Transcript 広告モデル
Project ケータイプロジェクト -Mobile phone application project- 公立はこだて未来大学 南浦 佑介 木村 翔太 久保田 隆紀 酒井 将太 鈴木 啓太 鈴木 順也 中原 裕成 南條 司 松本 隆史 山中 雅俊 函館工業高等専門学校 渡邉 祥平 二木 大地 庭田 椋介 専修大学 千葉 佳直 青木 拓也 今井 健太 萩原 亜衣 林 昌志 古家 那緒人 安田 裕加 担当教員 未来大学 高橋 修 三浦 守 新美 礼彦 白石 陽 専修大学 渥美 幸雄 函館高専 藤原 孝洋 目次 1.プロジェクト概要 2.活動内容 3.買い物支援アプリケーション「リコメモ」 4.ビジネスモデル 5.成果・成果物 project4 ケータイプロジェクト プロジェクトのテーマ 国内に複数ある電気通信事業社(キャリア)間で 共通のアプリケーションが少ない 各キャリア機種間において複数キャリアで 使用できるアプリケーションの作成 project4 ケータイプロジェクト 各校の目標 公立はこだて未来大学 函館工業高等専門学校 プロジェクトを通して 実践的なソフトウェア開発を行う ユーザのニーズに合った 新しいサービスの提案 専修大学 提案したアプリケーションを 活かしたビジネスモデルの立案 project4 ケータイプロジェクト 企業との協力 公立はこだて未来大学 函館工業高等専門学校 指導・協力 専修大学 報告・納品 企業との連携による実践的な開発 project4 ケータイプロジェクト 目次 1.プロジェクト概要 2.活動内容 3.買い物支援アプリケーション「リコメモ」 4.ビジネスモデル 5.成果・成果物 project4 ケータイプロジェクト スケジュール 共通作業 開発チーム ビジネスチーム 5月 アイディア提案 技術習得 6月 第1回合同合宿 プロトタイプ 製作 ビジネスモデル基礎 習得 サービス研究 4月 7月 8月 ドキュメント作成 9月 10月 第2回合同合宿 成果発表会 12月 11月 project4 ケータイプロジェクト 中間発表会 機能開発 中間発表会 第1回アンケート 第2回アンケート 第3回アンケート 機能テスト ビジネスモデル完成 開発の流れ ウォーターフォール・モデルを採用 1.アイディア提案 2.設計(仕様書) 3.アプリケーションの開発 4.機能テスト project4 ケータイプロジェクト アイディア提案 アイディア提案 ○ 各自で1人5つのアイディアを提案 ○ 提案されたアイディアのレビュー ○ 班毎にアイディアの修正・選抜アイディアを5決定 アイディアの決定 合同合宿 ○ 持ち込まれたアイディア(計5つ)の発表・レビュー ○ 3グループを作り、持ち込んだアイディアを参考に 新たなアイディアを作成 ○ 投票 project4 ケータイプロジェクト 設計(仕様書) サービス仕様書(共同) ○ アプリケーションの 目的、機能紹介、システム、動作のまとめ 詳細仕様書(未来大) ○アプリケーションの機能や動作を どのように実装するかのまとめ project4 ケータイプロジェクト アプリケーションの開発 技術習得 ○ コーディングに必要なプログラミング技術の習得 ○ 開発班ごとに技術リーダーが課題を出題 ○ 技術リーダーは先行して学習 コーディング ○ 仕様書に基づいて開発班ごとにコーディング ○ プロトタイプの作成 •エミュレータ上で動作確認 ○ メイン機能・付加機能作成 •サーバ構築・実装 •機能ごとに優先度を評価 project4 ケータイプロジェクト 機能テスト 仕様書より、各機能のテストケース作成 全194項目 ※2008年度 164項目 全機能のテスト終了 アプリ開発の完了 project4 ケータイプロジェクト 目次 1.プロジェクト概要 2.活動内容 3.買い物支援アプリケーション「リコメモ」 4.ビジネスモデル 5.成果・成果物 project4 ケータイプロジェクト 背景 商品の比較をしたいのに・・・ 気になる商品がいっぱいあったけど・・・ 名前:まーしゅ(スペルが…) 名前:MACHE 値段:10万くらい・・・? 値段:約12万円 値段:12.5万円 店名:え~と・・・ 店名:どっかのデパート 店名:OIOI 名前:なんとかジャケット 名前:ディアスキンジャケット 値段:19.8万円 値段:約20万円 店名:fashonplate 店名:ファッション・・・ 名前:ミリタリージャケット 値段:12000円 店名:CAPTAIN TOM’s project4 ケータイプロジェクト どんな色だったっけ・・・? 名前なんだっけ・・・? どこで見たっけ・・・? どんなアプリ? リコメモが商品を記憶してくれる! 商品名:MACHE 値段:12.5万円 店名:OIOI メモ:「かっこいい」 カテゴリ:服 より良い買い物ができる! 買い物に失敗しなくなる! project4 ケータイプロジェクト リコメモの機能 「リコロク」 リコメモが商品を記憶! 「リコサーチ」 商品を探そう! 「リコビュー」 記憶した商品を比較できる! 「リコLink」 他ユーザのリストを閲覧! 「リコマップ」 「バナー配信」 商品が売ってるお店を 地図で表示! お店がお勧め商品情報を ゲット! project4 ケータイプロジェクト リコロク リコメモが商品を 記憶してくれる! 気になる商品を発見 画像 商品名 MACHE 12.5万円 OIOI project4 ケータイプロジェクト 値段 店名 リコロク(QRコード) 素早く簡単登録! 手入力の手間をはぶく! QRコードを使ったリコロク project4 ケータイプロジェクト リコビュー カテゴリを選択 project4 ケータイプロジェクト 商品を選択 商品の情報が見れる リコLink・リコサーチ みんなの商品リストが見れる! 「リコサーチ」 「リコLink」 商品を探そう! 他ユーザのリストを閲覧! project4 ケータイプロジェクト リコサーチ 全ユーザが登録した商品から 自分の欲しい商品が見つかる! 検索条件を入力 キーワード カテゴリ 値段 登録日 地域 年齢 project4 ケータイプロジェクト リコLink 家族、友人、先輩 etc… お気に入りユーザが登録した商品を見ることができる みんなの商品を共有して、参考に出来る! Link! project4 ケータイプロジェクト リコマップ この商品って どこで売ってたっけ・・・? リコサーチ・リコLinkで 見た商品は どこで売ってるのかな? project4 ケータイプロジェクト 商品の場所が 分かる! バナー配信機能 企業枠 オススメ! ユーザ枠 project4 ケータイプロジェクト 企業リスト バナー デモムービー デモムービー (仮) project4 ケータイプロジェクト 開発環境(1) キャリア au docomo SoftBank 行数 8951行 3333行 3333行 Java Java 開発言語 API C++ Brew4.0.1 Sopihia Framework 5.1 DoJa 5.1 MEXA 2.3 開発期間 3ヶ月間 ?時間 ?時間 稼働確認端末 Iida G9 SH01-A 933H project4 ケータイプロジェクト 開発環境(2) キャリア Windows Mobile iPhone android サーバ 行数 3333行 3333行 3333行 3333行 開発言語 API C♯ Objective C 開発期間 ?時間 稼働確認端末 Docomo T-01A iPhone SDK 2.2 Xcode 3.1.3 project4 ケータイプロジェクト ?時間 DoJa 5.1 PHP Version 5.2.3 ?時間 ?時間 Java iPhene 3G SH01-A 開発に用いた 全端末 目次 1.プロジェクト概要 2.活動内容 3.買い物支援アプリケーション「リコメモ」 4.ビジネスモデル 5.成果・成果物 project4 ケータイプロジェクト ビジネスモデルの構築 1 定義の確認 2 5W2H 3 アンケート 4 広告の調査 5 投資対効果の算出 ビジネスモデルの定義 顧客にどのような価値を どのような形で提供し どのように対価を得るのか を体系化したモノの総称 リコメモサービスを提供し 利益を得るための構造 5W2H~ユーザー視点~ Who 携帯電話の利用者 When 携帯電話で情報をとれる状態にあり、 興味が出たものがあるとき 携帯電話が使える場所・状況 Where What 商品の情報(値段・写真・メモなど) Why 買い物の失敗をなくすため 登録・閲覧・共有の3つの 段階によって行う How much 無料 How アンケートについて 第1回アンケート(8月) 20代の方(120名)が対象 アプリの有用性調査 第2回アンケート(10月) 専修大学生(206名)対象 改善の手がかり 良い面・悪い面に気付く為のきっかけ 第3回アンケート(12月) 渥美ゼミの先輩(9名)対象 機能についての詳細な調査 将来的な機能の模索 第1回アンケート結果 Q:買い物には どれくらいの 頻度で行きますか? ほぼ行かない セール時のみ Q:1回の買い物で 複数の店を 回りますか? 「アプリの使用 機会は多数ある」A:はい ことを確認 2週に1回 107/120人 63% 月1回 週1回 第2回アンケート結果 Q:(機能の説明後)どの機能が有効 だと思いましたか?(複数選択式) 「マッピング機能(リコマップ)は 111 100 男女ともに必要だと感じているもの」 81 71 80 ということがわかり 60 38 40 実装が必要であると提案 20 120 0 マッピング ブックマーク 企業リスト メール アンケート実施時点で実装する予定だった機能は除く 第3回アンケート結果(グループインタビュー) Q:企業リストによって Q:企業がリストで ユーザ・企業に 商品を公開した時 「企業リストが必要である」 どのような利点が にリストを 参考にしますか?ということと あると思いますか? 「企業リストはユーザ・企業ともに有効」 ・多数の商品情報 が期待できる A:はい という機能の有用性を確認 ユーザ側 9/9人(100%) ・情報が信頼できる ・最新情報が見れる ・自社アピールの場 企業側 となり、集客が望める 広告方法の調査 バナー広告について 企業のビジネスモデル 広告研究の背景 について クリック保証型 モバゲータウン リコメモでも広告モデルを インプレッション型 ぐるなび 取り入れるため 成功報酬型 ゴルゴンゾーラ モバイルの一般的な ビジネスモデルを調べた 月額保証型 魔法のiランド バナー規格について 顔ちぇき! アンケートについて 企業広告モデル概要 1 広告提供企業がリコメモの中に「商品情報」 を出す際の掲載料として商品情報を 載せる前に料金を回収する 2 広告提供企業には商品情報を掲載する際に 広告を出してもらう その際、長期間の広告の場合普通の 広告より掲載料を安めに取る 企業広告モデルのメリット メリット1 企業リストの 広告を出しやすくする メリット2 リコメモの初期段階で多くの 商品情報を取り込むことができる メリット3 契約した時点でまとまった収入を 得ることができる リコメモの登場人物 一般ユーザ 個人である リコメモを使って満足のいく買い物をしたい システム管理者 リコメモを提供、管理、運営する人物 (または団体) 広告提供企業 リコメモを使って自社商品を宣伝したい店舗 商品情報・バナー広告のスペース貸与期間 に応じて広告料を支払う リコメモの相関図 ユーザ 商品 リコメモ お金 情報 広告スペース 管理・保守・運営 広告提供企業 (店舗) システム管理 者 前提 なぜROI(Return on Investment)を 使って収益を出したか? 収支の計算をするためはまず アプリ開発にかかった総費用と 収益を計算しなければならない そのため、一番適した方法がROIを 使って収支計算することだったから プロジェクト費用 未来大学 函館高専 3,100,600円(トータル費用) 3,827,600円 ※トータル費用 専修大学 人件費 727,000円(トータル費用) 雑費 設備費 アンケートについて ROI計算方法 ROI = リターン 投資 = 粗利益-投資 投資 粗利益=現在価値(売上収入ー売上原価ー増分費用) プロジェクト収支 ~広告モデル~ 1年目 ユーザー6千人 151,200円 プロジェクト収益(広告モデル) 2年目 ユーザー1万人 252,000円 3年目 ユーザー1万3千人 491,400円 4年目 ユーザー1万8千人 907,200円 5年目 ユーザー2万人 ⇒3,061,800円 1,260,000円 ユーザ課金モデル概要 1 2 3 ユーザが無料サービス以外のサービスを 利用する際に料金を支払ってもらう 類似検索、QRコード読み取り ソート、ナビ機能を新たに追加する 4つの機能を1つずつ利用の従量課金制(\30) 4つの機能を全て使う月額定額制(\105) project4 ケータイプロジェクト プロジェクト収支 ~ユーザ課金モデル~(予定) 前提条件 3年目から実装を想定 全利用者の1割が有料会員登録と想定 月額定額制105円 従量課金制30円 3年目 1,146,600円 4年目 441,000円 5年目 176,400円 収益(3年間) 4,498,200円 プロジェクト収支 ~合計~ 総費用 3,827,600円 総収益(上記2つのモデルで5年間) 4,261,800円 リターン =110% ROI = 投資 目次 1.プロジェクト概要 2.活動内容 3.買い物支援アプリケーション「リコメモ」 4.ビジネスモデル 5.成果・成果物 project4 ケータイプロジェクト 成果物 ●プロジェクト計画書 ●サービス仕様書 ●詳細仕様書 ●テスト管理表 ●報告書 ●リコメモアプリケーション (4キャリア6端末+サーバ) ●ソースコード ●ユーザーズマニュアル ●ビジネスモデル project4 ケータイプロジェクト プロジェクトを通して(未来大学) • 詳細なスケジュールを立てることの重要性 進捗が大まかだったため、作業の遅延が起きやすくなった • プログラミングの知識の習得や技術の向上 • 仕事を担当することの責任と重大さ • 意識共有の必要性 意識の食い違いにより、議論が進まない プロジェクトを通して(函館高専) プロジェクトを通して(専修大学) ビジネスモデル構築を通して、企業の様々なビジネス モデルを知ることができ知識を習得することができた アンケートによりアプリの需要や要望を知ることができた 収支計算の方法を学んだ プロジェクトチームの運営方法を学んだ 総合的な能力を高めることができた あばば • 意識共有の必要性 →意識の食い違いにより、議論が進まない • 理解しやすい資料の必要性 →曖昧な表現は、意識の食い違いの基になる • プレゼンテーション能力の向上