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資料4
平成22年度第2回
大阪府建設事業再評価監視委員会
H22.8.24
追加説明資料
○無電柱化(電線共同溝設置)の考え方について
P 1
【関係事業の番号】 ④・⑥・⑫
○鉄道との交差部分に係る事業費の積算について
P 2
【関係事業の番号】 ④・⑨・⑫
○道路関係事業のB/Cの変動要因について
P 4
【関係事業の番号】 ③・⑥・⑧・⑨・⑩・⑪・⑫・⑬
⑩八尾富田林線
⑭箕面森町(水と緑の健康都市)
④枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線)
⑤枚岡奈良線
⑥枚方藤阪線
P
P
P
P
P
5
9
10
15
17
無電柱化(電線共同溝設置)の考え方
○電線共同溝の位置づけ等
電線共同溝は、道路法において、道路の付属物と位置づけられており、国補助金の申請手続き
においても、道路(街路)整備と一体的に取り扱うこととされているため、道路(街路)事業に含めて
実施している。また、電線共同溝の整備等に関する特別措置法では、その整備目的を「安全かつ
円滑な交通の確保と景観の整備を図ること」と定めている。
府では「無電柱化推進計画(平成16年4月・国土交通省道路局長通知)」に基づき、道路(街路)
新設の際は、原則として、道路(街路)事業に併せて実施する方針としている。
○無電柱化対象区間決定の手続き
関係者による「大阪府電線類地中化地方部会」(国・府・政令市・事業者(電力・通信10社)で構
成・開催は概ね年1回)に諮り、合意が得られれば、無電柱化計画の対象区間として決定される。
<参考:今年度の審議対象事業の経過>
区分
再評価
再々評価
路線
当初計画
無電柱化の決定時期
無電柱化費用の計上
④枚方富田林泉佐野線
(梅が丘黒原線)
平成13年度
平成16年3月
平成22年度(再評価時点)
⑥枚方藤阪線
平成16年度
平成19年3月
平成22年度(再評価時点)
⑫堺港大堀線
平成7年度
平成16年3月
平成17年度(再評価時点)
※今回、事業費の変動は無い
P1
鉄道との交差部分に係る事業費の積算について(1)
計画時の積算
⑨大県本郷線 【地下道】
直接工事費(B)
土木工事
土工他
(
内 地下道築造工
訳 地下道けん引工
) 仮設工(薬注含む)
付帯工事(軌道、電気工事等含む)
間接工事費(C)
④枚方富田林泉佐野線 【跨線橋】
(梅が丘黒原線)
⑫堺港大堀線 【跨線橋】
(単位:千円)
1,313,450
1,208,810
216,910
65,400
355,340
571,160
104,640
686,700
上部工(※1)
工場製作原価(A)
(単位:千円)
297,600
直接工事費(B)
輸送、架設費
床版工
(内訳)
現場塗装費他
コンクリート橋
341,900
86,700
6,600
66,700
181,900
間接工事費(C)
144,200
上部工(※1)
工場製作原価(A)
(単位:千円)
148,400
直接工事費(B)
輸送、架設費
(内訳) 床版工
現場塗装費他
110,200
76,100
25,300
8,800
間接工事費(C)
53,000
小計(A+B+C)
合計(B+C)
2,000,150
小計(A+B+C)
下部工(※2)
土工
基礎工
コンクリート工
小計
783,700
3,393
53,722
242,380
299,495
下部工(※2)
土工
基礎工
コンクリート工
小計
合計(上部工+下部工)
合計(上部工+下部工)
311,600
2,310
13,783
54,136
70,229
381,829
1,083,195
※1 上部工とは、桁になる部分の工事であり、工場製作を行った鋼橋の輸送、架設及び架設後の床版現場塗装を示す。
※2 下部工とは、橋台、橋脚の設置を示す。
P2
鉄道との交差部分に係る事業費の積算について(2)
鉄道事業者の要請による変更事例
(平成16年度再々評価「千里丘三島線」の場合)
○事業内容
JR東海道本線と地下道で交差する1車線道路を2車線に拡幅するとともに歩道を整備する。
○鉄道事業者の要請と変更内容の例
鉄道事業者の要請
変更内容
列車速度(設計速度)の
高速化
線路の下に設ける仮設の工事桁の
構造を変更(強度を向上)。
工事範囲の縮小
一括での施行から、半断面ずつの分
割施行に変更。この変更に伴い、土
留めの工法も変更。
線路閉鎖時間の短縮
変更前工事費
(平成11年度)
変更後工事費
(平成16年度)
22.5億円
51.9億円
1日当たりの線路内での作業時間を
短縮(作業能率が低下)。
P3
道路関係事業のB/C(費用便益)の変動要因について
○費用便益分析の主な変更点
変更前
変更後
①走行時間短縮便益の原単
位の見直し
※平成20年11月の国土交通
省の費用便益分析マニュア
ル変更に伴うもの
70.65(円/分・台)
※平成15年8月の国土交
通省費用便益分析マ
ニュアル(注1)
47.34(円/分・台)
②検討期間
※平成20年11月の国土交通
省の費用便益分析マニュア
ル変更に伴うもの
40年間
50年間
③全国の交通量予測値の変
更(国土交通省調査)
8,677(億台キロ/年)
※平成11年の交通量を
もとに32年時点の交通
量を予測した値
7,490(億台キロ/年)
※平成17年時点の交通
量をもとに42年の交通
量を予測した値
④走行時間短縮便益算出の
対象となる範囲
設定した競合道路
影響を受ける路線全て
備
考
【費用便益分析結果への影響】
①の走行時間短縮便益は見直しにより
0.67倍に
③の全国の交通量予測は見直しにより
0.83倍に
⇒上記2項目の減少により、便益は総じて
0.67×0.83=0.56倍
前回のB/Cの値から約半分になる傾向
前回評価時点では、特定の競合路線のみ
を対象として便益を算出していたが、今回
は、国土交通省のマニュアルの原則どおり、
影響を受ける路線全てを対象に便益を算
出。
(注1) 「大阪中央環状線鳥飼大橋(北行)架替」については、前回のB/C算出時点が平成13年度であるため、別の基準で算出
P4
⑩ 再々評価 八尾富田林線 事業費の増加 (1)
○一部区間の構造見直し(約6億円)・・・図1~図5
※他に地価下落による用地費減(▲約1億円)
当初、掘割構造で計画していた区間(図4参照)で、本路線と3箇所で交差する市道の機能復旧
について地元と協議した結果、ボックス構造に変更(図5参照)する必要が生じた。
(図1)
1期区間(0.5km)
掘割区間
至
和
歌
山
2期区間(1.0km)
美原東IC
事業区間
(1.9km)
整備済(0.4km)
N
整備済(0.7km)
さつき野住宅
至 河南町
至 河内長野
P5
⑩ 再々評価 八尾富田林線 事業費の増加 (2)
(図2)
当初(掘割構造)
【平面】
a
b
南阪奈方面
(市道)河原城17号線
【断面 a-b】
(市道)河原城15号線
変更後(ボックス構造)
(市道)河原城15号線
勾配:5%
当該区間
P6
⑩ 再々評価 八尾富田林線 事業費の増加 (3)
(図3)
【現状の概略】
(市道)河原城20号線
(市道)河原城17号線
(市道)河原城15号線
宅 地
八尾富田林線 計画ルート
宅 地
P7
⑩ 再々評価 八尾富田林線 事業費の増加 (4)
(図4)
【当初計画の概略】
(市道)河原城17号線
分
断
(図5)
×
(市道)河原城20号線
(市道)河原城15号線
掘割の両側に側道を整備
×
八尾富田林線(掘割区間)
分
断
橋梁
【変更の概略】
ボックス上に周回路を整備
八尾富田林線(ボックス区間)
P8
⑭ 再々評価 箕面森町(水と緑の健康都市) 追加資料
※右に90°回転しています。
里山
第1区域
オオタカ保全のエリア
第2区域
無電柱化した箇所
第3区域
P9
④ 再評価 枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線) 事業費の増加 (1)
○補償件数の増加等(約4億円)
事業着手後に、本路線と周辺市道や生活道路との取付方法、生活道路の機能復旧について、
地元と協議した結果、以下の変更が必要となった。
・買収用地、補償件数の増加(101件⇒130件)
・一部の物件で、補償費の算定方法を変更(同一敷地内での再築から移転)
○無電柱化工事の追加(約3.2億円)
平成16年3月に事業者等との協議が整ったため、無電柱化工事を追加した。
○掘割区間の土留工法等の見直し(約3.3億円)・・・図6・図7
試掘時に泥炭、腐食土が広範囲に発見されたため、SMW工法施工時に先行掘削(全回転式
オールケーシング)し、良質土への入替えが必要となった。
○迂回路の追加(約1.5億円)・・・図8・図9
当初、「豊野浄水場南交差点」に本路線が新たに取り付き、5差路の交差点となる計画であった
(図8参照)が、地元要望や警察協議により、本路線と市道との交差点を新たに造る計画に変更し
た(図9参照)。
この(市道の付替え)工事のため、迂回路を設ける必要が生じた(図9参照)。迂回路は、大阪市
水道局豊野浄水場側へ設けることとしたため、仮設土留め(鋼矢板)、地下埋設物移設(下水道、
水道等)、浄水場内施設の移転・復旧が必要となった。
P10
④ 再評価 枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線) 事業費の増加 (2)
(図6)
〔
市
東
現太
道秦
〕打
上
線
( )
(
170
(廃
止
)
)
170
都
代
替郡
路打
線上
線
N
W
E
S
うずまさうたにせん
(市)太秦宇谷線
〔(市)太秦萱島線(現道)〕
(市)太秦打上線
明和
新町 線
上
打
号
(市)
目1
2丁
(市)明和1丁目 明和2丁目1号線
(市)明和1丁目1号線
供用済区間
L=0.8㎞
(H22.3.20)
富
田
方
研
(市)小路笠松線
(市)明和1丁目高倉2丁目線
枚
都
市
線
掘割区間
田
富
方
)枚
(旧
線
野
佐
泉
林
野
線
線
泉
佐
ひ丘中
央
林
(市)あさ
JR
学
八
尾
枚
方
線
第
枚方交野寝屋川線
( )
(都
)郡
打
上
線
二
京
阪
道
路
枚方交野寝屋川線
継続事業区間 L=0.8㎞
事業区間 L=1.6km
現道拡幅区間 L=0.9km
(バイパス区間)
(整備時期未定)
都市計画道路 梅が丘黒原線 L=2.5km
P11
④ 再評価 枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線) 事業費の増加 (3)
(図7)
掘割区間(U型擁壁部)の標準断面
18.0m
7.0m
7.0m
土留め
土留め
側道
歩道
車道(2車線)
歩道
側道
P12
④ 再評価 枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線) 事業費の増加 (4)
(図8)
豊野浄水場南交差点
平面図(イメージ図)
第二京阪方面
当初の市道の取付ルート
大阪市水道局
豊野浄水場
市道の縦断線形
縦断図(イメージ図)
豊野浄水場南交差点
本路線の縦断線形
当初、「豊野浄水場南交差点」で市道(太秦打上線)に取り付く計画であったため、市道のルートや縦断線形
を変えずに施工でき、迂回路は必要なかった。
P13
④ 再評価 枚方富田林泉佐野線(梅が丘黒原線) 事業費の増加 (5)
(図9)
新たに設ける交差点
豊野浄水場南交差点
平面図(イメージ図)
第二京阪方面
変更後の市道の取付ルート
大阪市水道局
豊野浄水場
迂回路
縦断図(イメージ図)
変更後の市道の縦断線形
本路線の縦断線形
迂回路の縦断線形
豊野浄水場南交差点
当初、「豊野浄水場南交差点」を5差路とする設計であったが、地元要望や警察協議で5差路は危険であり改
善するよう求められた。そのため、本路線と市道を接続する交差点を新たに設ける設計に変更したが、この変
更により、市道のルートや縦断線形を変える必要が生じた。この(市道の付替え)工事を行うため、迂回路が必
要となり、大阪市水道局豊野浄水場の土地内に迂回路を設け施工することとした。
P14
⑤ 再評価 大阪枚岡奈良線 一時休止の考え方(1)
大阪府の財政状況
◆大阪府では、平成13年9月「都市基盤整備中期計画」を策定。
◆その後、財政状況の悪化から、度重なる事業費削減を受け、事業の「選択」と「集中」を
厳しく行いつつ、都市基盤整備を推進。
【交通道路室と都市整備部の当初予算の推移】
億円
4000
3347
3500
3000
14.0%
3685
3250
3259
11.7%
12.0%
2821
10.6%
10.4%
2500
10.3%
都市整備部当初予算
2645
10.0%
2554
9.1%
8.5%
2000
1500
1078
1073
1200
1260
1058
1000
交通道路室当初予算
963
7.8%
965
1954
2009
6.7%
6.6%
912
8.0%
1663
964
シェア(部/府全体)
5.1%
816
6.0%
4.0%
2.0%
500
0
0.0%
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
P15
⑤ 再評価 大阪枚岡奈良線 一時休止の考え方(2)
◆平成20年7月、「将来世代に負担を先送りしない」「収入の範囲で予算を組む」という考えから、
「財政再建プログラム(案)」(H20~H22)を策定。建設事業費は原則2割削減。
このため、都市整備部において、以下の方針を策定し、道路事業を重点化。
・大阪の骨格を形成する道路整備
・開かずの踏切対策など渋滞対策
骨
太
ペースダウン
(26箇所)
第大
二和
京川
阪線
・関
連
着実に整備
(44箇所)
早
期
概
成
可
一時休止
(17箇所)
府民密着
府県間道路
新名神アクセス 等
第二京阪・大和川線関連 等
早期概成不可
※ただし、安全確保、生活再建の観点からの買取請求等へ
の対応は可能な範囲で実施
・地域課題解決の道路整備
〔狭隘区間の解消など〕
【大阪枚岡奈良線の場合】
・地域課題解決の道
路整備
〔狭隘区間の解消〕
H20.4末時点
府民密着
一時休止
・用地進捗率 76%
・工事進捗率 59% ⇒ 早期概成不可
・残事業費
25億
安全確保、生活再建の観点からの
買取請求等の対応
P16
⑥ 再評価 枚方藤阪線 事業費の増加(1)
○地価の上昇(約1.5億円)・・・図10
計画時、下落傾向が続いていた買収予定地の地価が上昇に転じたため、用地費が増加した。
○無電柱化工事の追加(約3億円)
平成19年3月に事業者等との協議が整ったため、無電柱化工事を追加した。
○補償対象物件の増加(約1.5億円)
事業着手後、詳細な物件調査を行った結果、移転補償対象物件が増加(17件⇒22件)した。
P17
⑥ 再評価 枚方藤阪線 事業費の増加(2)
(図10)
枚方藤阪線の用地単価の変動状況
(H16を100とした場合の指数)
(計画時点)
(買収時点)
地価の変動指数(H16を100とした値)
180.0
160.0
実際の変動指数
140.0
120.0
100.0
計画時の推定
(下落鈍化を予測)
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
年度
地価下落が継続
した場合
P18