポスターなどによる宣伝がすぐれている→認知度が
非常に高い
モスの強み
・おいしい ・安全 ・健康的 ・清潔 ・居心地が良い
・顧客の満足度が高い ・リピート率が高い
・20~30歳の女性に人気







問題提起
モスのコンセプトはファーストフードのニーズ
を満たしてない !
→ニーズの高い項目をマックに占領されている(安
い、立地がいいなど)
→ターゲットが狭い
モスの強みを活用しきれてない!
→「おいしいけど高い」という考え
→新商品、看板商品の認知度が低い

111.8 115.9 115.7 118.2 118.1 7.5 3.7 ▲ 0.1
2.1 ▲ 0.1

モスバーガーの特徴は
「遠い、遅い、高い」
遠い
• 路地裏にあってもおいしいお店にはお
客は来る、という創業者の考え
遅い
• お客様に出来立てを食べてもらいたい
• アフターオーダー制
高い
• 安全な質の高い原材料をしようしてい
るため原価が高くなっている
140
120
100
80
2012
2011
2010
60
40
20
0
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
はじめに
モスフードサービスの事業展開
現状分析
売上高と客数と客単価の折れ線グラフ
110
100
90
80
70
60
50
売上高
客数
客単価