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西本研究室の紹介
2004年版
2004年6月1日
西本一志
Curriculum vitae
西本 一志 (にしもと かずし)
• 1962. 9. 13. 兵庫県神戸市に生まれる.現在41歳
• 1987. 3. 京都大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了
– ディーゼルエンジンのシリンダ内流動の研究
• 1987. 4.~1996.5. 松下電器産業(株)
– ネットワークソフトウェアの研究開発
• OSI layer 6-7, TCP/IP, 次世代ネットワークプロトコル,IPルータ開発
• 1992. 6.~1996.3. ATR通信システム研究所
– 発想支援システムの研究を開始
• 1996. 4.~2001.9. ATR知能映像通信研究所 客員研究員
• 1998. 9. 博士(工学)取得 (論文博士:大阪大学工学部)
– 対話型協調作業における創造性を支援するシステムに関する研究
• 1999. 6.~現在 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学教育研究
センター 助教授
• 2000.10.~現在 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 「情報と知」領
域 研究員
• 2002. 1.~ ATRメディア情報科学研究所 非常勤客員研究員
Research Domain
音楽の創造支援
Musical Creativity Enhancing
表現
創造
人
知識の共有と
協創支援
Knowledge Sharing &
Co-creating
伝達
心を伝える
コミュニケーション
Affective Awareness
Communication
People
Musical Creativity Enhancing Group
D2:宮下 芳明(みやした ほうめい)
D1:伊藤直樹(いとう なおき)
M3:千葉慶人(ちば よしひと)
Alumni:大島千佳(2003博士:優秀修了者),
白崎隆史,藤本貴之,宮川洋平, Brigid Costello
Knowledge Sharing & Co-creating Group
D3:小倉加奈代(おぐら かなよ)
M3:金谷裕幸(かなや ひろゆき)
M2:大月敬史(おおつき たかし)
Alumni:松田完,根本博明
Affective Awareness Communication Group
(D3:小倉加奈代)
Alumni:山田裕子,鹿島貴,平野貴幸,角野正高,天野健太,藤田英徳
Projects Overview
音楽創造性支援
Musical Creativity Enhancing
Coloring-in Piano
大島千佳(2003 博士)
再現型演奏のための楽器
「表情付け」に専念できる楽器
メロディ(音高列)の再現に
個性は発揮し得ない
音楽演奏の構成要素
表情付けに関係しない要素
表情付けに関係する要素
(離散的要素)
(連続的要素)
音高,音高列,基本リズム
音の強さの変動,
音の長さの変動
計算機が担当
演奏者が担当
表情要素は
統合入力が必要
主な演奏データ作成方法との比較
Reproduction of given melodies
Real-time input method
Integrated input of expression
Difficult
Possible
Step-by-step input method
Easy
Impossible
Coloring-in Piano
Easy
Possible
・ 低い初期障壁と,高い表現力の両立を達成
→ 初心者にも,熟練者にも有用な新楽器
・ 初心者の演奏によって「蓮根」で4位を獲得
Family Ensemble
大島千佳 西本一志
楽器演奏を学び始めた子供と,
楽器演奏経験の無い親のための
合奏(連弾)支援システム
• 子供のたどたどしい
演奏の演奏位置を自
動検出し
• その時点で親が弾く
べき音を楽譜から取り
出し,
• 親がどの鍵盤を弾い
ても正しい音が出る
スピーカー
演奏データ(MIDI)
MIDI音源
Primo用入力
インタフェース
楽譜データベース
Secondo用入力
インタフェース
Primo
楽譜
演奏位置
判定
Secondo
楽譜
演奏音高
取得
た書
演き
奏換
デえ
ーら
タれ
音高データ
差し替え
演奏データ(MIDI)
情報処理学会 インタラクション2004 ベストインタラクティブ発表賞受賞
CosTune
西本一志
ポータブルな装着型楽器
• CosTune: Costume + Tune
• 音楽を身に纏う,ファッションとしての音楽
• Walkmanの次に来る
音楽文化の創造
– More Actively
• 聴くだけに留まらず
– More Creatively
• 自ら音楽を創り,奏で
– More Collaboratively
• 周囲の人々と協創する
CosTune を演奏する
コンピュータ音楽の父
Max Mathews教授
Thermoscore
宮下芳明(後期課程2年)
• 熱による作曲者から演奏者へのメッセージ
• 熱による即興演奏への「制約付け」
知識の共有と協創支援
Knowledge Sharing &
Co-creation
HuNeAS
松田 完(2001年 修士)
• ユビキタス計算機環境を用いた知識共有と
ヒューマンネットワークの形成・維持
• 「今自分が知りたいこと」を不特定多数に開示
DIAS
RFIDでユーザを識別
DIAS
DIS
(Webサーバ)
要求情報を登録
(HTML形式)
RFID
ID情報
トランスポンダ
を携帯
偶然の出会い
談話の杜
ユーザに近いDID
に要求情報を投影
情報を共有
InteractiveFliers
根本 博明(2003年 修士)
• 広告主と閲覧者を直接繋ぐ電子広告システム
PDP監視
サーバー
人感センサ
データ
PDP
人感センサ
広告主呼び出し
サーバー
広告データ 読み出し要求
閲覧者
接近通知
広告
サーバー
広告掲示
PR表示
リアルタイムチャット
チャット
サーバー
閲覧者
広告・広告主
情報DB
広告主
PR 入力
広告
登録
チャットの発話生成方略
小倉 加奈代(後期課程3年)
チャット ≒ 対面対話 ?

従来は対面対話と同様の発話生成方略を仮定


話題の錯綜は避けられるか?
順序正しい話者交代は可能か?
大量のチャットデータを分析
 対面対話と全く異なる発言生成方略


話せることからどんどん話す(順番無視)
発話間のつながりを陽に提示
心を伝えるコミュニケーション
Communicating Affective
Awareness
Tangible Chat
山田 裕子(2001年 修士)
• チャットにおける対話状況を,キーボードの打鍵
振動で伝え合うシステム
チャット
モジュール
チャット
モジュール
振動検出
モジュール
振動検出
モジュール
加速度センサユニット
加速度センサ
加速度
センサ
振動データ/オーディオ
変換モジュール
振動子
(BodySonic)
振動データ/オーディオ
変換モジュール
振動子
(BodySonic)
Lovelet
藤田 英徳(2003年 修士)
• 状況アウェアネスとしての互いの周辺気温を常時伝え合う
• 仮想的に「手をつないで温めあう」コミュニケーション
Lovelet
Lovelet
温度センサ
Action
気温検出モジュール
ぬくもり抽出モジュール
LED発光
ぬくもりデータ/熱
変換モジュール
タッチセンサ
気温データ/LED発光
変換モジュール
ぬくもり抽出モジュール
気温検出モジュール
気温データ/LED発光
変換モジュール
ぬくもりデータ/熱
変換モジュール
LE
D
温度変化
ペルチエ素
子
六の膳
天野 健太(2003年 修士)
• カメラつき携帯で撮った写真を食卓で共有する
家族コミュニケーション支援システム
外部資金獲得状況
• 音楽創造性支援
– 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 「情報と
知」領域(2000-2003)
– 中山隼雄科学技術文化財団(2004)
– 科学研究費補助金 基盤研究(C)(2004-2006)
• 知識の共有と協創
– リコー(株)グループ技術企画室(2003-2004)
– 金沢印刷(株)(2003)
研究室の日常活動
• ゼミ
– 定例ゼミ:毎週木曜15時から
• 研究進捗報告(ブレスト)
• 英文文献紹介
– 酒ゼミ
• 不定期開催
• まだ研究とは言えないけれど,考えてみたら研究にな
るかもしれない「研究のタネ」を議論
• 合宿兼同窓会
– 9月頃にやる予定
• 時々飲み会
研究の取り組み方
• 技術よりもオリジナリティ重視
– 面白くて,まず誰よりも自分が使いたい
ものを作る
– 同じことができるなら「ローテク」で
• しつこい評価実験
– 使ってみるといろいろ見えてくる
• 人を創造的にすることが目標
– 計算機を創造的にしてもうれしくない
主たる学会活動
• 情報処理学会
–
–
–
–
インタラクション
音楽情報科学研究会
ヒューマンインタフェース研究会
グループウェアとネットワーク研究会
• ACM
– CHI
– CSCW
• 人工知能学会
必要な知識・スキル
• 特にこれというのは無いが・・・
– プログラミング能力
• 言語不問
– 統計検定
• t 検定,F検定,分散分析
• 音楽関係をやるなら
– 楽理の基礎
• さすがに楽譜が読めないと無理でしょう
知識センターって・・・?
• センターか研究科かの差は,学
生レベルでは何もない
– 教官の事務仕事が異なるだけ
– 学生には有利も不利も無い
– 唯一,院生ゼミ室が中間棟になる
程度の違い
• どうぞご心配なく