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地域医療のための公衆衛生シリーズ 第1回
図1、図2、表1
図1 Winslowによる公衆衛生の定義
目的
科学と技術
実践手段
地域社会の組織的な努力
内容
環境衛生の整備
感染症の予防
衛生教育
組織的な医療・看護サービス
社会制度の改善
疾病の予防
寿命の延長
健康と能力の増進
(身体・精神)
表1 ダイオキシン汚染の現状と健康影響
正式の名称 ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)
ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)を含めて、ダイオキシン類とよばれる
こともある。ダイオキシン類対策特別措置法では、コプラナ-ポリ塩化
ビフェニルを含めている。
85%は食物経由で摂取(うち60%は魚から) 容易に分解しない安定し
た物質。 体内半減期が長く、主に肝臓と脂肪組織中に蓄積。 発が
ん性(肝臓)、催奇形性(口蓋裂、腎盂拡張)、免疫毒性(感染防御機
能低下)、生殖毒性(子宮内膜症)、乳児に移行(出産後母乳を介し
て)など。
 主な汚染源は、ごみ焼却炉、過去に使用された除草剤、自動車排
ガスなど。
大気中に放出→河川、土壌、海水→動植物→人体に蓄積
図2 疾病の進展と予防
疾病の発生と進展の流れ
健康
疾病予防対策の流れ
一次予防Primary prevention
疾病罹患前の健康者に対する対策
疾病発生の促進因子への曝露を除外
二次予防Secondary prevention
早期発見・早期治療により、進行を中断
疾病早期
疾
病
の
自
然
史
疾病進行期
三次予防Tertiary prevention
疾病進行期以降の対策
治癒
後遺症
死亡