正常に進行した妊娠・分娩であっても

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Transcript 正常に進行した妊娠・分娩であっても

否定側
立論
代理出産には
です
否定する3つの柱
第三者に負わせるリスクの大きさ
「人の命」の商品化
子供のアイデンティティ喪失
第三者に負わせるリスクの大きさ
• 正常に進行した妊娠・分娩であっても、
★妊娠中の負荷は大きい
創部痛、血腫、感染症、痔、尿失禁、
産後うつ病、産褥乳汁漏出症、子宮下垂・脱など
様々な障害が起こることは珍しくない
第三者に負わせるリスクの大きさ
正常に進行した妊娠・分娩であっても、
産後の産褥期には、心内膜炎、血栓症、
産褥期心筋症、産褥期精神病など
重篤な疾患が発症する可能性高い!
妊娠・分娩がその後の生活に大きく影響する
場合があることも考慮する必要がある。
http://blogs.yahoo.co.jp/moglie_cara/37427214.html
第三者に負わせるリスクの大きさ
• 万事契約社会の欧米では、「羊水検査で先天性異常や遺
伝性異常が見つかった場合の中絶の権利を依頼者が有
する」一方で、「中絶に関する決定権を代理母は放棄す
る」という条文が契約書に含まれたり、妊娠4ヶ月以降の
流産では代理母に1000ドル支払うが、それより前の流産
では1銭も支払わない、あかちゃんが生まれると同時に養
育権を依頼者に渡すことなどがおりこまれている。依頼者
にとっては都合がよいが、代理母にとってはまるで
金銭の対価とひきかえに産む道具のようなもの
である。実際に、出産後に妊娠中毒症のために瀕死状態
になったり、亡くなってしまった代理母もいる。
>「代理出産」生殖ビジネスと命の尊厳 大野和基著
代理母は生む道具
基本的人権の侵害
http://blog.goo.ne.jp/konstanze/e/12cffded6acec455a0c41c92a9edc221
「人の命」の商品化
子供をお金で買う!
http://allabout.co.jp/gm/gc/299808/2/
http://www.city-kyoto-kyosai.jp/tanki/shussan.html
http://www.katsu-lion.com/mt/mt-search.cgi?blog_id=1&tag=%E7%8F%BE%E9%87%91%E5%8C%96&limit=20
「人の命」の商品化
子供をお金で買う!
人権侵害である
子供のアイデンティティ喪失
父母の離婚、病気、家族間の不和等で
秘密にされた出自が明らかになる
アイデンティティの混乱
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2011/sm02.pdf
子供のアイデンティティ喪失
第三者による精子提供(非配偶者間人工授精=AID)で
生まれた人たちが11日、AIDを中止するべきと訴えた。
日本国内でAIDで生まれた人・・・約1万人
ほとんどの親が子供に事実を隠している!
「親の死亡や離婚で事実を知り、怒りを覚えた」
「自分の半分がわからないで生きるのはつらい」
この技術は中止すべき!
http://www.news24.jp/articles/2010/03/11/07155158.html
子供のアイデンティティ喪失
• 子どもにとって、
非配偶者間人工授精で生まれることとは
クリスティーン・ウィップさん(55歳):「欲されてこの世に生を授かったのだ
から、感謝すべきである」という意見に対して、クリスティーンさんは
「私には感謝の気持ちはまったくありません。父親、祖父母、その親
戚たちとの関係を持つ機会を失って、どうして感謝する気持ちがわい
てくるのでしょう」
トム・エリスさん(27歳):「卵子を提供する側と受け入れる側の同意の問
題ではない。生まれてくる子供は同意するはずだという前提で実行
することは無効だ。その子供の人生が、親が取った行為で著しく侵害
されるからだ」
http://www.babycom.gr.jp/ranshi/ranshi-11.html
否定する3つの柱
第三者に負わせるリスクの大きさ
「人の命」の商品化
子供のアイデンティティ喪失
否定側反駁
を始めます
第三者(代理母)
に
負わせるリスク
第三者に負わせるリスクの大きさ
妊娠中のAさんは、今は代理出産の問題点
も実感しているという。「つわりの苦しさや出
血、流産の危険を、おなかの子と一緒に乗
り越えている。無事にお産できる保障はない。
生まれてきた子が、例え自分の実子でなく
ても、人に渡すのは引き裂かれるような思
いだろう」
身体的負担だけではなく
精神的負担も!
熊本日日新聞2006年10月25日付朝刊くらし面
http://www.babycome.ne.jp/online/infoland/bath/repo/index_12.php
基本的人権
★基本的人権の尊重
第十条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。
第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨
げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、
侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の
国民に与へられる。
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、
自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共
の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大
の尊重を必要とする。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
★基本的人権の尊重
・人身の自由
→奴隷的拘束・苦役の禁止、不当逮捕の禁止、抑留・拘禁
の禁止、黙秘権、一事不再理、拷問・残虐な刑罰の禁止、
住居の不可侵、自白強要の禁止、令状主義、遡及処罰の
禁止
・精神的自由権
→思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由、集会・結
社・表現の自由、通信の秘密
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
代理母の取材を通して、
業者は子宮をモノ扱いしている。
ぼくが取材した、ある代理母は、
「斡旋業者にモノのように扱われている感じがす
る」
と泣きそうな声で言っていた。
その斡旋業者も、取材と思わなかったのか、あるいは、
気を許していたのか、緩んでいたのか、
「代理母に必要なのは、good womb(いい子宮)だけ
だ。他に何も入らない」
と本音をもらした。やっぱり子宮をモノ扱いにしているとし
か思えないような発言だった。
http://www.globewalkers.com/ohno/school/column006.htm
代理母が子どもを手放せない問題
サンタ・アナに住むアンナ・ジョンソンは、おなかにいる胎児
の、しかし、遺伝的には自分とまったくつながっていない胎児
の保護権を勝ち取るために、裁判所に訴訟を起こした。
裁判所の判決
「1人の子供に2人の母親は子供に混乱をきたすだけで、す
べては子供の利害を中心に考えるべきだ」
→代理母には一切の権利を与えない
http://www.globe-walkers.com/ohno/article/dairibo.htm
子供のアイデン
ティティの喪失
子供のアイデンティティ喪失
対外報告では、法的な親子関係定立について現行法の
養子縁組・特別養子縁組を利用することを提案している。
対外報告からは、代理懐胎に対して養子縁組・特別養
子縁組が、親としての適格性や子の利益について後見
的な判断を経ることができるために適切であることが示
唆される。
里親制度は、児童福祉法による「子どものための」制度
である。親が子どもの養育をすることが困難なために一
時的に子どもを預かることや親のない子どもに親をもた
せるというように、家庭を失った子どもに最善の利益が
得られるように設計されている。
子供のアイデンティティ喪失
「生殖医療技術の
真の当事者は子ども
であるという基本のもとに親になると
いうことを考えなければならない」
(坂本2008: 246)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2010/sm01.pdf
子供のアイデンティティ喪失
• 子どもは、父母の離婚、病気、家族
間の不和などをきっかけとして秘密
にされた出自を知り、アイデンティ
ティの混乱をおこすことがある。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2011/sm02.pdf
代理懐胎における子どもの福祉概要
1.生物学的なエピジェネティック変異、ウイルス感
染などにより胎児が母体からリスクを背負う可能
性
2.第二に生まれた子どもに与える精神的負担
3.第三に、生まれた子どもの引き渡し拒否や引き
取り拒否が生じる問題
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2010/sm01.pdf
代理懐胎で生まれた子どもの福祉
林かおりは、先進国の動向として「『情報開示が
進むと配偶子の提供者が減少するのではない
か』と危惧する声と『子どもの出自を知る権利』
を重んじる意見が対立してきたが、現在は『生
まれてくる子どもの福祉』を優先する考えが主流
になりつつある」と述べている(林2010:107)。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2011/sm02.pdf
代理懐胎で生まれた子どもの福祉
才村眞理は、DI で生まれた子どもが自身の出自を知る
権利を奪われてアイデンティティクライシスに陥ったのは
社会的虐待であると指摘する(2008:126278,2009:133)。
才村は、日本のインタビュー結果から、母親およびカップ
ルが医療者等からDI を実施したという秘密を守ることが
善であると説得され、DI から生まれた子どもは「真実か
ら疎外」されて「社会的孤立」に追い込まれ、その結果、
市民による無意識的な「社会的排除」が生じ「社会への
非参加」という状態にあるとし人権侵害を指摘する(才村
2008:278)。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2011/sm02.pdf
代理懐胎で生まれた子どもの福祉
また大野和基は、アメリカ人の一家にインタビュー取材
を行い、代理懐胎から生まれた子どものアイデンティティ
の混乱について、子どもが早期に事実告知を受けてい
たサロゲート型代理懐胎とホスト型代理懐胎の事例を報
告している(大野2009:132-144)11。大野の報告では、サ
ロゲート型から生まれた長男が卵子と出産を提供した生
物学的母親と面会し「僕がどこから来たのか、これで
やっと分かった」「この人とは遺伝的につながっていると
確信した」と述べている(大野2009:135-141)。これは半
分の遺伝的な繋がりを探すDI で生まれた子どものアイ
デンティティの混乱と似ている。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2011/sm02.pdf
代理出産への
ニーズ
国民に対する調査
平成11年5月6日
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1105/h0506-1_18.html
患者に対する調査
平成11年5月6日
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1105/h0506-1_18.html
以下参考資料
適宜利用する
ようにしましょう
カテゴリー
1データ・正式な報告
2アメリカ関連
3インド関連
4子どもの福祉関連
「人の命」の商品化
「命の商品化」→最たる例・・・ペット!
保健所などにあふれかえる捨て犬・捨て猫
簡単に手に入るものは簡単に捨てられる
社会現象化!?
1データ・正式な報告
実施報告
日本国内では民間病院の医師が実施を公表している。
1996年以来、約100組の夫婦から相談を受け、15例試みた結果、8例で出産
した。
代理母となったのは、妻の実の母親が5例、
実姉妹が3例、
義姉妹が7例である。
35歳以上の代理母は15例中10例を数え、うち4例は55歳以上の実母である
(日本人が米国で実施したものは100例以上)
(過去に代理出産によって子どもを授かった日本人夫婦は、400~500組く
らいではないかと推測される。)
(2008年4月5日付読売新聞)
各国の法的規制
オーストラリア・スペイン
営利・非営利問わず禁止
ドイツ
全面禁止
フランス
代理母斡旋機関を違法とする法律
アメリカ(州によって違う)
代理出産を刑罰によって禁止
代理母のあっせんのみ禁止
有償契約を無効、無償契約を強行しえない
何らかの形(事前の養子縁組・裁判所の承認)のよって有効契約として合法化
→全体としては禁止の方向
http://ww3.tiki.ne.jp/~masanao/study/kakkokuk.htm
代理母に関する社会的統計
代理母の平均年齢 34 ± 5.44歳
代理母の婚姻関係
既婚/同棲 しているパートナーがいる女性23人 (67%)
同棲していないパートナーがいる女性
5人(15%)
独身でパートナーもいない女性
6人 (18%)
代理母と依頼主の関係
知り合い(親族など) 7人 (21%)
知らない人
27 人(79%)
http://humrep.oxfordjournals.org/content/18/10/2196/T1.expansion.html
代理母の社会的身分
代理母の社会的身分
Professional/managerial 4人 (12%)
Skilled/non‐manual
9 人(26%)
Skilled manual
7 人(21%)
Partly skilled/unskilled 14人 (41%)
代理母の職業形態
無職
14人 (41%)
パートタイム 14人 (41%)
フルタイム勤務 6人 (18%)
http://humrep.oxfordjournals.org/content/18/10/2196/T1.expansion.html
妊娠前・妊娠中に代理母と依頼主が接触をする頻度
妊娠中に代理母夫婦と接触をとる頻度
依頼主の女性側(%)
妊娠初期
全く接触しない
少なくとも月に1回
少なくとも3か月に1回
1人(3%)
24人(71%)
9人(26%)
妊娠後期
全く接触しない
少なくとも月に1回
少なくとも3か月に1回
2人(6%)
24人(71%)
8人(23%)
⇒妊娠中に代理母と依頼主はあまりコンタクトを取っていない
=子どもが成長する経過を観察できないため母性が育まれないので
は?
http://humrep.oxfordjournals.org/content/18/10/2196/T4.expansion.html
子どもに対する感情
依頼主と知り合いの代理母
特別な愛着
6人(86%)
8人(30%)
特別な愛着はない 1人(14%)
自分自身の子どものよう
知り合いでない代理母
0人
19人(60%)
0人
⇒知り合いの代理出産の場合は愛着を感じる場合が多いが、
そうでない場合は特に愛着を感じない傾向がある。
http://humrep.oxfordjournals.org/content/18/10/2196/T4.expansion.html
子どもに事実を伝えるべきか
サロゲート・マザー
伝えるべきだ
選べない、決められない
伝えるべきではない
17人(90%)
2人(10%)
0人
ホスト・マザー
9人(60%)
6人(40%)
0人
http://humrep.oxfordjournals.org/content/18/10/2196/T4.expa
nsion.html
代理出産プログラム 費用
一回の体外受精・胚移植で
妊娠成立の後そのまま順調に妊娠
期を送り出産、新生児を日本に連
れ帰るまでの過程で、およそ2000
万円~。
http://www.ifcbaby.net/n_program/expense_proxy.html
代理出産禁止の理由
「生まれてくる子の福祉を優先する」
「人を専ら生殖の手段として扱ってはならない」
「安全性に十分配慮する」
「優生思想を排除する」
「商業主義を排除する」
「人間の尊厳を守る」
旧厚生省の審議会専門委員会の報告書「精子・卵子・胚の提
供等による生殖補助医療の
あり方について」(2000年)
産婦人科学会の報告
「生まれてくる子の福祉を最優先するべきである」
「代理懐胎は身体的危険性・精神的負担を伴う」
「家族関係を複雑にする」
「代理懐胎契約は倫理的に社会全体が許容していると認め
られない」
最後の「社会の倫理」については、有償なら母体の商品化・子どもの売買が、無償な
ら心理的・身体的な隷属化がもたらされるから、いずれにせよ「公序良俗」(民法九十
条)に反する。
日本産科婦人科学会の会告「代理懐胎に関する見解」(2003年4月)
2アメリカ関連
アメリカの代理出産反対への動き
現在のアメリカにおける代理出産の状況
12州→で代理母をビジネスとすることを禁止
3州→では代理母斡旋は犯罪、業者は刑務所に
送られる。
カリフォルニアとニューヨーク(代理出産ビジネスが盛ん)
→弁護士や医師からなる特別委員会が設置され、禁止の
方向に向かっている。
http://www.globe-walkers.com/ohno/article/dairibo.htm
代理母が子どもを手放せない問題
サンタ・アナに住むアンナ・ジョンソンは、おなかにいる胎児
の、しかし、遺伝的には自分とまったくつながっていない胎児
の保護権を勝ち取るために、裁判所に訴訟を起こした。
裁判所の判決
「1人の子供に2人の母親は子供に混乱をきたすだけで、す
べては子供の利害を中心に考えるべきだ」
→代理母には一切の権利を与えない
http://www.globe-walkers.com/ohno/article/dairibo.htm
アメリカの代理出産にまつわる様々な問題
・代理母をきちんと選ばなかったためにエイズにか
かった赤ちゃんが生まれた。
・女の子しか欲しくないと、依頼した親から受取りを
拒否された。
・代理母が出産を迎える前に依頼した親たちが離
婚、引取り手がなくなった。
いずれも、最終的な犠牲者は代理母
から生まれた赤ちゃんたちである。
http://www.globe-walkers.com/ohno/article/dairibo.htm
代理母ビジネスはブリーダー階級を生む
National Coalition Against Surrogacy という、代理母産業に
猛反対する組織がある。この組織の中心的な運動家でも
ある弁護士アンドリュー・キンブレルの言葉
「子官摘出をした人の半分は、その手術が必要
ではなかった人たちなのです。
もしビジネスとしての代理母を合法化すれば、
いずれ杜会的地位の低いブリーダー(繁殖)階
級が生まれることは必至です。」
http://www.globe-walkers.com/ohno/article/dairibo.htm
代理母の取材を通して、
代理母は中流階級以下
代理母で一番気になったのは、や
はり中流階級以下であることだっ
た。
裕福な人はひとりもいない。裕福なアメリカ人に
はボランティア精神に富んでいる人が多いが、
どれほどその精神に富んでいても代理母をや
る裕福な人はいないだろう。
http://www.globewalkers.com/ohno/school/column006.htm
代理母の取材を通して、
業者は子宮をモノ扱いしている。
ぼくが取材した、ある代理母は、
「斡旋業者にモノのように扱われている感じがす
る」
と泣きそうな声で言っていた。
その斡旋業者も、取材と思わなかったのか、あるいは、
気を許していたのか、緩んでいたのか、
「代理母に必要なのは、good womb(いい子宮)だけ
だ。他に何も入らない」
と本音をもらした。やっぱり子宮をモノ扱いにしているとし
か思えないような発言だった。
http://www.globewalkers.com/ohno/school/column006.htm
代理出産にまつわるトラブル1
障害児が生まれ、依頼者と代理母のどち
らもが引取りを拒否(1982)
・
ミシガン州で生まれた子どもが矮小脳症だったため、依頼者夫婦だ
けでなく代理母までが親権を拒否
・ パティ・ノワコウスキー事件(1988)
代理母のノワコウスキーさんが双子を妊娠。
出産1週間前に依頼者夫婦が「欲しいのは女の子だけなので
男の子は養護施設に入れるか養子にしてくれる人を探してくれ」と要
求。既に3人の母親だったノワコウスキーさんは、強い憤りを感じて
2人とも自分で育てる決心をして、裁判で養育権を勝ち取った。
NY州の代理出産規正法審議の公聴会でも証言。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57232224.html
代理出産にまつわるトラブル2
・ パティ・ノワコウスキー事件(1988)
代理母のノワコウスキーさんが双子を妊娠。
出産1週間前に依頼者夫婦が「欲しいのは女の子
だけなので男の子は養護施設に入れるか養子に
してくれる人を探してくれ」と要求。既に3人の母親
だったノワコウスキーさんは、強い憤りを感じて
2人とも自分で育てる決心をして、裁判で養育権を
勝ち取った。
NY州の代理出産規正法審議の公聴会でも証言。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57232224.html
代理出産にまつわるトラブル3
・ 赤ちゃんブローカー「代理出産の父」ノ
エル・キーン
ベビーM事件、ノワコウスキー事件を始め多くの代理出
産契約に関わっていたのが弁護士のノエル・キーン。
97年に58歳で死去。70年代、80年代に200人以上の代
理出産に関与したと言われる。
著者が息子から聞いたところでは世界中で600人とも。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57232224.html
代理出産にまつわるトラブル4
・ 代理母が死亡したケース
(1987)
デニス・マウンスさんが妊娠8ヶ月で死亡。死因
は肥大型心筋症。
斡旋業者がマウンスさんの健康状態に十分な
注意を払わなかったことが疑われるケース。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57232224.ht
ml
3インド関連
インドにおける代理母ビジネスの現状
代理出産の商業化を合法化
⇒年間60億ドルの外貨獲得の重要な産
業へと発展している。
⇒インドで代理母候補が殺到
http://blog.goo.ne.jp/konstanze/e/12cffded6acec455a0c41c92a9edc2
21
代理出産にまつわるトラブル5
・ ブザンカ事件(1997)
ドナーの生殖子で体外受精、代理母が出産す
る前に依頼者夫婦が離婚。
生まれてきた女児は裁判所によって「法律上の
親がいない」ことになった。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57232224.html
4子どもの福祉関連
代理懐胎における子どもの福祉概要
1.生物学的なエピジェネティック変異、ウイルス感
染などにより胎児が母体からリスクを背負う可能
性
2.第二に生まれた子どもに与える精神的負担
3.第三に、生まれた子どもの引き渡し拒否や引き
取り拒否が生じる問題
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2010/sm01.pdf
代理懐胎における子どもの福祉意見1
「代理懐胎をはじめとする生殖補助医療について議論
する際には、生まれる子の福祉を最優先とすべきであ
る」
・市場原理に基づいた営利目的の代理懐胎は子
どもの売買に繋がる(Spar 2006: 125)
・家族関係の複雑化により子どものアイデンティティに混乱が生
じる(山本2001: 46, 石川1984: 92)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2010/sm01.pdf
代理懐胎における子どもの福祉意見2
坂本正子は、
「生殖医療技術の真の当事者は子どもであると
いう基本のもとに親になるということを考えなけ
ればならない」
と述べて、生殖医療技術を使う以前から、親に
なるためのレディネスを支援する重要性を指摘
する(坂本2008: 246)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2010/sm01.pdf
子供のアイデンティティ喪失
父親と遺伝的に繋がりが無いことを知りショック
を受けて、それまでに築き上げたアイデンティ
ティが崩れてしまったり、自分のルーツの半分が
不明のまま今生きている根っこがぐらついている
ということに苦悩したりしている現状を報告する
(才村 2009:333)。
※今回は母親と遺伝子が違います