(5) 検索課題の設定

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Transcript (5) 検索課題の設定

4.情報検索の準備 P22
情報検索課題の設定用紙 P23
情報検索課題の設定用紙
1.情報検索対象分野: 次の分野から興味のある1分野を選択する。
哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、工学、工業、産業、ビジネス、経済、政治、芸術、言語、文学、コン
ピューター、教育、娯楽、旅行、スポーツ、健康、ニュース、地域、環境、ファッション、大学、企業の動向、ビジネ
ス
2.情報検索課題(題名):検索内容を20-30字程度で表現する。
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3.情報検索内容
情報収集したい情報の内容を200~400字程度の文章で表現する。内容を良く表現できていれば検索に使用
するキーワードはこの文章の中から選択できる。自己の知識が不十分で文章を作成できない場合は事前調査
を行ってから作成する。
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4. 情報検索 (情報収集)の目的と目標
情報検索で対象とする情報を収集する理由を200~400字程度の文章で表現する
できる限り目的と目標に区別して記入すること。
目的(最終目標):何をするために情報収集をするか、収集した情報を使って最終的に何を実現したいのかを記
述する。
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目標(実現可能性のある具体的な目標):実現可能な到達レベルを数値などで具体化したもの。収集する情報
の利用方法を記述しても良い。
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情報検索課題の設定用紙の意義
その1:情報検索のために必要なもの
1. 情報検索内容の具体化
•
•
•
情報検索課題
情報検索内容
基礎知識の取得
2. キーワードの選択
3. 検索式の決定(次回)
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情報検索課題の設定用紙の意義
(A)情報検索内容の具体化
– 情報検索の前に検索内容をできる限り明確にす
る努力が良い結果につながる
1. 情報検索課題
2. 情報検索内容
3. 基礎知識の取得
4. キーワードの選択
5. 予備調査
6. 検索式の決定(次回)
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1.情報検索課題(題名) P23
– 情報検索内容を20-30字で簡潔に表現する
• 新聞の見出しや図書の題名に相当
• 主たるキーワードを含むように作成
– 一般的な基礎知識を得る課題は不適当
• 広範囲にわたる情報収集が必要
• 図書の方が効率的で高い信頼性
– 容易に理解可能な内容も不適当
• 例)スポーツ選手の成績など
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2.情報検索内容 P23
• 情報検索の内容を200字~400字で表現する
– 抽象的な表現や一般的な表現を避ける
– 具体的な内容を含む文章を作成する
– 検索に使用するキーワードは作成した文章の中
に含まれる
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3.基礎知識
• 情報検索内容
– 200字~400字で表現するには基礎知識が必要
– 100字程度の文章しか作成できない場合は基礎
知識が不足している
• 基礎知識の入手
– 予備調査や入門書などによる事前調査が必要
– 基礎知識がないまま情報検索を行うと広範囲の
情報収集となり効果的な情報収集ができない
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4.日本語キーワードの選択 P24
• キーワード数
• 概念をキーワードで表現するには3~5ワ
ードが必要
• キーワード数の選択
– 情報検索課題に重要な概念(アバウトネス)を示
す文字列を、原文中の文字列と一致させる
– 情報検索内容(200~400 字)から、重要な概念を
表現すると思われる名詞を5ワードを切り出す
– 原文が重要としている概念ではない
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英語キーワードの決定 P24
• 日本語キーワードに相当する英語キーワード
を記述する
– 日本語のキーワード数と英語キーワード数は異
なる
– 辞書の最初に記述されている単語を選択するこ
とが多いが、適切な英語キーワード選択のため
には、複数の意味を把握したうえで選択する
• 微妙な意味の違いを把握するのは難しい
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和製英語
• 日本人による英語情報しか得られない
– 表10 日本語でしか通用しない和製英語の例
日本語
キーワード
和製英語
英語
Food Habit
食文化
Food Culture
Food Manner
環日本海
Japan Sea Rim Far East Sea
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5.予備検索
• キーワードの妥当性を検討
– 検索エンジンを使った絞り込み検索
– 結果の内容
• 広すぎる・狭すぎる・不要な情報が多い
• 英語キーワードの妥当性を検討
– 1語づつキーワードを入れ替えて適切なキーワード
や検索式を見つける
– 日本語と英語を併記したWebのページの利用
• 検索式の妥当性の検討(次回)
– 絞り込み検索の件数を確認
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検索式の決定
• AND
– 全てのキーワードを含む
• OR
– いずれかのキーワードを含む
• NOT
– キーワードを含まない
• 次回
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情報検索課題の設定用紙の意義
(B)情報活用のために必要なもの
• 情報検索とは直接関係しないが検索
結果を活用するために必要
7. 意志の確認
8. 情報収集目的の明確化
9. 情報収集目標の明確化
10.情報の評価
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情報の活用
行
為
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7.意志の確認
• 意志は個人や組織などが行為を行うための
発動根拠
• 目的の形成
– 行為主体の意志に基づいて目的は形成される
– 目的は意志を実現する最終ゴールである
• 情報収集を行う根源
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8.情報収集の目的 P23-24
• 目的により必要な情報が決まる
– 情報検索内容からキーワードや検索式を確定で
きるが、必要な情報は決まらない
– 例:対象期間、対象地域、対象分野、専門性など
• 目的は意志を実現する最終到達点(ゴール)
– 最終到達点(レベルや状態)のイメージ
– 「何をするために情報収集を行なうのか」を記述
する
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9.情報収集の目標 P23-24
• 目標には目的をより具体化したもの
• 目標は実現可能性のある目的
– 目標が達成できれば、実現可能性のある到達レ
ベルが次の目標となり、最終目標が目的となる
– 到達レベルを数値示したり、利用方法を記述して
も良い
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あいまいな目的・目標と検索内容
• あいまいな目的・目標
• 広範囲の情報収集が必要となる
– 多くの情報を収集しても、評価基準があいまいで情報の
選択や必要な情報の特定が困難になる
– 目的と目標があいまいなまま情報収集に着手すると、情
報収集の過程で目的と目標の修正が必要となり、情報検
索をやり直す必要が生じる
• あいまいな検索内容
– 広範囲の情報収集が必要となる
– 情報検索内容から的確なキーワードが選定できない
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10.情報の評価
• 目的・目標が評価基準となる
– 目的・目標の達成に有用なものが必要な情報
– 情報収集の目的と目標が明確であればあるほど
得られた情報の取捨選択が容易になる
– 特に、目標が具体的に記述できているかが重要
• 例:
– 新聞記事検索でまとめに使用する記事の選択基
準になる
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事例
「ダイオキシンの魚類に対するホルモン撹乱作用」
• 目的
– 1) 河川の魚類の保護
– 2)ホルモン撹乱作用のメカニズムの解明
– 3)人類への女性ホルモン様活性を持つ化合物の除去
• 目標
– 到達可能な目標例:1)
– 対策を考えるために1年間で実態調査をする
– 発生源を特定する。
– 除去方法を開発する
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11. 意思決定と行動
• 目的を達成するために不可欠な要素 P2
1. 意思決定
2. 行動
• 情報検索の場合にも行為全体を意識するこ
とが効果的な情報の活用に繋がる
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問題4 情報検索の準備
• 問題4-1
に入る言葉を選択しなさい。
情報検索課題のタイトルは情報検索内容を短い文章
で表現したもので主な
を含むように作成す
る。
①対象分野 ②情報収集の目的 ③利用方法
④キーワード ⑤実現可能な目標
• 問題4-2 目的と目標について、その違いがわかるよ
うに説明しなさい。
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• 問題4-3 情報検索に目的と目標が必要な理由として
不適当なものを選択しなさい。
①情報が必要かどうか評価する基準になる
②不要な情報であると判断する基準になる
③情報を使って意思決定する際の基準になる
④必要な情報を選択する評価基準になる
⑤膨大な情報収集を行う基準になる
• 問題4-4 情報検索する内容を情報検索の前に文章
で表現する意義について説明しなさい
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情報検索課題
• 1人1課題
– 個人ごとに課題を設定
– 設定した課題についてWeb情報の検索を実施する
– 日本語情報と英語情報について行う
• 内容
– これまでに本格的に調べたいと思っていた内容
– ニュースや授業の中で触れられる事項で気になっている
が十分理解できていない内容
– 日本語でも英語でも検索可能な内容
• 注意点
– 情報検索課題の設定用紙(P23)を参照のこと
– 基礎知識がない場合は予備調査を実施
– 記述は正確な文章で表現
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検索課題の設定
レポート2の準備
5月2日(月)までに、
「情報検索課題の設定用紙の内容」を
Web画面
「レポート②-1 検索課題」の提出
からUPすること
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