資産価格の安定を目的に掲げる国はない

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第6章
金融政策と金融規制・
金融監視政策の関係
07BA035W
板津昌宏
中央銀行はどの様な金融政策を行うべきか?
多くの中央銀行の金融政策の目的は
物価の安定を通じた経済の安定
物価と雇用の安定
資産価格の安定を目的に掲げる国はない
中央銀行はどの様な金融政策を行うべきか?
しかし
90年代以降、物価低位安定かつ高い経済成長を遂げた
国でもバブル発生
金融政策の目的に資産価格の安定化を加えるべき?
日本での介入失敗
による長期不況
IMF
最重点を置くべきで
はないが、ファンダメ
ンタルズからの乖離
には注意すべき
資産価格が大きく変動しても
金融危機が起きないようにする!
資産価格が大きく変動しても
金融危機が起きないようにする!
金融危機はレバレッジが高いほど被害が大きくなる
・銀行の自己資本比率の急速な低下
高レバレッジ時
①安全資産の逃避→貸しはがし、貸し渋り
売却増加に
資産価格
資 産 の
②信用度の低下→取り付け騒ぎ→破綻
よる資産価
の暴落
換金売り
現金担保の要求
借り換え拒否
格の低下
自己資本比率を資産成長率に連動させる
銀行の最低自己資本比率を銀行の資
産成長率の増加関数にする
・貸出の増加、株式の価格が上昇する
場合どちらも現行より高い自己資本比
率を要求する。
・銀行の不動産担保融資などの貸し出
しや、証券化商品などの過剰な株式投
資に歯止め
さらに資産が一定規模以上のすべての金
融機関にも導入、
流動性比率規制も検討
最後に・・・
今回の金融危機から多く
のことを学びとり、次に活
かすことが重要!
論点
自己資本保険
(capital insurance)の導入
感想
今回の反省点はまず比較対象が適切では
なかった点である。自己資本比率規制の
上限引き上げや貸倒引当金の好景気時の
積み立てなど事前対応と事後対応では性
質が異なるものであり、ふさわしくなか
った。
 また、これが提唱された一意見であった
ために、実際に行われることをあまり考
えていなかったので、運用が行われるこ
とで実際に起こりうる問題を想定してい
なかった点も反省したい。
