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人間には自然が必要か

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油井 貴志

問題にいたるまでの経緯

• 近年、人々は自然に触れる機会が減っているの ではないか、と感じることが多くなってきた。 • 「都会から離れ、大自然に触れてリフレッシュ しよう」といったようなキャッチコピーの旅行 やツアーが存在していることを知ったことに加 え、少しずつ私たちの周りから緑が減っている ような感覚を受けていた。

問題提起

・自然から離れてしまうことで心の余裕など、気 付かないなかで不足するものがあるのではないの だろうか。 ・近年では子供が外で遊ぶという機会が減りつつ あると言われている。 問題として取り上げられることが多いが一体何が 問題なのか。

この場合における自然とは

• 自然と一言に言ってもその単語が意味するもの は多い。 • この場合でいう自然とは森や山、海などの「人 の手が入っていない状態の場所」「または人間 の手が介入しながらも以前と変わらない姿を保 持するもの」を自然と呼ぶ。たとえば、山や林、 海などがこの場合でいう自然である。

人間に必要なものとはなにか

• 人間には必要 ( ニーズ ) が存在する。 • • また必要 ( ニーズ ) は大きく分けて 先天的ニーズと人間的ニーズの二つに分類する ことができる。 • 今回の研究では自然に触れることということは 後者の人間的ニーズを満たすものであると区別 できる。

どのような効果があるのか

• 森林浴など、緑の多い場所では癒しの効果があ るとされている。 • 心理的にも緑色は心を落ち着かせる • 植物にはフィトンチッドと呼ばれる香り成分が あり、体をリラックスさせる科学的な効果も証 明されている。

教育的な面から

• 現代の子供は外で遊ぶ機会が減りつつあると言 われており、そのために以前よりも自然に触れ る機会が減っている。 • 体験活動では遊びを通じて得ることのできる豊 かな人間性、自ら学び、自ら考える力などの生 きる力の基盤を形成する場が失われつつある。

結論 ・自然に触れるということは人間には必要で あるということがわかる。 ・必要とはいっても目に見えて効果が表れる ものではなく、心理的な要素が多分に含まれ ているために個人差が発生し、それがどれほ どの価値があるか感じ取りにくい。 ・そういった「見えない価値」に対してどの ような価値があるのか考え、感じ取りつつ自 然と接してみるべきではないだろうか。

参考文献・資料

・神々の風景と日本人のこころ 著者: 渡部昇一 山折哲雄 ・ 『「内なる幸福」を求めて ― 良きオカルト・良き 自由時間の本質 ― 「見えない価値」とは ― 』 著者: 渡部昇一 松田義幸 ・体験活動事例集-体験のススメ-[平成 17 、 18 年度 豊かな体験活動推進事業より] http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/ 04121502/055/003.htm

・森林浴効果と森林浴セラピー http://foresttherapy.inspiration9.net/020/