マラリア - 中国医科大学

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Transcript マラリア - 中国医科大学

マラリア
malaria
概
念
 マラリア原虫(Plasodium)が赤血球に寄生と増殖すること
によって おこる。
 経路:蚊に刺咬
 主な表現:悪寒、戦慄、高熱、をれから発汗をともなう。
 慢性には 貧血、肝、脾腫など。
 三日熱と卵形マラリアは くりかえして 再発すること;
 熱帯熱は 発熱が規則ではない、重症に脳型もある。
病
原
学
 原虫に4種がある、それに相当して4種のマラリアがある。




三日熱:(P.lasmodium vivax)
卵形マラリア:(P.ovale)
四日熱:(P.malaria)
熱帯熱:(P.falciparum)
間日
卵形
三日
悪性
 マラリア原虫の発育環:










胞子小体
分裂小体
環状体
栄養体
アメーバ体
分裂体
生殖体
接合子
卵子嚢
sporozoite
merozoite
ring form
trophozoite
amebiod form
schizont
gamate
zygote
ookinete
oocyst
子抱子
裂殖子
環状体
滋養体
裂殖体
配子体
偶合子
嚢合子
抱子嚢
 1、宿主:
 蚊は終宿主
有性繁殖
 人は中間宿主
無性繁殖
 2、分裂小体はRBC内に繁殖して、釈放して

----周期的な発作
 三日熱と卵形マラリア:発育周期
48時間
 四日熱:
発育周期
72時間
 熱帯熱:
発育周期
36~48時間
 熱帯熱の
発育によって、臨床発作も規則でない。
 3、三日熱と卵形マラリア 再複(複発)がある。
 一部分の胞子小体は 肝臓内の発育が遅くて6~11月
 ーーーーー遅発型
 四日熱と熱帯熱
再複しない。
疫
学
 (一)伝染原
 マラリア患者とcarrier。
 (二)伝染経路
 1、蚊の剌咬
主要;
 2、輸血
少ない。
 (三)人の感受性
 人は普通感受されやすい;
 感染後 免疫力が 持続でない;再び感染する時に症状が軽
くなる;
 交叉免疫がない;
 非流行地域から外来の人 感染が酷い。
 (四)流行の特徴
 1 地域性
 2 季節性
発病のメカニズム
 マラリア原虫は 肝内増殖 赤血球内増殖
 赤血球を破壊して、赤血球から釈放
 サイトカイン
 代謝産物
 分裂小体
血液中に
無症状
悪寒、高熱、発汗
貪食細胞に 貪食され
はかの赤血球に侵入、増殖して、再び発作
 繰り返して発作
 重複感染
部分の免疫力
小量原虫増殖
carrier
 重複感染する時
(今まで
無症状
よく分からないこと)
 十分な免疫産生しない
 でも 重症にもなりにくい
十分。
不完全な免疫状態
(帯虫免疫)
 体液免疫は マラリア原虫を減少する。
 細胞免疫は マラリア原虫を除く。
細胞免疫が不
 原虫に感染された後、発病状況は 原虫の数に決められる。
 熱帯熱:
すべての赤血球に侵入
 106/mm3(>20%のRBC)が 感染され
 数多くのマラリア原虫
酷い症状
 三日熱:
 卵形マラリア:
若い赤血球に侵入
 <25000 /mm3のRBCが 感染され
 四日熱:
衰える赤血球に侵入
 <10000 /mm3のRBCが 感染され
 マラリア原虫は 長い間に生存して、生活暦に二つの特徴:
 1、巨大数な子代:
 2、抗原性の違うこと:
 無性繁殖段階
 有性繁殖段階(胞子小体)
 メカニズム:
 1、微細血管の病変:
 熱帯熱原虫RBC内に増殖
RBCが大きくて、球形になって、

お互いに粘着して
微細血管内皮細胞に粘着して

直接に微細血管を阻塞する。
 時に 脳(肺、腎臓など)に
脳型マラリア。
 2、サイトカインの作用:
 TNFーa:熱帯熱の患者に多い、 脳型マラリアと関係する。
 rーIFN: 肝臓組織内の原虫を抑制するが、 RBC内の原虫に無
効。
 3、細胞破壊の代謝産物による:
臨床所見
 潛伏期:
 三日熱、卵形マラリア:13~15日;
 四日熱:
24~30日;
 熱帯熱:
7~12日。
 特有な発熱発作:
 1、寒期: 悪寒、戦慄が10分~2時間続いて、
 体温が 急に40度以上に達する、全身だるい、頭痛。
 2、発熱:2~6時間続く
 3、発汗を伴い、体温が急に降る、平熱になる。また脱力、
 1~2時間あと、間歇期に入る。
 4、間歇期:
 三日熱、卵形マラリア:48時間;
 四日熱:
72時間;
 熱帯熱: 発熱は あまり規則でない。
 繰り返して 発作して:
貧血、脾腫。
脳型マラリア(cerebral malaria):
 熱帯熱に多い;
 表現:
 発熱:あまり規則でない;
 頭痛、嘔吐;
 意識障害:
 微細血管の阻塞;
 サイトカイン;
 低Glucose血症状:臨床に注意すること
 摂収不足;
 数多い原虫の発育によって、エネルギー消耗;
 quinineなどの薬物の刺激によって、insulinを分泌。
 腎臓損害
 血管の阻塞
 溶血
腎臓機能不全
 肺臓の病変:肺水腫
 腸管の病変:腹痛
 輸血後のマラリア:
 輸血後 7~10日に発病;
 三日熱が多い;
 臨床表現が同じだ;
 肝内増殖がない
遅発型がない
再複もない。
診断
 (一)疫学:流行地域に行ったこと、輸血すること。
 (二)臨床表現:
 1、特有な 悪寒、高熱、発汗
 始める時
と熱帯熱の場合
発熱は規則でない;
 2、繰り返し発作して 貧血と脾腫;
 3、脳型マラリア:高熱、頚強直、意識障害など;
 4、hemolytic urinemic syndrome:




数多くの赤血球が 破壊され;
マラリア原虫自身の作用;
毒素の作用;
抗マラリア原虫の薬剤:quinine、primaquine;
 溶血:悪寒、腰痛、尿の異常、貧血、黄疸;
 急性腎不全:尿毒症
 5、治療:
 マラリアの表現、原虫を検出されない時に
 抗マラリア原虫の薬剤を投与:24~48時間に発作しないと
重症マラリア症例における高度
の血色素尿、すなわち黒水熱
 (三)実験室検査:
 1、マラリア原虫の検査:
 血液濃塗 及び薄塗標本をつくり、PH7.2で 染める。
 骨髄標本陽性率は 血より 高い。
 2、他の検査:
 DNA probe hybridization
 PCR
 抗体の検査:
 ELISA
 感染あと 3~4週間に 検出できる
 疫学調査に用いられる。
熱帯熱マラリアの
ring form(輪状
体)
三日熱マラリアの
ring form(輪状体)
鑑別診断
 1 発熱性疾患との鑑別:
 敗血症、チフス、leptospirosis、胆嚢感染、泌尿系の感染
 鑑別:
 1、疫学:季節、地域など;
 2、臨床表現:
 3、病原体の検出:
一番大切なもの。
 2、cerebral malaria:
 日本脳炎、中毒性赤痢
 鑑別:
 血と骨髄に 病原体の検出
治療
抗マラリア剤の分類:
 発作をコントロールする薬:





RBC内のをころす。
Chloroquine
quinine
mefolquine
artemisinine
 再複と伝染を防ぐ薬:
 肝細胞内の分裂小体と
 Primaquine
生殖体をころす。
 マラリアの感染を予防する薬:
 各種の原虫分裂体をおろす。
 乙
(一)抗マラリア原虫発作治療:
 1、chloroquineに敏感する患者:
 (1) chloroquine
 (2) primaquine
 三日熱と卵形に 再複を予防する;
 熱帯熱、再複がない。生殖体を殺して、伝染することをふせぐ。
 2、 chloroquineに敏感しない患者:
 (1) mefloquine
 (2) artemisinine
 (3) pyromaridine phosphate
 3、重症発作:(静脈投与)
 (1) chloroquine(敏感)
 (2) quinine( chloroquineに敏感しない)
 (3) pyromaridine phosphate
 (4) artemisinine
(二)対症治療
 Cerebral malaria:




Mannitol
血糖の検査と治療:
微細血管の阻塞に:(低右)
副腎皮質hormone
 hemolytic urinemic syndrome:
 quinine、 primaquineに注意して;
 chloroquine、 artemisinineなどを投与して;
 溶血に:
 輸液、 hormone、NaHCO3、
 輸血
 急性腎不全:
予防
 (一)化学
 1、患者とcarrierの治療:
 患者にchloroquineとprimaquine治療
 マラリアにかかったことのある人に、再複を防ぐ
 primaquine
 2、予防:
 外来の人と健康な人に:
 chloroquine
 doxycycline
 (二)伝染経路:
 蚊
 (三)vaccine:
 今まで 原虫抗原性の違うことによって、 vaccineをつくる
ことは むずかしい。