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西本研究室の紹介
2005年版
2005年4月26日
西本一志
Curriculum vitae
西本 一志 (にしもと かずし)
• 1962. 9. 13. 兵庫県神戸市に生まれる.現在42歳
• 私立六甲中学・高校卒業:ブラスバンドでアルトサックス担当
• 1987. 3. 京都大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了
– ディーゼルエンジンのシリンダ内流動の研究
• 1987. 4.~1996.5. 松下電器産業(株)
– ネットワークソフトウェアの研究開発
• OSI layer 6-7, TCP/IP, 次世代ネットワークプロトコル,IPルータ開発
• 1992. 6.~1996.3. ATR通信システム研究所
– 発想支援システムの研究を開始
• 1996. 4.~2001.9. ATR知能映像通信研究所 客員研究員
• 1998. 9. 博士(工学)取得 (論文博士:大阪大学工学部)
– 対話型協調作業における創造性を支援するシステムに関する研究
• 1999. 6.~現在 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学教育研究
センター 助教授
• 2000.10.~2003.9 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 「情報と知」
領域 研究員
• 2002. 1.~ ATRメディア情報科学研究所 非常勤客員研究員
Research Domain
音楽の創造支援
Musical Creativity Enhancing
表現
創造
人
知識の共有と
協創支援
Knowledge Sharing &
Co-creating
伝達
心を伝える
コミュニケーション
Affective Awareness
Communication
People
Musical Creativity Enhancing Group
後期課程:宮下芳明,伊藤直樹
Alumni:大島千佳(2003博士:優秀修了者),
白崎隆史,藤本貴之,宮川洋平(2003修士)
Brigid Costello(2004客員研究員)
Knowledge Sharing & Co-creating Group
後期課程:小倉加奈代
前期課程:金谷裕幸,千葉慶人,大月敬史,海沼 賢,
小林智也
Alumni:松田 完(2002修士),根本博明(2004修士)
Affective Awareness Communication Group
前期課程:高橋康浩,服部 啓
Alumni:山田裕子(2002修士),鹿島貴,平野貴幸(2003修士)
角野正高,天野健太,藤田英徳(2004修士)
Projects Overview
音楽創造性支援
Musical Creativity Enhancing
Thermoscore
宮下芳明(後期課程)
• 熱による作曲者から演奏
者へのメッセージ
 温度感覚に訴える新し
い「楽譜」
• 熱による即興演奏への「制
約付け」
音楽の条件
宮下芳明(後期課程)
• 音楽が「音楽」として聞き手に受容される「条件」を探
る試み
• 2004年9月29日に石川県立音楽堂でコンサートを開催
– メディアアート的な音楽作品を10作演奏(上演?)
– 約180名の観衆
– アンケート結果をもとに重回帰分析
DangoMusic
Thermoscore のための小品
Family Ensemble
大島千佳 西本一志
楽器演奏を学び始めた子供と,
楽器演奏経験の無い親のための
合奏(連弾)支援システム
• 子供のたどたどしい
演奏の演奏位置を自
動検出し
• その時点で親が弾く
べき音を楽譜から取り
出し,
• 親がどの鍵盤を弾い
ても正しい音が出る
スピーカー
演奏データ(MIDI)
MIDI音源
Primo用入力
インタフェース
楽譜データベース
Secondo用入力
インタフェース
Primo
楽譜
演奏位置
判定
Secondo
楽譜
演奏音高
取得
演奏データ(MIDI)
情報処理学会 インタラクション2004 ベストインタラクティブ発表賞受賞
ACM Multimedia 2004 Best Paper Award
た書
演き
奏換
デえ
ーら
タれ
音高データ
差し替え
CosTune
西本一志
ポータブルな装着型楽器
• CosTune: Costume + Tune
• 音楽を身に纏う,ファッションとしての音楽
• Walkmanの次に来る
音楽文化の創造
– More Actively
• 聴くだけに留まらず
– More Creatively
• 自ら音楽を創り,奏で
– More Collaboratively
• 周囲の人々と協創する
近々復活予定!
CosTune を演奏する
コンピュータ音楽の父
Max Mathews教授
知識の共有と協創支援
Knowledge Sharing &
Co-creation
チャットの発話生成方略
小倉 加奈代(後期課程)
チャット ≒ 対面対話 ?

従来は対面対話と同様の発話生成方略を仮定


話題の錯綜は避けられるか?
順序正しい話者交代は可能か?
大量のチャットデータを分析
 対面対話と全く異なる発言生成方略


話せることからどんどん話す(順番無視)
発話間のつながりを陽に提示
Cha℡:マルチスレッド指向
ボイスチャットシステム
小倉 加奈代(後期課程)
• 音声による対話をマルチスレッド化
発言入力の手軽さ
対面音声対話
◎
ボイスチャット
○
テキストチャット
×
いつでも発言できる
×
△
○
誰とでも話せる
×
△
○
マルチスレッド対話
××
実質不可能(話者交替がマナー
化)
×
不可能ではないが実際には難しい
◎
容易(熟練者では日常化)
Cha℡:
指しCha℡ :
• ボイスチャットに,明示的な「相手指定」と「対応先行発言指定」機能を追加
• ボイスチャットの発言入力の手軽さと,テキストチャットのマルチスレッド対話の容易さを両立
• Cha℡の「相手指定」を,対面環境で相
手の方を見て行う「指差し行為」によって
実現可能とする
• ボイスチャットという「仮想空間」内での
対話を,対面対話状況という「実世界」に
接地
HuNeAS
松田 完(2001年 修士)
• ユビキタス計算機環境を用いた知識共有と
ヒューマンネットワークの形成・維持
• 「今自分が知りたいこと」を不特定多数に開示
DIAS
RFIDでユーザを識別
DIAS
DIS
(Webサーバ)
要求情報を登録
(HTML形式)
RFID
ID情報
トランスポンダ
を携帯
偶然の出会い
談話の杜
ユーザに近いDID
に要求情報を投影
情報を共有
InteractiveFliers
根本 博明(2003年 修士)
• 広告主と閲覧者を直接繋ぐ電子広告システム
PDP監視
サーバー
人感センサ
データ
PDP
人感センサ
広告主呼び出し
サーバー
広告データ
読み出し要求
閲覧者
接近通知
広告
サーバー
広告掲示
PR表示
リアルタイムチャット
チャット
サーバー
閲覧者
広告・広告主
情報DB
広告主
PR
入力
広告
登録
心を伝えるコミュニケーション
Communicating Affective
Awareness
Tangible Chat
山田 裕子(2001年 修士)
• チャットにおける対話状況を,キーボードの打鍵
振動で伝え合うシステム
加速度センサユニット
チャット
モジュール
チャット
モジュール
加速度センサ
振動検出
モジュール
加速度
センサ
振動データ/オーディオ
変換モジュール
振動子
(BodySonic)
振動検出
モジュール
振動データ/オーディオ
変換モジュール
振動子
(BodySonic)
次期バージョンを作成予定!
Lovelet
藤田 英徳(2003年 修士)
• 状況アウェアネスとしての互いの周辺気温を常時伝え合う
• 仮想的に「手をつないで温めあう」コミュニケーション
Lovelet
Lovelet
温度センサ
Action
気温検出モジュール
ぬくもり抽出モジュール
LED発光
ぬくもりデータ/熱
変換モジュール
タッチセンサ
気温データ/LED発光
変換モジュール
ぬくもり抽出モジュール
気温検出モジュール
気温データ/LED発光
変換モジュール
ぬくもりデータ/熱
変換モジュール
LE
D
温度変化
ペルチエ素
子
六の膳
天野 健太(2003年 修士)
• カメラつき携帯で撮った写真を食卓で共有する
家族コミュニケーション支援システム
ディスプレイ表示
メール受信
メッセージ・写真を取得
メール・写
真
写真情報
DB
保
存
受信システム
サーバー
閲
覧
取
得
皿ごとに写真を取得
位置と皿番号を認識
写真を皿へ投影
画像を処理
投影
皿認識
プロジェク
ター
USBカメラ
知的クラスタプロジェクトで次期バージョンを作成中!
外部資金獲得状況
• 音楽創造性支援
– 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 「情報と
知」領域(2000-2003)
– 中山隼雄科学技術文化財団(2004)
– 科学研究費補助金 基盤研究(C)(2004-2006)
• 知識の共有と協創
– リコー(株)グループ技術企画室(2003-2004)
– 金沢印刷(株)(2003)
– コクヨ(2005)
研究室の日常活動
• ゼミ
– 定例ゼミ:毎週木曜15時から
• 研究進捗報告(ブレスト)
• 英文文献紹介
– 酒ゼミ
• 不定期開催
• まだ研究とは言えないけれど,考えてみたら研究にな
るかもしれない「研究のタネ」を議論
• 合宿兼同窓会
– 9月頃にやる予定
• 時々飲み会
研究の取り組み方
• 技術よりもオリジナリティ重視
– 面白くて,まず誰よりも自分が使いたい
ものを作る
– 同じことができるなら「ローテク」で
• しつこい評価実験
– 使ってみるといろいろ見えてくる
• 人を創造的にすることが目標
– 計算機を創造的にしてもうれしくない
主たる学会活動
• 情報処理学会
–
–
–
–
インタラクション
音楽情報科学研究会
ヒューマンインタフェース研究会
グループウェアとネットワーク研究会
• ACM
– CHI
– CSCW
• 人工知能学会
必要な知識・スキル
• 特にこれというのは無いが・・・
– プログラミング能力
• 言語不問
– 統計検定
• t 検定,F検定,分散分析
• 音楽関係をやるなら
– 楽理の基礎
• さすがに楽譜が読めないと無理でしょう
知識センターって・・・?
• センターか研究科かの差は,学
生レベルでは何もない
– 教官の事務仕事が異なるだけ
– 学生には有利も不利も無い
– 唯一,院生ゼミ室が中間棟になる
程度の違い
• どうぞご心配なく
おしまい
質問などあれば,遠慮なくどうぞ!