総合学習<ライフプランとお金とのかかわり>

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Transcript 総合学習<ライフプランとお金とのかかわり>

総合的な学習の時間 [授業進行用スライド]
1.ライフプランシート作り
スライド2~6
2.ライフステージと
銀行のかかわり
スライド7~8
3.家計管理に必要な銀行の知識
スライド9~19
スライド 1
スライド 2
1.ライフプランシート作り
高校生
(現在)
学生・社会人
(一人暮らし)
社会人
(若手社員)
社会人
(10年目以降)
社会人
(20年目~老後)
☆就職先の企業などでの銀行との取引
収入
アルバイト、仕送り
支出
生活費、学費、
海外旅行等
収入
給与
支出
生活費等
収入
給与
支出
生活費、教育費
住宅購入費等
イベント
結婚
収入
給与・退職金、年金
支出
生活費、家屋の修理、
病気への備え、
子どもの結婚資金援助等
イベント
イベント
第一子出産
住宅購入
退職金、子供の結婚
スライド 3
1.ライフプランシート作り
■ライフプランシート作り
①なりたい職業の業種を書き込む。
②収入の見積もり
1)職業や学歴などによって収入は異なる。
2)起業する場合は、業種、規模(売上・利益・従業員数等)、起業時期、
準備資金をどのようにどの程度集めるのかを想定した上で、
個人としての収入を見積もる。
3)結婚する場合は、結婚の時期、結婚等の二人の働き方(フルタイム共働き、
1人はパート、1人は専業主婦・主夫等)などを想定する。
子どもができた場合の働き方も想定する。
4)年金は、「収入」として計上する。退職金は「イベント(収入)」として計上する。
5)以上を踏まえ、25歳、35歳、45歳、55歳、65歳の収入額と退職金を算出し、
シートに記入する。
スライド 4
1.ライフプランシート作り
■ライフプランシート作り
③イベントの見通しを立てる~結婚・住宅購入~
1)結婚する場合は、時期を想定し、結婚や新生活の準備にかかる費用を算出する。
2)住宅の購入は、時期(年齢)、購入金額を決め、購入のための「自己資金」
「借入金」「返済額」を計算する。
3)1)と、2)の「自己資金」を「イベント」での支出とし、シートに記入する。
スライド 5
1.ライフプランシート作り
■ライフプランシート作り
④支出の見積もり
1)結婚して、子どもを産む場合は、時期・人数と年代ごとの教育費を算出する。
2)配偶者・子どもの有無を踏まえて、生活費を算出する。
3)住居を賃貸にする場合は、その期間の年間の平均値を、住居の購入後は、
ローンの年間返済額を算出する。
4) 1)~3)の合計を年代ごとの支出額として算出し、シートに記入する。
スライド 6
1.ライフプランシート作り
■ライフプランシート作り
⑤預金額の見積もり
1)年代ごとに、「収入ー支出」を預金する。
2)住宅購入時の「自己資金」分は、預金額からは差し引く。
3)各年代の累計預金額を算出し、シートに記入する。
⑥借入額の見積もり
1)年代ごとの借入残高を算出し、シートに記入する。
以上の計算は、全国銀行協会ホームページ掲載の「ライフプラン
計算シート」(エクセルファイル)を活用することで簡単に行えます。
スライド 7
2.ライフステージと銀行のかかわり
■生涯収支
○消費支出:
日常の生活費
○可処分所得:
実収入-非消費支出
(所得税・社会保険料
など)
可処分所得-消費支出
がプラスのときを黒字、
マイナスのときを赤字と
いう。
20代
結婚や出産など
将来のことを考
えながら、計画的
にお金を貯める
時期。
30代
可処分所得が増
加し、住宅購入の
頭金も貯まる頃。
子どもの教育費
用などの支出も
始まる時期でもあ
る。
40代
教育費がピークを
迎え、消費支出が
増えるものの、可
処分所得の増加
で、黒字幅も大き
くなる。老後の資
金の準備にも目を
向けたい。
50代
教育費は、一段落
するが、冠婚葬祭
費や交際費の増
加で、消費支出が
ピーク。余裕資金
を、老後資金準備
に向け運用に回し
てもよい。
60代
定年退職を迎え、
可処分所得は大
幅に減少。子ども
の結婚援助、古く
なった家屋の修理、
万が一の病気な
どに備えた資金
計画が必要。
70代
可処分所得、消
費支出ともに減少。
年金など社会保
障給付による収
入が増える。
スライド 8
2.ライフステージと銀行のかかわり
■ライフプランと銀行
計画的な家計管理においては、預金や資金の運用、
ローンやクレジットなど銀行との関わりは深い。
[ライフステージにおける銀行とのかかわり]
高校生
(現在)
●口座開設
学生・社会人
(一人暮らし)
●自動受取り
(給与など)
自動支払い
(公共料金など)
●外貨両替
(海外旅行など)
社会人
(若手社員)
●就職先の企業
などでの銀行との
取引
社会人
(10年目以降)
社会人
(20年目~老後)
●ローンやクレジット
の利用による
高額商品の購入
●余裕資金の運用
スライド 9
3.家計管理に必要な銀行の知識(1)~預金口座の開設~
キャッシュカードを使えば、
ATM(現金自動預け払い機)で、
お金の出し入れができます。
ATM
通帳
キャッシュカード
高校生でも預金口座を作ることはできる。
[預金口座を作るときに必要なもの]
①本人確認書類・・・パスポート(旅券)、健康保険証、運転免許証等
②印鑑・・・窓口でお金を引き出す際にも必要。
変形しやすいゴム印や同一のものが売られているスタンプ式印鑑は不可。
スライド 10
3.家計管理に必要な銀行の知識(1)~預金口座の開設~
■預金口座の開設
[主な預金口座の種類]
普通預金
いつでも出し入れができる。
定期預金
預け入れる期間が定まっており、期間中の引き
出しが制限される代わりに一般的に普通預金などに
比べて金利が高い。
スライド 11
3.家計管理に必要な銀行の知識(1)~預金口座の開設~
■預金口座の開設
[銀行に預金するメリット]
①安全
●お金が安全に保管され、火災や盗難、紛失の心配がない。
●万が一、預金している銀行が破たんしても、預金保険制度
により、無利息の普通預金等の決済用預金は全額、定期
預金などは、元本1,000万円までとその利息等が保護される。
②便利
●普通預金口座等であれば、給与や年金を自動的に受け取っ
たり、携帯電話料金などを自動的に支払うことができる。
③お得
●利息が付いてお金が増える。
スライド 12
3.家計管理に必要な銀行の知識(2)~自動受取り/自動支払い~
■預金口座の開設
自動受取り
毎月の給与などを銀行振込で受け取る
自動支払い
公共料金や携帯電話料金などを支払日に預金口座から
自動的に支払う
振込
他の銀行口座にお金を払い込むこと
[銀行からの振り込み方法]
①銀行窓口やATMで現金で振り込む。
※10万円を超える現金振込は、ATMではできず、
窓口で本人確認書類を提示して行う。
②ATMやインターネット・バンキングで
預金口座から現金を引き出さずに
振り込む。
スライド 13
3.家計管理に必要な銀行の知識(3)
~インターネットバンキング/
モバイルバンキング~
■インターネットバンキング/モバイルバンキング
預金の残高照会や口座振替等の銀行取引を、PCや携帯電話などのモバイ
ル機器のインターネット機能を使って行うシステム
インターネットバンキング画面見本
スライド 14
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■クレジットのしくみ
クレジット
クレジットカード会社に立替えてもらった商品などの代金を
後で支払う約束のこと
スライド 15
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■クレジットのしくみ
クレジットカードの機能
1)支払機能
本人のサインや暗証番号で、商品を購入したり、
サービスを受けたりすることができる。代金の支払いを
何回かに分割することもできる。
2)借入機能
利用限度額(極度額)まで、ATMなどでお金を借りる
ことができる。
3)ID機能
身分証明書としての機能。
4)その他の機能
利用金額に応じてもらえるポイントサービスや、
盗難保険、旅行保険などの各種保険。
スライド 16
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■クレジットのしくみ
クレジットカードの機能
スライド 17
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■ローンのしくみ
ローン
あとで貸主(銀行など)に返済する約束でお金を借りる
こと。将来の収入を先に使って高額な買い物ができる。
☆住宅ローン、教育ローンなど
返済には、利息をプラスする。
支払う利息は、金利の高低及び
借入期間で異なる。
スライド 18
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■ローン・クレジットの返済方法によるメリット・デメリット
◇元金均等返済:毎月の<元金返済分>が一定でそれに利息をプラス
◇元利均等返済:毎月の<元金返済分+利息分>が一定
スライド 19
3.家計管理に必要な銀行の知識(4)~ローン・クレジット~
■ローン・クレジット利用の心がまえ
安易な借入を繰り返すと多重債務に陥るリスクがある。
ローン・クレジットを利用する際の注意点
①ローンやクレジットは他人からの「借金」。
将来の収入から返済しなくてはならない。
②あらかじめ自分の限度額を決める。
③何のために借りるのか、なぜ借りるのかを明確に。
④返済完了までの計画を立てる。
⑤借金返済のための利用は絶対しない。
⑥必ず金利や契約内容を確認する。
⑦悪質な業者や商法に注意する。