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ポイント-2:今後の治水・土砂災害対策の推進
治水・土砂災害対策については、“人命を守ることを最優先”に、洪水・土砂災害リス
クの開示によって府民と情報共有するとともに、「逃げる」・「凌ぐ」・「防ぐ」施策
を効果的・効率的に組み合わせた対策に取り組んでいます。
① 基本的な考え方
取組みの進め方
○氾濫解析:府域154河川(H22~H25)【知事重点事業として実施】
・流域の市街化が著しい等、洪水時の被害が大きいと想定される河川から順次実施。
「
今
後
の
治
水
対
策
の
進
め
方
」
(ソフト対策)
(ハード対策)
○洪水リスクの開示
○治水目標・治水手法の設定
・現状、対策後のリスクを開示。
(50,65,80,90ミリの降雨を対象)
・治水目標:危険度、事業効率から設定。
・治水手法:河川(区間)毎に設定。
目標・手法は河川整備審議会で審議
目標・手法は河川整備委員会で審議
○住民の防災意識の醸成
○10年間の行動計画の策定・実施
「逃げる」
情報伝達・避難
効率的・効果的施策を最適に組み合わせ
治水施設の保全整備
流出抑制
耐水型都市づくり
「凌ぐ」
「
今
後
の
土
砂
災
害
対
策
の
進
め
方
」
「防ぐ」
①:「防ぐ」施策の推進(治水・土砂災害防止施設の整備と適正な維持管理)
源流から河口まで、流域全体を診る広域的な視点で、治水と土砂災害対策に関する整
備と保全を一体的にとらえ、流域での施策を最適化します。
○中小河川の整備
・時間雨量50ミリで家屋浸水被害が発生する河川や特に危険度が高い河川などを優先的
に整備
・槇尾川上流部の用地買収や河川改修をはじめ、芦田川など16河川の改修を推進
○安威川ダムの建設
・平成26年度は、生活再建関連事業の推進とともに、ダム本体掘削工事に着手
「
防
ぐ
」
施
策
○寝屋川流域の総合治水対策
・人口・資産が集中する寝屋川流域を水害から守るため、河川改修はもとより、流域調
節池、遊水地などの貯留施設、分水路、地下河川等の放流施設の整備とともに、校庭
貯留や開発に伴う流出抑制等の取組みを推進。
1)河川改修:恩智川 三箇大橋の架け替え
2)地下河川:北部地下河川の門真調節池と守口調節池の建設
南部地下河川の岸里調節池の用地取得
3) 遊水地:恩智川(法善寺)多目的遊水地の掘削
4)流域調節池:西郷通調節池の供用開始
5)流出抑制施設:校庭貯留などの整備
○土砂災害防止施設の整備
・砂防事業:父鬼川右第16支川砂防えん堤外30渓流で事業実施
・急傾斜地崩壊対策事業:龍間(2)地区外15地区で事業実施
また、府、市町村、受益者の費用負担のあり方、維持管理区分などについて検討
②「凌ぐ」・「逃げる」施策の推進
•
•
•
「
凌
ぐ
」
施
策
河川への流出を抑えるとともに、河川から溢れても被害を最小限にするための取
組みを進めています。
土砂災害特別警戒区域の指定による新規開発の抑制に加え、既存家屋に対する助
成制度について検討しています。
近年頻発するゲリラ豪雨対策として、「防ぐ」施策である地下河川・下水道増補
幹線の整備に加え、流域市との連携により道路雨水桝の整備、水路・公共下水道
の整備、校庭貯留や各戸貯留など一時的雨水施設の整備を行います。
開発に伴う調整池
土砂災害特別警戒区域内の家屋の補強及び移転イメージ
<平成26年度の取組み>
・調整池の恒久化の検討
・土砂災害特別警戒区域内の既存家屋に対する助成制度の運用開始
○洪水・土砂災害リスクの公表・共有
リスク情報の提供
大雨時の洪水・土砂災害リスクや河川砂防施設の点検結果を公表し
ています。
洪水リスク表示図
検索
大阪府
土砂
区域指定
検索
リスク情報の共有
自治会単位等でワークショップやまちあるきを実施し、リスク情報
を住民のみなさんと共有し、地域版ハザードマップの作成を進めて
います。
避難行動につなげる
地域版ハザードマップを活用した自主的な避難訓練をサポートして
います。
「
逃
げ
る
」
施
策
<平成26年度の取組み>
・洪水による危険度の高い地区を最優先にリスクを周知
・土砂災害警戒区域等の指定を促進 (平成28年度 区域指定完了)
◇治水・土砂災害防止施設の整備(主な整備個所)
西郷通調節池
安威川ダム完成予想図
イメージ図
寝屋川北部地下河川
(門真調節池・守口調節池)
恩智川 三箇大橋の架け替え
イメージ図
急傾斜地崩壊対策
(龍間)
イメージ図
芦田川の改修
梅川の改修
工事中写真
西除川 改進橋架け替え
槇尾川(改修予定区間)
父鬼川右第16支川
砂防えん堤 (和泉市)
◇治水・土砂災害防止施設の適切な維持管理
 施設の長寿命化対策
水門、排水機場等については、日頃から全ての機器の点検整備や補修履歴などの記録を蓄積し、
適切に補修や部品の交換を実施するなど、施設全体の長寿命化と維持管理費用の平準化及びライフ
サイクルコストの縮減を図ります。
木津川水門
電気設備補修工事
旧猪名川排水機場
主ポンプ整備工事
 老朽化護岸対策等
老朽化護岸対策や河床低下対策及び堆積土砂除去は、施設の損傷状況や河積阻害率に加え、地先
の危険度や土地利用状況なども考慮し、危険度の高いところから計画的に実施します。
施策の実施にあたっては、点検結果やこれまで蓄積したデータをもとに、河川特性などを踏まえ
た箇所毎の原因分析を行い、適切な対策工法や時期を検討し、長寿命化に向けた対策につなげます。
急傾斜地崩壊対策施設の点検状況
着手前
ブロック護岸の
はらみだし
対策後
ブロック護岸の積替え
老朽化した鋼矢板護岸
<平成26年度の取組み>
・都市基盤施設維持管理技術審議会による効率的・効果的な維持管理手法の検討
及び河川施設維持管理指針の策定
・木津川水門の電気設備補修工事
・旧猪名川排水機場の主ポンプ整備工事