建設工事に関する騒音測定について

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Transcript 建設工事に関する騒音測定について

建設工事に関する騒音・振動
測定について
測器センター 商品管理
2003年9月
騒音・振動資料
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【目次】
---------------------------------------------------------------------------内容
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1_ 騒音振動の規制についての概要
2 _騒音・振動レベルについて
3 _騒音・振動レベルの例と感覚
4 _騒音・振動測定方法
5 _騒音・振動測定使用機器(騒音計)
6_
同上
(振動計)
7 _測定データーの自動記録(日報くん)
8_ 生データーの記録(レベルレコーダー)
9_測定結果のまとめ方
10 _参考資料
騒音・振動資料
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【特定建設作業に伴う騒音・振動の規制についての概要】
主に、騒音・振動規制法という法律を元に、各地方自
治体が制定した条例が規制の基準になります。
・騒音の場合には、敷地境界線上で85dB以下に規制されます。
・同様に振動の場合には、75dB以下に規制されます。
※但し、規制時間、地域等詳細は各自治体の条例を参照して下さい。
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【騒音・振動レベルについて】
 騒音レベルや振動レベルは、物理量では無
く、人間の感覚に基づいた表現を採用し、
解りやすくしています。
・騒音:聴感補正
・振動:鉛直振動補正(Z方向)
 単位は「dB」(デシベル)になります。
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【騒音・振動レベルの例と感覚】
騒音のめやす
振動のめやす
状 態
デシベル
120
デシベル
飛行機のエンジンの近く
気象庁
震度階
強 振
壁に割れ目が入り、煙突石垣が
破損する
95~105
110
自動車のクラクション(前方2M)、
リベット打ちなど
100
電車が通る時のガード下
Ⅴ
中 振
家屋が激しくゆれ,
すわりの悪いものが倒れる
85~95
90
80
大声による独唱
騒々しい工場の中
Ⅳ
地下鉄の車内
電車の車内
弱 振
家屋がゆれ,
障子がガタガタと音をたてる
75~85
電話の呼び出し音、
騒々しい事務所の中
70
60
Ⅲ
静かな乗用車、普通の会話
軽 振
65~75
大勢の人に感ずる程度のもので,障子がわずかに動く
50
静かな事務所
Ⅱ
40
市内の深夜,図書館の中
微 振
55~65
郊外の深夜、ささやき声
30
20
状 態
木の葉のふれ合う音
静止している人にだけ感じる
Ⅰ
木の葉の絵
無 感
45~55
騒音・振動資料0
人体に感じない程度
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【騒音・振動測定方法】
測定は、敷地の境界線上に、騒音計のマイクロフォン、
振動レベル計のピックアップを設置して行なう。
 騒音測定は、周波数重み特性をA特性、時間重
み特性はFASTを用いる。
 振動測定は、鉛直方向(Z軸方向)の振動レベルで
振動感覚補正の鉛直特性を用いる。

詳細については、騒音・振動規制法その他条例を参照願います。
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【騒音・振動測定使用機器】
 騒音計
・メーカー:リオン㈱
・型 式:NL-21
・測定機能:騒音レベル(Lp)
等価騒音レベル(Leq)
時間率騒音レベル(Lx)
最大値(Lmax)最小値(Lmin)
・測定レベル範囲:28~130dB
・適応規格:計量法 JIS C 1502
注)型式は変更する場合があります。
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振動計
・メーカー:リオン㈱
・型 式:VM-53A
・測定機能:振動レベル(Lv)
振動加速度レベル(Lva)
時間率振動レベル(Lx)
等価振動レベル(Lveq)
最大値(Lmax)最小値(Lmin)
・測定レベル範囲:Lv 25~120dB
・適応規格:計量法 JIS C 1510
注)型式は変更する場合があります。
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測定データーの自動記録

パソコンでの処理
・弊社、日報くんを活用ください。
・騒音振動一体型で連続計測
可能が可能
・計測データーを日報にて印刷
可能。
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【生データーの記録】
紙ベースでの生データー記録は!
・従来型、レベルレコーダーで瞬時値
の記録が可能。

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【測定結果のまとめ方】
騒音規制法(特定建設作業)の場合

5パーセント時間率騒音レベルで評価→L5(読み:エル5)
騒音レベルが実測時間5%はこれより大きかったという値
振動規制計(特定建設作業)の場合
10パーセント時間率振動レベルで評価→L10(読み:エル10)
上記と同様に振動レベルが実測時間の10%はこれより大きかったという値

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【参考資料】
騒音とは
音は「大気の微小な圧力の変化が音速で伝わる」という物理現象です。
音の基本的な性質は,音の強さを表すdB(デシベル)と音の高低を表す
Hz(ヘルツ)によって決まります。
人間は、一般に20~20,000Hzの音を聞くことが出来るといわれています。
これらの音の中で「不快に感じる音」が騒音です。
人間の聴感は音の強さや高低など,又、趣向によって異なります。


周波数特性(=周波数重み特性)
耳の周波数に対する感度が異なることから決められ、A特性、C特性
があり、A特性で測ったものを騒音レベルといい、C特性で測定した
値は音圧しベルに近似します。FLATとは全然補正しないものです。
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【参考資料】
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