2.キーワードと検索式34,44,47,48) 2-1文字による

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Transcript 2.キーワードと検索式34,44,47,48) 2-1文字による

キーワードの切り出しと
検索課題の設定
• 2回目
新聞記事からキーワードの切り出し
• 3回目
検索課題の設定
1
前回の復習 1回目
– 1-1知識を深めるための情報収集
– 1-2目的を達成するための情報収集
– 1-3 情報収集の意義
– 1-4 情報と情報検索
– 1-5 情報検索とデータベース
– 1-6 情報検索システム
– 1-7 情報検索と原文情報
– 1-8 書誌事項
– 1-9遡及情報検索
2
1-1知識を深めるための情報収集
• 知識を深めるための情報収集の目的
• 1: 知らないことを知る
– 他人と同じレベルで考えることができる
– 不利益を受けない
• 2: 知識構造を深め自分で考える
– 偏りのない基礎知識を習得する
– 自分の考えを持ち他人と対等に対話する
• 3: 新しい概念や視点を創造する
– 情報を組み合わせて新しい価値を創造する
3
1-2目的を達成するための情報収集
• 目的を達成するための情報収集の目的
– 目的は相手に勝つこと
– 目的が明確なので情報を最も効果的に利用できる
•
•
•
•
– 相手に対する働きかけが存在する
1: 戦争や戦いに勝利する
2: 競争に勝つ
3: 具体的な目的や目標を達成する
4: 個人の意志を実現する
4
1-2+ 新しい価値を創造するための
情報収集
情報を組み合わせて新しい価値を創造する
– 情報を使って問題を明らかにし解決策を提案す
る
↓ 今後求められる情報の利用方法
– 情報を使ってそれまでに存在しない価値(新しい
学説や事実、新商品・新しいビジネス)を創造す
る
2回目
新聞記事からキーワードの切り出し
• 達成目標
– 以下の事項が理解ができること
1. 情報は文字(テキスト)で表現/伝達されている
2. 原文中に含まれる文字列で情報検索を実行す
る
3. キーワードには名詞を使用する
4. 原文中の文字列と検索者のキーワードは一般
に一致しない(アバウトネス)
5. 基礎知識・予備調査が必要となる
6
1.キーワード
• キー
– 車の車軸から車輪に動力を伝えるために打ち込まれたく
さびを意味する(自動車のタイヤ交換のボルトに相当)
• キーワード
車軸:情報検索者 車輪:原文情報
– キーワードは検索者と情報を結びつけるキーとなる文字
– 概念で絞り込むには3語以上必要
7
文字による情報の伝達
• 情報は文字 (テキスト)で伝達される
– 情報が複雑・専門的になるほど文字が使用され
る
– 情報検索も文字 (キーワード)で検索する
• 情報の媒介物
– 文字、音声、画像、映像
– 画像や映像の内容も文字で説明される
– 図・表・写真は文字情報を伝達する補助情報とし
て有効
8
• 情報検索も文字 (テキスト)で行う
– 情報は文字(テキスト) で発信されるため
– テキストは文章からフォーマットを除いた文字列
• キーワードは原文中の文字列
– 概念を示す名詞
– 画像・映像検索も文字を使用
9
2.情報検索
情報検索の英
訳
意味
①情報検索とは原文(1次情報)の
information 存在する場所を見つけること
retrieval ②および原文を入手(回収)するこ
と
information ①情報を探し出すこと(探る、調べ
る、たどる)
search
10
キーワードB
キーワードA
原文
11
3.キーワードは名詞
• キーワード
– 検索者が入手したい情報の持つ概念(アバウトネス)を表
現する
• 概念は名詞で表現される
– 名詞
– 動詞
事物の名称を表す語
事物の動作・作用・状態・存在を表す語
( サ変接続名詞)
– 形容詞 物事の性質や状態を表す語
• 情報検索は複数の概念を組み合わせる
– 情報の内容は複数の概念を含む
– 複数のキーワードでデータベースを検索する
12
名詞の種類
• 数字
– 「4月18 日」も 「4月」「18 日」もキーワードとして有効
• 見出し
– 見出し、副見出し、表題、 図表の説明文なども対象
• 固有名詞
– キーワードとして最も有効
• 人名>団体名、会社名>地名>普通名詞の順に有効
– 人名がキーワードとして最も有効
– 情報は人によって創造され発信される
• 形容詞
– 名詞の概念を限定するキーワードとして使用できる
13
複合名詞
• 複合名詞
– 複数の名詞が連結して一般的な意味をもつ名詞
– 狭い意味概念を持つことからキーワードとして有効
複合名詞
1 世界地図
複合名詞を構成する単語
世界
地図
2 児童扶養手当 児童 扶養 手当 扶養手当
3 水質悪化懸念 水質
悪化
懸念
14
• 動詞
– 概念を表現しないためは基本的に使用しない
– 「管理する」「説明する」などのように、「(名詞)と(する)」
で構成される動詞では名詞部分がキーワードとして有効
• 例: 管理する → 管理
•
歓迎する → 歓迎
•
開通する → 開通
• 英文
–
–
–
–
全ての単語がスペースで区切られている
全ての単語をキーワードとして扱うことが可能
全ての言葉がキーワードとして使用可能
英語でも名詞がキーワードの基本
• 情報の概念は名詞で表現される
15
4.アバウトネス
• キーワード A
– 検索者のキーワード
– 検索者の意味
• キーワード B
– 著者のキーワード
– 著者の意味
• 検索者の意味は、著者の意味と一致しない
• 従って、基礎知識・予備調査が必要となる
16
課題1 キーワードの概念と課題設定
(提出画面で課題の内容を確認すること)
提出期間:4月14日~4月26日
• A 新聞記事からキーワードの切り出し
• B 新聞記事検索課題の設定
– →次回(3回目)
– サンプルを見て情報検索課題の設定用紙(P23)
に課題案を作成しておく
17
課題1A 新聞記事からキーワードの切り出し
(提出画面で課題の内容を確認すること)
提出期間:4月14日~4月26日
• 達成目標
– 検索課題をキーワードで表現できる
• 理解して欲しい内容
– ①情報は文字(テキスト)で流通していること
– ②キーワードは概念を表現する名詞であること
– ③重要なキーワードは見出しや最初の段落に含
まれること
18
新聞記事の処理
• 新聞記事の選択
– 最近の新聞から興味のある1記事を選択する
– 400 字以上の記事を使用する
– インターネット上の新聞記事は使用しない
• 範囲の確認
•
•
•
•
「見出し(表題)」
「副見出し」
「本文」と
「写真/図/表の説明」
19
切り出しの確認
• 切り出し
– 全ての文字列がキーワードになる
– 最少単位の単語に分解する
– 名詞がキーワードになる
• 数字もキーワードになる
– 新聞紙名、発行年月日、(著者)、発行者もキー
ワードになる(書誌事項)
• 重要なキーワード
– 重複する文字列は有効キーワード
– 見出しには有効なキーワードが含まれる
– 動詞と形容詞の重要性は低い
20
記事の例
見出:チリ北部でM8.2の地震 日本への津波「調査中」
日付:2014年4月2日(朝日新聞)
写真:南米チリ沖で1日に発生した地震直後、津波警報でスタ
ジアムに避難した、震源地に近いチリ北部イキケの人たち
本文:南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分(日本時間2
日午前8時46分)ごろ、大きな地震があった。米地質調査所に
よると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・2。震源地
は、北部の都市イキケ沖の北西約95キロで、深さは約10キロ
と比較的浅い。
21
切り出しの例:
• 南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分(
日本時間2日午前8時46分)ごろ、大きな地
震があった。
• 南米/チリ/北部/で/現地時間/1日/午後/8時/4
6分/(/日本時間/2日/午前/8時/46分/)/ごろ
、/大きな/地震/があった。
– 午後/8時/46分⇔午後8時46分 (使いやすい形)
– 名詞を意識する
22
切り出しの例
• 米地質調査所によると、地震の規模を示すマ
グニチュード(M)は8・2。震源地は、北部の
都市イキケ沖の北西約95キロで、深さは約1
0キロと比較的浅い。
• 米/地質調査所/によると、/地震/の/規模/を/示
す/マグニチュード/(M)は/8・2/。/震源地/は、
/北部/の/都市/イキケ/沖/の/北西/約/ 95キロ
/で、/深さ/は/約/ 10キロ/と/比較的/浅い/。
23
作成するキーワードリスト P95
• 5)記事内容順
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
情報活用
目的
重要性
場合
情報
価値
統治
戦争
商業活動
他者
有利
立場
競争
勝つ
目的
場合
情報
価値
6)あいうえお(ソート)順
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
ビジネス
意思決定
意味
価値
価値
活用
競争
主体
重要性
勝つ
商業活動
場合
情報
情報活用
戦争
相手
他者
達成
24
7.100文字あたりのKW数
• 7-1:
– 表題を含めた全文字数A
• 7-2:
– 重複を除いたキーワード数B
• 7-3:
– 100 字あたりキーワード数=B÷A×100
• 新聞記事は重複を含め15-25程度以上
25
100文字あたりのキーワード数(8以下の例)
学籍番号
12011146
12012150
12012004
12012031
12012122
12012094
12012053
12012021
12011111
12011086
12012090
12012140
12012141
12012014
12012069
12012107
12012073
kw/100字
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
3
3
3
3
3
3
学籍番号
12011144
12012007
12012059
12012119
12011021
12012019
12012121
12012165
12012160
12012128
12012064
12012024
12012043
12012080
12012157
12012057
12012078
kw/100字
4
4
4
4
5
5
5
5
6
6
7
7
7
7
7
7
7
学籍番号
12012102
12012109
12012116
12012058
12012030
12012156
12012171
12012114
12012120
12012166
12012066
12012093
12012048
12012123
kw/100字
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
9
9
9
9
26
スキャン記事と網掛
けテキスト文
(次回までに作成)
• 新聞記事原文
• 網かけ処理 P95
– キーワード(名詞)に
「網かけ」
– 連続したキーワード
は「 / 」で区切る
– 重複キーワードは
「アンダーライン」
新聞記事をスキャンした画像
をここに貼り付ける
• レポートUP後に
高木BOXへ提出
27
新聞記事をスキャンする方法
説明書を読んでください
• 256教室のスキャナーを使用します
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
1.節電モードを解除
2.USBを差し込む
3.ファイル名入力(漢字変換不可)
4.基本スキャンを設定
フルカラーあるいはグレーを選択
5.出力形式をPDF or JPEGにする
出力→他の形式→JPEG→閉じる
6.原稿をガラス面に置く
7.スタート
8.USBを抜く
28
持参の記事を使った練習
(終了時に提出してください)
1. 最初から100文字を書き写す(テキスト化)
– 100文字を正確に確認(句読点を含む)
2. キーワードに
/ で切り分ける
3. 100文字当たりの全キーワードを切り出し、
数を数える
4. 重複を除いたキーワード数を数える
5. どのように区切るか困った迷った箇所
提出内容と返却内容で理解が異なった点
29
来週の準備
• 課題の設定
– 情報検索課題の設定用紙(P23)に新聞記事情報
検索の課題案を事前に記述
– 時系列変化を把握できる課題
• キーワードの切り出し
– スキャン記事と網掛けテキスト文の完成
30
利用環境調査 2014
• 期限内提出147
3回目
新聞記事検索課題の設定
(提出画面で課題の内容を確認すること)
レポート1の作成
(キーワードの切り出しと検索課題の設定)
提出期間:4月14日~4月26日
• 情報検索課題の設定用紙を使用
• 新聞記事を使った情報検索課題を設定する
32
前回の復習 2回目
1. 情報は文字(テキスト)で表現/伝達されている
2. 原文中に含まれる文字列で情報検索を実行
する
3. キーワードには概念を表わす名詞を使用する
–
–
他の品詞も使用できるが名詞が有効
名詞として使用できる動詞の一部(サ変動詞)
4. 原文中の文字列と検索者のキーワードは一般
に一致しない(アバウトネス)
5. 基礎知識・予備調査が必要となる
33
• 基本的には最少単位の単語に分解する
• 一般的な複合名詞は使用する
– 生活習慣 > 生活 習慣
– 反発係数 > 反発 係数
– JR東海
• 一般的でない固有名詞は分解
– 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
< 国連 気候変動 政府間パネル
• 正解はないのでアバウトネスを考慮する
– 最小単位のKW→複合名詞による絞り込み
34
レポート1
提出期間2014/4/14-4/26
提出は2種類
1. WebページからのUP
– キーワードの切り出し & 検索課題の設定
2. 高木のBOXへA4用紙の提出
– スキャン記事と網掛けテキスト文のプリント
35
新聞の利用状況
36
•
•
•
•
•
•
朝日新聞
読売
毎日
産経
三条新聞
日報
7
3
1
1
1
59
37
読まない理由
• 新聞を取っていない
– 家庭で新聞を取っていない
– 一人暮らしで新聞を買わないから
• 必要性がない
• Yahoo!ニュース,ニュースアプリなどで十分
– ニュースで必要な情報を取っているから
• インターネットがあるから
– webだけで用が足りるから
• 読む機会がない
• 時間がない
• めんどくさい,面白くない、興味がない
38
• 新聞記事情報
– 読んでいない60%
• 書誌事項が存在する
– 一定の信頼性
– Web情報より全体の信頼性が高い
• 新聞記事情報検索
– 過去の情報を収集できる。
– 遡及情報検索により過去から現在までの経緯を
把握できる。(10~20年以上)
39
新聞記事検索課題の設定
• 新聞記事検索で使用する課題案を設定する
– 新聞記事情報検索により、過去から現在に至る
歴史的、国際的、社会的な出来事に関する20年
以上の期間に亘る時系列変化を分析しなさい。さ
らに収集した情報をもとに将来の変化を予測しな
さい。
– 長期間にわたる変化や過去から現在までの経緯
を把握するため10~20年以上の遡及情報検索
を行う。
40
方法
• 検索I 朝日新聞DB(1985~現在)
•
•
– 1985以降の遡及検索を行い、20件以上の新聞記事を参照 キ
|
して10年以上の社会的あるいは歴史的変化をまとめる。
ワ
検索II 朝日新聞縮刷版(1945~1985)
– 1945年以降を対象に遡及検索を行い、20件以上の新聞記 |
事を参照して10年以上の社会的DBあるいは歴史的変化を ド
まとめる。
の
変
検索III 新潟日報DB(2004~現在)
化
– 20件以上の記事を参照して10年間の新潟地域に
おける社会的あるいは歴史的変化をまとめる。
• 検索VI 日本経済新聞DB(1981~現在)
– 興味のある企業の検索を行い、20件以上の新聞記
事を参照して、選択した企業の10年以上の時系列
的な変化を具体的に記述する。
41
新聞記事情報
• 新聞記事情報
•
•
•
•
主に前日に発生したニュースをもとに成立
記事1件をDBのデータ1件として整理
Web情報より信頼性が高い(書誌事項)
個々の記事から全体を読み取るのは困難
• 過去の記事を使い時系列的な変化を把握
できる
• 遡及情報検索
42
新聞記事の遡及情報検索
• 対象とする情報は大半が過去の新聞記事
– 1985年前後からの検索が可能(30年間弱)
– データベースでは過去の古い情報も価値を有す
• 遡及情報検索
– 記事を時間軸で並べる(スクラップブックに類似)
– 新聞記事には発信日が明記されている
– 特定の話題が過去から現在に至るまでどのような変
遷を経てきたかを理解することができる
– 過去を知ることにより現在の状況をより深く理解、分析で
きる
– 社会的な背景などの情報と関連付けた考察も可能となる
• 新聞記事検索課題
• 提出期限 5月25日
43
スクラップブックが1回の検索で完成
• スクラップブック:新聞の切り抜き帳 scrapbook
– 特定の個人や企業、あるいは特定の話題に関する新聞
記事を切り抜き、発行日順にノートに張り付けた保存帳
– 切抜き帳に集められた情報から、トピックについて、時系
列変化を、マクロに把握する
• 記事相互の関連性理解
– スクラップブック/検索結果から記事の相互関係を理
解し、話題の推移や全容を理解することができる
• DBのキーワード検索
– スクラップブックと同等の情報収集が可能
44
情報検索課題の設定用紙 P23
情報検索課題の設定用紙
1.情報検索対象分野: 次の分野から興味のある1分野を選択する。
哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、工学、工業、産業、ビジネス、経済、政治、芸術、言語、文学、コン
ピューター、教育、娯楽、旅行、スポーツ、健康、ニュース、地域、環境、ファッション、大学、企業の動向、ビジネ
ス
2.情報検索課題(題名):検索内容を20-30字程度で表現する。
________________________________________________________________________
3.情報検索内容
情報収集したい情報の内容を200~400字程度の文章で表現する。内容を良く表現できていれば検索に使用
するキーワードはこの文章の中から選択できる。自己の知識が不十分で文章を作成できない場合は事前調査
を行ってから作成する。
___________________________________________________________________________________
_____________________________________________________________
________________________________________________________________________
________________________________________________________________________
________________________________________________________________________
4. 情報検索 (情報収集)の目的と目標
情報検索で対象とする情報を収集する理由を200~400字程度の文章で表現する
できる限り目的と目標に区別して記入すること。
目的(最終目標):何をするために情報収集をするか、収集した情報を使って最終的に何を実現したいのかを記
述する。
________________________________________________________________________
________________________________________________________________________
________________________________________________________________________
目標(実現可能性のある具体的な目標):実現可能な到達レベルを数値などで具体化したもの。収集する情報
45
の利用方法を記述しても良い。
________________________________________________________________________
情報検索課題の設定用紙の意義
– 情報検索の前に検索内容をできる限り明確にす
る努力が良い結果につながる
1. 情報検索課題
2. 情報検索内容
3.情報収集の目的 P22
4.情報収集の目標 P22
5. 日本語キーワードの決定 P24
6. 英語キーワードの決定 P24
7. 検索式の決定(次回)
46
情報検索課題の設定の練習
• 練習問題
– スキャン記事と網掛けテキスト文。
– 重要と思われる5キーワードを使用した場合の、
情報検索内容(3)、情報収取の目的(4)、目標(
5)を完成しなさい。
• 同じ情報が含まれていても、目的によって、
使用するキーワードが異なる。
• 新聞記事検索のサンプル参照
47
1.情報検索課題(題名) P22
– 情報検索内容を20-30字で簡潔に表現する
• 新聞の見出しや図書の題名に相当
• 主たるキーワードを含むように作成
– 一般的な基礎知識を得る課題は不適当
• 広範囲にわたる情報収集が必要
• 図書の方が効率的で高い信頼性
– 容易に理解可能な内容も不適当
• 例)スポーツ選手の成績など
48
2.情報検索内容 P23
• 情報検索の内容を200字~400字で表現する
– 抽象的な表現や一般的な表現を避ける
– 具体的な内容を含む文章を作成する
– 検索に使用するキーワードは作成した文章の中
に含まれる
– 200字~400字で表現できない場合は、ほとんど
が基礎知識の不足
49
3.情報収集の目的 P22
• 目的により必要な情報が決まる
– 情報検索内容からキーワードや検索式を確定で
きるが、必要な情報は決まらない
– 例:対象期間、対象地域、対象分野、専門性など
• 目的は意志を実現する最終到達点(ゴール)
– 最終到達点(レベルや状態)のイメージ
– 「何をするために情報収集を行なうのか」を記述
する
• 収集した情報の取捨選択基準となる
50
4.情報収集の目標 P22
• 目標には目的をより具体化したもの
• 目標は実現可能性のある目的
– 目標が達成できれば、実現可能性のある到達レ
ベルが次の目標となり、最終目標が目的となる
– 到達レベルを数値示したり、利用方法を記述して
も良い
• 収集した情報の取捨選択基準となる
51
目的と目標の例示
(目的と目標が分離されていない)
• この課題を選んだ理由は2つある。近年の環境問題が自分
の身に降りかかりつつあるからである。自身ができる環境に
対しての行動は限られるが身近に取り組める資源の節約に
関しての手段を知る必要があると思ったからである。2つ目
はサークルの活動の参考にできるかもしれないからである。
ECMに所属しており、活動の一環として他サークルのイベン
トの開催を手伝いをしている。その際リサイクル活動をしてい
るNUISEcoに対して何かリサイクルに関してのイベントなど
開催を進められたらと思い現在やっているペットボトルキャッ
プ以外の製品でリサイクルできるものを調べることにした。
• 到達目標は集めた情報を用いてNUISEcoの活動をし環境
に対してアプローチができたらと思う。
• 目的: NUISEcoでリサイクルに関するイベントを開催する
• 目標:NUISEcoでできる環境活動を見つける。
52
• 自分自身が朝食を抜き気味であったり、間食を取りすぎてい
たりと食生活に乱れがでていたため、今の食生活が今後自
分にどのような影響を与える可能性があるかを事前に調べ、
生活習慣病などのリスクに対処する方法を導き出す。
• その対処法を実行することで、自身の食習慣を見つめ直すと
ともに、生活習慣病にかかるリスクを軽減させることが目的
である。
• 目的:生活習慣病の対処方法を実行し、生活習慣病にかか
るリスクを軽減させる。
• 目標:間食を取りすぎる今の食生活がどのような影響を与え
るかを調べる。
53
例1
• 目的1
– 日本原電が活断層の調査のために作成したデー
タが信頼できるか検討する
– 日本原電 and 活断層 and 音波探査
• 目的2
– 敦賀原発付近の活断層に関連する情報を収集し
、敦賀原発の安全性について考える。
– 敦賀原発 and 活断層 and 調査
• 目的によりキーワードが異なることを理解する
54
例2
「ダイオキシンの魚類に対するホルモン作用」
• 目的
– 1) 河川の魚類の保護
– 2)ホルモン撹乱作用のメカニズムの解明
– 3)人類への女性ホルモン様活性を持つ化合物の除去
• 目標
– 到達可能な目標例:1)
– 対策を考えるために1年間で実態調査をする
– 発生源を特定する。
– 除去方法を開発する
55
あいまいな目的・目標と検索内容
• あいまいな検索内容
– 広範囲の情報収集が必要となる
– 情報検索内容から的確なキーワードが選定でき
ない
• あいまいな目的・目標
– 多くの情報を収集しても、評価基準があいまいで
情報の選択や必要な情報の特定が困難になる
– 情報収集の過程で目的と目標の修正が必要とな
り、情報検索をやり直すことになる
56
5.日本語キーワードの選択 P24
• キーワード数
• 概念をキーワードで表現するには3~5ワ
ードが必要
• キーワード数の選択
– 情報検索課題に重要な概念(アバウトネス)を示
す文字列を、原文中の文字列と一致させる
– 情報検索内容(200~400 字)から、重要な概念を
表現すると思われる名詞を5ワードを切り出す
– 原文(著者)が重要としている概念ではない
57
6.英語キーワードの決定 P24
• 日本語キーワードに相当する英語キーワード
を記述する
– 日本語のキーワード数と英語キーワード数は異
なる
– 辞書の最初に記述されている単語を選択するこ
とが多いが、適切な英語キーワード選択のため
には、複数の意味を把握したうえで選択する
• 微妙な意味の違いを把握するのは難しい
58
和製英語に注意
• 日本人による英語情報しか得られない
– 表10 日本語でしか通用しない和製英語の例
日本語
キーワード
和製英語
英語
Food Habit
食文化
Food Culture
Food Manner
環日本海
Japan Sea Rim Far East Sea
59
7. 検索式の決定
(6回目:新聞記事情報検索の最後)
• AND
– 全てのキーワードを含む
• OR
– いずれかのキーワードを含む
• NOT
– キーワードを含まない
• 次回
60
レポート1の提出
キーワードの切り出しと検索課題の設定
• 提出期限
– 4月14~26日(土)
2weeks
• 10.「網かけをしたテキスト文」と「スキャンした
新聞記事」のプリントアウト(次頁)
– 高木のレポートBOXに提出
• 13.情報検索内容
– 必要なら予備調査により基礎知識を得る
• サンプル参照
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スキャン記事と網掛
けテキスト文
(次回までに作成)
• 新聞記事原文
• 網かけ処理 P95
– キーワード(名詞)に
「網かけ」
– 連続したキーワード
は「 / 」で区切る
– 重複キーワードは
「アンダーライン」
新聞記事をスキャンした画像
をここに貼り付ける
• レポートUP後に
高木BOXへ提出
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新聞記事をスキャンする方法
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256教室のスキャナーを使用します
1.節電モードを解除
2.USBを差し込む
3.ファイル名入力(漢字変換不可)
4.基本スキャンを設定
フルカラーあるいはグレーを選択
5.出力形式をJPEGにする
出力→他の形式→JPEG→閉じる
6.原稿をガラス面に置く
7.スタート
8.USBを抜く
63
レポートの作成
• 評価
– 1日遅れると -10%
– 1週間以上は -50%で評価
• 他人の内容をコピーして提出した場合
– 全体の評価を2ランク下げます。
• 指示事項
– 指示内容の数値などが、教科書と提出画面で異
なる場合は、提出画面の数値などを優先してくだ
さい。
64
来週の準備
• 新聞記事DBの使用方法
– R2c ファイルをプリントし、目を通してください
– I. 朝日新聞(1984-現在)
– II. 朝日新聞(1945-1985)
– III. 新潟日報(2004-現在)
– IV. 日本経済新聞(1981-現在)
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調査結果
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6.インターネットのメディア別利用割合は
どの程度ですか?(2013:n=136)
67
6.インターネットのメディア別利用割合
はどの程度ですか?(2012:n=148)
68
8.インターネットを使って情報を検
索したことがありますか?
• (n=136)
• ある
– 92%
• 平均キーワード数
– 2.29 (回答n=65)
– 検索式は不要
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