CCC Online校 - eラーニング情報ポータルサイト

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訪問先記録
訪問先:
CCC Online
(Community Colleges of Colorado Online)
所在地: 9026 E.Severn Place Denver,CO 80230
Tel: 303-365-8833
Fax: 303-365-8822
面談者: Bob Norden(Chief Operating Officer)
E-Mail Address : Bob [email protected]
URL: http://www.ccconline.org
訪問日;14年9月17日(火)
レポート担当者: 中本健司
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訪問先概要
企業名: CCC Online
事業業容概要:・コミュニティカレッジにおける
eラーニング事業
・1997年創業
・コロラドをはじめ、ミズーリなども
含め13のコミュニティカレッジに
対して、アカデミックなポータル
サイト運営サービスを提供
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eラーニングの活用状況概要
・コロラド州は大きく、13のコミュニティカレッジの
うち半分は都市部だが残りの半分は隔地に点在して
いる。加えて学習者には毎日50マイルの通勤をして
いるような、遠隔地に住む人々もおり、点在している
学習者にテレコミュニケーションテクノロジーを活用
して教育を提供している。
・プログラムとしては、理科系やビジネス系のものから
芸術,社会,会計,建築など18の分野にまたがり、
コミュニティカレッジの単位制度に準拠している。
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事業の特色
・13のコミュニティカレッジのコンソーシアムと
して、ポータルサイト運営を行っている
(カタログ,授業予定通知,セッションの予定,
テストに必要な事項通知,授業料支払,退学手続,
ヘルプデスク,参考文献の購入斡旋,進路/編入に
関するサービス,ラボ関連サービス)
・コロラド州のコミュニティカレッジの単位制度に
準拠しており、eラーニングでの単位取得が可能
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プログラムの特色
・プログラムのタイプとして、次の3種類を用意
1.コンソーシアムとして提供するもの
(全コミュニティカレッジ共通)
2.ミニコンソーシアムとして提供
(いくつかのカレッジが共通に提供)
3.シングルコミュニティカレッジが提供
(1つのカレッジが独自の科目を提供)
・ポータル,ヘルプデスクだけでなく、ファカルティ
との契約,マーケティングなども手掛ける
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質疑応答
・単位の取り方は?大学の単位として?
→学生により異なる(1年/2年)が、2年(短大と
同じ)で4年制大学に編入できる。
・学生のキャリアは?
→平均年齢は33歳、女性(主婦層)が多い。
・メニューには実技的なものもある?
→ほとんどがオンラインだが、看護などには実技も
ある。
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質疑応答
・実際のキャンパスはある?
→キャンパスは無い。10人のスタッフ以外は
他のオフィスから運営に参加している。
・カレッジそれぞれが提供するものはある?
→コンソーシアムとしてが主体である。
・センタの役割は?
→オンラインクラスのエキスパート。カレッジの
メンバーからコンテンツのオンライン化の依頼を
受け、開発して提供する。
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質疑応答
・卒業証明の提出方法は?
→センタでは対応せず、各カレッジが提出する。
・学生の人数増加は?
→97年:53人×20コース
現在
:2000人×260コース
・郡や国などの補助は受けている?
→スタート時は25、000$ずつ集めたが、2年目
からは州からの補助なども受けず独立運営。
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質疑応答
・学費は?
→プログラムにより異なるが、クレジットアワーで
カレッジで63$に対し、オンラインでは
128.45$。
・カレッジのコースは、集合とオンライン両方?
→両方ある場合では、集合教育がオンラインにより
無くなったことはなく、サポート的に活用。
・
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質疑応答
・学生の意見のフィードバックは?
→コース終了後に、学生/インストラクタにアンケート
を取る。センタではコース全体の評価を行い、イン
ストラクタの評価は教育,賃金評価に活用する。
・教材には印刷物は必要?
→ほとんどの授業は本を購入する必要あり。ビデオ
などはCD-ROMで購入可能。専用の本屋もあり
売ることもできる。
・修了率は?
→良い。ドロップアウト率は15~25%。
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質疑応答
・弱点,課題は?
→実習を必要とする科目など、全てをオンライン化
できないこと。
・フェイスtoフェイスのメリットに対する考え方は?
→オンラインでは、顔が見えず困っているのかなど
分からないが、時間の制約が無いなどのメリット
で相殺できる。ヒューマンタッチの弱点は、サイ
ト内のディスカッションの活用で補う。
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質疑応答
・競合、勝ち残りへの決め手は?
→各州で同様の動きあり、競合数は不明。
勝ち残りには教育の質,フォローアップ,ファカ
ルティの研修,インターアクティブな内容を提供
できるか,学生の参加促進,コンテンツ強化。
・日本ではブロードバンド時代。インフラは重要?
→大事だが、CD-ROMでも問題無いと考えている。
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質疑応答
・コンテンツ開発にはベンダを使っている?
→創業当時はeカレッジを使っていたが、費用が
高い為webCTに変更。インハウスでの開発が
可能。
・BlackBoadには興味無い?
→シンプルで使いやすいが、ディスカッションの
スレッドの捉え方がうまくできないことと、成績
に関するコメント入力が不可。
Eカレッジがベストだが、高価。
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