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耕畜連携による
地域循環農業を目指して
長野県堆肥生産利用促進協議会
長野県の畜産概要
乳用牛
飼養戸数
150
704
10,100
飼養頭数 25,000
戸当たり
飼養頭数
67.3
35.5
排泄物量
558
(H17)単位:戸・頭・千羽・千t
肉用牛
270
924
豚
鶏
90
134
130
37
27,800 132,800
31,200 98,900
4,122
1,087
103.0 1,475.6
738.1
33.8
31
29
449
259
66
今日お話する内容について
1.長野県における堆肥の利用推進体制
県・ JA・市町村の例
2.長野県内堆肥センターの運用優良事例
長野県南箕輪町堆肥生産組合
3.長野県内の堆肥センターの運用実態と
課題 堆肥センター基本調査から
4.堆肥生産のポイント
Ⅰ.長野県における堆肥利用推進体制
1.長野県堆肥生産利用促進協議会による推進
(堆肥センター協議会)
2.JA組織による利用推進
3.堆肥センターを所有する市町村による利用推進
4.畜産農家による利用推進
5.資材業者による利用推進
1.長野県堆肥生産利用促進協議会
(1)発 足
平成12年8月30日
(2)目 的
家畜排せつ物等の適正処理及び堆肥の有効
利用により、農業の持つ自然環境機能を生かし
環境 と調和のとれた農業生産の確保を図るため、
生産・流通・利用に携わる者が一体となって本協
議会を 組織し,本県農業の発展に資することを
目的とする。
(3)堆肥生産利用促進協議会の構成
1)生産会員(181名)
堆肥センター・JA・専門農協・畜産経営・農業
生産団体・農業生産関係
2)流通利用会員(130名)
流通関係(農業資材等流通業者・利用関係
(耕種農家等堆肥利用者)
3)会員名簿の作成
会員名簿を作成して配布する
(4)堆肥生産者と利用者の取引
堆肥利用を希望する場合は、当
事者間の責任において条件を打合
せ、直接取引きを行なう。
※長野県堆肥生産利用促進協議会
の事務局は(社)長野県畜産会
(5)堆肥センター協議会
1.構成者
県内の比較的大きい44堆肥センターをもって
構成する。
2.活動内容
1)平成13年~16年の4年間
①良質堆肥の生産について検討を行なう
②堆肥共励会の開催
③畜産環境保全に関するシンポジウム開催
2.活動内容
2)平成17年~19年の3年間
①堆肥の利用促進、堆肥流通システム
作りの検討を行なう。
②耕畜連携会議の開催
③堆肥センター個別基本調査
④堆肥センターの経営診断
⑤堆肥成分分析の支援
2.JAによる堆肥利用推進
(1)JA上伊那の堆肥銀行による利用推進
1)設立
昭和54年 伊那農業協同組合堆肥銀行として
設立、平成9年JA上伊那堆肥銀行に規約改正
される。
2)目的
有機農産物の需要の高まりに対応し、計画的
な堆肥の仲介斡旋業務を行なうことにより堆肥
を地域内で循環し、土づくりを進め畜産農家と
耕種農家がともに発展することを目的とする。