フリーター等の経験能力を適切に評価するための 「経験

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Transcript フリーター等の経験能力を適切に評価するための 「経験

フリーター等の経験能力を適切に評価するための
「 経 験 能 力 評 価 基 準 」
「若年者」「求人事業主」「アルバイト等雇用事業主」
いずれの方も積極的に活用・協力をお願いします‼
「経験能力評価基準」作成の趣旨
◆ 平成19年10月1日から、改正雇用対策法が施行され、事業主は、「青少年の募集及
び採用に当たり、就業等を通じて培われた能力や経験について、過去の就業形態や離
職状況等にとらわれることなく、人物本位による正当な評価を行う」(改正雇用対策法
第9条に基づく「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための
指針」)ことが求められます。
◆ これを実効あるものとし、年長フリーター等の雇用機会の確保を図るためには、「若
年者」、「求人事業主」、「アルバイト等雇用事業主」の方それぞれが、「アルバイト等の
職業経験により培われた職業能力」を適切に位置付けることが必要となります。このた
めに共通に活用していただけるように作成したのが「経験能力評価基準」であり、「人物
本位による正当な評価を行う」ための拠り所となるものといえます。
「経験能力評価基準」の特長
☞ 「若年者」「求人事業主」「アルバイト等雇用事業主」のいずれの方にも客観的
かつ共通の指標として活用いただけます。
○ 一般的な「成果」につながり得る「職務行動」を抽出、整序
アルバイト等の職業経験により培われた職業能力(「経験能力」)を、客観的に把握・評価でき
るよう、具体的な「職務行動」の形で抽出。抽出した職務行動を、更に、事業主の求めるニーズ
や、一般職務における成果につながる行動特性(コンピテンシー)の観点を踏まえて整序し、「経
験能力評価基準」としてまとめました。
☞ 若年者の方には職業能力の向上を図るための目安としても活用いただくこと
ができます。
○ 職業経験の積み重ねに応じて職務行動を段階的に配列
(1)自らの働く意識を形成する段階
(2)他者との関係の中で職務を行うために必要
な能力を形成する段階
(3)職務への取組をさらに発展したものとする
ために必要な能力を形成する段階
(4)さらに専門的な職業能力を形成する段階
→Ⅰ「働く意識と取組」 Ⅱ「責任感」
→Ⅲ「ビジネスマナー」 Ⅳ「コミュニケーション」
Ⅴ「チームワーク」
→Ⅵ「チャレンジ意欲」 Ⅶ「考える力」
→Ⅷ「自己調整力」
厚 生 労 働 省
中央職業能力開発協会
Ⅸ「専門性」
19.10
経験能力評価基準
Ⅰ働く意識と取組(自らの職業意識・勤労観を持ち職務に取り組む能力)
(1)法令や職場のルール、慣行などを遵守している。
(2)出勤時間、約束時間などの定刻前に到着している。
(3)上司・先輩などからの業務指示・命令の内容を理解して従っている。
(4)仕事に対する自身の目的意識や思いを持って、取り組んでいる。
(5)お客様に納得・満足していただけるように仕事に取り組んでいる。
Ⅱ責任感(社会の一員としての自覚を持って主体的に職務を遂行する能力)
(1)一旦引き受けたことは途中で投げ出さずに、最後までやり遂げている。
(2)上司・先輩等の上位者や同僚、お客様などとの約束事は誠実に守っている。
(3)必要な手続や手間を省くことなく、決められた手順どおり仕事を進めている。
(4)自分の犯した失敗やミスについて、他人に責任を押し付けず自分で受け止めている。
(5)次の課題を見据えながら、手がけている仕事に全力で取り組んでいる。
Ⅲビジネスマナー(円滑に職務を遂行するためにマナーの良い対応を行う能力)
(1)職場において、職務にふさわしい身だしなみを保っている。
(2)職場の上位者や同僚などに対し、日常的な挨拶をきちんと行っている。
(3)状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている。
(4)お客様に対し、礼儀正しい対応(お辞儀、挨拶、言葉遣いなど)をしている。
(5接遇時、訪問時などに基本的なビジネス・マナーを実践している。
Ⅳコミュニケーション(適切な自己表現・双方向の意思疎通を図る能力)
(1)上司・先輩などの上位者に対し、正確にホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしている。
(2)自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している。
(3)相手の心情に配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折衝をしている。
(4)職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している。
(5)苦手な上司や同僚とも、仕事上支障がないよう、必要な関係を保っている。
Ⅵチャレンジ意欲(行動力・実行力を発揮して職務を遂行する能力)
(1)仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組んでいる。
(2)必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。
(3)よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている。
(4)未経験の仕事や難しい仕事でも「やらせてほしい」と自ら申し出ている。
(5)新しい仕事に挑戦するため、資格取得や自己啓発などに取り組んでいる。
Ⅶ考える力(向上心・探求心を持って課題を発見しながら職務を遂行する能力)
(1)作業や依頼されたことに対して、完成までの見通しを立てて、とりかかっている。
(2)新しいことに取り組むときには、手順や必要なことを洗い出している。
(3)仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して、さらによいものにしている。
(4)上手くいかない仕事に対しても、原因をつきとめ、再チャレンジしている。
(5)不意の問題やトラブルが発生したときに、解決するための対応をとっている。
Ⅷ自己調整力(ストレスをコントロールしながら職務を継続する能力)
(1)ベストの体調で仕事にのぞめるよう、自己の健康管理を行っている。
(2)ストレスの多い状況下でも感情的にならず自分をコントロールしている。
(3)問題を抱え込まず、周囲の人々に相談している。
(4)仕事の上司や周囲の厳しい指導や指摘に対しても、冷静さを保って、受け答えしている。
(5)仕事で、失敗した場合もくじけず前向きに取り組んでいる。
Ⅸ専門性(自らの専門的能力を蓄積しながら職務に活かしていく能力)
(1)自らの能力のうち、職務に活用できる能力に気がつき、活かしている。
(2)自らの専門的な能力を上司や同僚に理解させて、特別に仕事をまかされている。
(3)目的意識を持ち、将来のために進んで資格取得や自己啓発に取り組んでいる。
(4)職業経験・自己啓発から得た能力(スキル、人脈など)を組合せ、仕事の効率を上げて
いる。
(5)職業経験・自己啓発から専門的能力を高めて、さらに困難な仕事に取り組んでいる。
Ⅴチームワーク(協調性を発揮して職務を遂行する能力)
(1)余裕がある場合には、周囲の忙しそうな人の仕事を手伝っている。
(2)チームプレーを行う際には、仲間と仕事や役割を分担して協同で取り組んでいる。
(3)周囲の同僚の立場や状況を考えながら、チームプレーを行っている。
(4)苦手な同僚、考え方の異なる同僚であっても、協力して仕事を進めている。
(5)職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供をしている。
☞ それぞれの方に活用・協力いただくため、「経験能力評価基準」本文(上記)に
あわせて、「評価シート」、「判定目安表」を作成しています。
「経験能力(自己診断シート)」・・・若年者の方が自らアルバイト等の職業経験においてとった職務行動につい
て、その程度及び頻度に応じて記載し、培われた職業能力について自己診断を行うためのシートです。
「経験能力(上司アドバイスシート)」・・・アルバイト等において人材育成・業務指導にあたる上司等が、とられ
た職務行動を判断し、特に顕著なものを記載し、適宜コメントを付すなどして若年者の方にお渡しいただく
ことにより、若年者のキャリア形成を支援するためのシートです。
「経験能力記述シート」・・・若年者の方が、「経験業務」、「保有資格」、「スキル」とともに、上記の「経験能力
(自己診断シート)」、「経験能力(上司アドバイスシート)」をもとに、アピールしたい経験能力を記述して求
人者に提出することができるためのシートです。
「経験能力評価基準 判定目安表Ⅰ~Ⅸ」・・・能力ごとに掲げた「職務行動」の診断・判定の参考となるべく、
より具体的な職務行動の例を、「“質の高い”職務行動の例」「“押さえておきたい”職務行動の例」「“改善し
た
い”職務行動の例」に分けて例示しています。いずれの方にも参考にしていただけます。また、若年者の方
は、アルバイト等において自身の経験能力の向上を図る際の目安としても活用いただけます。
経験能力評価基準の詳細は厚生労働省ホームページから見ることができます。
【HPトップ画面からは、「厚生労働省」(http://www.mhlw.go.jp)の「行政分野ごとの情報」欄 ①「職業能力開発」→
②画面「職業能力開発情報」の「主な制度紹介」→③「「経験能力評価基準」のご案内」の手順でご覧いただけます。】
(http://www.mhlw.go.jp/general/seido/syokunou/keiken/keiken01.html)