Transcript 品質評価
品質評価に関して 測量学実習 第5回 本日の流れ 品質評価の説明 共用空間データ仕様書沿った品質評価 共用空間データ調達仕様書一覧 品質評価について 品質要素一覧 評価方法 各自作業(マップディジタイズ) 共用空間データ仕様書に沿った品質評価 共用空間データ調達仕様書一覧 共用空間データ調達仕様書及び基本仕様書 <2001年7月12日 総務省自治行政局地域情報政策室> <目次> http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/mokuji.pdf 本仕様書の構成と特徴 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo1.pdf 共用空間データ調達仕様書例及び解説 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo2.pdf 共用空間データ基本仕様書及び解説 前文 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo3-1.pdf データ定義 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo3-2.pdf 品質評価方法の例示 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo3-3.pdf 品質評価結果記録表の書式例 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo3-4.pdf メタデータへの記載 http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/sasatani/survey/2001/sokua/09/kyouyo3-5.pdf 共用空間データ仕様書沿った品質評価 品質評価について 「共用空間データ基本仕様書」に基づき成果品の品質を検査する。 検査結果が要求する品質に達していない場合には、受託者は品質 の定義に基づいて必要な修正を行い、要求品質に達するまでチェック、 修正を行うこととする。 品質評価は、「元資料との比較による評価」を前提とし、元資料に起 因する品質は評価対象外とする。 品質検査の結果はメタデータ(※)の中の品質情報に記録される。 ※メタデータとは、地理情報に関する特性、品質、入手方法等を詳細に示した情報 共用空間データ仕様書沿った品質評価 品質要素一覧 各空間地物は、以下の品質要素によって、評価される。 品質要素6項目 完全性 ⇒元資料とデータの比較による過剰と漏れ ⇒絶対位置正確度 位置正確度 ⇒相対位置正確度 ⇒既知の座標値との乖離 ⇒現地真位置との乖離 ⇒オブジェクト間の相対関係は除く ⇒元資料に対する正確度 ⇒書式一貫性 論理一貫性 ⇒領域一貫性 ⇒位置情報の範囲 ⇒主題属性の範囲 ⇒エリア/ラインのねじれ トポロジー一貫性 ⇒エリアの重なり ⇒境界の階層 ⇒ラインの重なり 主題正確度 新鮮度 ⇒分類の正確性 ⇒定性的属性の正確性 ⇒ 評価方法 完全性の評価方法について 家屋については、調査範囲内の全家屋を現時点の航空写真を活用 して、各地系データとの比較を行い、データ間の差分を明確にさせる。 道路境界については、家屋と同様に航空写真を活用して、各地系 データと比較してデータ間の差分を明確にさせる。 論理整合性の評価方法について 各データ内での家屋がポリゴンが否かの検査を行う。 家屋形状と道路縁について重ね合わせ処理を行い、家屋形状と道 路縁が重なっているかの部分の論理整合性を評価する。 評価方法(cont.) ≪評価方法手順≫ 100m四方で5ヶ所をランダム抽出 抽出した5ヶ所の部分の各空間地物を合わせて品質要素ごとに評価 評価結果をWebに登録 ≪評価方法イメージ≫ 100m 100m ランダムに抽出された100m (×5ヶ所)の中から、各空間地 物(建物、道路、河川、軌道、 水部構造物、湖池)を抽出し、 各品質要素(完全性・論理一 貫性・主題正確度)に分けて評 価する。 ※位置正確度・新鮮度につい ての評価は今回は行わない。 評価方法(cont.) 評価方法(例:建物レイヤ) フィーチャ( 建物・ 家屋関係) の関連表 建物・ 家屋関係 固定資産 都市計画 道路管理 家屋形状 家屋形状 家屋形状 目に見える又は航空写真で確認 完全性 非課税建物は、把握できる範囲内 でデータ化 座標位置精度の確定すべてポリゴ ン化 どの建物も、道路境界線と変わらな 論理整合性 い 位置精度 目に見える又は航空写真で確認 非課税建物は、把握できる範囲内 でデータ化 許認可や現地調査の場合、1/500 すべてポリゴン化 どの建物も、道路境界線と交わらな い 測量作業規定: 1/1000±50cm( 図 法令規定 1/2500±1.75m等 上: 0.5mm) 測量作業規定: 形状家屋は、現地において家屋が ほど同定できる程度 1/500 作図では1/3000~1/4000 参考 1/1000作図では1/6000~1/8000 1/2500作図では1/10000~1/12500 の航空写真を用いる 評価方法(cont.) 評価方法(例:建物レイヤ) フィーチャ( 道路関係) の関連表 建物・ 家屋関係 完全性 固定資産 都市計画 道路管理 家屋形状 家屋形状 家屋形状 私道については、必要に応じて検討 公共的に管理されている道路すべ 公共的に管理されている道路すべ する てデータ化 てデータ化 私道については、必要に応じて検討 私道については、必要に応じて検討 する する 建物やその他の構造物の形状線と は、交点を持たない。 街区境界として閉じている必要な し。 論理整合性 街区ポリゴンとして、閉じている必要 がある。 50cm~1m等 位置精度 法令の規定1/2500 位置精度 ±1.75m 参考 測量作業規定 1/1000 位置精度 ±50cm 道路の幅員は、2m程度 道路占有施設などの位置決定基準 となり、比較的高精度が必要。