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心・高脂血症集中拡販について
学術企画チーム
H17.12.16
メタボリックシンドロームが重点分野
肥
満!
糖尿
病!
脳卒中
心筋梗塞
・早期発見&早期治療→日常検査の充実が重要!
・MS研究が活発化!→研究ツールの提供が必須!
日本人の死因
の1/3
メタボリック・シンドロームでは危険因子の重複により、
相乗的にリスクが亢進する!
内臓肥満
→危険因子の重複
→動脈硬化性疾患
肥満、高血圧、高血糖、高脂血症
の危険因子の中で2つ以上を有す
る人は、危険因子を持たない人に
比べて心臓病の発症リスクが10
倍近くに、危険因子を3つ以上持っ
た人は、31倍に高まると報告され
ています。
生活習慣病対策の推進
これからは予防の時代!
高齢期の医療を踏まえた若年期からの保健事業の必要性
①生活習慣病の発生-重症化 ・ 合併症-要介護状態という経過をたどるが、予防により発症を抑え、重症化や要介護
状態となることを防ぐことができる
②若年期からの保健事業 (食生活の改善や適切な運動を促すさまざまな活動) を行う必要があり、地域の実情に応じ
このための健康増進計画を策定し、推進することが必要
③生活習慣病対策は介護予防の効果もある
生活習慣→→→要介護
ここで抑えよ!
若
年
期
健康時の生活習慣
・不適切な食生活
(高塩分、高脂肪、
エネルギー過剰等)
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス過剰
・飲酒
・喫煙
健康寿命の延伸
境界
領域期
・肥満
・高血圧
・高脂血
・高血糖
など
など
生活習慣病
高
重症化 ・合併症
・肥満症
・高血圧
・高脂血症
・骨密度の低下
(骨祖鬆症)
・糖尿病
医療サービス
・半身麻痺
・活動制限
・認知症
など
など
治療等
リハビリテーション
介護サービス
保健事業
介護
1次予防
ここが予防予知検査の出番です!!
2次予防
1次予防:生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等の発病を予防すること
2次予防:健康診査等による疾病の早期発見及び早期治療のこと
※「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」(03.4.30厚生
労省告示第195号)に基づく定義
期
活動 低下 ・要介護状態
・心臓病
(心筋梗塞、狭心症)
・脳卒中
(脳出血、脳梗塞)
・糖尿病の合併症
(失明 ・人工透析等)
・骨折
・がん
など
齢
3次予防
心・高脂血症の拡販ターゲットはここ!
メタボリック・シンドローム
高血圧
糖尿病
糖尿病は対象外
とします!
合併症
動脈硬化
肥満
心筋梗塞・脳卒中・心不全
治療の
モニタリング
心・高脂血症 43項目
項目コード
0037
0040
0043
0045
0046
0127
0129
0188
0189
0245
0263
0284
0285
0287
0288
0290
0454
0549
0568
0807
0808
0810
2244
2269
2270
対象項目
項目名称
ACE
レニン カツセイ
コルチゾ-ル
ケツチユウ アルドステロン
ニヨウチユウ アルドステロン
カテコ-ルアミン ソウ(ニヨウ)
カテコ-ルアミン3F(ニヨウ)
HDL2.3 コレステロ-ル
リポタンパク ブンカク
アポリポタンパク C-3
HANP
アポリポタンパク A-1
アポリポタンパク A-2
アポリポタンパク B
アポリポタンパク C-2
アポリポタンパク E
カテコ-ルアミン3F
LP-コレステロ-ル ブンカク
リポプロテイン(A)
アンギオテンシン1
アンギオテンシン2
DHEA-S
CETP(ELISA)
LDLコレステロ-ルテイリヨウ
RLPコレステロ-ル
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
項目コード
2578
2615
2632
5055
5446
5631
6863
6929
6937
8203
8216
C487
C526
C671
C769
M424
M439
M548
高利益
(一部除く)
項目名称
BNP
シボウサンブンカク
アポEフエノタイプ
ACTH
コルチゾ-ル(ニヨウ)
レニンテイリヨウ.カツセイガタ
アデイポネクチン
RLP-トリグリセライド
LP(A) ELISA
リポタンパク F(DISK)
ダエキチユウ コルチゾ-ル
8-ISOプロスタン
コウカンドCRP
ニヨウチユウ8OHDG(EIA)
MDA-LDL
ケツチユウラジカルセイセイノウ
コウブンシアデイポネクチン
アポリポタンパクB-48
特定の検査項目ではなく
分野の項目を拡販!
①高血圧分野
 背景:高血圧の治療ガイドラインの変更により治療対
象患者が増加。
 高血圧の90~95%は本態性高血圧で患者は増加傾向。
→ガイドラインが指定している2次性高血圧除外の
ための検査が不十分。
→臓器障害リスク(心臓、腎臓、大血管など)のある
患者さんの診断&治療には、さらに検査が必要。
 臨床所見から精査が必要とされる患者の検査は、
施設の規模が小さいほど項目が不十分なので検査項
目の追加を薦める。
→大きな施設の出検項目を中小の施設に薦める。
(例)開業医に地域の中核病院のセットを推奨する。
99床以下:レニン単独の出検にアルドステロンの追加
を薦める。100床以上にはさらにカテ3Fを!
 出検項目の追加が期待できるようセット化、依頼環境
の整備等が重要。
→各分野の検査セット集をリリースします!!
検査項目
ACE
レニン カツセイ
レニンテイリヨウ.カツセイガタ
コルチゾ-ル
コルチゾ-ル(ニヨウ)
ケツチユウ アルドステロン
ニヨウチユウ アルドステロン
カテコ-ルアミン ソウ(ニヨウ)
カテコ-ルアミン3F(ニヨウ)
カテコ-ルアミン3F
アンギオテンシン1
アンギオテンシン2
CETP(ELISA)
ACTH
DHEA-S
ダエキチユウ コルチゾ-ル
BNP
HANP
初診時の高血圧管理計画
「高血圧の成因と治療法フロー
チャート」っていうリーフレットありま
す。
日本人の高血圧は684万人!!
お一人様一回で684万検体!!
血圧測定、病歴、身体所見、検査所見
二次性高血圧を除外
危険因子、臓器障害、心血管病、合併症を評価
糖尿病228万人
高脂血症139万人
生活習慣の修正を指導
血圧
130~139/80~89mmHg
低リスク群
糖尿病・慢性腎疾患があれば
適応となる降圧薬治療
3ヵ月後に140/90mmHg
以上なら降圧薬治療
中等リスク群
1ヵ月後に140/90mmHg
以上なら降圧薬治療
高リスク群
直ちに降圧薬治療
高血圧くん
高血圧セット&オプションみてね!
表4 高血圧の臨床検査
一般(必須)検査
・一般尿検査、血球検査
・血液生化学検査 : 尿素窒素(BUN)、クレアチニン、尿酸、Na、K、Cl、Ca、IP、空腹時血糖、ヘモグロビンAICおよび総コレステロール、中性脂肪、
HDLコレステロール、LDLコレステロール、総蛋白、GOT、GPT、γ-GTP、LDH、ビリルビン
・胸部X線写真、心電図、眼底検査
二次性高血圧スクリーニングのための検査
血漿レニン ・アルドステロン ・コルチゾール ・カテコラミン測定、尿中カテコラミン測定、腎臓 ・副腎のエコーおよびCT検査
臓器障害検査のための特殊(精密)検査
脳
: 頭部CT(MRI )検査
心
: 心エコー検査
腎
: 尿中微量アルブミン排泄量( 一般検査としても行う )
血管 : 頸動脈エコー検査、上下肢血圧比( ABI )、動脈波伝播速度( PWV )、Augmentation Index、高感度CRP
全てのセットに尿中アルブミンだい!
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糖尿病を合併する高血圧の治療
ご参考に!
130~139/80~89mmHg
治療開始血圧
生活習慣の修正
血糖管理
140/90mmHg以上
生活習慣の修正・血糖管理
と同時に降圧薬治療
3~6 ヵ月で効果不十分
降圧目標
130/80mmHg未満
第一次薬 : ACE阻害薬、ARB、長時間作用型 Ca拮抗薬
(労作性狭心症、陳旧性心筋梗塞合併時はβ遮断薬、前立腺
肥大、高脂血症合併時はα遮断薬も使用可能)
効果不十分
用量を増加
他の降圧薬に変更
効果不十分
3薬物併用 : 利尿薬がまだ使われていない場合には利尿薬を追加する
図4
糖尿病を合併する高血圧の治療
他の降圧薬を併用
表7
血圧分類
ご参考に!
軽症高血圧
(140~159
/90~99
mmHg)
中等症高血圧
(160~179
/100~109
mmHg)
重症高血圧
(≧180
/≧110
mmHg)
低リスク
中等リスク
高リスク
糖尿病以外の1
~2個の危険因子
あり
中等リスク
中等リスク
高リスク
糖尿病、臓器障
害、心血管病、
3個以上の危険
因子、のいずれ
かがある
高リスク
高リスク
高リスク
血圧以外の
リスク要因
危険因子なし
表5
高血圧患者のリスクの層別化
表6
心血管病の危険因子
脳
◇高血圧
◇喫煙
◇糖尿病
◇脂質代謝異常(高コレステロール血症、低HDLコレス
テロール血症)
全てのセットに
◇肥満(特に内臓脂肪)
尿中アルブミン!
◇尿中微量アルブミン
◇高齢(男性60歳以上、女性65歳以上)
◇若年発症の心血管病の家族歴
心臓
腎臓
臓器障害と心血管病
脳出血・脳梗塞
無症候性脳血管障害
一過性脳虚血発作
認知機能障害
左室肥大
狭心症・心筋梗塞
心不全
やっぱりBNP
血管
動脈硬化症プラーク
頸動脈内膜-中膜壁厚>0.9mm
大動脈解離
閉塞性動脈疾患
眼底
高血圧性網膜症
蛋白尿
腎障害・腎不全
(血清クレアチニン男性≧1.3mg/dl、女性≧
1.2mg/dl)
高血圧の薬剤情報:主要降圧薬の適応など
ご参考に!
主要降圧薬の積極的な適応と禁忌
降圧薬
積極的な適応
禁忌
薬剤名
メーカー名
脳血管疾患後、狭心症、
左室肥大、糖尿病、高齢者
房室ブロック
(ジルチアゼム)
ノルバスク
アムロジン
ユニール
ファイザー
住友製薬
協和発酵
脳血管疾患後、心不全、
心筋梗塞後、左室肥大、
腎障害、糖尿病、高齢者
妊娠、高カリウム血症、
両側腎動脈狭窄
ブロプレス
ディオパン
ニューロタン
武田薬品
ノバルティス
万有製薬
ACE阻害薬
脳血管疾患後、心不全、
心筋梗塞後、左室肥大、
腎障害、糖尿病、高齢者
妊娠、高カリウム血症、
両側腎動脈狭窄
レニベース
タナトリル
万有製薬
田辺製薬
利尿薬
脳血管疾患後、心不全、
腎不全 (ループ利尿薬)、
高齢者
痛風
ラシックス
アルダクトン
アベンティス・P
ファイザー
β遮断薬
狭心症、心筋梗塞後、
頻脈、心不全
喘息、房室ブロック、
末梢循環障害
テノーミン
メインテート
アストラゼネカ
田辺製薬
α遮断薬
高脂血症、前立腺肥大
カルデナリン
ファイザー
Ca拮抗薬
アンジオテンシンⅡ(AⅡ)
受容体拮抗薬(ARB)
起立性低血圧
高血圧治療ガイドライン2004 (編集 : 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会、発行 : 日本高血圧学会、制作・販売 : ライフサイエンス出版) から引用
表10
2薬の併用療法
・Ca拮抗薬とARB
・Ca拮抗薬とACE阻害薬
・ジヒドロピリジン系 Ca拮抗薬とβ遮断薬
・ARBと利尿薬
・ACE阻害薬と利尿薬
・利尿薬とβ遮断薬
・ β遮断薬とα遮断薬
・Ca拮抗薬と利尿薬
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ここは売り上げ多い順に薬屋さん情報をガイドラインに足しました。
どこかで聞いたことある薬でしょ?
②高脂血症分野
背景:動脈硬化性疾患治療ガイドラインにより治療基準は明確になって
いる。高脂血症の患者は増加傾向。
脂質検査のみならず、動脈硬化リスク、脳卒中・心筋梗塞リスク等に
配慮した検査が望ましい。(高感度CRP、RLP-C、Lp(a)など)
精査が必要とされる患者の検査は、施設の規模が小さいほど項目が
不十分なので検査項目の追加を薦める。
(例) RLP-Cの出検がないところに出検を薦める。
さらにLp(a) の同時算定が可能な地域は併用も検討してもらう。
閉経後の女性向けにはRLP-Cの他に骨マーカーを追加など。
高脂血症の治療のモニタリングには特にLDL-Cが重要。最新の治療薬
のコホート研究ではRLP-C、酸化ストレスが予後に関与するため重要
となりつつある。
製薬(ファイザー、アステラス社)の手を有効利用する。出検先をSRLのみなら
ず医師会等に誘導しRLP-Cなど高利益項目の受託増量を目指す方法
もある。
出検項目の追加が期待できるようセット化、依頼環境の整備等が重要。
検査項目
LDLコレステロ-ルテイリヨウ
LP-コレステロ-ル ブンカク
HDL2.3 コレステロ-ル
リポタンパク ブンカク
リポタンパク F(DISK)
アポリポタンパク A-1
アポリポタンパク A-2
アポリポタンパク B
アポリポタンパク C-2
アポリポタンパク C-3
アポリポタンパク E
アポEフエノタイプ
RLPコレステロ-ル
リポプロテイン(A)
LP(A) ELISA
※RLP-Cの受託
パターン分析から
大きな販売余地
が予測されま
す!
日本動脈硬化学会
動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002年版
高脂血症の診断基準(血清脂質値:空腹時採
血)
患者カテゴリーと管理目標からみた治療方針
総コレステロール
220mg/dL以上
LDLコレステロール
140mg/dL以上
中性脂肪(トリグリセライド)
150mg/dL以上
HDLコレステロール
40mg/dL未満
血清脂質測定*、問診、身体所見、検査所見
冠動脈疾患なし (1次予防)
冠動脈疾患あり (2次予防)
LDL-C以外の主要冠危険因子の評価
●加齢 (男性≧45歳、女性≧55歳)
●高血圧
●糖尿病 (耐糖能異常を含む)
●喫煙
●冠動脈疾患の家族歴
●低HDL-C血症 (<40mg/dL)
閉塞性動脈硬
患者カテゴリー別管理目標値
注1) 糖尿病が
あれば他に危
険因子がなく
てもB3とする
注2) 脳梗塞、
化症の合併は
B4扱いとする
主要冠危険因子数
0
1
2
3
4以上
注1)
患者カテゴリー
A
B1
B2
B3
注2)
B4
C
患者カテゴリー
A
ライフスタイルの改善
目標到達の評価
薬物治療の考慮
ライフスタイルの改善
薬物治療の考慮
* 血清脂質測定:空腹時採血の
TC、LDL-C、HDL-C、TG
** 脂質管理目標値
デブっちょセットにはLDLを忘れずに!
LDL-C以外
の主要冠危
険因子**
なし
0
B1
1
B2
2
なし
B3
3
B4
≧4
C
脂質管理目標値の設定**
冠動脈
疾患*
あり
脂質管理目標値 ( mg/dL )
TC
LDL-C HDL-C
TG
その他の冠危険
因子の管理
高
血
圧
<240 <160
<220 <140
≧40 <150
<200 <120
ガ
イ
ド
ラ
イ
ン
に
よ
る
糖
尿
病
高
血
圧
学
会
の
ガ
イ
ド
ラ
イ
ン
に
よ
る
喫
煙
糖
尿 喫
病 煙
学
会
の
<180 <100
TC :総コレステロール、LDL-C :LDLコレステロール
HDL-C :HDLコレステロール、TG :トリグリセリド
* 冠動脈疾患とは、確定診断された心筋梗塞、狭心症とする。
** LDL-C以外の主要冠危険因子
加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病 (耐糖能異常を含む)
喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDL-C血症(<40mg/dL)
・原則としてLDL-C値で評価し、TC値は参考値とする。
・脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める。
・脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はB4扱いとする。
・糖尿病があれば他に危険因子がなくてもB3とする。
・家族性高コレステロール血症は別に考慮する。
③肥満(MS)分野
 一般の臨床においてはメタボリックシン
ドロームを疑って検査項目を選択。(高
脂血症のセットに準じた項目構成)
 脂質代謝異常、肝機能低下、高血圧、
高血糖などの所見の頻度が高いので、
脂質検査、RLP-C、高血圧関連項目、
腎機能関連項目、糖尿病関連検査が有
用。
 研究での売れ筋は脂肪細胞から分泌さ
れるアディポサイトカインと酸化ストレス
がトレンド!
アディポネクチン、レプチン、グレリン、
アポB-48、MDA-LDL、高感度CRP、
Small dence LDLなどをお勧め。
動脈硬化関連項目も。
→セット検査、研究検査項目一覧を
まもなくリリースします!!
④心筋梗塞・脳卒中分野
 RLP-Cは動脈硬化の悪玉で、心筋梗塞・脳卒中の発症、
再発リスクの評価項目として見直されている。(レセプトは
“高脂血症”とする)
 心筋梗塞、脳卒中の研究ではMDA-LDLとアポBが有用。
MDA-LDLを用いた研究にアポBの追加をお勧めする。
 心カテーテル検査の前に生化学検査+脂質関連項目+
心筋マーカー(トロポニンT、CK-MB)、心カテーテル検査後
に心筋マーカーが用いられる。(保険が適応となるとの情
報あり)
⑤心不全分野
 BNPが定番検査!
 周術期の検査にBNPが使える!(保険適応、配布資
料参照)
 BNP検査は心不全治療のモニタリングとしての検査
意義あり。(利尿剤による治療を除く)
 心不全薬、高血圧薬を売る製薬メーカーのMRの協力を
得て効果的なPRを!
 BNP検体を全血集荷すると、データは低下傾向とな
るので注意!(血漿での受託が原則)
 東ソーのAIAシリーズが入っている病院はBNPの院
内導入注意!
BNP一言集・内科用(1)
①
②
日本内科学会雑誌
Volume94,Number2
February10,2005
特集 心不全
高血圧患者の心保護のアンケートで、一般医科の先生は心疾患が疑われても
BNPを測っている率が20%とか30%しかないという結果がありました。
一般医科の方はもうちょっとBNPを測定していただいたほうが良い。
(社内用資料)
リーフレット題名
BNP心不全の
病態把握
(P314,秋田大学;伊藤)
慢性心不全
の重症度
神経体液因子の中では、BNPがNew York Heart Association(NYHA)
心機能分類や,病態を最も反映する。
慢性心不全
の重症度
(P224,滋賀医大;蔦本助教授)
③
心不全ではさまざまな神経体液因子の上昇が病態の増悪・進展と関係する。
BNPなどの液性因子測定は心不全の生化学的指標として有用である。
(P221,滋賀医大;蔦本助教授)
心不全は運動能力の予備能の問題で、普段の活動が以前と比較して変化しています。
駅の階段も最近はエスカレーターが整備され問診しにくくなりました。
④ 夜間の頻尿、上半身を起こさずに寝られるか、前胸部の発汗、口渇感、咳や痰も
大事です。手指の冷たさは心出量低下や交感神経の緊張をあらわします。
BNP心不全の
病態把握
慢性心不全
の重症度
BNP心不全の
病態把握
(P310,東京大学;永井教授)
⑤
心不全の確実な診断を評価する上で、従来の問診、身体所見、胸部X線、
心臓超音波検査などに、BNPをあわせて評価することが有用である。
(P227,滋賀医大;蔦本助教授)
BNPと
心電図
慢性心不全
の重症度
(社内用資料)
BNP一言集・内科用(2)
日本内科学会雑誌
Volume94,Number2
February10,2005
特集 心不全
リーフレット題名
⑥
⑦
フィジカル・イグザミネーション(打診、聴診など診察における基礎)のプロが見ても
BNPは極めて有用であると実感している。
フィジカルに自信が持てなかったらBNPを積極的に活用すべき。
BNP心不全の
病態把握
(P314,はせ川内科循環器;長谷川)
慢性心不全
の重症度
BNPは日常の活動度を指導する指標であり、
プライマリーケアの現場において心不全の診断に非常に有用である。
慢性心不全
の重症度
(P219,群馬大学;倉林教授)
⑧
高齢者の心不全例では高頻度に拡張障害が関与し、
診断方法の中でBNPは非常に簡便で有効である。
(P220,群馬大学;倉林教授)
⑨
一般内科医が多忙な日常診療において、心エコー検査を行なったり
心機能有無の評価のために循環器専門医に容易に紹介できない場合が少なくなく
血液検査の際にBNPを追加することが望ましい。
(P251,北海道大学;村上)
BNP心不全の
病態把握
慢性心不全
の重症度
BNPと
心電図
慢性心不全
の重症度
(社内用資料)
BNP一言集・内科用(3)
日本内科学会雑誌
Volume94,Number2
February10,2005
特集 心不全
リーフレット題名
⑩
BNPは心不全にβーブロッカーの導入時やその後の経過を見ていく上で有用です。
専門医でなくともBNPを見ておくと、手遅れを防止できると思います。
(P315,東京大学;永井教授)
心不全かどうか判断に困る症例、
例えば気管支喘息と心臓喘息の鑑別にBNPを活用すべきです。
⑪
(P315,東京大学;永井教授)
まとめ
BNPは
心不全の診断、重症度診断、予後予測に
非常に有用であり、
日常診療に活用すべきである。
(P214,群馬大学;倉林教授)
BNP心不全の
病態把握
慢性心不全
の重症度
BNP心不全の
病態把握
慢性心不全
の重症度
(社内用資料)
周術期におけるBNP
医療問題にからみ
外科系医師による、術前心臓リスク評価の必要性が
問われています
外科系医師から循環器内科に、
術前心臓リスク評価の依頼が増えています
周術期の、心臓障害をもつ無症候者の
心不全の病態把握に
容易・迅速・的確な
BNPの測定はいかがでしょうか
第67回日本臨床外科学会総会 「循環器内科からみた周術期におけるBNPの有用性」
をお示ししながら、説明してください。
(社内用資料)
BNP検査要項
実施料
項
目
名
検体量(ml)
容器
保存
所要日数
判断料
検査方法
基準値
C
2578 9
ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド
(BNP)
血漿 0.5
↓
X
絶凍
2~4
140点
※4
CLEIA
18.4 pg /mL
備
考
採血後、冷蔵保存に て6時間以内に血
漿分離し、速やかに凍結保存してください。
以下
ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定は、入院中の患者については急性心不全または
慢性心不全の急性憎悪時の病態把握のため、入院中の患者以外の患者については心不全の病態把握
のために実施した場合に月1回に限り算定する。
1週間以内にヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定とヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド
(HANP)精密測定を併せて実施した場合は主たるもののみ算定する。本検査を実施した場合は、
診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定を
併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日)を記載する。
⑥研究検査分野
メタボリックシンドローム研究に幅広くSRL独占・
優位項目を提案することにより研究市場での拡販促進
ターゲット科:内科、循環器、糖尿病、老年科、基礎研究
●新規項目
アポ蛋白B-48(脂質代謝関連)
血中ラジカル生成能(メタボリック等全般)
●アディポネクチン関連
糖尿病・動脈硬化などで、トータル(大塚)、高分子(富士レビオ)、
分画(第一化学薬品)の品揃え
●酸化ストレスマーカー関連
8-OHdG、8-イソプロスタン(メタボリック全般)、MDA-LDL(心筋梗塞関連)など
ファイザー・アステラス、シオノギ、大塚製薬が設定した勉強会や、
SE活動を活用した研究項目の拡販にもトライ!(特に大学)
M3.com施策
●脂質検査のアンケート実施
LDL-C、RLP-Cの認知度・使用状況について(12/12実施)
来年1月に脂質項目の重要性についての番組を配信予定。
●GP市場の囲い込みとしてm3を有効使用(登録を勧める)
(地域別施策:現地製薬MRと打合せて実施)
●生活習慣病シリーズにて情報を配信中
拡販ツール
●リーフレット
病院・開業医向け
LDL-C、 RLP-C、BNPなど
大学・研究者向け
高分子量アディポネクチン、 アディポネクチン分画
アポリポ蛋白B-48 、酸化ストレス関連項目一覧、
血中ラジカル生成能など
●患者用資料
●その他
メタボリックシンドロームの配布物・製薬メーカー提供物
メディカルトリビューン、文献、その他
GP市場の囲い込み戦略
製薬MRを活用した地上戦、m3による空中戦
圧倒的なMR数
による囲い込み
その数、なんと数
千人!
ファイザー・アステラス製薬 :
「高脂血症治療薬リピドールの治療効果をみる
ためにLDL-C (脂質関連検査、RLP-C等)の紹
介を行う」
塩野義製薬 :
「Ca拮抗薬の治療効果をみるためにBNPを紹
介」、首都圏ではシオノギの同行可。
武田製薬工業 :一部地域にて対応中
「心不全治療薬の拡販のためBNP検査を用いた
治療対象患者拡大を狙う」
知識収集コンテンツと
して定着したClub SRL
による囲い込み
SRLはm3.comによる空中戦で脂質
等、検査関連検査情報を提供!
リーフ配布、m3勧誘を製薬に依頼
製薬の病院説明会で検査の紹介!
PRによる取引施設数の拡大
医師会、友好センターに出検
誘導して外注検査増を狙う!
ターゲット施設の要望情報を収集!
目標数値(A事業)
受託数:対前年 110%UP
(件)
平成16年12月 平成17年1月
平成17年2月
平成17年3月
実績
211762
210563
201003
224774
10%UP計画数
232938
231619
221103
247251
売上:受託数10%UPした場合の参考数値
実績
10%UP計画数
千円
平成16年12月 平成17年1月
平成17年2月
平成17年3月
247392
245087
236125
265464
272131
269595
259737
292010
期間内累計 対前年 約1億売り上げUP
社内資料
血中ラジカル生成能検査について
活性酸素種とは
不対電子を持つ原子や分子をフリーラジカル、また、活性化された酸素分子
とその関連物質を活性酸素と呼び、酸化ストレス物質に分類します。(広義の
活性酸素種)
生体内で抗酸化物質とのバランスが崩れ酸化ストレス物質が過剰となると生
体成分の損傷を引き起こします。DNAの塩基の酸化や切断、蛋白質において
は酸化による不活性化、脂質に対しては過酸化を引き起こし、その結果、発
がんや老化などを生じると考えられています。炎症や低酸素状態などの他、
金属、有害物質、紫外線などによっても活性酸素が生成することが知られて
います。
広義の活性酸素種
フリーラジカル : O2- HO・ HOO・ LO・ LOO・
RO・ ROO・ NO Cl など
ノンラジカル : H2O2 1O2 LOOH ONOO- など
酸化ストレスによる
生体の傷害・老化
抗酸化物質による消去作用
フェントン反応と連続的過酸化反応
生体内では細胞内のミトコンドリアで活性酸素を産生していますが、
それとは異なる反応により生じる活性酸素種があります。
これがフェントン反応や連続的脂質過酸化反応です。
フェントン反応
Fe2++H2O2 →Fe3++HO- +HO・
Cu1++H2O2 →Cu2++HO- +HO・
連続的脂質過酸化反応
フェントン反応によって生じたHO・は連続的脂質過酸化反応を起こすと考えられ過
酸化脂質と脂質ラジカルを生じます。
脂質(LH)+HO・ → L・(+H2O) → L・+O2 → LOO・+LH → LOOH +L・
(繰り返し反応)
フリーラジカルの検出法
フリーラジカル
DEPPD
OH・ H2O2
LO・ LOO・
RO・ ROO・など
N,N-diethyl-paraphenylene-diamine
•
•
•
DEPPD
酸化物
505nm
カイネティック測定
(37℃,3min)
血清中に連続的に発生してくるフリーラジカルを検出します。
フリーラジカルの総量を標準物質として用いたH2O2量に換算し
検査値(Unit)としています。
フリーラジカル環境のモニタリングにご利用いただけます。
血中ラジカル生成能検査のデータ傾向
健常人と糖尿病患者での測定値の一例を下記に示しました。
健常人の測定値は加齢とともに上昇する傾向
が認められました。
また、一部の糖尿病患者では高値となりました。
糖尿病における組織障害や老化の亢進にフ
リーラジカルが関与することが知られており、高
値群はリスクが高い群として注意が必要と考え
られます。
《 参考文献 》
放射線影響研究所 林奉権ら,血清中活性酸素の多検体迅速測定法の開発,
日本臨床検査自動化学会会誌, 30(3) : 216-220, 2005.
よく働きよく休む生活が大事!
血圧↓
血糖↓
解
毒?
肩凝り↓
サプリもいいけど温泉もね・・・!