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都市計画実習 地域施設班 中間発表
2006.5.16
つくば市における保育環境の提案
鈴木 勉(担当教員)
渡辺 泰弘(TA)
高野
宮城
藤枝
薮本
哲司
卓也
範訓
浩平
田上 哲寛
加藤 広征
海老島 彩
久次米 泰仁
•背景・目的・フロー
•つくばの調査
•考察
•今後の予定
近年、少子化とは言われているものの・・・
保育需要が高まってきている
なぜ保育需要が高まっているのか?!
なぜ需要が高まっているのか?!
・女性の社会進出
仕事と子育ての両立は困難
・核家族化
社会状況の
変化
家庭で子どもの面倒を見てくれ
る人がいないという問題
保育所への関心の高まり
全国の女性就業者数と共働き世帯数
共働き世帯の数
女性就業者数の推移
3000
(万人)
2500
2000
1500
1000
500
0
S55
S59
S63
H4
H8
H12 H16
出典:総務省統計局「労働力調査年報」
(年)
(万世帯)
1000
950
900
850
800
750
700
650
600
S55 S57 S59 S61 S63 H2 H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16
出典:総務省「労働力調査特別調査」及び「労働力調査」
女性就業者数、共働き世帯数ともに増加
全国の保育所利用児童数の推移
220
(万人)
定員
保育所利用児童数
保育所数
210
25000
(か所)
24000
200
23000
190
180
22000
170
21000
160
150
20000
S59
S61
S63
H2
H4
H6
H8
H10
H12
H14
H16
出典:厚生労働省統計情報部「福祉行政報告」
近年、利用数の割合が高くなっている
2.目的
つくば市の保育所の現状を把握
•保育サービスの実態
•保育所の問題点
各地域それぞれに見合った保育サービスを提案
研究の流れ
背景
・全国の動向
-女性の社会進出
-共働き世帯の数
-保育所数、定員数、利用児童数
目的
考察
提案の検討
・保育所の現状を把握
・各地域のニーズに合った保育サービス
を提案
提案
ヒアリング、プレ調査
文献調査
プレ調査
・つくば市の人口の推移
・つくば市における保育施設
・待機児童について
これから
・役所-つくば市役所こども課
・保育所-吾妻保育園、沼田保育園
研究課題
・待機児童問題に対して
・多様化するニーズに対して
本調査
・桜・谷田部地区での
アンケート調査
・保育所マップの作成
中間発表まで
•背景・目的・フロー
•つくばの調査
•考察
•今後の予定
現在までの人口推移
(万人)
127.8
全国
茨城県
127.6
(万人)
303.0
302.0
127.4
301.0
127.2
300.0
127.0
299.0
126.8
298.0
126.6
126.4
297.0
126.2
296.0
H11
H12
H13
H14
H15
総務省統計局『人口推計年報』
将来における人口推移
(万人)
305
茨城県
(万人)
25
つくば市
300
20
295
290
15
285
280
275
増加傾向
減少傾向
10
5
270
265
0
H12
H17
H22
H27
H32
H37
H42
人口研究問題所『日本の市区町村別将来推計人口』
つくばの調査
つくば市 年少人口推移
つくば市年少人口推移
千
30
29.5
29
28.5
28
27.5
27
26.5
26
2000年
2015年
2030年
人口問題研究所『日本の市区町村別将来推計人口』
つくば市の就業者数に占める女性の割合推移
140000
120000
100000
80000
うち女性
就業者数
60000
40000
20000
0
S60
H2
H7
H12
参考:国勢調査
つくば市の保育所利用者数の推移
3,500
一貫して増加傾向にある
保育所利用児童数
定員
32.5
保育所数
3,000
32
31.5
2,500
31
30.5
2,000
30
1,500
29.5
29
1,000
28.5
500
28
0
27.5
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
出典:保健福祉部こども課
つくば市における待機児童
人数
70
つくば市
60
50
40
待機児童の定義の
変化の影響
30
20
10
0
H13
H14
H15
H16
H17
桜庁舎 からの情報
考察
•つくば市では児童の数が増加していく傾向に
ある
•女性の就業割合が増加していて保育所に関
する需要も年々高まっていくことが予想される
•それにともなって待機児童問題も深刻になる
恐れがある
では、実際につくば市の保育所の実態はど
うなっているのか
保育所とは・・・
つくば市における保育施設の状況
つくば市はどのような問題をかかえているのか・・・
つくば市における待機児童の人数
30
25
20
15
10
待機児童
5
0
庁舎 からの情報
ヒアリング調査(PART1) 場所:桜庁舎
•保育所の入所希望者数は年々増加してき
ている
•保育需要についても増加している
•公立保育の民営化を行っている
•民営化の一環として民間保育所3園を近く
設置する予定(大穂に2園、谷田部に1園)
ヒアリング調査 PART2
吾妻保育所
沼田保育所
吾妻保育所
•入所者は年々増加傾向にある
•利用者の93%は共働き
•延長保育など特別保育に対する需要が
高まってきている
•出前保育、出張保育など地域交流を
行っている
•民営化についてはあまり賛成していな
かった
沼田保育所
•入所者はここ5年減少傾向にある
•利用者の100%が共働き
•特別保育に対する需要は特になく、現状
で満足している様子
•延長保育を行っていたが、需要が少な
かったため今年から時間縮小した
•民営化に関してはあまり賛成していない
ヒアリング調査に関するまとめ
•つくば市における保育需要は拡大している
•幼児人口が高い地域での保育ニーズの需
要が高くなっており、逆に幼児人口の低い地
域ではそれほど保育ニーズの需要は高くな
い
•民営化に関しては市役所の持つ考えと現場
の保育所の考えが異なっている。
その他、ヒアリング調査で分かったこと
•桜庁舎ではファミリーサポートというサー
ビスを行っていて実績が上がってきてい
る
•民営化に関しては待機児童が多い保育
所、定員の充足率が高い保育所が対象と
なっていくと予想される
•「ケヤキ広場」と同じような施設をつくば
駅付近に建設する計画がある
3.5 まとめ
• 待機児童問題
つくば市の待機児童数は約50人。
待機児童は桜、谷田部に集中している。
桜、谷田部の中でも定員オーバーする保育所と
定員割れする保育所がある。
• つくば市の保育需要
保育需要は主に学園地区で増加。
延長保育も同様に、学園地区で需要増。
• その他のサービス
送迎バス、他の施設や団体との交流等の実態。
3.5 まとめ
つくば市の保育所の問題点
待機児童問題
増える保育需要
つくば市の対策
・大穂に2園、谷田部に1園新設予定
・延長保育の拡充などサービス面での対策
・保育所民営化の推進状況
(・幼保一元化)
3.6 研究課題 ①待機児童問題
同じ待機児童が多い桜と谷田部の保育所について・・・
• 新設をする谷田部と、新設しない桜の比較
待機児童問題を解決する新設以外の対策として・・・
• 改築や空きスペースの活用などのハード面での
解決法
• 送迎バスの導入、延長保育の拡充などのソフト
面での解決法
3.6 研究課題
②多様化するニーズ
待機児童が少ないのに、2園新設予定の大穂について・・・
• どこの地域から、どのようなサービスが必要と
されているかの把握
需要の多い地区で、入所率の低い保育所の利用者を増やすために・・・
• 保育所と周辺施設との関連性についての調査
これからのニーズについて・・・
• TXの影響による沿線の需要の増加への対応策
4. 今後の作業・展開
①待機児童問題
桜、谷田部の保育所へのアンケート実施
具体的に聞きたい内容は…
・各保育所施設の年齢別入所者数
・
〃
利用者分布
・
〃
改善余地(築年数、敷地面積等)
これをもとに桜、谷田部を比較
保育所マップの作成
4. 今後の作業・展開
②多様化するニーズ
保育所マップを利用して、アンケートをもとにした
各保育所の需要と周辺施設との関係性調査
つくば市の策定した新エンゼルプランを参考にして、
利用者にアンケート調査
新設による圏域(利用者の範囲)の変化による地域
の保育所環境を調べる
今後の目標
待機児童が問題の地域では、
その解決策をさぐり、
新しいニーズがある地域では、
多様性に応じた多機能保育を提案する!
保育所送迎バス有無
桜・谷田部
地区には送
迎バスが少
ない。
筑波・大穂・豊
里地区に送迎
バスが多い。
0歳~5歳児の町丁目別人口
筑波・大
穂・豊里地
区に少な
い
桜・谷田
部地区に
多い
幼年者(0~5歳)
の割合
早朝保育・延長保育時間
筑波地区の公
立の保育所は、
時間が短い。
桜・谷田部・
大穂地区の
公立の保育
所は時間が
長い。
保育年齢
桜・谷田部・大
穂地区ほど、
保育年齢の幅
が広い。
0歳の町丁目別人口
谷田部・桜
地区に多い。
桜庁舎こども課
• 保育所の新設を予定
→大穂に二つ、谷田部に一つ。
• 民営化の実施予定
→現在の公:私の割合7:3から2~3年のうち
に5:5 程度にする予定。
• 幼保一元化の実施状況
→現在は特に実施されてない。
• 保育所の維持管理費
→幼稚園に比べて施設数の割に高くなってい
る。これは人件費(保育士一人あたりに対する
児童の数が少ないため)が高いため。また、調
理士、栄養士、看護士がいるため。
つくば市立吾妻保育所(学園地区)
実際に撮った写真
つくば市役所HPより
つくば市立吾妻保育所(学園地区)
• 入所児童増加傾向にあり、延長保育の需要が高まっ
ているとのこと。
• 利用者の親の共働きの割合は93%、その他は両親
共に学生、母子家庭、病気で育児が困難などの家庭。
• 一時保育は行っておらず、保護者からの要請も少な
い。一時保育は基本的に定員の空きがあるところで
行われている。
• 「保育年齢6ヶ月~」ということに関して、育児休暇とる
保護者が多いため、問題なし。
つくば市立沼田保育所(周辺地区)
実際に撮った写真
つくば市立沼田保育所(周辺地区)
• 入所児童減少傾向にあり、延長保育の時間を今年か
ら減らし、コスト削減。少子高齢化の影響を反映。
• バスルートは、年々の利用者のあわせて決定。約1
時間かけて巡る。
• 利用者の親の共働きの割合は100%で、内訳として
は、学園地区へ働きにでる家庭が大半を占めている。
• 「保育年齢6ヶ月~」ということに関して、育児休暇と
る保護者が多いため、問題なし。
• 土曜日の保育、利用者の都合に合わせて受け入れ
開始時間を調整。
3.4ヒアリング調査
目的:
文献調査だけではわからない現場の状況やデータ、当
事者の意見などを聞いて問題の発見や提案に生かす。
場所:
•桜庁舎こども課
•つくば市立吾妻保育所(学園地区)
•つくば市立沼田保育所(周辺地区)